オレが魔法少女になったと思ったら、幼馴染も訳ありだったと知った不具合 作:社畜だったきなこ餅
最後まで書きあげて思いました、書いてて楽しかったけどコレ多分読んでても楽しくねえなって。
なのでこうなりました。
シャコ怪人との死闘をたっつんから預かった竜王骸装のおかげで何とか切り抜けた俺達。
その後はいつも通り町を直した後打ち上げと食べそびれたお昼ご飯を食べ、おしゃべりをした後解散したのだが……。
「たっつんー、大丈夫だって言ってるだろー?」
晩御飯の材料を買って帰り、夕方前に戻ってきたたっつんに竜王骸装をお礼と共に返したら。
さっきからオレを膝の上に乗せた状態で、たっつんが背中側から抱き着いてきてオレを離してくれないでござる。
「あまり心配をかけさせないでくれ」
「……わーったよもー、心配性だなぁたっつんは」
オレの首筋に顔をうずめたままたっつんが、呻くように呟いた言葉にオレはたっつんの首に手を回しながら振り返ると。
少し背伸びしてたっつんの唇に自身の唇を重ねる。
あれ?そういえばコレ、オレからの初めて自発的にキスしたんじゃ……ま、まぁいいか!
「旭、次から俺がすぐ駆け付けれないときには代役を置いていく。そいつを便利に使ってくれ」
「代役って……どんな代役だよ?」
「前に旭も会った事がある異母兄だ、多少傲慢だが戦闘能力は今でもクソ親父の次かその次ぐらいには高い」
「いや、そんな凄い人代役でよこされても困る……」
たっつんが認めるほどだから間違いなく強いんだろうけども。
なんかあの人、手加減とか周囲への被害考慮とかしなさそう。
「むう、そうか……」
「でもたっつん、兄弟の人とか派遣していいのか?」
「……ああ、今回戻った時に本格的に俺が竜王に就任する事になってな」
「え?!ってことはたっつん、戻らないといけないんじゃあ……」
そんな兄弟を顎で使うような真似をして良いのかと聞けば、たっつんから帰って来た言葉にぐりぐりとたっつんの胸元に擦り付けていた頭を止め。
たっつんの顔を見上げて問いかける。
「安心しろ旭、少なくともしばらくは定期的に向こうに戻るだけでいいらしい」
「そっかぁ、なら安心……かな?」
たっつんにあやされるように頭を撫でられ、なんかむずがゆい気持ちになりながらも安堵の溜息を吐く。
でも、あんなに頑なに竜王になるのいやがってたたっつんが今も不満そうとはいえ、竜王になったって事は何があったんだろう?
気になってしょうがないので、素直に聞く事にする。
「なーなーたっつん、なんでアレだけ嫌がってたのに竜王に就任したんだ?」
「ああ、なんと言えばいいのか……一言で言うと俺以外が竜王になった場合、納得いかない連中が殺し合い始めるかららしい」
「血の気多すぎない?」
「俺もそう思う」
オレの問い掛けにたっつんは遠い目をしながら答えてくれた。
うん、なんというかその、お疲れ様としか言いようがない。
「それにもう一つ理由があるのだが、その前に旭に聞きたいことがあるんだ」
「? どったの? オレが答えれる内容なら答えるけど」
なんかたっつんの様子的にこっちが本命っぽいんだけど、その前に今度はたっつんがオレに質問があると言い出す。
「魔法少女って、旭達以外にもいるのか?」
「おー、いるぞー。ぴゅんぴゅん達の魔法の国管轄の魔法少女も他にいるし、違うところから支援受けてる魔法少女もいる」
たっつんの質問にオレは素直に答える。
なんなら他の魔法少女とは、たっつんが帰ってくる前だけど何回か悪の組織の大規模侵攻時に共闘したことあったしな。
「そうなのか……」
「オレ達は魔法少女になった場合、マジカル〇〇みたいな感じなんだけど。他にもフラワー〇〇とかハッピー〇〇みたいな感じでいる」
「思った以上にバリエーションが多いな」
「オレもそう思う」
地味に魔法少女の支援組織によって外見衣装とかも大きく変わるんだよなぁ。
オレ達はレオタードの上に各々の特性に応じた外装が付く感じだけど、他の所は全員がふわふわひらひらのドレスだったりするし。
「悪の組織もソレだけ多い、という事か」
「そーいうこと、オレ達はずっとジャーク達相手に戦ってるけど。ゴクアークとかサイアークとかもいた」
「判りやすいのか捻りがないのか、判断に迷うセンスだな」
「オレもそう思う」
たっつんの突っ込みに、オレも頷くしかない。
なんであいつらあんなネーミングなんだろ、ぴゅんぴゅんに聞いた話によると彼らの言語をこちらに変換するとこうなるって話だったけど。
「だけどそれがどうかしたのかー?」
「ああ、実はな。クソ親父のところにその悪の組織が連名で誘いのラブコールを送ってきたらしい」
「悪の組織が連名で?ラブコール?」
オレの問い掛けにたっつんは、特に隠す様子もなく普通に答える。
