原神世界で不死身のボケ担当がハッピーエンドを目指すのは間違っているだろうか(旧:契約の国で働いてたら過労死したので自由の国に逃げようと思います)   作:ありがとうはなまる

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今回、超キャラ崩壊するキャラがいます。
それが無理な人は別の話を、それでも良い人はそのままお楽しみください。


稲妻の日常①

 

 

 

 

・ヒャダルコなスイカ割り

 

 稲妻城下町、その外れで木刀を持ち目隠しした綾華とその横にいる忍。そして地面に置かれたスイカと、スイカを挟むように地面に突き刺さる鬼2体がいた

 

 

綾華「では、参ります。チェストォ!!」 ブオン!!(風切音)

 

一斗「ちょっと待ったー姫様ぁぁぁ!!」

 

卓也「何これスイカ割り!?」

 

一斗「だとしたら俺らの知ってるスイカ割りと違ぇぞ!」

 

綾華「こっちのほうがより盛り上がると忍さんから教えてもらったので」ウキウキ

友達と遊べてテンションが上がりいつもよりIQが下がってるウキウキな姫様

 

卓也「盛り上がってるのそっちだけだからね、こっちだだ下がりだから!?」

 

忍「ぐちゃぐちゃうるさいぞ。クリフトとブライは黙って馬車にいるか、アリーナに振り回される定め、諦めてとっととくたばれ」

度重なる問題ごとに遂にブチキレゴミを見る目で頭領を見る部下の姿

 

卓也「誰がクリフトとブライいい!?じゃあこのスイカはトルネコか!馬車三兄弟か!」

 

忍「上手くスイカのところに導かないと、アリーナの会心の一撃決まるぞ、頑張れ親分」ニコ(いい笑顔)

 

一斗「待ってこっち来んなクリフトの方行け!」

 

卓也「黙れブライ!もう斜め30度ザラキ!」

 

 

 たくや は

 ザラキ を となえた!

 

 

一斗「反対30度ザラキ!」

 

 

 いっと は

 ザラキ を となえた!

 

 

綾華「斜め30度ザラキ…斜め30度…」

 

 

 フラフラとスイカ(一斗たち)の方とは真逆の断崖絶壁の方へと進んでいく綾華

 

 

卓也「姫様にザラキかかっちゃったよ!」

 

忍「姫様そっちじゃない!180度ザオラル!」

 

一斗「待て忍、ここは180度ザオリクだろ!」

 

卓也「どっちでもいいから、そこ!」

 

卓也「動かないで!そこでじっとしてて姫様!!そこでじっとしてて…」

 

 

 崖へと歩く綾華の進行方向を変えるべく綾華に呼びかける一同だったが、綾華の横から突如家の塀を越え走ってくる男が現れ、忍たちは綾華と男が衝突して綾華に怪我をさせてしまうと考えた。が─

 

 

綾華「ヒャダルコォォォ!!」

 

 

 あやか は

 ヒャダルコ を となえた!

 

 

 後頭部にヒャダルコDEATHが炸裂 男に50のダメージを与える

 

 綾華の渾身のヒャダルコが男に命中し、男は白目を向け地に落ちた。その衝撃で男の持っていた袋が綾華の持つ木刀に引っかかる

 

 

卓也「誰がヒャダルコっ()った。姫様って言ったの!」

 

女性「それ私の持ち物です。ありがとうございます、そいつひったくりです」

 

卓也「ヒャダルコかました相手ひったくり犯だった、奇跡的に盗品取り返したぁぁぁ!」

 

女性「なんとお礼を言えば…」

 

綾華「なんとう?」

 

綾華「南東にリレミトォォ!!」

 

 

 あやか は

 リレミト を となえた!

