わんだふるぷりきゅあ!混ざり合った獣たち   作:水甲

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今回まさかの……


18 まゆの過去と……?

成護Side

 

ユキから語られるまゆの中学時代の話……

 

「まゆには、前の学校でとても仲の良い友達がいたわ……まゆはその子の誕生日に、ハンカチをプレゼントする事にしたの。彼女の飼っていたチンチラの刺繍をして……誕生日に間に合わせるため、休み時間も刺繍をしたわ。でも……まゆは集中すると、周りの声が聞こえなくなるの…だから、話しかけてくる友達の声に気付けなくて……2人は誤解が解けないまま、友達じゃなくなってしまったのよ……私は、まゆにこれ以上傷付いてほしくないの……傷付けるなら、最初から近付かないでほしい……まゆをいずれ傷付ける友達なんか、いらない……」

 

「全然分かんない!」

 

「でしょうね…」

 

「いろはと私は仲良しだけど、ケンカした事もあるよ! ユキだって、まゆとケンカしてたよね!」

 

「それは……」

 

「いろはとケンカして、悲しかったけど、もっと仲良くなれたよ! 私といろはは、これかも、ずーっと一緒!ね!」

 

「うん!明日ケンカするかもしれないからって、今日仲良くするのをやめちゃうのは寂しいよ……」

 

「傷付いて、辛い思いをするよりは良い……」

 

「私はユキちゃんともっと仲良くなりたい! ケンカしちゃうかもしれないけど、それでも!」

 

「どうして……」

 

「だって、一緒に遊んだ方が、わんだふるー! でしょ!」

 

こむぎはユキの手を握りながら笑顔で言う。

 

「……俺も無視されてショックと言うよりも、いろはが言ったように集中してて凄いって思ったぞ」

 

「成護くんもそう思ったんだ!」

 

「それに……喧嘩したとしても仲直りの仕方…分かってるだろ」

 

「………」

 

「俺は先に戻るよ」

 

俺はそう言って先に教室へと戻った。ユキは少し落ち着いてから戻る感じだな。いろはとこむぎもそれに付き合うみたいだ。

 

 

 

 

 

 

教室に戻るとまゆはまだ集中していた。集中してるまゆの姿は……何処か綺麗でずっと見ていたい……

 

「おかえり。犬飼さんたちは?」

 

「少ししたら戻ってくる」

 

悟にそう言うと、まゆは刺繍を完成させ、いろはたちがいないことに気がついた

 

「犬飼さん達なら、すぐ戻ってくるよ」

 

「私、集中すると周りの声が聞こえなくなって……もし、いろはちゃん達が話しかけてたのに、無視してたら……」

 

「犬飼さんは、猫屋敷さんの事、集中してすごいって言ってたよ。大丈夫」

 

悟の言葉を聞いてもまゆはまだ俯いていた。

 

「俺もまゆの集中力は凄いと思うぞ」

 

「えっ?」

 

「まゆはその集中力が欠点だと思うのは仕方ない。だけど俺からすれば……充分凄いところだと思うし……それに集中してるまゆは凄く綺麗だと思うぞ」

 

「成護くん///」

 

あれ?何でまゆは顔を赤らめてるんだ?

 

「住野くん…ある意味凄いよ…」

 

「何が?」

 

俺は素直の気持ちを言っただけなんだけどな?

 

 

 

 

 

それからいろはたちが戻ってくると同時に授業が始まると、こむぎとユキはガルガルの気配を感じ取った瞬間、学校中のみんなが眠りについた。

 

「これは…!?」

 

ガルガルの力か?このままだといろはたちはプリキュアになれない……

 

「ユキ! 起きて!」

 

みんなが眠気に負けている中、こむぎだけは元気だった。

 

「まだ眠くなーい。おやつ食べるー。お散歩行くー。プリキュアするー!」

 

「あの子は、どうしてあんなに元気なの?」

 

「こむぎって、眠いと逆に元気になっちゃうんだよね…」

 

「いろは! 起きた? 起きた?」

 

「起きました…」

 

いろはが何とか起きたので、2人はプリキュアに変身した

 

「「プリキュア・マイ・エボリューション!スリー!ツー!ワン!」」

 

「みんな大好き素敵な世界! キュアワンダフル! 一緒に遊ぼ♪」

 

「みんなの笑顔で彩る世界! キュアフレンディ! あなたの声をきかせて」

 

「「わんだふるぷりきゅあ!」」

 

2人が変身するがユキだけは躊躇していた。

 

「わんだふる……」

 

どんだけわんだふるって言いたくないんだよ…するとまゆはユキに耳打ちをする。

 

