クルーゼ「えっ?テロメアって寿命関係ないの?」   作:大福もちち

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キラの両親って生死不明扱いだったな


メンデル再び ???「それじゃあ、ママって呼んで」

再び宇宙に上がったミレニアム。これから再び忙しいテロ鎮圧や宇宙海賊との戦いが始まりそうなのだが…仕方あるまい。とは言え、新たにレイの専用機であり改修が終わったレジェンドSPEC2*1も無事に受け取ったし、アッシュ先生の協力で完全体に戻して阿頼耶識コネクター部分に劣化式阿頼耶識の補助具*2もつけたバルバトスも搬入完了した。勿論、パイロットは訓練を終えて改めてコンパスへの参加を許可された三日月・オーガスである。

 

「うむ。では皆も知っての通りだが、人事移動の発令だ。本日をもって三日月・オーガス、昭弘・アルトランドの両名をミレニアムのモビルスーツ隊の移動となる。

2人はハーケン隊の所属となる。頑張るのだぞ」

「そう言うことだ、よろしく三日月と昭弘」

 

そして人事移動もあった。人事移動として一先ずの訓練を終えた三日月と昭弘の2人がコンパスのミレニアムモビルスーツ隊に参戦である。2人はヤマト隊やクロフォード隊ではなく、ヒルダの姐さん率いるハーケン隊所属である。そりゃそうだ、ヤマト隊だけでもキラ、シンちゃん、レイ、ルナマリア、ステラ、アグネスと大所帯。クロフォード隊なんてアッシュ先生、イングリット、アサギ、マユラ、グラサンノースリーブことクルーゼさん、ルーデウスと此方も大所帯。それに比べてハーケン隊は三日月と昭弘を除けば、ヒルダの姐さんとヘルベルトにマーズの3人だけ…ちょうど良いだろう。

 

「うっす!兄貴達に、姐さん達!宜しくお願いします」

「兄貴達、よろしく」

 

因みに昭弘の機体は阿頼耶識対応が施されていないとは言え、オーブからムラサメ改を貰った。ムラサメなどのOSはキラが作ったナチュラル用OSが組み込まれており、神経接続対応モデルであり、阿頼耶識手術を受けた明弘との相性も良いし、訓練でも使っていた良い機体だ。

 

「さてと…今後の方針なのだが…クルーゼ大尉。宜しいですかな?」

「はいコノエ艦長。すまないが、コロニーメンデルを調べたいのだ…もう一度」

 

コロニーメンデル。かつてコーディネーターの研究等々がおこなれていた研究設備豊富なコロニーであり、ヤキンの大戦のときはクルーゼさんのお薬がコエンザイムQ10だと発覚した場所でもある。

そしてキラとカガリが産まれた場所でもあり、ブルーコスモスのテロでヒビキ夫妻が生死不明となったところでもあるのだ。

 

「先日、海水浴でアスランに会ったとき、最近話題のファンデーションについて聞いてね」

「ファンデーションじゃなくて、ファウンデーションじゃね?お前さんの場合、マジで両方あり得そうだわ」

「おっと失礼。ファウンデーションだった。このファウンデーション…最近話題の新興国でね、前王から王位を受け継いだ幼い少女が納めているとのことだ。少女の名前はアウラ・マハ・ハイバル…旧姓をカイドゥ。しかし、アスランが言うにはカイドゥ家の出生記録に、アウラと同世代の子供の記録はない。約50年前に同姓同名の女性の出生記録があるのだが…」

 

ファウンデーション王国。アスランがターミナルの仕事で調べている新興国であり、最近…ユーラシア連邦から武力で独立した国家だった筈。女王はクルーゼさんが言った通り、アウラという幼い少女であり、国自体は若い青年が宰相として統治してるそうだ。

 

「ファウンデーションと言えば…半年前のストライクフリーダム強奪未遂だよね?」

 

ふと、キラが言う。半年前、コンパスが活動しているがミレニアムの建造が終わっていないときだった。

アークエンジェルを拠点に活動しており、ルナマリアはザクに乗ってたし、レイは改修前のレジェンドだったし、キラもストフリだけだった頃。アグネスとその彼氏?がイモータルジャスティスとライジングフリーダムを送り届けてくれたのだ。

 

だが、アグネスの彼氏?はライジングフリーダムを届けたあと、そのままストライクフリーダムのコックピットに入り、ストフリを強奪しようとしたのだ。

 

『あー、それ。念のために先生のアドバイスで座席から僕のお尻と胴体の静脈読み込まないと動かないから』

『ストフリなんてお前しか乗らないしな。アガレスなんてOSないし、俺しか乗らないからセキュリティはバッチリだしな』

 

