オレが魔法少女になったと思ったら、幼馴染も訳ありだったと知った不具合 作:社畜だったきなこ餅
ラフ絵によると、アサヒちゃんのお胸の大きさは頭並に大きい爆乳でした。やったね。
たっつんが怒りのあまり我を忘れて口走った伴侶と言う発言に軽く周囲がざわついたり、田中を筆頭としたクラスの女子にたっつんとワンセット扱いされたりする日常が通り過ぎ。
とうとう待ち望んだ夏休みがやってきた!
「宿題良し、着替え良し、小物よし!」
オレは大きめのスポーツバッグに仕舞う予定のお泊り用品を部屋の床に並べ、忘れ物が無いかチェックを入念に行う。
別に遠くへ行くとかそんなんじゃなく、たっつんのところに泊まり込むだけだからここまで念入りにする必要は無いかもしれないけども。
「正直こう、父ちゃんと顔合わせ辛いんだよな……」
思い出すのは、前もってメールを出していたたっつんが神妙な顔をして家へとやって来た日の事。
たっつんは父ちゃんと母ちゃんの前で礼儀正しい姿勢を取ると、娘さんを俺に下さい!を父ちゃん母ちゃんにやらかしたのだ。
色々察していたらしい母ちゃんはまだよかったんだけど、普段穏やかな父ちゃんが烈火のごとく怒るのなんの。
最終的に母ちゃんのとりなしで一旦収まったが、あれから父ちゃんとはギスギスしてるのだ。
(これ、オレが男に戻った時どういう記憶の扱いになるんだろ?下手するとたっつん、同性愛者にならねえ?)
そんなことを思うオレであったが、最近二人で過ごしたり学生生活を送ってることを思い返すと今更な気がする今日この頃である。
そうして忘れ物がないかチェックも終わったので、オレは仕分けしつつ順繰りに荷物をバッグへと詰めていく。
正直なところ宿題はうっかり忘れたって事にしたいが、ソレをやったら間違いなく母ちゃんにしばかれるし父ちゃんへのとりなしがなくなる……!
『アサヒー、ただいまだぴゅん』
「おうぴゅんぴゅん、ここ最近見なかったけどどうしたんだ?」
『まぁ詳しくは後で説明するぴゅん、まずはコレ受け取るぴゅん』
バッグを担いで部屋を出ようとした時、魔法の国への説明とかなんとかでしばらくの間姿を見せなかったぴゅんぴゅんがひょっこりと帰って来た。
こいつはオレの家にいる時以外は桜達のところにいるのだが、今回は彼女達の家にもいなかったから地味に心配をしていたんだけど。
そんな俺の気持ちを他所に、ぴゅんぴゅんがオレに差し出してきた地銀の名前が記された通帳とキャッシュカードを受け取る。
「なんだこれつうちょ……おいボケナスなんだこの金額?!」
『久しぶりにアサヒのボケナス呼び聞いた気がするぴゅん』
「すっとぼけた事言ってんじゃねえよ、お前もしかしてペイデイな強盗とかハッキングな違法送金とかしたのか!?」
『そんな事するわけないぴゅん、そのお金はアサヒの取り分だぴゅん』
受け取った通帳を開いてみれば、一生を遊んで暮らせるとかそういう金額でこそないが高校生であるオレが受け取るには大きい額が記帳されていた。
その額に思わずボケナスを掴み前後にがくがく揺らしてみれば、飛び出てくる取り分と言うワードに首を傾げる。
「取り分?何のだよ」
『アサヒ達魔法少女のグッズ売り上げだぴゅん、ちゃんとサクラ達の分は別の通帳を用意してあるぴゅん』
「オイ待てどう言う事だボケナス、そう言えば魔法少女活動する時にグッズ販売とかありかなしかって聞いてきたが……そう言う事か?!」
『イグザクトリィーだぴゅん、公式グッズ取り扱ってる企業はぴゅんぴゅん達のフロント企業だぴゅん』
正直椛とかの親父さんの会社が関係してるところがグッズ販売してるのかと思ってたところに、突然明かされる新事実にビビるオレ。
改めて通帳に記帳された金額を見る、やっぱり高校生であるオレには結構な大金だ。
「でもよぉ、それなら最初から定期的に振り込んでくれればよかったじゃん。そうすればオレも小遣い削減に悩まなくて済んだのに」
『成人前の魔法少女に大金渡したら人生壊れちゃうぴゅん、今回アサヒに通帳渡すのにも結構手続き大変だったぴゅんよ?』
「お前まさか、その手続きのために魔法の国に帰ってたのか!?」
