【ブルーアーカイブ×永い後日談のネクロニカ】永い後日談のアーカイブ【TRPGリプレイ風】 作:黒ネギ@ハーヴィニスト
モモイ「TRPGをやりたい?」
アリス「はい。」
ある日の昼下がり、ミレニアムサイエンススクールの一角にある、ゲーム開発部の部室にはいつもの4人が集まっていた。
そのうちの一人、黒いロングの髪が似合う少女、自称見習い勇者、天童アリスからの言葉に、同じく部員である、金髪ボブに猫耳ヘッドホンが特徴的な少女、開発部の双子の姉、才羽モモイが応える
ア「今日の午前中、ヴェリタスでマキ達が遊んでるのを見たんです。世の中には、テレビもゲーム機もいらない、本と筆記用具、あとサイコロがあれば出来るRPG、テーブルトークRPGというものがあるのだそうです!」
ミドリ「それでアリスちゃんもやりたくなったの?」
続けてアリスの言葉に応えたのは、モモイにそっくりで、同じく猫耳ヘッドホンが特徴的な少女、開発部の双子の妹、才羽ミドリだった
ア「はい。なのでアリスは、みんなでTRPGをすることを提案します!」
モ「お~いいねぇ!TRPG久々だな~」
ア「え、モモイはTRPGやったことがあるのですか?」
ミ「私もあるよ。アリスちゃんが来る前は、ヴェリタスやエンジニア部ともしてたし、ゲーム開発部(うち)でも何回かやってたんだけど、最近はミレニアムプライスやら色々バタバタしてたから出来てなかったよね」
ア「そうだったのですか…だったら、なおさらやりたいです!」
ユズ「わ、私も参加して、いい?」
キィ…と部室後方のロッカーが開き顔を出したのは、赤い髪におでこが特徴的な少女、ゲーム開発部の部長、花岡ユズだった。
ア「もちろんです!ぱんぱかぱーん!ゲーム開発部のパーティメンバーが揃いました!」
ユ「ところで、どのルルブでやる?無難にブレード・ワールドとか?」
モ「ラブクラ神話TRPGやろうよ!」
ア「いきなりラブクラは難しいよ…やっぱりD&Gでしょ」
ア「それなんですが…実は、ヴェリタスで気になるのを見かけたので借りてきました」
ミ「そうなの?」
はい、これです!そういって、アリスは一冊の本を取り出す。
ユ「え…」
ミ「!?」
モ「うわぉ…」
その表紙を見て、3人は驚いた。
アリスが取り出した本…「永い後日談のネクロニカ」と題されたルールブックの表紙には、3人の少女と、倒れ伏す異形。背景に意味ありげに笑う少女の顔が写っている。
それだけならまだいいのだが、問題は少女らの「状態」だ。
左手前には少女が二人。互いの肩と背に手を回し、抱き合っている状態だ。
しかし、片方の少女の空いた手には血塗れのチェーンソーが握られている
そしてもう片方の少女は、なんと腰からした辺りがゴッソリ無くなり、背骨が剥き出し状態になっていた
さらには残った一人も、武器を手に持ち佇んでいるが、どう見ても腕が3本あるし、足も変形している。オマケに尻尾も生えている。
極め付きに、背景の少女はどう見ても目玉が無かった
ア「『永い後日談のネクロニカ』と言うそうです!コタマ先輩とハレ先輩には「それは上級者向けだから別のにしたら?」と言われましたが、アリスはすでにRPG上級者なので借りてきました!」
ミ「そ、そうなんだ…(どうしよう、思いもよらないのが出てきちゃった…)」
ユ「初めて見るタイトルだね…」
モ「…。」
ア「あ、あれ?もしかして、あんまり好評じゃない感じでしょうか…?」
3人の反応をみて、アリスは不安そうにそう尋ねた。
ユ「あ、いや、そういうわけじゃ、ないよ?」
ミ「ちょ、ちょっとびっくりしただけだよ、アリスちゃん。」
とっさにアリスの不安を否定しようとするミドリとユズ。
ア「…確かに、初めてするゲームでいきなり上級者向けを選ぶのは間違いだったかもしれません。アリス、理解しました。今からヴェリタスに行って別のと変えてもらってきます…」
しかし、アリスはとぼとぼと部室を出て行こうとしてしまう。
モ「ちょっと待って、アリス。」
その時、モモイがアリスを制止した。
ア「何ですか、モモイ…?」
うつむきげなアリスにモモイは言葉を続ける。
モ「その本は、アリスが選んだんでしょ?面白そうだと思って。私たちと一緒に遊びたいから選んだんでしょ?」
ア「…っ」
モ「だったらさ、私も、それで遊びたいな。アリスが選んだゲームでさ!」
ア「…いいんですか?」
モ「もちろん!アリスがしたいんだから、それ以上の理由なんてないよ」
曇っていたアリスの表情がパァっと明るくなる。
ア「…それなら、やっぱり、アリスはこのゲームがしたいです!」
ミ「…うん、私もいいと思う。」
ユ「アリスがみんなで遊びたいと思って選んできてくれたんだもんね?」
ア「はい!この間プレイしたバ〇オハザードが面白かったので、ホラーっぽいのを選びました!」
3人「(思ったより適当な理由だった…)」