クルーゼ「えっ?テロメアって寿命関係ないの?」   作:大福もちち

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一発ネタなので、続くのか未定。


クルーゼ「えっ?テロメアって寿命関係ないの?」

「とんだ被害妄想だな。確かに出自は哀れで同情するが下調べしないで、結論を出すのは悪いことだな」

 

ここはコロニーメンデル。かつて色々とヤヴェー実験がおこなれていたコロニーであり、キラ・ヤマトは自称異世界から導かれた恩師とザフトの指揮官でエースパイロット ラウ・ル・クルーゼとの問答を物陰に隠れながら見ていた。

 

「アッシュ先生!」

「キラ。下がってろ、俺は確実な事しかコイツに言わないさ」

 

キラにとって、クルーゼと対峙する恩師は昔から変わっていると思っていたが…その知識とモビルスーツの操縦技能は称賛に値すると思っている。

恩師 アシュレイ・クロフォード*1…愛称アッシュは突如として、キラ達が通っていたカレッジに現れた特別講師であり、語学は堪能だしプログラミング技術や機械弄りの技量も高い。オマケに何処かで厳しい世の中を生き延びたのか、格闘技術も高いし、銃弾だって走って避けるなど…人間やめてる。背中に不思議な金属のコネクターがあり、アッシュ先生曰くだが、これは阿頼耶識と呼ばれる物らしい。

 

「もう1度言うぞ?テロメアの長さは寿命と関係ない。てか、テロメアって伸びるしな」

「「伸びるの!?」」

「そうだ。テロメラーゼと呼ばれる物があってな、それが短くなったテロメアを伸ばしてくれる。世界初のクローン羊であるドリーだって、病気にならなかったらもっと長生き出来たかもって話があるしな」

 

アッシュはそう告げて、クルーゼに1つの記録媒体を手渡す。

 

「なんのつもりかね?」

「これを信頼できるヤツに見てもらいな。俺の世界での医学に関することだよ。それと、iPS細胞は試したか?脂肪由来幹細胞組織はどうだ?悲観するのは早すぎると思うぞ」

 

iPS細胞、脂肪由来幹細胞などなど、キラには訳がわからない言葉をクルーゼに伝えるアッシュ。この世界、コズミックイラではあまり広まってないが、現実には出てきている代物であり、これらを使えば若返りや軟骨組織の再生医療が出来るのでは?と期待されているのだ。

 

「では……これはどうかな?」

 

クルーゼは被っていた仮面を外す。その素顔は非常に整っており、イケメンだ。そして、その素顔はアッシュとキラも良く知る人物、ムウ・ラ・フラガとそっくりだったのだ。

クルーゼはムウの父親のクローンであり、似ているのも無理はないだろう。だが、眉間の周囲には少し、皺が寄っており…同世代の人と比べるとフケて見える。

 

「いや、それは眉間に皺を寄せて、その結果じゃね?心当たりはないか?」

 

アッシュに言われ、クルーゼは思い返す。学生時代、周りが遺伝子調整されたコーディネーターばかりであり、コーディネーターの人々はナチュラル*2と比べて頭脳や肉体が強い者が多く、クルーゼは勉強や体育でも遅れを取らないように頑張った。夜更かししてでも、人の何倍も勉強し、めちゃくちゃ眠くても眉間に皺を寄せて頑張った。初期型のモビルスーツなんて、対Gの技術が発展途上であり、奥歯を噛み締めて眉間に皺を寄せて頑張った。

 

「……いや、そんな訳があるか!?」

「じゃあ、お前が飲んでる薬を1錠くれ。ここの設備ちょっとは生きてるだろ。成分を調べるとするか」

 

そんな事で、クルーゼが飲んでるお薬を調べると……

 

「おいぃぃい!!中の成分がどっから見てもコエンザイムQ10じゃねぇぇぇか!?アンチエイジングの薬じゃねぇーか!!」

「「コエンザイムQ10!?」」

 

なんという事でしょう。中身は美容のお薬、コエンザイムQ10だったのだ。これにより、クルーゼは眉間の皺の改善をなんとかしようとしていたのである。

 

「えっ!?なに!?てっことは、この人は長生きするためと思ってたら、コエンザイムQ10を飲んでて皺の改善をしてたってことですか!?」

「えっ!?なんなの!?もしかして、私はずっとコエンザイムQ10を飲んでたの!?」

「そう言うことだな。まあ、寿命が気になるなら、戦争が終わったら何とかしてやるよ。俺の世界の再生医療*3を受けさせてやるよ。

戦争は御互いの正義のぶつかり合いだからな」

 

 

 

 

 

その結果。

 

「喜べラウ!君、実は短命じゃなかったぞ!!それどころか、この記録媒体に記されたiPS細胞や脂肪由来幹細胞を使えば、他のコーディネーターより長生きできるし!!若作り出来るぞ!!」

「もう……最後の扉に王手かけちゃったよぉぉぉおおお!!」

 

最終決戦直前で、クルーゼさん。短命じゃない事を知り、自分で巻いた火種の消火に全力で取り組むことになるのであった。

 

「キラくん!!私も手助けしよう!アシュレイ!!ジェネシスの弱点は彼処だよ!!フフフ、核弾頭は私に任せたまえ!!」

 

冷や汗をタラタラと流し、プロヴィデンスガンダムを操り、数多の核弾頭を撃墜させるクルーゼさん、三隻同盟に参加して、大活躍をするのだった。

 

「おっおう……とりあえず、ダインスレイヴぶちこむか」

 

大活躍のプロヴィデンスを尻目に、アッシュと共にこの世界に流れ着いた2番目の悪魔 ASW-G-2ガンダム・アガレス*4はアッシュを乗せ、オーブのエリカ・シモンズというヤバいヤツがアガレスのデータを元に作った大型レールガン ダインスレイヴを構え、鉄杭を巨大破壊兵器ジェネシスの弱点に解き放つ。

 

 

なんやかんや、時は流れ……

 

「今日からコンパス所属となった、クワトロ・クルーゼだ」

 

サングラス姿で、赤いノースリーブの制服を着たクルーゼがそこにいたのだった。

 

「いや、お前はどっから見ても……」

「おっとザフトの脱走兵のコーディネーター ラウ・ル・クルーゼではないよ?」

 

クルーゼさん。コンパスに入るのであった。

 

*1
年齢20歳。恐らく、欧州系のナチュラルで、自称火星出身。愛機であるガンダム・アガレスは故郷から持ってきたとか

*2
遺伝子改造されていない普通の人。対して遺伝子を調整された人はコーディネーターと呼ばれる

*3
身体の半分が消し炭になっても治る

*4
初代ガンダムと同じく、基本的な作りをしており、バグキャラであったアグニカのバエルと比べて、此方は他のガンダム・フレームの先行モデルとなっているとか




因みに、ナタルさん、ステラ、レイ、トールやニコル等々は生きてます。

コラボするなら

  • 鉄華団INコンパス
  • シャアとアムロINコンパス
  • 銀魂の長谷川さんINコンパス
  • 厄災戦ガチメンバーINコンパス
  • 全員…まぜぇぇろぉお!!
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