成護Side
ある日のこと、まゆの家に遊びに来ていると……
「ユキってば可愛い!」
ユキを動画で撮影していると、まゆの母親がそんな事を言い出していた。
「でしょ!」
「私は、いつでも可愛いニャ」
「もちろん! でも、まゆが撮ったユキは、いつもよりもっと可愛いの!」
「そうかな?」
「ほら! 私が撮ったユキがこれ!で、こっちが、まゆが送ってくれたユキ! 一目瞭然じゃない?」
見せて貰うと確かにまゆが録った方のがユキは自然体で良い感じだった。
そんな中、まゆの母親がユキの動画や写真をキュアスタに投稿してみたら良いんじゃないのかと提案した。もしかしたらお店の宣伝になるかもしれないとの事だった。まゆは少し考えることに……
まゆの部屋に行き、まゆにキュアスタについて話をした
「色々と不安だったりするのか?」
「うん…明日いろはちゃん達にも相談して……」
「まゆがそうしたいならそうするべきだな」
「成護くんはどう思ってるの?」
「俺はまゆの気持ちを大切にしてるからな」
「そっか……」
まゆは嬉しそうに俺の側により、肩に頭を乗せた
「まゆ……そんな風に近いと……」
「近いと?」
「……まゆ」
俺はまゆを抱き寄せて、まゆの首筋のニオイを嗅ぐ
「ん///」
「まゆ///」
「………2人とも、私がいること、少しは気にしたら?」
「「!?」」
ユキにそうツッコまれる俺達であった。
次の日、まゆはいろは達にキュアスタの花氏を相談した。ユキは別に投稿してもいいって事だが、まゆは自分の投稿でユキやお店の悪口を言われてしまうんじゃないかと心配してた。
まゆからすれば一度嫌われてしまえば修復するのが難しいって思ってるんだろうな……
「まゆ、大丈夫。被写体は、この私よ。悪く言われる訳ないじゃない。でしょ」
「うん!」
まゆSide
その日の夜、早速キュアスタに投稿することに……
「ユキ、いくよ…」
「大丈夫。私がついてる」
「こわくない、こわくない…」
緊張しながら何とか投稿した。
「大丈夫だって」
「うん…」
「あら?早速……」
「いいねが……成護くん///」
次の日、学校でもお店の常連さんにも投稿が好評だった。そんな日の夜……
「『ネコ出せばバズるんだからお手軽だよな』 は? 何なの?」
こういうコメントが出てくるのは仕方ないよね。でも……
「『ネコはかわいいんだから仕方ない』…」
「『プリホリさん気にせずどんどんユキちゃん見せて下さい』だって……」
「ほらね。大丈夫だったでしょ」
「うん!」
最初は不安だったけど、こんなに好評で良かった……
ノーヴSide
ザクロと一緒に鉄塔の上にいる私。協力関係とは言え面倒ね
「何なの、この街の動物…人間なんかと仲良くしちゃって…モォ~って言いたいのは、アタシだっての!あ、待てよ……人間は敵だって分からせてあげるのも、アタシの仕事じゃない!ガオウ様がお目覚めになった時に、動物達がちゃんと分かる子になってたら……ほう…よくやったな、ザクロ。はい! ガオウ様! 褒めてやろう」
1人でよくそこまで楽しそうに盛り上がること……まぁ私はあいつらをやらせて貰うけどね。
成護Side
今日もまゆの所に来ている俺。
「『オレが悪かった。ユキちゃんが可愛過ぎる。チェックが止まらん』だって…良かった! この人もユキの事好きになってくれたみたい!」
「フフッ、自分の魅力が怖いニャン」
「もう、ユキってば!」
「特に問題ないみたいだな」
「成護くんもいつも見てくれてありがとうね」
「それは……まぁ…」
「ねえ、ユキ……成護くん……もしかしたら、前の学校の知覧さんとも仲直りできるかな? したいな…」
「きっとできるニャ」
「そうだな。今のまゆならきっと…」
「で、でも、急に会いに行くのは変だよね…何かきっかけ…そ、そうだ、キュアスタ! 知覧さん、ユキの事気に入ってくれてたし、ユキに会いにお店に来てくれれば、また話すきっかけになるかも!」
「そんな事しなくても…」
「どうしよう! どんな動画撮ったら、知覧さん喜ぶかな!? 新作! 新作考えないと!」
「慌ててるまゆも可愛いな…」
「あなたは平常運転ね」
気が付くとまゆが集中モードに入っていた。集中してるまゆを見ていたいけど、トイレを借りよう……
トイレから戻ると見知らぬ女の子がまゆに声をかけていたが、集中しているまゆの耳にはその声は届いてなかった。女の子は諦めて帰っていくと……ユキは慌てていた
「まゆ! あの子が来てるニャ!まゆ!」
「どうしたの、ユキ?」
「あの子が! 知覧友真が来たの!」
「え…」
さっきの子……もしかして前の学校の…
「まゆ…」
「また、やっちゃった…」
「………ちょっと追いかけてくる」
「えっ?」
「ユキはまゆのことを頼んだ!」
「分かってるわ!」
感想待ってます!