 

 

 綾華は突然体の向きを変え、ひったくりにあった女性から逃げるように城下町の方へ走り出した

 

 

卓也「盗品持ったままリレミトしちやったよ、そっち南東でもなんでもねぇし!」

 

女性「いやぁぁぁ泥棒ぉぉ!!」

 

 

 自体がややこしくなりスイカ割りどころではなくなり、忍は地面に埋められていた一斗たちを引き上げ、すぐさま走っていった綾華を追う

 

 

幕府兵「ちょっと君止まりなさい」

 

 

 幸い、幕府軍兵士たちに行く手を止められていたお陰で綾華を見失う最悪は防げ、ホッとする一同

 

 

忍「すまないその人は姫様なんだ」

 

綾華「それヒャダルコDEATH(です)!!」

 

 

 あやか は

 ヒャダルコ DEATH を となえた!

 

 

 後頭部にヒャダルコDEATHを炸裂 幕府兵に50のダメージを与える

 

 

卓也「余計なこと言うな忍!!」

 

忍「あれ私のせいか!?」

 

一斗「そいつ神里家の当主様の兄妹だよ」

 

綾華「ヒャダインDEATH(です)!!」

 

 

 あやか は

 ヒャダイン DEATH を となえた!

 

 後頭部にヒャダインDEATHが炸裂 幕府兵に70のダメージを与える

 

 

卓也「それヒャダインの兄妹ぃぃぃ!」

 

忍「親分!」

 

一斗「あれ俺のせいか!?」

 

卓也「誰かあいつにマホトーンかけて呪文封じてくれ!」

 

綾華「ふぶきのつるぎDEATH(です)!!」

 

 

 あやか は

 ふぶきのつるぎ DEATH を つかった!

 

 

 後頭部にふぶきのつるぎDEATHが炸裂 幕府兵に50のダメージを与える

 

 

卓也「道具使ってまでヒャダルコ!?」

 

一斗「どんだけヒャダルコ推しなんだよ、もうむしろヒャダルコって言った方が姫様に聞こえるんじゃねぇのかぁ?」

 

「ヒャダルコDEATH(です)!!」

 

 

 しのぶ は

 ヒャダルコ を となえた!

 

 

 腹部にヒャダルコDEATHが炸裂 一斗に50のダメージを与える

 

 

一斗「ぐおはぁぁ!!?」

 

卓也「オメェに言ったんじゃねぇよ!何してんだ!?」

 

 

 その後、暴走する綾華を止めるべく忍たちは奮起したが、綾華のヒャダルコ連打を止めることができず、最終手段として永一を助けを求め、永一の耳元好き好きASMRによって何とか綾華にマホトーンをかけ止めることに成功した

 

 だが、その代償として綾華が狂戦士(バーサーカー)へと変貌し、永一を捕まえ、永一の叫び声と共に何処かへと消えていった

 

 

 

 

・仲の良い人の性癖を見た人と、仲の良い人に性癖を見られた人

 

 

 宿願であった目狩り令撤廃に加え、幕府軍に不満をもつ元抵抗軍と幕府軍のイザコザが改善した珊瑚宮にやって来た旅人()とパイモンは、心海の様子を見るついでに珊瑚宮へと遊びに来ていた

 しかし、心海の住まいに足を運んだ旅人たちだったが、そこには心海の姿は見られず、近くにいた兵士や巫女たちに聞いても彼らも心海の行方は知らないと言われた

 心海の秘密基地の件を知っている旅人たちは、少し心配になったので心海の居るであろう秘密基地へと足を運んだ

 

 その軽率な行動で深く後悔することなど知らずに…

 

 

 「「⋯⋯⋯」」

 

 

 旅人たちは秘密基地に入った瞬間、フリーズした

 

 

 「ほーら心海ちゃんたかいたか〜い」

 

 「キャッキャ!!」+↑(エネルギーアップ)

 

 「「⋯」」(絶句)

 

 

 心海の秘密基地、その中で赤ちゃんなどが履くおしめを服の上から履き、おしゃぶりを咥え持ち上げられながらキャッキャキャッキャとはしゃぐ推定二十歳の女性(心海)と、それに聖母のような優しい笑顔で接している永一

 そして、その光景を秘密基地入口で止まってみている旅人たち

 

 どう転んでも地獄にしかならない事態

 

 

 「ほーら心海ちゃんガラガラでちゅよ〜」ガラガラ

 

 「アブー!」+↑(エネルギーアップ)

 

 「アブアブアブー!

