わんだふるぷりきゅあ!混ざり合った獣たち   作:水甲

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今回の話は3話仕立てです!


41 ふれあいパークと変な気配

いろはSide

 

ある夢を見ていた。その夢は家族でふれあいパークに来たときの夢……

 

 

 

 

「いろは! 朝だワン!」

 

こむぎに起こされた私。あんな夢を見たからかそういえば最近行ってなかったな……それにあのゾウの名前……

 

「偶然だけど……久し振りに行ってみようかな?」

 

「行くって何処に行くワン?」

 

「そういえばこむぎは行ったことなかったよね?」

 

「ワン?」

 

「ふれあいパーク!」

 

早速みんなに連絡して、ふれあいパークに行くことになった。

 

 

 

 

 

 

成護Side

 

いろはから誘いを受けて、みんなでふれあいパークに来ていた。因みに今回は姉さんも一緒だけど……姉さんがこういう所に来るのは珍しいな

 

「たまにはこういう所に来るのは気分転換になるからね」

 

「気分転換か…」

 

確かにそう言うのも良いかもな……

 

「私、ふれあいパーク一度来てみたかったの~誘ってくれてありがとう。いろはちゃん」

 

「こちらこそだよ~」

 

「ユキも初めて?こむぎも初めて!ワクワクだね。ドキドキだね」

 

「別に…まゆが来たいって言うから来ただけ」

 

「悟くんはよく来てるよね?」

 

「年間パスポート持ってるくらいには」

 

「流石悟くん!」

 

いろはたちも楽しそうにしているな。

俺達は早速中に入ると……

 

「「!?」」

 

「どうしたの?成護くん?まぼろさんも?」

 

「いや……」

 

中に入った瞬間、変な気配を感じた……この感じ…絶対的な強者の気配…と言うべきか絶対に手を出したら駄目な存在……そんな気配……

 

「この気配……まさかね

 

姉さんも感じていたけど……一応は警戒しておくか……

 

「ここには私が小さい頃からずーっと大好きで会いに来てる動物がいるんだ」

 

「そうなんだ。いろはちゃんの推しなんだね」

 

「推し?」

 

「えっと…大好きで応援してる人のことを推しって言ったりしてるんだけど……」

 

「へー、うん、私の推し。勿論、動物はみんな大好きだけど、その子とは思い出があって…」

 

少し歩いていくと動物達と人が触れあっているのを見て、まゆは驚いていた。いろはの言うには人と動物との距離が近いのがここのふれあいパークの売りみたいだった。

まゆの肩にリスザルが乗ったのを見て、まゆは嬉しそうにしているのを見て、ユキは少し不機嫌そうになったけど……ユキ、嫉妬は……

 

「何?」

 

「別に…」

 

それから色んな所を見て回っているけど……豚と牛の所にいた着ぐるみ……まるで本物みたいだったな~

更に少し歩いていくと……

 

「お気を付け下さい! カンガルーが通ります!」

 

こういうふれあいパークって、動物達の移動するところ見れるのも良いところなのかもな。そう思いつつ、カンガルーの移動を見ていると……

 

「こんな近くで見るの初めて!」

 

「みんなピョンピョンしてる! なんで走らないの?」

 

「カンガルーは……」

 

悟が言い掛けると……

 

「すごく力の強い足を使ってジャンプします。カンガルーにとっては、ジャンプが一番の移動手段なんです。ずっと遠くまでジャンプだけで移動するんですよ」

 

「さすが少年! 相変わらず、よく勉強してる!」

 

「いえ……ボクも実物を見るのは初めてで……」

 

「ましろさん! カンガルーさんを見習って、私達も、もっと足を鍛えましょう!」

 

「え…と、とりあえず、今日は動物園を楽しもうか……」

 

「そら! ましろ! はやくいこう!」

 

仲よさそうな男女4人と赤ちゃんがいた。

 

「あの子、すごく動物に詳しいね」

 

「うん。悟君みたい」

 

「それに、みんなすごく仲良しだね!それと……」

 

いろははピンク色の髪の子を見ていた。

 

「偶然なのかな?」

 

「犬飼さん?」

 

「ううん、なんでもない」

 

そう言って次の目的地へと行こうとすると……すれ違った奴がハンカチを落としていった。俺は拾い声をかけた

 

「ハンカチ落としたぞ」

 

「ん?ごめん、ありがとう」

 

ハンカチを渡した時、少し手に触れてしまったが俺は咄嗟に手を引いた

 

「……すまん。何でもない」

 

「ん……分かった」

 

ハンカチを渡し終え、みんなと合流するが……今の奴の気配……ふれあいパークに入ったときに感じた気配に似てる?

 

 

 

 

 

 

「今の奴……」

 

「どうしたの?桜空くん」

 

「いや、ちょっと気になることが……まぁいいや」

 

「ところで桜空さん、何でアスさんは成長した姿なんですか?」

 

「こいつの場合、いつもの姿だと動物達を怯えさせるらしいから、一番オーラを抑えられる姿になってる」

 

「ごめんね。ツバサくん。ツバサくん、この姿はあまり好きじゃないのに」

 

「い、いえ、僕は…」

 

「それとも…目覚めた?」

 

「何にですか!?」

 

「相変わらずだね。少年とアスちゃんは」

 

「まぁ見ててあきないな」

 

楽しげに話しているけど……どうにもさっきの奴が……

 

「今のところ敵意はないから大丈夫だよ。ただ放置は出来ないけどね」

 

ツバサを抱きしめながらそう言うアスだけど……面倒事は起こさないで欲しいな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に訪れた場所はヘビの館……だけどユキは苦手なので外ではニコ様と待機している。俺は様子を見に行くと……

 

「動物園は好きじゃないの?」

 

「別に。興味がないだけ」

 

「まゆには興味あるのに? どうして人間と仲良くするの?」

 

「どうしてそんな事を聞くの?」

 

「気になっただけだよー。どうして、まゆと仲良くなったのかなって」

 

「私も気になってる事がある。あなたは、どうして、こちらの世界に来たの?」

 

「みんなをニコニコさせたくて! ほら! ユキもニコニコー!」

 

ニコ様は誤魔化しているけど……何かあるのか?

 

「全く彼女を放置して他の子の所に行かないの」

 

「姉さん…そんなつもりは……」

 

「ユキちゃんは私に任せて、ほら、まゆちゃんの所に」

 

「あ、あぁ…」

 

 

 

 

まぼろSide

 

成護を見送ると……

 

「さて…成護はさっきの子に気を取られていたけど……まさかあの時の子に会うとはね……向こうは気が付いた上で無視みたいだけど……」

 

いや、無視というよりも泳がされてる?

 

「……まぁ私達から何かすることはないからいいか」

 

 




ふれあいパークに入ったときに感じた気配はアスのものです
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