しかしその帰ってきた言葉に、オレは宇宙の真理を突き付けられた猫みたいな気持ちになりながら思わず聞き返した。
「なんでもクソ親父が半殺しにされた事をどこからか仕入れてチャンスだと思ったのか、自分達の集まりに加わるよう通達してきたらしい」
「そりゃまた、なんというか……でもたっつんの事だし、参加する気はないんだろ?」
「勿論だ、何が悲しくて旭を危険にさらす連中に加担せにゃならん」
たっつんの言葉になるほど、と納得しつつ。
彼に全幅の信頼を込めて顔を見上げながら問いかければ、たっつんはオレを強く抱き寄せながら力強く応じてくれた。
なんだろう、その力強い言葉と抱き寄せのセットで顔がめっちゃ熱い。
「で、でもソレがたっつんが竜王に就任するのと、何が関係あるんだ?」
オレは言語化できない気持ちを誤魔化すように、早口でたっつんへ問いかける。
するとたっつんは……割ととんでもない事を口にした。
「ああ、新たに竜王になったオレが連中の会合に乗り込むと同時に宣戦布告する事になってな」
「え?」
「そこで半分ぐらいの出席してる連中を始末して、そいつらの本拠地に首を叩きつける」
「待ってたっつん、ステイ!」
想像以上に血生臭い事言いだしたたっつんに、オレは冷や汗をかきながら言葉を止めさせる。
そしてたっつんの抱き締められたまま深呼吸すると、一つ一つ確認する。
「えっと、宣戦布告って一体全体どうしてなんだ?」
「ジャークみたいに暴れるだけならともかく、洗脳やら恥辱やらを主として女子供を玩具にするために拉致する手合いやらがいるそうでな」
「本音は?」
「万が一旭がそいつらに襲われたらいけないからな、先手を打って皆殺しにした方が安心できる」
お、思った以上にたっつんが覚悟完了してる!
(だけどその覚悟の原点がオレって言う事に、血生臭いのにキュンキュンしてしまってるオレがいるぅぅぅ!?)
なんか人としてアレな感情が芽生えかけたのを慌てて頭から振り払い。
浮かんだ疑問をぶつけて本能的な何かを鎮静化させる努力を頑張る。
「で、でも、そんな宣戦布告なんてしたら親父さんの領域の皆が危ないんじゃあ……?」
「血の気が多い連中って言ったろ? むしろ闘争の場が出来て喜んでるよ異母兄弟姉妹どころかクソ親父の側近含めて」
「想定以上に血の気が多かった!」
たっつんが間違いなくドラゴンの中では最強なのだろうけども。
この口ぶりからするにそれらが死んでも良いって思ってるのではなく、雑に適当に戦場に放り込んでも死ぬことはないって心から疑ってないぞコレ!
あれ?もしかして。
「たっつんがさっき言ってた、お兄さんを代役にするって話も。そこに関係してる?」
「鋭いな旭、ぴゅんぴゅんを窓口にして現在魔法の国と秘密裏にコンタクトと連携を進めている」
「アイツ、何時の間に……」
「割と細かく連絡取り合ってるぞ」
マジかよ、ぴゅんぴゅん最近見ないと思ってたから桜達の所にいると思ったけど。
その実、たっつんの勢力と魔法の国結びつけるために飛び回ってるとか……忙しすぎない?あいつ。
「何でもそろそろ魔法少女や正義のヒロインとやらが集まる会合があるんだろ? そこで本格的に発表する予定だそうだ」
「マジかぁ……いや確かに、この時期になると悪の組織の大規模構成あるからそれに備えての会合あるけどさ。いや待てよもしかして」
「多分悪の組織とやらの連中も、その大規模構成の為の会合を開くつもりなんだろうな。まぁ今年は鮮血の会合になるわけだが」
「少しは殺意隠そう?たっつん」
落ち着いてるように見えるけどたっつん、めっちゃ殺意が昂ってる。
そりゃ悪辣な手を使う悪の組織の事は、端々に聞く事あるけど……詳しくはぴゅんぴゅんが倫理的にも教えられない、って教えてくれないんだよなぁ。
え?そいつら、たっつんがノータイムで皆殺しにしても問題ないって判断されるぐらいの事やらかしてるって、こと?
(うん、深く考えるのはよそう)
そしてそんな事よりも、と言わんばかりにたっつんがオレの豊満なおっぱいを服の上からやわやわと揉み始め、オレはつい甲高く甘い声を漏らしてしまう。
たっつんほんとオレのおっぱい好きだよなぁ、けど毎日揉んでくるから最近少し大きくなってきて困るんだけど、それ言ってもたっつん止まらないから困ったもんだよ本当。
Q.たっつんが皆殺し決意するぐらいの悪の組織ってどんなの?
A.マヴラヴさん家のBETAみたいなのや、ワンピさん家の天竜人みたいなのとかです。
Q.実際たっつん以外のドラゴンって戦力的にどうなの?
A.エレクという最弱の例外を除けば、バズーカが直撃しても「いてえ?!」で済む化け物です。
エレクはバズーカ喰らうと瀕死になるので、ドラゴン界のミジンコレベルの戦力です。
そのほか設定的に質問あったら感想と一緒に送ってくれていいのよ?(露骨な催促)