梔子ユメの偽者が小鳥遊ホシノにハチャメチャに愛されてバチクソ絆される話【完結】 作:異常性愛者
モチベが続かないんでこれ書いて一旦止めます。
あと今回サブタイトルはあんまり関係ないです。
アビドス自治区 郊外
「…………暇だ」
自治区郊外の家宅に越して来た偽ユメは、何もない時間を何もなく潰すことに飽きていた。
その存在がバレたらアビドスが混乱するということで身を隠すことを強いられているが、とはいえ我慢にも限界というものがある。
「…………ちょっとだけ、外出、するか」
ここでホシノを裏切って逃げ出そうという発想に至らないのは、ホシノに絆されたからか、それとも身体がそれを拒むからか、はたまた単に偽ユメがアホだからか。
なんとなく居心地の悪くない家を一旦出た偽ユメは、対策委員会の生徒にも
「────あっ、携帯忘れるとこだった」
アビドス自治区 郊外
「へえ、砂まみれの終わりかけの自治区だと思っていたけど、こうして見るとなかなか綺麗だ……ん?」
アイツらがここに居たがるのも少し分かるかもな、と付け足して、それとなくアビドスの景観を褒める偽ユメは、もはや人の住まぬボロ家の塀に貼られた一枚のポスターに気付く。
「んん、文字が掠れて全然読めんな。いや待て、なんかコイツの肉体の記憶が覚えてる……ぞ……」
梔子ユメの肉体はとうに死体であるが、血も肉も骨も臓腑も綺麗に修復した現状、脳から記憶を読むのはたやすいことであった。
その記憶によると、これは『アビドス砂祭り』のポスターらしい。
「ふうん、塵も積もれば山となる、じゃないが……砂も積もれば祭りになる、か。しかし……楽しそうだな」
記憶を掘り起こして見られるアビドス自治区の住人達のアビドス砂祭りの様子は、それは楽しそうなものであった。
思わずその場に自分も参加していると錯覚する程にユメの記憶に没入していると、何やら背後からガシュン、ガシュンと音が聞こえてくる。
「っ、なんだ……?」
ひとまず塀を飛び越えて家の敷地内に入り身を潜めると、現れたのはカイザーPMCの兵士。
それも大部隊ではなく、6人程の小隊である。
「あんな人数じゃアビドスの奴等は落とせないし……普通に考えて偵察だな。
いくらこの自治区が“暁のホルス”の懐とはいえ、ここみたいなかなり外側に近い場所だと、あの人数の方が逆に侵入を悟られないからベターなのか」
そう結論付けた偽ユメは兵士の動向をじっと見つめるが、次第に何かモヤモヤとした気持ちが湧き上がる。
(なんだ、この気持ちは……この肉体のせいか……?)
それは『アレをやっつけたい』という気持ち。
『ホシノちゃんを助けたい』という気持ち。
さっきの記憶の掘り起こしで肉体に同調し過ぎたのだろうか? そう思い必死に頭を振るが、ホシノを意識する程にホシノへの敵意・殺意が薄れていき、愛おしさに変わっていくのを感じる。
「うう……『ホシノ』、『ちゃん』……」
思わずホシノへの悪態を吐こうにも、それすらホシノちゃん、と二人称が変わってしまう。
こんなことになっているのは何故だ? アイツらだ、カイザーPMCがこんな所にいるから、俺は身体からこの影響を受けているんだ。
そうだ、アイツらを倒して視界に入れないようにすれば、こんな気持ちを抱かないんだ────
破綻している理論。
しかし暑さでか、あるいは湧き出る記憶を処理しきれずか、いずれかにより脳が火照った偽ユメは、そんな意味不明で短絡的な結論を是とした。
────その日、カイザーPMCのアビドス自治区への偵察部隊は、何者かにより全滅した。
アビドス自治区 郊外
「や、元気?」
「ああ、おかげさまでな」
軽口を叩きつつ、ホシノが隠れ家に現れる。
特別な目的はない。偽ユメの監視と、あとは────個人的な『お楽しみ』である。
相も変わらず母性の象徴をブルブル揺らす偽ユメにギラギラと興奮の目を向けるホシノ。
それを少し呆れた目で見つつも、偽ユメはホシノを相手する。
「『────いいよ、ホシノちゃん。来て』」
「っ!!」
ガバアッ と偽ユメに覆い被さり、その胸を揉んで揉んで揉んで揉んで揉みまくる。
偽ユメはそれを見て、さも本物の『梔子ユメ』のごとく笑みを浮かべる。
ホシノが偽ユメに家を与える際、このような契約を結んだ。
一つは「決してホシノを裏切らないこと」。
もう一つは────────
「『あ、んぁ、はぅぅんっ♡ ホシノちゃん、ホシノちゃんっ♡ いいよぉ、気持ち、いいっ……♡♡♡』」
────────「『お楽しみ』の時は、梔子ユメとして振る舞うこと」。
今、この偽ユメの
続きは気が向いたら書きます。