わんだふるぷりきゅあ!混ざり合った獣たち   作:水甲

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前々から言っていたわんぷりの小説です!


01 遭遇

まゆside

 

突然のアクシデント……ほんの少しの好奇心によって引き起こされる。そう思ったのは今この時だった。木に押さえつけられ、肩を力強く掴まれ、首筋には鋭い爪が当てられている。少し傷つけられて血が出ているけど、目の前の男の子が心配で仕方なかった。

 

「だ、大丈夫……だから……落ち着いて……」

 

目の前の男の子を落ち着かせるために声をかけていた。男の子は傷だらけで今にも倒れそう……それだけじゃない。私はこの男の子とを知っている。同じクラスの子でいつも一人でいる。住野成護くん……だけど私が知ってる彼とは違う……けど……

 

「落ち……着いて……」

 

彼をまずは落ち着かせて……その後……病院に連れていった方がいいよね……

 

「ハァ……ハァ……」

 

「大丈夫……だから……」

 

「見つけたぞ。成護」

 

不意に誰かの声が聞こえた瞬間、押さえつけられた私は解放されるけど、私と住野くんの前に……高校生くらいの男の子がいた。

 

「大人しく戻れ」

 

「戻らない!俺は……戻らない!」

 

「そんな身体で……しかも一般人を襲うほど追い詰められているってことだろ」

 

「黙れ……」

 

「そこの女、後はこっちの問題だからさっさと何処か行け」

 

そう言われ、私はその場から離れようとしたけど……でも……傷だらけの住野くんを放っておくのは…………私は逃げずに住野くんを庇うように立った

 

「はぁ~、無関係な奴が……」

 

「関係ない……けど……でも放っておけないから!」

 

「…………放っておけないか!だがそれはただの……」

 

「はいはい、そこまでにしておきなさい」

 

すると森の奥から背の低い白衣の女性が現れた。女性は今の状況を確認し、ため息をつくと…………

 

「九朗。成護を保護しておきなさい。限界みたいだからね」

 

気がつくといつの間にか住野くんが倒れていた。私は駆け寄ろうとするが、白衣の女性に止められ、住野くんは九朗って人に運ばれていった。

 

「悪いね。色々と事情を話してもいいかな?お嬢さん」

 

「は、はい」

 

「それじゃ……ちょっとここから出ようか……それと親御さんに連絡しておいた方がいいよ」

 

そ、そういえば……いつの間にか夕方になってた……

 

 

 

 

 

 

 

 

白衣の女性……住野まぼろさんについていくと私の家からそう遠くない一軒家についた。私は中に入り、住野さんはお茶を出してくれた

 

「驚かせて悪かったね」

 

「いえ……あの……住野くんは……一体……」

 

「ふぅむ……えっとまず君は……」

 

「あ、猫屋敷まゆって言います」

 

「猫屋敷……ね。じゃあ君はこういう言葉を知ってるよね?『好奇心、猫を殺す』って」

 

その言葉を聞いて、私は身体を震わせた。もしかして……私……このまま……

 

「深入りすると痛い目にあうけど、それでも話を聞くかい?」

 

「…………は、はい」

 

でも住野くんの事は……放っておけない……

 

「そうかい、悪いね。少し脅かして……」

 

「いえ……」

 

「まず私の家は代々研究者でね。それはもう色んな研究をしてたよ」

 

「研究?」

 

「あぁ、それはもう沢山……人には言えない研究もしたよ」

 

「………………」

 

「そしてご先祖様はとんでもない事をしでかした。他の動物同士を混ぜ合わせ……新しい獣を生み出す……キメラって奴さ」

 

「キメラ…………」

 

「人の道から離れた実験……この世界に神様がいるとすれば罰を与えるだろうね。まぁ結果的に罰は下った」

 

罰……それって……もしかして……

 

「住野の人間は今では……人から獣になり、そして寿命も人ではなく動物に近いものとなったんだよ」

 

「じゃ、じゃあ……住野さんは……」

 

「まぼろ。そう呼びなさい。まぁ今は定期的に薬を打つことで人とそう変わらないように生きられる」

 

「それじゃ……住野くんは……」

 

もしかしたら住野くんは人としての寿命を迎えるのを嫌がって……逃げ出した。追われる中、傷を負って……

 

「住野くんの意思は……関係ないんですか?住野くんは……」

 

「…………成護は……注射が苦手なんだよね」

 

「無理矢理生かされて……へ?」

 

「あの子は昔から注射が苦手でよく逃げ出すんだよ。それで今回も逃げ出して……それにしても何であんなにボロボロなのか気になるけど……」

 

えっと、物凄く重い話……って訳じゃなかったの?

 

「姉さん、成護の注射終わった。あと成護から聞いたけど、逃げてるときに怪物に襲われたらしい」

 

「怪物か……巷で噂の奴かね?」

 

「あの……重い話とかではなく……」

 

「ん?あぁ罰を受けてるけど、重苦しく考えるより明るく生きようって感じなんだよね。家は」

 

「えっと……えぇ……」

 

物凄く戸惑ってしまう。じゃあさっきの脅かしてきたりしたのは?

 

「いや、君……無関係なのに関わろうとしたから……嫌じゃん。こっちの不手際で怪我させたりするのは……」

 

「は、はぁ……」

 

「とりあえず九朗。悪いけど怪物に関して調査しておくように。何だか怪物と一緒に不思議な女の子達がいるとか聞くし」

 

怪物と不思議な女の子……それってガルガルといろはちゃんたちのことだよね?

 

「あの、その怪物と女の子たちについて……知ってます」

 

「ほう……知ってるのか……」

 

まぼろさんから詳しく話を聞きたいと言われたけど、時間も遅く、今度いろはちゃんたちに会わせると言うことで私は家へと帰った

 

 

 

 

 

 

 

家に帰るとユキが物凄く心配していた……と言うより怒ってる?

 

「ごめんね。ユキ……」

 

「ニャー!」

 

何だか本当に色々と合った……明日学校でいろはちゃんたちに話さないと……その前に……住野くんに話しかけないと……話しかける!?

 

「わ、私……住野くんに話しかけられるの!?」

 

 

 

 




ひろプリの方が完全に終わってからにしようとしましたが、今日のわんぷりのいろ悟が良すぎた勢いで書きました!
感想待ってます!
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