まゆSide
突然の告白に私は……
「えっと……考えさせて…」
そう言うと成護くんは「分かった」と答えた。
私は……
そのまま学校が終わり、みんなと別れた後、私はユキに相談するべきか悩んでいた。ユキも私の様子がおかしいことに気がつき、私がいつ打ち明けるか待っている感じだった。
そんな時……
「あれ?まゆちゃんとユキちゃんも」
まぼろさんと遭遇した。まぼろさんは私のことを見つめると……
「成護と何かあった?」
「……はい」
「話聞くよ」
「そうね…まゆ。話して…」
「うん……」
近くの公園のベンチに座り、まぼろさんとユキに成護くんから告白されたことを伝えた。
「私……その場から逃げたみたいに…考えさせてって言って…」
「まゆの判断は正しいと思うわよ。あの男はもう少し配慮と言うべきか……」
「成護の場合は真っ直ぐだからね……それにしても成護が…ね。ふふ、嬉しいわ。成護にそう言う感情があるなんて」
「どういうことですか?」
「そうね…まゆちゃんは私達と初めて会って、私達を理解してくれたからね……少しだけ話してもいいかもね。ユキちゃんもいいかな?」
「まぁそれなりに興味があるわ。貴方達のこと…」
まぼろさんは話してくれた。住野家に関して……
「私達が呪いを受け、獣の力を宿すことになったのは知ってるわね」
「はい…」
「本来は誰かを傷つける為のもの…そう言う力よね。あの男はよくガルガルを傷つけないで助けようとしてるわね」
「あの子は力の使い方をよく理解してるからね……」
「確か…成護くんは沢山の獣の力を宿してるって……」
「あの子は私達の中で2番目に強い呪いを受けている。だからこそ自分の力を理解している……九郎は比較的呪いは薄く…二体の獣のみ……」
「あなたは?」
「私は……秘密よ。さて、おさらいをしたところで、私達は普通に恋愛を出来ないと思ってる」
「えっ?」
普通の恋愛が出来ない?それって……
「もしまゆがあの男と付き合った場合、まゆにも呪いを受けるとでも?それなら、悪いけど私は」
「ユキ…」
「呪いは受けないわ。ただ引き継がれるわけ……それだけよ」
引き継がれるわけってその…将来的にもしも私が///
「ふふ、気が早かったわね。ユキちゃん、まゆちゃんには呪いを受けることはないわ」
「まぁそれなら…」
「ただ九郎は恋に臆病に……もしもの事を考えすぎている。成護は本当に恋愛に関してはそこまで考えてない。でもだからこそ成護がまゆちゃんを好きになったのは意外なのよね」
「………」
「……一つ聞きたいことがあるんだけど…貴方達の呪いは解けないの?」
「私達の呪いは神さまがかけたもの……その呪いは簡単には解けない…そして…いえ、この事はいいわね…ねぇまゆちゃん。まゆちゃんの気持ちが一番大事だけど……姉としての願いは成護に普通の人と同じように過ごせるように…支えて欲しいの……」
「まぼろさん……」
「まゆが決めることなら私は何も言わないわ……貴方もこんな話をして、まゆの気持ちが決まるとは思ってないでしょ」
「えぇ、話したのはもしも付き合うことになったときに…知っておいて欲しいだけだから……だからお願いね」
ユキSide
その日の夜、まゆは眠っている。私は……
「あの人の話にはまだ気になる事がある……それは呪いをかけた神とやらと……呪いの解呪方法……」
私達に話さなかったのは何かあるのだと思う。それも私達に伝えれば…私達の気持ちが離れるような……
「それに彼らの先祖は…何を…」
呪いを受けるほどのもの……それは一体……
まゆSide
成護くんたちの家の話を聞いた上で……私は自分の思いを確認した……私は…成護くんのことを……
朝になり、成護くんに連絡して、私は学校の屋上に呼び出した。
「……決まったのか?」
「うん…私は成護くんの事を好き……なのかもしれない」
「かもしれない?」
「私が成護くんのことを思うと高まるこのドキドキは……好きって気持ちなのか分からない……だからその……ちゃんと私の気持ちが好きだって知りたい…だから…付き合って色々と確認してから……ちゃんと伝えるから……私は成護くんのことを好きだって」
「まゆ…じゃあ俺もまゆが好きだって言えるように……頑張る」
「うん…あとその……お願いがあるんだけど……」
「なんだ?」
「その…恋人未満で付き合ってること…内緒で…その恥ずかしいし///」
「分かったよ…」
こうして私達は恋人未満で付き合うことに……
恋人成立…ではなく恋人未満に……
あとオリ組の名前の由来は…
成護→護成→ごーせい→ごうせい→合成
九郎→クロウ(カラス)朗→狼
住野→野住→住→獣→の獣
こんな感じです。まぼろは…その内に
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