「こういうのは、どうかな?」

 

2人は頷き合い、プリキュアに変身する

 

「「シャイニーキャッツパクト!プリキュア! マイエボリューション!目元にきらめき!リップはキュートに!」」

 

「気高くかわいくきらめく世界! キュアニャミー!仕方ない、構ってあげる!」

 

「結んで紡いでつながる世界! キュアリリアン!こわくない、こわくない!」

 

「「ニャンダフルプリキュア!」」

 

「「ニャンダフルプリキュア!?」」

 

ワンダフルが嫌だから、ニャンダフルって……

 

「ダ、ダメかな?」

 

「いいじゃない。気に入ったわ」

 

4人がプリキュアに変身したが、俺はまだ眠気が酷い……仕方ない…

俺はペンを持ち、膝に突き刺した

 

「成護くん!?」

 

「眠いなら…痛みで…」

 

滅茶苦茶痛いけど……獣化すれば……

 

「ほら、早くガルガルをどうにかするんだろ」

 

俺はそう言って窓から飛び出す。

ガルガルがいる場所……校庭にはパンダのガルガルがいた

 

「気持ち良さそうに寝てるねー」

 

「このガルガルは、パンダのガルガルみたいだ……」

 

悟……眠いのに解析を続けるなんて……流石だよ。

ガルガルから放たれる眠気オーラでまた眠気が……

ワンダフルは飛び出し、ガルガルを起こそうとするが、ガルガルの寝相でワンダフルが地面に埋まった

 

「大丈夫!?」

 

「急に飛び出すと危ないよ……」

 

ガルガルは更に眠気オーラを出すとリリアンが倒れそうになっていた

 

「リリアン!」

 

ニャミーはリリアンを何とか助け、リリアンの頬を抓る

 

「大丈夫? リリアンも私を!」

 

2人はお互いの頬を抓りながら眠気に耐えている。俺も更に膝を自分の爪で抉る

 

「つぅ!?」

 

「成護くん!?それ以上は……」

 

「大丈夫……だけどこのままだと何も出来ないぞ」

 

「確かに…そうだけど…」

 

どうしたものかと考えていると、ワンダフルだけはまだ元気そうに…

 

「フレンディ! 起きてよ!」

 

「お散歩はまた後で…」

   

「悟!」

 

「うーん…パンダ……タイヤ楽しいね……」

 

悟の寝言を聞いて、何かをひらめいたニャミーはアミティーリボンタンバリンを取り出し…

 

「そんなに元気なら!アミティーリボンタンバリン!ニャンニャンニャミー!ヘルプ! キラリンアニマル!キツネ!行くわよ!ワンダフル! コン!」

 

キラリンキツネの力でワンダフルをタイヤに変えた……

 

「タイヤ?」

 

何だろう?凄くツッコミたくなる……

 

「ガルガルと遊んできなさい!」

 

「わー! 何、これ!」

 

ワンダフルタイヤは校庭中を走り回る。その姿はまるでホイールカー〇ィー?タイヤ関連だからブ〇ブ〇ジャー?それとも仮面ライダード〇イブ?

ワンダフルはそのままガルガルに飛び込み、ガルガルもワンダフルタイヤで楽しそうに遊び、隙が出来た

 

「「アミティーリボンタンバリン!ニャンダフルをあなたに!ニャン!ドゥ!トロワ! ガルガルなこころ、さようなら!プリキュア! アミティールミエール!」」

 

ガルガルを浄化に成功し、元に戻ったキラリンパンダをニコガーデンに戻すのであった。

 

 

 

 

 

 

 

それからユキも笑顔を見せるようになり、何とかやっていけそうだなと思った。

そして俺は保健室でまゆに膝の応急手当をして貰っていた

 

「俺の身体は一応は治癒力高いから…放っておいても…」

 

「放っておけないよ……だってペンで膝を刺したり、自分の爪で抉ったり……ばい菌とか入ったら…」

 

「まゆ……」

 

まゆは俺の傷口を消毒する。まゆの健気な所を見て…俺は……

 

「悪かったな。心配させて」

 

「成護くんは自分の身体のこと…もう少し考えて…成護くんに何かあったら私……」

 

まゆが言いかけた瞬間、顔を赤らめた。何を言いかけたんだ?

それにしても…

 

「集中してるまゆも、こうやって健気なまゆも…見てて…俺はまゆの事好きだな……」

 

「へ?」

 

ん?俺、声に出してた?まぁいいか。本当に思ってることだし…このまま本音を伝えておこう

 

「多分だけど…俺はまゆのことが好きなんだと思う」

 

「えっと///」




次回!オリスト!成まゆ回!
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