ストフリはピーキーな機体で、キラ程のパイロットでなければマトモに動かすことが出来ない。全身フェイズシフト装甲だが「当たらなければどうということはない!!」として軽量化もされており、ぶっちゃけ紙装甲。扱いづらい機体なのだ。しかし、念のためにアッシュ先生のアドバイスで厄災時代の技術を使い、キラのお尻と胴体の静脈を座席越しに読み取ると起動するようにしたのだ。その結果、ストフリは強奪されず、犯人は御用となった。

 

で、そのまま飛んでいたアークエンジェルであったが、近くに不自然に待機している。ファウンデーションのモビルスーツ…ブラックスコードルドラを確認したのだ。

 

「関係性はないと思うが…」

「あるかもしれません」

 

コノエ艦長の言葉を遮るようにイングリットが告げる。

 

「私はそのファウンデーション王国に十代前半まで居ましたから。

私の幼少期の頃からアウラ・マハ・ハイバルは容姿が変わってません」

 

イングリットの証言から、アウラは昔から姿が変わっていないことが言われたのだ。

 

「それに私はアウラの手で、最初からニュータイプとして覚醒するように造られたコーディネーターです。彼女は私達のことをコーディネーターを超えた人種アコードと呼んでいました。

感応能力を使えば、心に闇がある人を洗脳状態にすることも出来ると思います」

 

なんと言うことでしょう。イングリットはニュータイプ能力を持つが、それはアウラがコーディネーターを超えるコーディネーターを産み出す技術で作り上げたアコードと呼ばれる人種だったのだ。

 

「仮に皆さんが洗脳されそうになったら、弾き返すので安心してください」

「「「出来るの!?」」」

「私以外のアコードは感応能力を使って、テレパシーのような力で会話しています。私は心が覗かれるのが嫌で、強引に拒否してました。お陰でアウラからは失敗作なんて言われましたけど」

 

なんと言うことでしょう。イングリットはアウラから「なんでテレパシーしないの?出来ないの?失敗作じゃん」と言われたが、真実は心を除かれたくないので強引に防いでいただけであり、ニュータイプ能力ではアコード最強である*3

 

「アッシュ隊長とクルーゼさん、レイはニュータイプなので大丈夫ですけど」

「イングリット?俺、お前やアグニカと違って殺気しかわからんからな?出来損ないニュータイプだぞ」

 

ゴホン。クルーゼが咳払いを行う。

 

「このアウラ女王であるが、どうしてメンデルと関係が有るのかと言うことだが……アウラ自身がメンデルの関係者の生き残りだからだ」

 

クルーゼは端末を操作し、画面にメンデル時代のアウラを映し出した。そこにはキラの実母であるヴィア・ヒビキと共に映る大人の姿のアウラが映し出される。次には地球連合の金持ちのオッサン連中からアンチエイジングや不老不死のための研究のために資金援助を受けるアウラの姿。

 

「メンデルに行けば、なにか分かるかも知れない。キラくん、レイは辛いかも知れないが…調べてみる価値は有るだろう」

 

 

 

 

廃棄コロニーメンデル。この世界ではクルーゼさんのお薬=コエンザイムQ10と分かったこともあり、大きな戦闘はなかったこともあり、普通に色々と電源は生きており…そこにアッシュ先生達は降り立った。

 

「あの時は深く探索しなかったが…色んな資料が転がってるな」

「ですね。あれ?この写真の人、ラクスにそっくり」

 

メンデルで探索を行うのはキラ、アッシュ先生、クルーゼさん、ルーデウス、そしてメンデルと聞いて探索に参加したオーブのお姫様であるカガリである。

 

「で、前回はどこまで探索したんだ?」

 

落ちている資料を拾うカガリはキラとアッシュ先生を見て言う。

 

「いや、前回はこのグラサンノースリーブに、コエンザイムQ10じゃねーか!!ってツッコミ入れたぐらいだから、全然だな」

「ですね。まさかクルーゼさんの薬がコエンザイムQ10だったなんて」

「それを知らずに数年間飲んでた私はもっと驚いたがね」

 

前回はそこまで深く探索出来なかった。因みに他のメンバーはハインラインさんと共に、意図的に消されたメンデルのデータ復旧を行っている最中である。

 

「ふぁあ……資料拾っても難しい数式ばっかりだな」

 

資料を拾っていたルーデウスが大きなあくびをしながら、壁に触れる。その瞬間…

 

『遺伝子解析。ヴィア・ヒビキの血を引く人物と判明…第一ブロック解除』

 

何処から機械音声が聞こえ、ルーデウスが触れていた壁が開き…隠し通路が現れたのだ。

 

「「「隠し通路!?」」」

 