『それ以外にもいろいろあったけど、おおむねそうだぴゅん』
ぴゅんぴゅんを離し、オレはまじまじと通帳の金額を見ながらぴゅんぴゅんが語った内容を脳内で反芻する。
(まぁ確かに、魔法少女活動してすぐのオレがそこそこ振り込まれてるこの金額を手にしたら、そりゃもうアホみたいに散財したわ)
悔しいがぴゅんぴゅんの判断は間違ってなかったと言えるのが、本気で悔しい。
『ちなみにフロント企業の従業員は殆ど引退した魔法少女と魔法少女の旦那さんだぴゅん』
「マジで?!」
『ぴゅんぴゅん達だとお役所の監査対応できないぴゅん』
「せ、せちがれえ……」
しかしそうなると、なんでぴゅんぴゅんが手間をかけてまで通帳を渡してくれたのかがわからない。
その質問をすべくぴゅんぴゅんへ視線を向ければ、オレが問いかけるより早くぴゅんぴゅんは口を開いた。
『恋人ができた魔法少女は割と爆速で引退するぴゅん、先渡しみたいなもんだぴゅん』
「引退?なんでだよ」
『魔法の国調べだと恋人ができた魔法少女の6割が、恋人と過ごす為だったり巻き込まない為に引退するぴゅん』
言われてみれば納得いく話だ。
だけどオレはたっつんが頗る強い規格外だから巻き込まれる心配してないし、たっつんもオレが魔法少女を続ける事を止めてはいないからそのケースには当てはまらない気がする。
『ついでに3割は授かり婚して引退してるぴゅん』
「な、なななお前、授かり婚ってお前!?」
『そして残りの1割は恋人に捨てられた失意で引退するぴゅん』
「お、おう……」
そして爆弾ぶっこんできたボケナスの言葉にオレは顔が熱くなるのを感じながら、蹴り飛ばしてやろうと足を振りかぶるも。
最後に告げられた内容に、思わずその戦意も萎えてしまうのであった。
『でもアサヒ、学生の立場で子供出来ちゃうと色々大変だぴゅんよ?』
「う、うるせーよ!」
『これは経験者からの忠告だぴゅん、ぴゅんぴゅんもまさか学生時代にパパになるだなんて思ってなかったんだぴゅん』
「え?ちょっとまって?お前妻帯者なの?今までで一番お前から齎された情報で驚きの内容なんだけど!?」
今までの内容がぶっ飛ぶ爆弾を放り込んだボケナスは、オレが詳しく聞こうとする前に逃げたのか帰って来た時と同じように音もたてず消え去りやがった。
アイツ、桜か誰かの所に行きやがったな……。
「いや待てよ、そもそもたっつんにオレが魔法少女バレしたとき。あいつ今みたいに逃げれば……いやダメか、あいつテンパると未来の青タヌキみたいにポンコツになるもんな」
ボケナスが消えた場所を腕を組んで睨みながら呟くオレであるが。
(まぁでも、結果的に女の子の体エンジョイするきっかけになったから。ボケナスをサッカーボールの刑に処すことは勘弁してやろう)
オレは気を取り直し、あいつから受け取ったキャッシュカードを財布に仕舞い。
通帳をスマホとか入れてるスポーツバッグとはまた別のポシェットへ仕舞うと、家を出発する。
母ちゃんはオレに頑張れ!てエールを送るが、新聞を読んでた父ちゃんはオレに気付くと新聞で顔を隠していた。
たっつんの家から帰ってくる頃には、父ちゃんの態度も少しは態度軟化してるといいなぁ。
夏休み初日からそれはもうイチャイチャしながら買い物にいったり。
イチャイチャと部屋で過ごすシーンを描こうとしたのですよ、昨日まではそう考えてました。
だけど魔法少女グッズ販売でネタとアイデア浮かんじゃったからね、こんな事になりました。
しょうがないね。
ぶっちゃけどこまで読みたい?
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1.旭の完全雌落ちでエンド
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2.雌落ちしてからのイチャラブ
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3.雌落ち後NTRヒロイン旭の防衛戦
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4.続きの構想がある限り続けろ(迫真)