 

 「ん?どうしたんだい心海ちゃん」

 

 「アブー え、永一さんあ、あのおしめを交換してください

 

 「オッケーじゃ変えのおしめ持ってくるから良い子にしてろよ」

 

 「バアブ⋯⋯⋯⋯⋯⋯」

 

 

 永一がおしめを取りに奥へと行った瞬間、3人目が合ってしまった

 

 

 「「⋯⋯⋯」」

 

 

 眼と眼が合う瞬間 好きだと気づいた〜

 

 

 「⋯⋯サァァ…」−⇩(エネルギー急降下)

 

 

 知り合い、それも友人と呼べるほどの仲である旅人に見られ、顔面蒼白に冷や汗が大量に流れ硬直する心海

 旅人たちもどう言葉をかければよいか、どう対応すればいいか分からず、心海を視線から外すことぐらいしか出来ず気まずい時間が流れた

 

 

 「お~い心海ちゃ〜んおしめあったぞ〜尻だせ〜」

 

 

 しかし、流れをぶった切るように現れた永一によって3人は再起動し、スイッチが入ったかのように瞳のハイライトが消えた心海はその場から立ち上がると、その場から消えたかと旅人が一瞬錯覚するほどのスピードで旅人の背後に周り、旅人の首目掛け手刀を仕掛ける

 だが、雷神のスピードについてこられた旅人は反射的に前転を行い心海の手刀を回避した

 

 

 「旅人⋯!」

 

 「危な…!ちょっと心海、いきなり何を⋯⋯」

 

 

 「大丈夫大丈夫大丈夫、気絶させて記憶が消えるまで頭を何度も叩けば大丈夫、本で見た内容通りにすればきっと消えてくれるはず⋯きっと大丈夫⋯大丈夫大丈夫⋯ブツブツブツ」(冷や汗ダラダラ)

 

 「うげ⋯!」

 

 

 ブツブツとハイライトのない瞳孔が左右に揺らしながら、近くにいたパイモンに手刀を食らわせ、パイモンを気絶させる

 気絶し地面に落下していくパイモンを心配する旅人だったが、それも一瞬、パイモンを気絶させた心海は旅人に向かい全力で走り出し、旅人は鬼気迫る心海の気迫に押され、踵を返し狭い秘密基地内での全力鬼ごっこを余儀なくされた

 

 

 「待ってください旅人さん、大丈夫です。ただ少し眠ってもらうだけです今起きたことを綺麗さっぱり全て消すだけです、その際に怪我をしても私が直しますので大丈夫ですさぁ私に全てを委ねてくださいさぁ早く!」(ハイライトOFF早口)

 

 「イヤぁぁぁー!!ごめんなさーい!!見たのは謝るから許してー!今の心海に近づきたくない、絶対ヤダー!!」

 

 「大丈夫です大丈夫大丈夫」

 

 「いやぁぁ絶対大丈夫じゃなーい!!永一さ〜ん、助けてー!!」

 

 「こんな狭い場所でよく追いかけっこできるな、まぁ頑張れよ~パイモンは俺が回収しておくから」

 

 「いやぁぁー!!」

 

 

 その後、心海と旅人の追いかけっこは外にまで範囲が広がり、永一が心海を止める丸一日中続いた

 

 

 旅人の好感度が下がった

 旅人にトラウマが一つ追加された

 

 心海に消えない傷ができた

 心海のエネルギーがマイナスに振り切り1週間寝込んだ

 

 

 

 

・永一がデート!?

