わんだふるぷりきゅあ!混ざり合った獣たち   作:水甲

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今回でふれあいパーク編ラスト!


43 相性は最悪

桜空Side

 

ふれあいパークを楽しみ、みんなで帰ろうとしたとき空が薄暗くなり、変な気配を感じた。

 

「この気配は……」

 

「桜空くん、どうしたの?」

 

ましろが心配そうにする中、慌てて逃げる人達とすれ違った。その時に聞こえた声は……黒い獣が突然現れたとのこと……

 

「何かあったのでしょうか?」

 

「……ましろ達は他の人たちの避難誘導をしてくれ」

 

「桜空くん、もしかして…」

 

ましろも気が付いたみたいだな。黒い獣……それにましろはふれあいパークで見覚えのある子とすれ違ったって話してたからな

 

「本来はソラたちも動くべきだけど、今回は相性が悪いからな」

 

「それって…」

 

「とりあえず桜空の言うとおりにしよう」

 

「ノアたちも一緒に……ってアスとフウさんは?」

 

気が付くとアスとフウさんの姿がなかった。もしかして先に?

 

「アスなら気になる気配があるからと向かって、フウはアスに付いていった」

 

気になる気配か……仕方ない。フウさんもいるから大丈夫だろうけど……

 

「ノア、悪いけど黒い獣と戦うことになったら、傷つけずに押さえつけるくらいにしてほしい」

 

「傷つけずにか…難しい注文だが、何かあるのだの?」

 

「そんなところ」

 

僕らは早速黒い獣の所へと向かうのであった。

 

 

 

 

 

黒い獣が暴れ回っているところに着くとそこには見覚えのあるプリキュアを見つけたが……

 

「大丈夫そうかな?」

 

ここに来るまでの間、何かあって黒い獣……ガルガルだったっけ?それが落ち着いている。

 

「大丈夫そうだが……あっちの奴は?」

 

ノアがそう言って指を差した方を見ると、見知らぬ男が暴れている。しかもガルガルを狙って……わざと攻撃して暴れさせる気か?

仕方ない……

僕は氷の盾を生み出し、暴れていた男の攻撃を止め、更に砕けた氷で追撃した

 

「桜空くん……」

 

「久し振り。いろはさん…じゃなく今はフレンディか」

 

「桜空~久し振り~」

 

ワンダフルも元気そうに手を振ってるけど、後の二人もプリキュアでいいのか?

 

「お前……」

 

「あぁハンカチ拾ってくれた……怪我は大丈夫か?」

 

「これぐらい……」

 

血だらけだけど、傷は塞がりつつある?特殊な身体なのか?

 

「とりあえずあのガルガルを…」

 

「あれはガルガルじゃなくってガオガオーンだよ」

 

ワンダフルに訂正入れられたけど、いや仕方ないだろ。そう思っているとこっちに衝撃波が飛んできた。僕は咄嗟に氷の盾で防ぐが……

 

「貴様……中々痛かったぞ!」

 

「あれだけの攻撃喰らって無傷かよ」

 

「気をつけろ……あいつは痛みに対して耐性がある。どんな攻撃も痛みを感じれば通じない」

 

厄介過ぎないか?それ……

 

「相性悪すぎだろ」

 

 

 

 

 

 

 

まぼろSide

 

ユニコーンの力を使ってノーヴの攻撃を防ぎ続ける私だけど……見えない攻撃がここまで厄介なんて……

 

「ふふ、どうしたのかしら?手も足も出ないのかしら?」

 

「そうね……見えないというものがここまで厄介なんて思ってなかったわ」

 

このまま戦い続ければ、確実に負ける。使うべきか……一瞬で終わる幻獣の力を?でも…それを発動させるだけでも隙が出来る……

 

「気になったから来てみれば、そっちの方が敵ってことでいいのかな?」

 

どうしたものかと考えていると、不意に声が聞こえ振り向くとそこには……

 

「あなたは……」

 

「初めましてじゃないよね?狐のお面被ってたけど、気配で分かったよ」

 

あの時、戦っていた竜の一人……それに彼女の後ろにはもう一人の竜もいる……

 

「あら?お節介しにきたのかしら?それだったら……死にに来たものよ!」

 

ノーヴが腕を振った瞬間、竜の少女は見えない何かを掴んでいた

 

「こんな見え見えな攻撃、避けずに受け止めれば良いのに?」

 

「何!?」

 

見えない攻撃を受け止めた?いや、それよりも見えている?