更に隠し通路の入り口には防犯カメラのような物があり、防犯カメラはキラとカガリを確認すると…

 

『網膜認証。キラ・ヒビキ、カガリ・ヒビキを確認。最終ロックまで全て解除します』

 

更にロックが解除されていき、どんどん扉が引いていき…奥に繋がるようになる。この奥に何があるのだろうか?喉をごくりと鳴らし、奥に進むアッシュ先生達。一番奥では、1人の若い女性がコールドスリープされており、その人物はキラを女体化させたような容姿をしていた。

 

「そんな…まさか…」

 

カガリはその女性を知っている。写真で父ウズミから見せられた自分とキラの実母。そう、ヴィア・ヒビキその人だったのだ。

 

コールドスリープ装置が解除され、解凍されたヴィアはゆっくりと目を開けて、起き上がる。

 

「ヴィアさん…いや…お母さん?」

 

キラも起き上がったヴィアに告げてそう言うと、キラとカガリを見る。

 

「本当に…キラとカガリなの?それに…」

 

次にルーデウスを見たヴィアは主人が行っていた我が子を用いたスーパーコーディネーターの研究がフラッシュバックする。自分の卵子を使われた我が子だけでも数百は犠牲となっており、その殆どは奇形児になってしまったり、かつてのルーデウスのように胚の段階で発育が停まったりしており、キラとカガリ以外で正常に育ったのはカナードという本当の長男だけであった。

 

発育の停まった胚の我が子がどういう訳か、大きくなり…キラ達と共にここにやってきた。それを理解したヴィアは3人の我が子を力一杯抱き締めた。

 

「ごめんなさい!!ごめんなさい!!キラ!!貴方に辛い人生を歩ませてしまった!!貴方を普通に産めなかった!!

カガリ、ごめんなさい!!貴方を育ててあげれなくてごめんなさい!!

ごめんなさい!!人として産んであげれなくてごめんなさい!!」

 

「クルーゼ、席はずすぞ」

「そうだね」

 

アッシュとクルーゼさんは少し席を外した。ここからは家族の問題である。

 

20分後。

 

ヴィアが落ち着いて状況を整理したところで、ルーデウスとクルーゼは家族の所に再び現れた。

 

「はじめまして。キラくんの高校時代の担任だった、アシュレイ・クロフォードです。今はルーデウスくんの上司をしております」

「私は謎のグラサンノース「あっ!貴方はもしかして、主人のスポンサーの……ラウ・ラ・フラガくんよね!!大きくなって!!」おっと、その名前は捨てましたよ!!

ゴホン。失礼します。ヴィア博士、彼女のことを教えてください」

 

クルーゼさんはアウラ(大人の姿)の写真を見せる。

 

「ええ、私の同僚よ。夫と共にスーパーコーディネーターについて研究していたけど、口喧嘩して…別々の研究を始めると言ってたわ。アコードという存在を産み出すなんて。

後は財界人から若返りや不老技術を作れって言われて、若返りの研究をしてたわ。でもね…」

 

ヴィアは語る。アウラは元と言えば…ヴィラの同僚であったが、ヴィアの主人と口喧嘩を行い、アコードの研究を開始。その結果、コーディネーターを超えた人種を作り出したのだ。だが…

 

「研究途中の若返り薬、アポトキシン017を頭からかぶって、子供になってしまったの」

「「「何処のコナンくん!!」」」

 

なんと言うことでしょう。ヴィアが言うには、アウラは研究途中の若返りの薬を頭から被ってしまい、子供になったのだ。

*1
アムロからもたらされたサイコフレーム等々で少し遅れた。興奮したエリカが悪い

*2
完全版阿頼耶識ならエイハブリアクターを100%稼働し、リミッター解除しても後遺症はない。強いて言うなら疲れるぐらい。だが、三日月の劣化式阿頼耶識×3ではリミッター解除を行うと…身体に障害が残る可能性が高く、悪魔と契約して戦闘力3倍以上に高めると即死する恐れもあり、アッシュ先生の手で付けられた

*3
史実でもオルフェの事が好きだが、バレないようにしていたので…解放すればとんでもないスペックだったかも知れない




キラ「えーと、母さんだったら母さんと被るから…」
ヴィア「ママって呼んで。カガリもカリダに育てられたの?」
カガリ「いや、私はお父様…ウズミ・ナラ・アスハに育てられました」
ヴィア「えっ!?主人の大学の同級生で、上半身裸で雪国の登山を登り、真冬の海に飛び込み、パンツ一丁に全身蜂蜜を塗りたくってジャングルでカブトムシを捕まえたウズミ先輩!?」

次回から映画本編?が始まるよ~ロリババア終了のお知らせ。

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