 

 

 「大丈夫ですかトーマ、やはり私も荷物を持ちましょう…」

 

 「大丈夫ですよお嬢、これくらいなんてことないですよ」ニコ

 

 「しかし⋯」

 

 「本人がええ言うてんのやから大丈夫や綾華ちゃん、男の子ってのは女の子にいいところを見せたい生き物なんや、その気持ちを汲んでやり」

 

 「もう男の子って歳じゃないけどな」

 

 

 神里家の令嬢である神里綾華と友人である花火職人の宵宮、そしてその付き添い兼護衛兼荷物持ち兼値切り師としているトーマ

 彼女らが集まっている理由は、稲妻城下町の木漏茶屋(こもれぢゃや)で新発売の期間限定スイーツが出たと聞きつけた宵宮が、偶然非番で時間が空いていた綾華と一緒にいたトーマを見つけ、せっかくなので3人で食べようと宵宮が提案し、現在木漏茶屋に向かって歩いている最中なのである

 

 道中で目に止まった商品を購入し、仲良く談笑しながら木漏茶屋へ向かっていく3人だったが、木漏茶屋が見えてきた所で3人の話し声は止み、歩を止めある一点を見つめていた

 

 

『永一と、全く知らない女性が木漏茶屋へと入っていく』

 

 

 「「⋯⋯」」

 

 「⋯えっと⋯買った荷物を屋敷に置いてくるよ、2人は先に入って食べてきて⋯「トーマ、イキマスヨ」⋯はい…」

 

 

 ろくな事にならない場面を一番見せてはいけない人たちと見たトーマはすぐさま荷物を理由に撤退しようとしたが、綾華と宵宮(ヤンデレガールズ)に腕をガッチリ掴まれ、半場強制的に連れて行かれた

 

 

 (帰りたい…)

 

 

 〜少女達入室中〜

 

 木漏茶屋へと入った3人は永一たちがギリ見える席へと座り、本命だった期間限定スイーツを注文すると、永一と女性の動向を穴が空くほど凝視しだす*1

 

 永一の真正面に座る女性は、ベージュ色の髪色にショートボブの赤みがかった目をした可愛らしい顔立ちをした女性だった

 

 綾華たちは懐からメモ帳を取り出し、「永一の好きな女性のタイプ」と書かれた欄にスラスラと何かを書いていく

 

 席が遠いため何を話しているか聞き取れないが、2人とも笑みを浮かべ非常に楽しそうに話をしていた

 その光景に内側からドス黒いナニかが湧き上がるのを2人は感じ取る

 

 そんなこんなしている内に永一の所にも綾華達のところにもスイーツは運ばれ、綾華たちは一旦スイーツへと手を伸ばし、口にスイーツを運ぶ*2

 

 さながら張り込みデカのように永一たちの動向に視線を向けながらスイーツを食べる2人

 

 永一たちもやって来たスイーツ、パフェをそれぞれ食べ始めた。永一たちは数口パフェを口に運び込むと、突然女性が自身のパフェをスプーンで掬うと永一の口へと持っていき「あ~ん」を─パギン

 

 綾華たちの持っていたスプーンが2人の握力に耐えきれず同時に折れた

 

 女性のスイーツを食べた永一はお返しにと自身のスイーツをスプーンで掬い女性の口へと持っていき「あ~ん」を─ピジアッ

 

 綾華たちの持っていたスイーツの容器が2人の握力に耐えきれず粉々に砕け散り、中のスイーツが飛散する

 

 

 ((私だって(うちかて)て「あ~ん」なんてしたこともされたことありません(あらへん)のに⋯あの女狐…!!))

