わんだふるぷりきゅあ!混ざり合った獣たち   作:水甲

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わんぷりのモブキャラって何で可愛いキャラが多いのだろうか?


17 ユキの転入と恋愛相談?

成護Side

 

ある日の学校にて、朝のホームルームで転入生の紹介が行われた。その転入生は……

 

「えー、またまた転校生がやって来ました」

 

「猫屋敷ユキです。よろしくお願いします」

 

『おお……』

 

本当に転入してくるとは……後から聞いたらこむぎも同じように転入出来たとか……本当にどういう方法を使ったんだよ?

 

「ユキー! ユキも同じクラスで一緒に遊べるね!」

 

「学校は勉強する所ですよ」

 

「あ、そうだった…」

 

「こむぎちゃんのお友達なんだ!」

 

「猫屋敷さんの親戚?」

 

「そ、そうなの。いとこなの」

 

「そうなの!」

 

「じゃあ、ユキさんは、こむぎさんの隣に…」

 

先生にそう言われるが、ユキは何故かまゆと一緒の椅子に座った。

 

「ユ、ユキ…」

 

「どうかした?」

 

「どうって…」

 

考えるにあの位置がいつものユキのポジションなんだろうな……

それにしてもクラスの一部から……

 

「ユキまゆ?」

 

「薄い本がはかどる!」

 

などの声が聞こえたけど、何の話だ?

 

「ユキの席は、こむぎちゃんの隣だよ……」

 

こむぎが手を振ってユキに教えるが、ユキはまゆの隣に座るクラスメイトに近寄り……

 

「そこ、どいてくれる?」

 

「ユキー!」

 

「ユキ! こむぎは、ここだよ!」

 

何だろ?ユキならあんまり問題を起こさないと思ってたのに……いや、まゆに対してそうなることを考えておくべきだった。

 

 

 

 

 

ホームルームが終わり、俺もいろはたちのところに集まる

 

「学校の事、私が教えてあげる! すっごーく、わんだふるー! …な所なんだよ!」

 

「前から気になってたんだけど、その『わんだふる』って何なの?」

 

「わんだふるは、わんだふるだよ!」

 

「『ワンダフルー!』って気持ちの事を、ワンダフルっていうの!」

 

「何も分からないんだけど……」

 

「安心しろ。俺もよく分からない」

 

「ワンダフルには、素晴らしいとか、すごいという意味があるよ」

 

「そうなんだ!」

 

「知らずに使ってたの?」

 

「ユキもすぐに分かるようになるよ! だって、私達、わんだふるぷりきゅあ! だもんね!」

 

「わんだふるぷりきゅあ? お断りよ」

 

「え!?」

 

「どうして?」

 

「私は猫なのに……ワン!…だなんて……」

 

いや、確かにそうなんだろうけど…気にする事じゃ…

 

「じゃあ、何がいいかな?」

 

いろはは何か考えようとしていると、チャイムが鳴った。

 

「まだユキに何も教えてないのに!」

 

「教えてなんて頼んでないわ。人間のフリするなんて簡単よ」

 

簡単か……まぁユキなら完璧に熟しそうなイメージがあるから心配はないな

 

 

 

まぁ予想通り、授業も完璧、体育も完璧。美術は…絵はかなり上手い方なんだけど……これ、ツッコんだ方が良いのか?描いてあるのまゆばっかりなんだけど……

 

「おおー!」

 

「か、簡単どころか……」

 

「すご過ぎだよ、ユキちゃん!」

 

体育に関しては猫だこらこその身軽さを生かしてるな。

 

 

 

それから家庭科の時間……今回は刺繍だけど…

 

「よし…完成!」

 

まゆもユキも上手い具合に作ってる

 

「わあ……」

 

「ハァ…刺繍って難しいのね……まゆが、いつも楽しそうに縫ってるから、簡単なんだと思ってたわ……」

 

「まゆって、すごいのね」

 

「ユキの方がすごいよ!」

 

お互いに褒め合う中……

 

「私達のも見て!」

 

いろはとこむぎの2人が縫った刺繍を見せてきたが……うん、悟、出番なんだが……

 

「何、それ?」

 

「クッキーだよ!」

 

「こむぎだよ!」

 

「え!? こむぎ!?」

 

「うん! 可愛くできたでしょ!」

 

「うーん……」

 

「ハァ……」

 

 

 

 

 

 

それからお昼になるが……俺はいつも通りいろはたちとご飯を食べようとすると、蟹江に呼び出された

 

「何だ?用って?」

 

「えっと…その…住野くんのお兄さん…九郎さんの事だけど…」

 

「九郎がどうかしたんだ?」

 

ん?そもそも蟹江って九郎と知り合い?あれ、そういえば最近1人の女の子に懐かれてるとか……

 

「その///九郎さんってどういう人が好みかな?」

 

「九郎の好みか…あまり聞かないというか……あいつは恋愛に対して臆病なんだよ」

 

「臆病?もしかして昔付き合ってた人と何かあったとか?」

 

「あ~」

 

何というべきか……流石に俺達の身体の事を言えないけど……

 

「あいつは本当に自分は人を愛せるのかって思い悩んでるんだ」

 

「愛せるか……」

 

「まぁ不安で仕方ないだけだから、蟹江は押しに押しまくった方がいいぞ」

 

「うん、やってみる!」

 

蟹江を見送り……それにしても蟹江が九郎をか……

 

 

 

 

 

 

それから少しして、いろはたちが家庭科の課題に取り組んでいた。俺はもう終わらせたけど……とりあえず集まっていた。

 

「悟君は、どんな刺繍したの?」

 

「これだよ。」

 

悟が見せたハンカチには大福が縫われていた。悟…お前…能力高すぎないか?

 

「あ! 大福ちゃんだ!」

 

「すごく丁寧なステッチ!」

 

「ありがとう! 大福にプレゼントしようと思って刺繍したんだ!」

 

「プレゼントいいな!」

 

「うん! 誰かにプレゼントするって思うと、やる気出るかも!ねえ、刺繍したハンカチ、みんなで交換しない? 私とまゆちゃん、こむぎとユキちゃんで交換するの! どうかな?」

 

「そんな事しないわ、絶対に……」

 

「どうしてダメなの?」

 

「私……交換、したいな……」

 

「まゆ!」

 

「やったー! ユキ、すっごくわんだふるなハンカチ作るから、お楽しみに!」

 

それから4人は刺繍を続けるが、まゆの集中力は凄いな……いろはも質問しているけど聞こえてない

 

「まゆ……」

 

「すごいね、まゆちゃん! 周りの声も聞こえないくらい集中してるんだ! カッコいいな!」

 

そんなまゆの様子を見て、ユキは何かを思い……

 

「来て」

 

「ユキちゃん? 待って!」

 

「私も行く!」

 

「ああ、こむぎちゃん! ユキちゃんは、犬飼さんだけ呼んでるんだと思うんだけど……」

 

何か…あるのか?まぁ俺は後で聞けば……

 

「貴方も来て」

 

ユキは俺にも話があると……仕方ない。付いていくか

 

「ユキちゃん、どうしたの?」

 

「あなたは……あなたたちは、あの子と違うのね。」

 

「あの子?」

 

ユキは語った。まゆが転校前に何があったのかを……




あれ?あんまり成まゆない?
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