クルーゼ「えっ?テロメアって寿命関係ないの?」   作:大福もちち

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後編もぶりぶりーだむ!!


嵐を呼ぶガンダムSEEDぶりぶりーだむ 後編

「ふぅぅ……間に合った…これこそが、私の全て遠き理想郷」

 

人間はコーディネーターと言えどアコードと言えど、そしてナチュラルでも極限状態から解放されると、物凄く安心して素晴らしい快感を得ることが出来る。肛門の最終ゲート寸前まで来ていた下痢をなんとか我慢し、後の恥さらしになることを覚悟していても、世界の支配者となるアコードとしてうんこを漏らす訳には行かない。

だからこそ、オルフェはヤマト兄弟が持ってきた脅迫状こと同意書にサインし、無事にトイレに駆け込んで間に合うことが出来た。

 

 

「こんなに…嬉しいことはない!!」

 

達成感、解放感、極限状態から解放されたリラックスと脱力感がアコード同士の精神感応を受けて、他のファウンデーション側のアコードに伝染。トイレに行かなかったOrトイレで出したが、第2陣の下痢が迫りつつあったアコードの皆様にオルフェの脱力感が伝わり…

 

『嫌だぁぁ!!』ぶりゅゅゅ!!

 

『いやぁぁぁあ!!』ぶりゅゅぅ!!

 

『テラドール!?ギャァア!!』ぶりりーー!!

 

と連鎖反応で伝わってしまい、阿鼻叫喚の事態となったが…オルフェは自分でいっぱいいっぱいなので、気にしない。

 

「しかし…どうやって同意書をヒビキ兄弟から取り返す?精神感応はダメだ。ヒビキ兄にすると、無限の唐揚げで殺られる、ヒビキ弟はマジの悪魔がついている。

このままでは謝罪会見で、コンパス総裁を含め周辺諸外国から要人を呼び寄せてのパーティーで、集団食中毒を引き起こした無様な国としてニュースにされる!!」

 

出すものを出しきって、オルフェはどうするのか考える。

ヤマト兄弟の手で同意書にサインさせられ、今後はこの同意書を盾に、謝罪会見からの責任問題が始まる。だが、こちらは予定どおり…ヤマト兄弟を暗殺できれば問題ない。しかし、この状態で暗殺は出来るのだろうか?当初の予定ではヤマト兄弟のどちらかに精神感応を仕掛けて、催眠状態で操り…ユーラシア連邦に国境侵犯させてマッチポンプを用いてフルボッコ!!事前に催眠状態にしているユーラシア連邦の将校の手で核弾頭を発射させて、コンパスを消し飛ばす予定だった。

しかし、コンパスに催眠が効かないとなると…別のプランを考えなければならない。幸いにも、ザフト軍側の協力者であるジャガンナート中佐からの情報提供でライジングフリーダムのスペックは、ファウンデーション側のモビルスーツ ブラックナイトスコードシリーズと比べて低い…それどころかブラックナイトスコードは性能スペック的にはデスティニーガンダムの上位互換である。

 

(問題はアシュレイ・クロフォードとヒビキ弟が乗るガンダムフレーム。ジャガンナートからも情報がないと来た)

 

ブラックナイトスコードシリーズにはビームが効かないし、対空防御用のマシンガンさえびくともしないフェムテク装甲と呼ばれる装甲があり、一方的にコンパスを嬲りものに出来る。コンパスの地上装備でフェムテク装甲を突破出来るのはビームサーベルなどの近接武器、威力の高い実弾、そしてガンダムフレーム位だ。

 

(まあ、良い。ケツを拭いて…それからだ)

 

オルフェはケツを拭こうと、トイレットペーパーに手を伸ばす。だが、立食パーティーでは9割の方々が生牡蠣とカキフライを食べたことで、大勢の方々がトイレに駆け込んだ。この事もあり、オルフェが入ったトイレの紙はなかったのだ。

 

「バカな!?紙が補充されていない!?」

 

紙はなく、そこにはペーパーの芯…いやエコの観点から芯のないタイプであり、何も残されていなかった。絶望的な状況にオルフェは頭が真っ青になる。

 

「落ち着けオルフェ…ヒビキ兄弟はまだ近くに居る筈だ!2人に紙を持ってきてもらうしかない!!」

 