 

 

 綾華たちの顔は憤怒に歪み、目はドロドロと黒く濁っていた

 既に彼女たちの堪忍袋の緒は切れかけ、手には既に武器が握りしめられ、すぐにでも突撃しそうな危うい雰囲気を醸し出している2人

 だが、内にある善良な理性と、永一の手前、彼女を傷つければ嫌われてしまうと思い、内に湧き出る感情をなんとか抑え込み、永一たちの動向に注視する。彼女が永一と別れるその時まで⋯

 

 だが、綾華たちはまだ知らない。永一たちの追撃はまだまだこれからだということを、身を持って経験することを彼女たちは知らない

 

 

 (パフェ美味しいな⋯)(現実逃避中)

 

 

 〜少女達退出中〜

 

 

『千織屋で永一に服を選んでもらい買って貰っている女性』

 

 

 「⋯永一さん、楽しそう。またうちも永一さんに服選んでもらおうかな⋯⋯」ボソッ

 

 「⋯やはり今度永一さんに簪を買ってもらいましょう」ボソッ

 

 (そろそろ我慢の限界かな⋯)

 

 

 永一達より少し遅れ目で木漏茶屋から出た綾華たちは、路地を壁にして永一たちの動向を観察していた。いわゆるストーカー行為である

 

 

『楽しそうに歩きながら談笑をする女性と永一』

 

 

 「「⋯」」ススス…

 

 「何をしようとしてるのかなお二人さん」ガシッ

 

 「⋯離してくださいトーマ、私はただあの女性の方と少しお話をしに行くだけです」

 

 「うちも」

 

 「じゃあその手に持ってる物は何かな、話をするのに必要ないと思うんだが…」

 

 「「⋯」」(刀と弓を持つ2人)

 

 「「「⋯⋯」」」ググググ…

 

 

『疲れたからと永一におんぶをせがみ、永一に肩車をしてもらい嬉しそうな女性』

 

 

 「お嬢、宵宮、女性がしていい顔じゃないよ。元に戻そう」

 

 「お嬢、刀身が赤くなってきてますよ、刀を赫刀にしてどうするつもりですかここには悪鬼はいませんよ!」

 

 「居ますよ、目の前に⋯悪鬼ガ⋯!!」*3

 

 「宵宮!その手に持つ大量の花火は何だ!?何をするつもりだ!」

 

 「これな、花火や⋯永一さんをあの女から助けるための浄化の花火や、清めな、早う清めな!!」

 

 「落ち着けェェェ!!」

 

 

 そんなこんな談笑する2人とそれを尾行し、必死に介入(暗殺)を止めようとするトーマと、永一の横にいる女性をヤろうと怒り心頭のヤンデレーズ

 

 数分間の攻防の末、トーマの包囲網から強引に抜け出た綾華、それに驚くトーマの隙を突き宵宮にも突破された

 

 

 「楽しそうでしたねぇぇ永一さん」

 

 「ん?」

 

 

 綾華の呼びかけに反応し振り返る永一、それと同時に女性も振り返り綾華たちを見る

 

 

 「おぉ偶然だ⋯(トーマの顔色で察し)⋯もしかしてお前らずっと俺らのこと見てたのか?」

 

 「えぇえぇ見ていましたよ、ずっと、ず〜〜と。楽しかったですか、私以外の人の「あ~ん」は美味しかったですか美味しかったのでしょうあんなにいい笑顔をしていたんですから、その女性が良いんですかどこが良いんですか顔ですかスタイルですか性格ですか私では駄目ですか⋯ねぇ永一さん⋯」

 

 「お嬢ちゃんかんにんなぁこの人うちの彼氏なんや。「は?」「お嬢、姫君が出しちゃいけない声出ちゃってます!」

 せやから今日のことは大目に見るさかい、回れ右してとっとと消えてくれへんか。そして二度とうちらの前に姿現すな、うちとの約束やで破った時は〜なんてその後の言葉は言わんでも分かるやろ?」

 

 「「⋯⋯」」

 

 「黙っていないで何とか言ってください永一さん、何を言っても引くつもりはありませんが⋯」

 

 「じゃあ1つ言うわ⋯」

 

