クルーゼ「えっ?テロメアって寿命関係ないの?」 作:大福もちち
「キェェェェェエエエ!ルディ、俺はお前を半殺しにしないといけない…チェストォォォオオ!!」
「誰かシンちゃんをとめろぉぉぉ!!」
ここは日本に良く似た文化を持つ南国の島国オーブ。御存知、キラとシンちゃん達の故郷であり、アッシュ先生も戸籍的にはオーブの国民となっている。
このオーブには超絶優秀なメカニックであり、色々と既存技術をノリと勢いで魔改造するエリカ・シモンズ*1が日々、魔改造を行うモルゲンレーテ社の工廠もあり、その工廠がある港に我等がミレニアムは停泊していた。
「ねぇ!行こうルディくん!!」
「?うん」
しかし、どうしてシンちゃんはオーブに古来より伝わるオーブ隼人(ぶっちゃけ薩摩隼人)に成り果てて修羅になったのだろうか?アッシュ先生に腰を捕まれ、キラとレイに各々の足を捕まれるが、人外染みた力で爆走するシンちゃん。ちなみに、コエンザイムQ10愛用のグラサンノースリーブは真っ先に停めようとしたが…シンちゃんの手で誤チェストされて倒れている。
「キェェェェェエ!!」
「落ち着けシン!!マユもそう言う年頃なんだ!!」
「シン!!落ち着くんだ!!いくら君でも、妹の恋路を停める権利はないんだよ!!」
ではどうしてシンちゃんは此処まで荒ぶっているのだろうか?理由は単純である。元々、ミレニアムは補給やイモータルジャスティスにサイコフレームをコックピット回りに組み込んだり、完成したレジェンドSPEC2の受取、それとコンパスに参加せずに安全な生活を送ってほしい鉄華団の年少組をキラの実家である孤児院に預けるためにオーブにやってきた。
そしてオーブはシンちゃんの実家もある。シンちゃんの両親はエリカと共に、工廠で働いており…当然ながら学校が休みの日は妹であるマユもやってくる。そんなマユちゃんであるが、なんと…同い年*2のルーデウスを誘って遊びに…つまりデートに出掛けたのだ。シンちゃんはとんでもないシスコンであり、マユがルーデウスを誘ったこともあり…薩摩隼人スイッチが入ったのだ。
30分後
「おちついたか、シンちゃん…」
ぜーはーぜーはーと息を切らし、サイボーグでもあるアッシュ先生*3、スーパーコーディネーターであるキラ、スーパーナチュラルであるレイが疲れはてた表情で椅子に座り、同じく椅子に座ったシンちゃんを見る。
「はい、取り乱しました」
「全くだね…誤チェストに巻き込まれるとは」
そして誤チェストに巻き込まれ、右頬を赤く腫らし…吹っ飛ばされた衝撃でミカン3つ分のたんこぶを作ったクルーゼさんが苦笑いを浮かべる。
「その…クルーゼさんもごめんなさい」
「きにすんなシンちゃん。メディカルマシーンにぶちこめば、グラサンノースリーブは復活するさ。皺は知らん」
「私の扱い雑じゃね!?皺はコエンザイムQ10とコラーゲンのお陰で大丈夫さ…多分」
クルーゼさんのたんこぶはメディカルマシーン(再生医療のアレ)にぶちこめば一瞬で治るだろう。身体の半分が消し炭になっても治るし。
すると、キラのスマホがプルプルと震える。誰からの着信かと思い、キラは画面を見てみると…相手はキラの養母であるカリダ・ヤマトであった。
「もしもし、母さん?どうしたの?鉄華団の子達は元気?」
『元気よ。でも、鉄華団の子達の一部が、キラやアシュレイ先生の力になりたいと言ってね……コンパスへの参加を表明してるのよ』
なんということでしょう。鉄華団の一部の子達はコンパスへの参加を決意し、キラ達と共に平和のために戦おうとしているのだ。確かにコンパスは戦力が万年的に不足しており、アッシュ先生やキラ、シンちゃん、レイ、グラサンノースリーブなどのぶっ壊れ、最近入ったアムロとシャア、アークエンジェルではムウさんやニコル、スウェンなどの歴戦のパイロットが居る。
だが、地球でもテロ、宇宙でもテロが起きており、大忙し。艦内でマリカーや桃鉄を行う余裕はあるが、完全な休みは月に1度有るかないか*4であり、人手は少しでも多くほしい。
「アッシュさん」
「アッシュ先生!俺とレイは本音で言えば反対ですよ!鉄華団の皆は、ようやく人間らしく暮らせるんですよ!!誰にも奪われることもない、殺される必要もないんだ!!勉強して遊んで、人間らしく暮らすべきです!!」
だが、シンとレイは鉄華団のコンパス参戦は反対だ。2人は鉄華団のことは嫌いではない、好きである。
しかし、鉄華団は今まで人間のように扱われなかった。ヒューマンデブリという奴隷のように使われたり、使い潰されたり、かつての入社条件は成功確率3割以下の劣化式阿頼耶識の方術という人道に反していたのだ。そんな子達が、このオーブで人として過ごし、美味しい物を食べて、学校にも通えて、人らしく奪われることなく幸せな生活をこれからも送れる。そんな生活がこれから待っているのに、生き死に関わる危険な仕事はしなくて良いのだから。
「それを決める権利は俺達にはない。だが、いくら阿頼耶識があると言っても…前線に出るには、一定以上の戦力に育ってからだ。
だから、参戦しても直ぐにモビルスーツには乗せないし、訓練を受けてからだな」
参戦不参戦を決める権利はアッシュ先生達にはない。だが、参戦するのなら阿頼耶識があると言っても、一定以上の戦力になってからだ。
「だけど…本音を言えば、普通の暮らしを楽しんでほしいけどな。ルーデウスのやつもマユちゃんとデートって普通の暮らしを…あっ」
「「先生!!/アッシュさん!!」」
しかし、アッシュは1つの失言をしてしまった。その結果、再び…シンちゃんのシスコンスイッチが起動してしまい
「キェェェェェエエエ!!」
シンちゃんは再び走り出した。溺愛するマユたんとデートを行うルーデウスを粛清するため。
「お前ら、シンちゃんをとめろぉぉ!!」
そしてシンちゃんを停めるため、アッシュ先生、キラ、レイは走り出した。
「ふふふ!!これで人の操縦を想定されていないバエル以外は作れそうね!」
エリカ・シモンズ、物凄く嬉しそうである。
彼女のタブレットには既に建造したマルコシアス、そしてオリジナルのバエル、アガレス、バルバトス以外のガンダム・フレームのデータが記されていた。
「なに作ろうかしら?マルコシアスの次はグシオンかしらね?バルバトスもどう弄ろうかしら?
でも、驚いたわよね。まさかと思い…ルーデウスくんのDNAを鑑定したら」
タブレットの画面が切り替わり、興味本位で調べたルーデウスのDNA情報が出る。そこにはキラ・ヤマトとの兄弟関係100%と出ていた。
「メンデルの生き残りね。メンデルに詳しい人間が、胚の状態で成長が停まってたあの子を連れ出し、成長を再開させて……完全版阿頼耶識を施したのか。だとすると、ブルーコスモスに売ったヤツが居るね」
「メンデル?その話、詳しく」
エリカの背後に、グラサンノースリーブが現れた。
次回…オーブでの訓練。そしてシンちゃん、薩摩隼人により近づく!!
シュラとの決闘イベントどうする?ネタに走るのは確定
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シンちゃん「キェェェェ!チェスト!!」
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クルーゼ「頭に刺さったんだが」
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ルーデウスきゅんによる何でもあり