自分に言い聞かせて、オルフェはアコードの持つニュータイプ能力をフル稼動させて…まだ近くに居るヤマト兄弟を探す。だが、残念なことにヤマト兄弟は宮殿を後にしてミレニアムに入ってしまった。

 

「戻ってきて!!お願いだから!!紙が無いの!!どんな責任でも取るから!!……マジで帰りやがった出来損ない兄弟ィィイ!!」

 

助けは呼べない。他のアコード達も、ぶりゅゅ!!と下痢を漏らしてしまい…精神的に大ダメージを受けてしまっている。これではどうすることも出来ない。

 

だが、その時だった。カラン…隣のトイレで誰かがペーパーロールを動かした音が聞こえた。間違いない、隣で誰かが用をたしている。恐らく、生牡蠣やカキフライによる食中毒でお腹が大変なことになっている被害者のことだろう。

 

(間違いない…誰かが居る!!)

 

オルフェの所に紙はない。だが、もしかすれば隣のトイレには紙が残っているかもしれない。オルフェは喉をごくりと鳴らして、隣のトイレの人に話しかける。

 

「すいません。紙余ってないですか?少しで良いんです!!紙を分けて下さい!!」

 

だが、帰ってきたのは…

 

「この世には紙も神も居ないんだよ…」

 

大きな溜め息と共に、紙が足りなく…絶望に満ちたムウさんの一言だった。

 

「いや、アンタなにやってんの!!」

「お宅の生牡蠣とカキフライ食べたらこうなっちまったんだよ。全く…奇跡的に熱は出なかったが、これじゃ外に出れないな」

 

ムウさんはナチュラルだ。だからこそノロウイルスで発熱の危険性があったが、幸いにも下痢だけで済んだようだ。流石は不可能を可能にする男。

 

「因みにお前さんの隣に、クルーゼも居るぞ。多分、クルーゼも紙が無いと思うがな」

 

「最後の扉(脱糞)するところだったがね。ようやく間に合ったよ。だがね、私の所にも紙はなかったさ!!」

 

クルーゼさんの所にも紙はなく、万事休すの3人。だが、このトイレの大便器は全部で4つ。もう1つ空き部屋があった筈だ。

 

「だが…もう1つ空き部屋があった筈!!そこに紙が!!」

「やはり…牡蠣の毒こそが最恐か…」

 

だが…まだ見ていない大便器の所から聞き覚えのある声が響く。その声の主はシュラであった。

 

「シュラ!?」

「オルフェか…生牡蠣が旨くてな…夕方から調子にのって20個食べたら、この有り様だ」

 

シュラの個室からぶりゅゅ!!と何かを出す音が響く。どうやらシュラは生牡蠣を20個ほど食べて、大量のノロウイルスを接種してしまったようだ。

 

「なんとかここから脱出するぞ。その前にだ……」

 

「「「「誰か!!紙下さい!!」」」」

 

紙なんて持っているわけがない。ティッシュやハンカチでは拭ききれる訳がない。拭ききれても、ここで捨てないと制服がくそまみれになってしまう。

 

「いっそのこと、手で拭くしかないな。君達、どうして手が二本有るのかわかるかね?古代のインドでは左手で拭いていたそうだ」

「早まるなクルーゼ!!戻れなくなるぞぉぉ!!」

 

クルーゼさんは左手で拭こうとするが、ムウさんに停められて事なきを得る。

 

 

 

 

一方のコンパスの皆さん。

 

「えっ!?アークエンジェルでは、待機組とニコル、スウェン大尉とアムロ大尉以外の人が食中毒!?ほぼ、全滅じゃないですか!!」

 

ミレニアムに戻ったヤマト兄弟はヴィアからマスクと使い捨て手袋で武装し、ヴィアとコノエ艦長…そしてムードメーカーであるミレニアムの戦術班長であるアーサーから話を聞かされていた。

 

「ほぼ全員が下痢性貝毒とノロウイルスにやられたそうだ」

「麻痺毒にやられたのはラクス総裁とイングリット大尉だけ……えっ!?まさか、ファウンデーションの策略じゃないですよね!!」

「その線も有るわ。牡蠣の麻痺毒では実際に、死亡例が有るの。今回は軽傷で済んだけどね」

 

上からコノエ艦長、アーサー、ヴィアのお言葉である。

 