 「⋯こいつ早柚(さゆ)だぞ」

 

 

 「「「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯え?」」」

 

 

 時間は目狩り令撤廃から数日後まで遡る

 

 

 「早柚持ってきたぞ、これがお前の宿願を叶えるアイテム「アクターカプセル」だ。名前の由来はオ◯バーロードのパンド◯ズ・アクターとシン・ウルト◯マンの変身アイテムです」

 

 「おぉ⋯⋯でも大丈夫、前みたいに…」

 

 「大丈夫、前はお菓子工場のガム少女を参考に作ったからちょっと失敗したが、今回は大丈夫。しっかり銭ゲ合法ロリに試してもらったから大丈夫だ」

 

 「使い方は簡単だ。この仕草*4の後、アクターカプセルに付いてる赤いボタンを押すだけでお前のスタイルは自由自在だ」

 

 「⋯ゴクリ⋯⋯では、行くぞ」

 

 

 変身ポーズを取った早柚はカプセルを天に掲げボタンを押す。すると、早柚の周囲が光だし早柚を包む

 早柚を包み込んだ激しい光は数秒もしない内に消え、光が晴れた先には、持ち上げた猫のように胴体だけが伸びた早柚の姿があった

 

 

 「⋯⋯⋯永一、(せつ)を騙したな…」

 

 「いやいや、早柚、それはお前のイメージ力がなってないからそうなってんだよ。いいか?それはな、お前の中の元素エネルギーを使って頭ん中でイメージした姿を身に纏う代物だ。だから、使い手のイメージにめちゃんこ左右される」

 

 「変身する自分のイメージが定まってないと今のお前みたいに中途半端な姿にしかならない、要するにそれが使いたいなら想像力を磨け」

 

 「⋯⋯やってみる」

 

 

 それから早柚は何度も変身を繰り返し理想の自分を想像した。ある時は座禅を組み理想の体型を考え、またある時は絵を書いて想像した姿を具現化させ、邪念全開で思い描く理想の自分を想像し続けた

 そしてついに理想の姿になる方法にたどり着いた。それは─

 

 

 「はい早柚ちゃん、ご所望の絵だよ」

 

 「ん、ありがとう聡美(さとみ)さん」

 

 

 他力本願。またの名を人に頼ること

 1人で考えても上手く形が定まらず、絵を書こうにも頭に浮かんだビジョンをトレースすることができず悩みに悩み続けた早柚。そこで永一が助け舟として八重堂の作家、聡美を紹介し依頼として頼んでみてはと早柚に呼びかけた

 結果、早柚の貯金は減りはしたものの、無事早柚の思い描く理想の自分が書き写された絵を入手し、身長が高い理想の自分(女性)へと変身することが出来た

 

 

 「で、変身したんだしせっかくなら城下町で色々遊ぼうぜってことでデザート食ったり大人姿用の服買ったりしてたわけ、OK?理解できましたかな」

 

 「ほ、本当に早柚ちゃんなん」

 

 「違う、拙は究極生命体(アルティミット・シイング)早柚、背丈とスタイルを手に入れし最強無敵の最強忍者だ!!」(変な決めポーズに誰が見てもわかるほどのドヤ顔を決める早柚)

 

 「凄い元気だね。こんな早柚は初めて見たよ」

 

 「引きずってたコンプレックスを解消できてテンション上がってんだろ。超ベジ◯タ*5みたいなもんだ、そっとしてやれ」

 

「そだ、せっかくだしこれから全員でラーメンでも食べに行くか?俺が奢るよ」

 

 

 その後、ラーメン屋により仲良くラーメンを食べた一行は、神里家に帰る綾華たちとそれを見送る宵宮と宵宮に腕を掴まれた永一に別れ、仲良く家へと帰っていった

 

 

 「ちょっと待ってください。何抜け駆けしようとしてるんですか宵宮さん」ニコニコ

 

