成護Side
まゆにちゃんと謝り、家に帰ろうとしているとこむぎがガルガルの気配を感じ取った。直ぐさま向かおうとすると……
「まゆ。帰ろう」
まゆのことを心配して迎えに来たユキがいた。ユキは黙ってまゆの手を取り連れて帰ろうとした。
「え? あの……えっと……」
「まゆちゃん、また明日ね!」
「バイバイワン!」
ユキのまゆを傷付けないようにする行為はどうにも……俺はいろはたちにガルガルの事を任せて、まゆたちの後を追った
「待て!」
「成護くん!?」
「何?貴方はあの子たちと一緒に行かなくて良いの?」
「とりあえずはあの二人に任せた。俺はただお前に謝りたいだけだ」
「…謝る?私に対して屈辱的な行為をしたことを?」
「あぁ、すまなかった……」
「……すまなかったね…私はそれだけで怒ってるって思ってる?」
「ユキ?」
「貴方は…まゆを傷つけた。あんな服も汚れ、
首に傷を…」
「ユキ!あれは……成護くんは……」
「どんな理由だろうと…それだけは許さない!」
「そうか…ならどうする?ここで俺をやるか?」
「成護くん!?」
ユキは無言でニャミーに変身し、俺に向かっていった。
「ダメ!やめて!」
ニャミーの爪先は俺の首筋で止められた。
「……避けたりしないの?」
「それで許されるなら、俺は構わない…」
「……許さないだけ。これ以上はあなたに対して何もしないわ。それにこれ以上はまゆが傷つく…」
ニャミーは変身を解き、まゆを連れて帰るのであった。
それから悟から連絡を受け、ガルガルを逃がしたらしい。俺も手伝いたい所だが……
「薬、しっかり射っておかないと厳しいわよ」
「分かってる」
薬を打つ日のため、後で合流することになった。
「それにしてもユキちゃんね……」
「姉さんはどう思う?」
「あの子なりにまゆちゃんを守ろうとしているだけじゃないの?」
「そうだろうけど…」
「ただその思いには駄目なところがある」
「駄目なところか……」
「成護は気づいてるみたいね」
まぁ…見ていたら何となくな
「投与は終わり、いろはちゃんたちの所に行っておいで」
「あぁ」
俺は着替え、いろはたちの所に行くのであった。
「守りたい思いは大切。でもね、その思いは自分を含めてない。それに……」
いろはたちと合流しようとするけど、居場所が分からない。どうしたものかと思っているとまゆを見つけた
「まゆ、こんな所で何してるんだ?」
「成護くん!?ユキを見なかった?」
「いや、見てない」
まゆから話を聞くとガルガルが近くに現れたらしい。ユキは追い返すために出て行ったらしいが……
「まゆ!?」
するとユキがこっちにやって来た。
「ユキ! 良かった、無事で!」
「どうして…また貴方が…」
「俺は今来たところだよ」
「ユキ、怪我は……」
「どうして家を出たの? 出ないようにって言ったでしょ」
「だって……ユキのことが…」
「それに、犬飼いろは、犬飼こむぎ。これ以上あの子達とかかわってはダメ」
「どうして?」
「あなたのために言ってるの。あの子達は、あなたを危険な目に遭わせて、平然と笑ってる」
「そんな事!」
「あの子達といたら、また怖い目に遭う。もう話しかけられても、相手にしてはダメ。いいわね?」
「お前、そういう言い方は……」
いい加減言うべきだと思い、言おうとすると
「よくない! 勝手に決めないで!」
まゆが遮った。まゆは思わず出た言葉に驚いていた。そしてユキも……
するといろはたちが俺達に声をかけてきたが、まゆはそのまま走り去っていった。
「まゆ……」
「ユキ、お前はまゆのことを守りたいんだよな?」
「えぇ…そうよ」
「だったら籠の中に閉じ込めようとするなよ…それにお前の守りたい思いは……いやこれ以上は自分で考えろ」
「………」
さてさてどうしたものか……
短めでした
感想待ってます!