「でも、ファウンデーション側も被害が大きいですよ。なんなら全滅してました」

「うん。オルフェだっけ?凄い顔だったよ」

 

キラとルーデウスの言葉もその通りであり、ファウンデーション側は食中毒で全滅。なんならパーティー会場はモザイクのかかったキラキラ(隠語)ばっかりだったし。

 

「とりあえず、牡蠣を食べてない私達は患者達と同じトイレは使わないように。勿論、貝を食べたけどノロの症状が出ていないハーケン大尉、麻痺から回復したラクスとイングリットさんにも別々のトイレを使うようにしないと…二次被害が出るわ」

 

ノロウイルスの怖いところは二次被害が出るところである。ノロウイルスは10個程度のウイルスが入っただけで感染する危険があり、人から人へは同じトイレを使用しただけで感染するのだ。

 

 

 

 

「総員撤退!!逃げるんだよぉぉぉぉぉお!!」

 

アッシュ先生とレイ、シンちゃんは全速力で逃げていた。彼らはファウンデーションの王宮で起きた牡蠣食中毒バイオハザードの影響を受けて、キャパオーバーしそうになっていた汚水処理施設の応援に来たのだが…。

 

「ヤバイ!!ヤバイですよ!!」

「不味い…追い付かれたら…俺たちも感染する!!」

 

全速力で逃げる3人。ファウンデーションの汚水処理施設だが…元からロリババアとアコード連中はこの国を見捨てるつもりであり、中途半端にしか作ってなかった。そのこともあり、汚水処理施設はキャパオーバーでパンクして大崩壊!!3人は大惨事を引き起こした施設から逃げ出したのだ。

 

「アッシュ先生!マンホールから噴水みたいに、下痢とゲロが合体した液体が!!」

「キャパオーバーにも程がある!!これじゃあ、国中にノロウイルスが広がるぞ!!」

 

なんとか汚水から逃げ出して、ミレニアムに到着できた3人であった。

だが、マンホールを吹き飛ばし、穴から下痢やゲロなどなどが合体した茶色い液体が噴水のように吹き出しており、ファウンデーション王国中にパンデミックが起きてしまう。

 

 

 

一方のクルーゼさん達。

 

「なんの音かね?」

 

なにやら下からゴゴゴゴと地響きのような音が響く。

 

「おい…クルーゼ。命は大丈夫だが、社会的に死にそうな気がしてきた」

「諦めたまえムウ。ギャグ時空では日常茶飯事だよ」

 

そして…便器から汚水が逆流し、大洪水のように4人は吹き飛ばされてしまった。

 

「「「ぐぅあぁぁぁあ!!」」」

 

汚水の大洪水はトイレの扉を、壁を吹き飛ばし、4人は大洪水に巻き込まれたように流される。逆流は王宮の全てのトイレで起きており、王宮をぐちゃぐちゃに破壊していくが…ギャグ補正が働いているため…奇跡的に死人と怪我人は出ていない。

 

「のじゃぁぁぁぁあ!!」

 

どうやら別のトイレに籠っていたのだろう。アウラ女王も流されてやってきた。そして、アウラ女王を含めて5人は仲良く王宮の外に流れ出たのだった。

 

 

 

 

 

 

翌日、ファウンデーション王国に近隣諸国の要人を集団食中毒に巻き込んだ件、コンパス総裁であるラクス・クラインを貝毒で暗殺未遂した件、コンパスから派遣された方々を集団食中毒で行動不能にした件、一国まるごとノロウイルスバイオハザードが起きた件、汚水処理施設崩壊の件などなどで多額のお金が消えたのだった。

 

後に近代史の教科書で『牡蠣で滅びかけ、その後、オーブに喧嘩を売り滅んだ国』として記されることになる。




次回…ミケール捕獲大作戦。

オルフェ「今回…ファウンデーション側は参加出来ません」ゲッソリ

シュラ「表向きはな。オムツをはいて、暗殺の準備だぜ」

アウラ「この日のために…無人デストロイを用意したのじゃ!!うっびゅりゅゅゅゅう!!」

Freedom終わったらどうする?

  • Freedomな皆さん、今後も弾けて
  • Freedomな皆さんINビルドシリーズ
  • Freedomな皆さんIN水星の魔女
  • Freedomな皆さんINスパロボ的な
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