私がアラガミの少女になってから日々神奈川県内を私の地下居住空間を構築しながら巡回して月日が流れ、緊急怪獣警報が発令された。
私は少年と少女のペアを探して駆けだす。
本獣を中心として余獣がワラワラしているギリギリ外周を捜索していく。
目標はすぐに見つかった。
しかし余獣に追いつかれて襲われそうだった。
私は少年達を守る為、余獣の前に割り込み、盾でシールドバッシュで弾き飛ばした。
「おお!結構遠くまで飛んだね」
私は二人を脇に抱えて戦場を離れた。
「さて、二人共大丈夫?私は神咬シオ」
「足が引きずられて痛むが平気だ。俺は日比野カフカ。助かったよ。」
「私は亜白ミナ。助けてくれてありがとう」
カフカ君は街を眺め、ミナちゃんはすすり泣く。
「壊れちまったな。ミナんちも、家も、学校も」
「うん」
「カフカ。ミナ。壊れた物は直せば良い。だが命は治せない。君達二人が無事で良かったよ」
「ああ!そうだな。だが!怪獣許さん!グラモンもうちょいで全クリだったのに!」
「悲しむとこ其処?」
「フッフフ」
「元気、出たかな?」
「あ…私はミイコが死んじゃったのが悲しい」
「ミイコって三毛のやつか」
…
「「俺(私)、防衛隊員のなる」」
「お前、ガキンチョ何言ってんだよ」
「カフカ君だって小学生じゃん」
「じゃぁ、どっちがかっけえ隊員になるか、勝負だ!二人で怪獣を全滅させよう!」
「それじゃぁ、私がサポートアイテムを贈るとしましょう。受け取るか断るかは、君達が各自でしっかり考えて選んでね。自分の事だから」
「「おう。/分かったわ。」」
「それでね。この腕輪は一回着けたら二度と外す事が出来なくなるの。オラクル細胞を身体に注入し、怪獣に似たものの存在に一歩近づく。改造人間みたいなものに成る。だから死にずらく成る。」
そして…。
「俺は受ける。強くなりてぇ」
「私も!強くなる」
「分かった。はい、二人共。」
私はカフカ、ミナ両名にP53型アームドインプラントを渡した。
「カフカ、ミナ。二人共帰る所は残ってるの?」
「いや、オレんちもミナんちも壊れて残っちゃいねぇ。親も怪獣に殺されちまった」
「私もお父さんもお母さんも怪獣の壊した建物の破片に当たって…」
「じゃぁ、私ん所来る?」
「「え?…良いの(か)?」」
「ええ。ご飯はないし作れないけど、少なくともねるばしょにはなると思う。寝具はこれから作るから今日の寝る時間は遅くなるかも」
「良い。ありがとう。ほらカフカもお礼する!」
「あ、ああ。その〜なんだ。サンキューな」
「も〜、カフカってば。ごめんね、シオちゃん。照れたカフカなりの最大限の感謝だと思う。」
「おい!」
「あはは、良いって良いって。在るのは部屋だけで家具も何も無いからね。感謝される程の事ではないと思ってるから」
「そんなことは無いわよ。シオちゃんは感謝されて当然な事を私達にするの。だから感謝されてよ」
「分かったよ。入口は此方だよ」
私はカフカとミナを私の地下居住空間へ案内して、二人の家具や寝具を用意した。