 「いややなぁ、今日出来た傷を永一さんに癒してもらおうとしてるだけやないか。うちらのことは気にせずさっさと実家に帰り、うちらも帰るさかい」ニコニコ

 

 「それは大変、なら早く家に帰って安静にしては?永一さんは責任を持ってが家まで送り届けますのでご安心を」ニコニコ

 

 「何がご安心やねん、綾華ちゃん。いつの間に耳悪うなったん、人の話はしっかり聞きや。永一さんはうちのボロボロに傷ついた心を治してもらうためにうちの家に来るんや、う・ち・の・家に、そっちん家には行かへんで」ニコニコ

 

 「そんなにボロボロに傷ついておられるなら秋沙銭湯(あいさせんとう)に行かれては?ちょうど営業時間内ですよ」ニコニコ

 

 「いやいや」

 

 「いやいや」

 

 「「⋯⋯」」

 

 「「永一さんはどっちの家に行きたいですか!?」」

 

 

 宵宮に腕を捕まれている永一に目をやる2人。しかしそこにはビニール人形永さん*6しかおらず、宵宮の掴んでいた腕はビニール人形永さんだった

 なんなら早柚やトーマも存在せず、人形を掴む宵宮とその向かいにいる綾華しかその場にはいなかった

 

 

 「ラーメン美味かったな、やっぱ豚骨が一番味が濃くて食った感するわ」

 

 「その気持ち分かります。だけど醤油ラーメンも美味しいですよ、あのあっさりとした味わいだけどしっかりとパンチが効いてるところ、お陰で2杯替玉してしまいました」

 

 「拙はあんまり脂っこいのは好きじゃない。けど、鶏白湯ラーメンは豚骨より脂っこくなくて食べやすくて美味しい」

 

 

 言い争う綾華たちを置いて、3人は自分の食べたラーメンが美味しかったや自分の好きな味を語りながら帰路について行った

 

 

 

  ──────────────────────────

 

 

 最初はただ現人神の巫女となり、背負いたくもない重荷を背負い精神が弱っていた幼い心海を、永一が原作にある秘密基地に案内し、時々集まっては誰にも邪魔されず心海の好きな兵法書や歴史本、永一オススメの娯楽小説、漫画を読み聞かせメンタルケアをするだけでだった

 だが、永一の読み聞かせていた龍◯如くのあるキャラによって赤ちゃんプレイなるものを心海が知ってしまい、命に危険が及ぶこと以外ほぼなんでも全肯定で受け止めてくれる永一は「それで心海の疲れが取れるなら別に付き合うぞ」と軽く赤ちゃんプレイを承諾し、見事心海の性癖を木っ端微塵に破壊

 

 現人神の巫女から、赤ちゃんプレイ大好きなムッツリ巫女へと無事クラスチェンジを果たした。なお変更はできない模様

 

 

 

 

 

 

*1
主に2人、トーマは太郎丸(木漏茶屋看板犬)をモフりに行った

*2
綾華たちの席へスイーツを持ってきた店員。入口で真顔ハイライトOFFでガン待ちされていたことにビビり涙目になるもなんとか配膳に成功した。とても偉い

*3
真顔の綾華(三代目)が刀を持って威圧している

*4
シン・ウルトラマン式変身ポーズ

*5
俺は、スーパーベジータ ユビサシ フッ

*6
銀◯6股事件で銀さんが使用した人形の永一バージョン





苦労人な心海には全てを解放してストレスを解消できる赤ちゃんプレイが似合うかなと思い、心海の性癖に赤ちゃんプレイをねじ込みました。後悔はない⋯

最後の方描いてた時めっちゃラーメン食べたくなりました。ちなみに私は豚骨派兼美味しければ何でも良い派です。

稲妻編終わったら何編しよう

  • そのままスメール編
  • 回れ右して璃月編
  • そんなことより番外編(茶番)
  • まさかの過去編
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