九郎Side
蟹江にお祭りに誘われた俺。蟹江の希望で昼間から呼ばれた
「九郎さん…その、似合いますか?」
蟹江は恥ずかしそうにしながら浴衣を褒めて欲しそうにしていた。
「あぁ似合うよ」
それにしても浴衣の模様…蟹って…そういうのあるのか?
「九郎さんは…私服なんですね」
「まぁ…浴衣持ってないからな」
下手に肌を出すと色々とな……
「それで何処を回るんだ?まだ本番始まるまで時間があるけど…」
「その…こうして歩くだけでも……」
「そっか…」
とりあえず一緒に歩くと……ふと俺はあることを思い、蟹江と手を繋いだ。
「あっ////」
「いや…だったか?」
「い、いえ……」
「俺は恋なんてものに対して少し怖がってる所がある」
「その話……住野くんから聞いてます…」
「蟹江、それでもお前は……」
「はい、好きです」
「もし…」
「九郎さんが傷つけるようなことをされても、私は九郎さんの事を好きです」
「そ、そうか////」
成護Side
鏡石神社にたどり着き、みんなで屋台を楽しんでいくと、神社の奥にある動物の石像があった。すると神社の娘でクラスメイトの烏丸からある話を聞く。昔、この辺りの住人達が、亡くなった動物達の供養のために置いたらしい。そのためアニマル神社とも呼ばれています。
山奥にも遠吠神社という所に狼の石像があるとか……
「かつて狼は、数多く生息していた。だけど、人間が狼を狩った事で、大幅に数を減らした。さらに、伝染病も流行ったり、住む場所も少なくなったり、様々な原因が重なって、絶滅。つまり、1匹もいなくなってしまったんだ……」
「いない? 誰もいなくなっちゃったの? 一緒に遊ぶ子も?」
「そうだよ」
「でも、こむぎ、聞いたよ! 山の方からワオ~ンって!」
「夢でも見たんじゃない?」
「夢……」
話を聞いたこむぎは何処か寂しそうだった。
それから鏡石のライトアップの時間になり、みんなで見に行く。
「綺麗だね、こむぎ……みんなの願いが叶いますように…」
こむぎは山の方を見つめると何かあることを閃いた。
「お願い事思いついた! 短冊に書いてくる!」
そう言ってこむぎは短冊を書きに行く。
「成護くんはなんて書いたの?」
「……悲しませないように…かな」
「悲しませない?」
「好きになった女の子を……特に」
「あ……」
とは言えもしかしたらのことがあるから、こうして短冊に願わないとな
「そっか……」
そんな話をしていると、こむぎとユキの2人がガルガルを感じ取った。おまけに大福も……動物からすればガルガルの気配は感じ取れるものなのか?と思っていると祭りの会場に白鳥のガルガルが現れ、翼を羽ばたかせ会場を荒らす。
「みんな!行くよ!」
いろはたちは早速プリキュアに変身する
「「プリキュア・マイ・エボリューション!スリー!ツー!ワン!」」
「みんな大好き素敵な世界! キュアワンダフル! 一緒に遊ぼ♪」
「みんなの笑顔で彩る世界! キュアフレンディ! あなたの声をきかせて」
「「わんだふるぷりきゅあ!」」
「「シャイニーキャッツパクト!プリキュア! マイエボリューション!目元にきらめき!リップはキュートに!」」
「気高くかわいくきらめく世界! キュアニャミー!仕方ない、構ってあげる!」
「結んで紡いでつながる世界! キュアリリアン!こわくない、こわくない!」
「「ニャンダフルプリキュア!」」
ガルガルは空を自由に飛び回り、ワンダフルたちから逃げ惑う。こういう空を飛ぶ相手は……俺は両腕を鷹の翼に変え、足を鷹の爪に変えてガルガルを追っていく。
「中々早いな!だけど!」
俺は一気にスピードをあげ、ガルガルの前に出るがガルガルは急降下して、俺から逃れるとワンダフルがガルガルを捕まえようと高くジャンプしていたが、ガルガルに吹き飛ばされ、湖に落ちそうになったところをフレンディに助けられていた。
「大丈夫か!」
「ワンダフルは大丈夫!」
「ねぇ!こっちに上手く誘導して貰えない?」
「分かった!」
何か作戦があると思い、俺はニャミーの言うとおりガルガルを追っていき、ニャミーたちの所に誘導するとリリアンがリリアンネットでガルガルを捕縛した。
「今よ!」
「「フレンドリータクト」」
「「ワンダフルをきみに!」」
「「ワン!ワン!わーん!」」
「「ガルガルなこころ、とんでけー!プリキュア・フレンドリベラーレ」」
ワンダフルとフレンディにより、ガルガルを無事浄化した。
浄化されたガルガルはキラリンスワンであり、キラリンスワンはニコガーデンに戻り、悟曰くこれで全てのキラリンアニマルたちがニコガーデンに戻った。
「やったー!」
「ワンワン! わんだふるー!」
「ワンダフルー!」
「困っている動物達を助けられますように。まゆが短冊に書いた願い、叶ったんじゃない?」
「そうだね! 叶っちゃった!」
「やったね! 悟君!」
「うん! ボクも願い事、叶っちゃった!」
「こむぎの願い事はどうだった?」
「叶ったよ! バッチリ! あのね、私のお願い事は、みんな、仲良し! ワオ~ン!」
こむぎは楽しそうに遠吠えする。
みんなが楽しそうに笑い合う中、ふと、まゆが俺の手を握っていた
「まゆ?」
「その///成護くんの願い…悲しませないって……今からこっそり変えたりは?」
「何で?」
「その……私は成護くんに何かあったら……絶対に悲しむから……出来たらもう少し前向きなものに…」
「前向きって…例えば?」
「えっと…………かな?」
「………今から変えるのはズルだろ。来年願うよ」
「来年…うん!」
それにしてもまゆ……俺の願い事を『幸せにする』って……
まぼろSide
いろはちゃんたちが楽しそうに笑い合うのを見つめる中、うっすら感じていた気配はなくなった
「本当に……なんだったんだろうね……」
私は自分で書いた短冊を見つめた。私達を蝕む呪い……
『住野家の呪いを私1人背負えるように……』
感想待ってます