わんだふるぷりきゅあ!混ざり合った獣たち   作:水甲

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3週に渡っての悟いろ回からの来週こむぎのシリアス回…温度差……


15 まぼろの仕事

成護Side

 

「それじゃまぼろさんは来れないんだ」

 

「あぁ『仕事』が入ったからな」

 

今日はまゆがプリキュアになったので、ニコガーデンにいるメエメエに報告をしにいくことになった。今はまゆたちが来るまで、悟と待ち合わせをしつつ、そんな話をしていた。まぁ姉さんもギリギリの所で仕事が入ったから残念がってた

 

「でもまぼろさんって一体何の仕事を?」

 

「うーん…」

 

姉さんの仕事か……正直悟…だけではなくいろはたちにも話しづらい……みんな動物が好きだからこそ…な

 

「まぁ色々とだよ」

 

とりあえず誤魔化しておくことにした

 

 

 

 

 

 

まぼろSide

 

アニマルタウンから離れた街……

 

「貴方が…依頼を受けてくださった…」

 

一人の老人が声をかけてきた。私は頷くといきなり頭を下げ始めた

 

「本当にありがとうございます!村の皆はもう怖がってしまい、夜も眠れなくなっています」

 

「そう……まず依頼を受ける前に聞きますが……本当によろしいのですか?」

 

「よろしいとは…?」

 

「人の都合で……」

 

「確かに人の都合で………するのはいけないことだと思っておりますが……ですが…」

 

「そうだね。だからって人の命を奪うのは……命に関してしっかりと考えた結果、私に依頼したのなら受けます」

 

「ありがとうございます」

 

 

 

 

 

私は一人森に入ると目的のものが現れた。巨大なクマ……私を見つけて、怯えるではなく、まるで獲物を見つけたように涎を垂らしていた

 

「救えることが出来たら良かったけど……もう遅いみたいね」

 

襲い掛かるクマ。私は迫りくる鋭い爪を避けると……

 

「人に戯れ付いたり、怯えて人を傷付けるくらいなら救えたけど……貴方は駄目ね。人の血を、肉を、覚えてしまった。もう救えない」

 

クマが大きく口を広げ、鋭い爪も迫ってくる。

 

「ごめんね」

 

 

 

 

 

 

依頼を終え、もう安心だと依頼主に伝えた。

 

「少しは安定したかな?」

 

人の味を知った動物の……奪うのは偽善。だけど私たちの……私の場合は……

 

「偽善どころか、私欲なんだよね……」

 

こんなことあの子たちには言えないよね……それに…九郎や成護も私だけに背負わせたくないって言うけど、これは姉としての役目だから……

 

「頑張らないとね……じゃないと成護たちは……ふふ、禁忌に触れた罰……本当に嫌になるよ」

 

正直言うと、いろはちゃんたちといるときは心が安まる。だからこそ……この事は知られたくない。隠し続けないと……

 

 

 

 

 

 

九郎Side

 

成護はニコガーデンに、姉さんは『仕事』に行っている間、俺は買い出しをしているとこの間会った子に遭遇した。

 

「あ、あの、この間はすみませんでした」

 

「この間の…別に気にしてない」

 

「あの…これからお時間とか大丈夫ですか?」

 

「まぁ…別に」

 

「お詫び…と言うか……その」

 

「お詫びか…はっきり言うが名前の知らない人とお茶をする気はないぞ」

 

「あ、自己紹介…私は蟹江って言います」

 

「九郎だ…」

 

これ、自然と自己紹介してるけど……はめられた?いや、この子からは特にそういう感じはしない……

 

 

 

 

 

 

 

 

成護Side

 

ニコガーデンに来て、メエメエにまゆの事を報告し、少しニコガーデンで過ごすことになったけど……ユキはあくまでまゆを守るためにと言い、あまり協力する気はない感じだった

 

「私も、ユキとみんなと一緒にプリキュアできたらって思うけど、ユキの気持ちも分かるんだ……私も人の輪に入るの、すごく緊張するから……」

   

「うーんと…まゆは、こむぎ達と一緒にいるの嫌って事?」

   

「え!? そそそ、そんな事ある訳ないよ! 仲良くなれて、すごく、すごく、すごく嬉しい!」

    

「じゃあ、ユキもそうかもしれないワン!」

 

「そうだよね! だって、ユキちゃん、まゆちゃんの事、あんなに大好きになったんだもん! だから、私達や他のみんなとも、もっともっと仲良くなれるって!」

 

「そっか…そうかも……」

 

「まぁ自然と溶け込むかもしれないしな……」

 

「う、うん、そうだね」

 

何でだろう?ここ最近のまゆはどうにも俺との距離が遠い気がするけど……気のせいか?

    




色々と明かしつつ、次回に続きます
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