 

「どうやらそっちの女には見えてなかったようだが、俺達には見えている」

 

「こいつら…まさか!?」

 

「どうする?私達はあなたにとって相性は最悪みたいだけど?」

 

「ふっ、このまま続けても無意味ね。何せ愛に満ち溢れてる貴方達には!」

 

ノーヴはそう言って姿を消す。愛に満ち溢れてる?どういうこと?

 

「とりあえずこの前の借りは返せたかな?」

 

「そうね…えっと…」

 

「私はアス。こっちはフウ」

 

「私はまぼろよ」

 

「まぼろ…お前の中にある力だが……」

 

「色々とあるのよ。だけど私には貴方達の力はないわね」

 

「そうか」

 

「それじゃまた何処かで」

 

アス達二人はそのまま姿を消した。それにしても……

 

「竜の力……殆ど使ってないみたいだけど……それでもヤバいって分かるわ……」

 

少し休んでからみんなの所にいかないと……

 

 

 

 

 

 

 

ノアSide

 

桜空はペインと言う男の攻撃を防ぐのみだった。

 

「あなたは手伝わないの?」

 

桜空の戦いを見ていると空を飛ぶ小さな馬?が声をかけてきた。手伝うか……

 

「必要ないだろ。あの男と桜空は相性は……いや、俺達とあの男とはだな」

 

「貴方達でも勝てないってことね」

 

「そうは言ってない」

 

「どういうこと?」

 

あのペインと言う男と俺達では相性は最悪だ。だが俺達がではなくペインがだ

 

 

 

 

桜空Side

 

ペインの攻撃を防ぎ続ける僕。何となくペインの耐性について分かってきたな

 

「さぁ!俺を倒してみろよ!」

 

「倒す必要もない。お前には痛みを与える必要もないからな」

 

「何を言って…!?」

 

ペインは自身の異変に気が付いた。

 

「あ、足が…!?凍って……」

 

「僕は氷の竜の力を使える。その力は全てを凍らせる」

 

僕はゆっくりと四元の力を解放した。そして手をかざし……

 

「これまでは相手を凍らせるとかしなかった。やったとしても凍った箇所を砕いたりだけど……」

 

ペインの両足は見る見るうちに凍っていき、その足下には真っ白な円が出来ていた

 

「お前みたいに基本的に攻撃が通じないんじゃなく、痛み対して無効化している相手には……こういう技が通じるだろ……」

 

「ぐっ…き、貴様……」

 

「痛みも何も感じずに凍れ!」

 

僕がそう告げた瞬間、真っ白な光がペインを包み込み、光が消えるとペインは完全に凍った

 

「後は……」

 

ガオガオーンの方はワンダフルたちが無事に浄化したみたいだな

 

 

 

 

 

 

成護Side

 

さくらも無事に助け出せたけど、凍ったペインがいつの間にか消えていた。多分一瞬の隙で奴らの誰かが連れ去ったのだろうな……

 

「とりあえずいろはさんたちも元気そうだね」

 

「桜空くん、ありがとう。助けてくれて」

 

「僕は別に……強いて言うなら同じ名前のよしみと言うべきか……」

 

「そっか…そうだね」

 

楽しげに話すいろはと桜空だけど……まゆは何か複雑そうな顔をしてるけど、まさか悟の恋のライバルが現れたとか思ってないよな?

 

「桜空、みんなが心配してるだろうから戻るぞ」

 

「そうだね…それじゃまた」

 

桜空とノアって人はそのまま去っていく。またか……

 

「あの二人って竜なのかな?」

 

悟がそう呟くとニコ様は首を振っていた

 

「あの二人……桜空はその身に竜を宿している感じね。ノアは竜だけどまぼろが言うところの幻獣ではなくそう言う種族なのかも」

 

「なるほど…」

 

こうしてふれあいパークでの一件は終わるのだが……

 

 

 

 

 

 

 

「ライフ、ペインを回収したのね」

 

「ノーヴ。ペインは下手に助けるよりも自然に解けるまでそのままにしておく」

 

「それにしても竜まで出張ってくるとはね」

 

「だが奴らはそこまで干渉はしてこないはずだ。今回はたまたまなだけだった」

 

「そうね…」

 

 




映画の話はまだやりません。個人的にはさといろ回前にやります
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