わんだふるぷりきゅあ!混ざり合った獣たち   作:水甲

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ようやくわんぷりの幹部が来週でるのか……


05 感謝と忠告

成護side

 

ニコガーデンを出て、街に行くとそこには黒い鹿が暴れていた

 

「行くよ!こむぎ!」

 

「うん!」

 

「「プリキュア・マイ・エボリューション!スリー!ツー!ワン!」」

 

「みんな大好き素敵な世界! キュアワンダフル! 一緒に遊ぼ♪」

 

「みんなの笑顔で彩る世界! キュアフレンディ! あなたの声をきかせて」

 

「「わんだふるぷりきゅあ!」」

 

こむぎと犬飼の二人がプリキュアに変身し、俺は姉さんのアイコンタクトに答えるかのように二人の隣に立った

 

「それであの鹿……ガルガルを倒せばいいんだな?」

 

「ダメだよ!ガルガルを傷つけたりしたら」

 

「ガルガルはあんな風に暴れてるけど、元は優しい動物だから……」

 

傷つけるなか……難しい注文だが……それがこの二人のやり方なら仕方ないな。とは言え……

 

「あの羊は……率先して前に出て他の奴等の目に触れてるけど……あれは放置でいいのか?」

 

「さぁ早く助けますよ!」

 

まずはあっちを押さえた方がいいんじゃないのか?

 

「えっと……気にしない感じで……」

 

「来るよ!」

 

ガルガルはこっちに向かって走ってくる。俺たちは身構えるがガルガルは俺たちを無視し走り去っていく

 

「逃げちゃった?」

 

「追いかけないと!」

 

とりあえずガルガルを追いかけていく事に……

ガルガルは俺たちから逃げていくと路地裏に入り込み、行き止まりで立ち止まった

 

「ほら、落ち着いて……」

 

「もう大丈夫だよ」

 

二人がゆっくりとガルガルに近づくが、ガルガルはまたこっちに向かって走ってきた。あの軌道だと今度は俺たちに突撃をする気か?

 

「リボンバリア!」

 

フレンディがバリアを展開させるが、ガルガルはバリアを足場にして高く飛び上がり、ビルの屋上に着地した

 

「本当に鹿みたいな……いや、鹿でもあそこまで高くはジャンプしないか」

 

「もしかしたらガルガルになって身体能力が上がってるとか?」

 

兎山の分析が正しいなら、割と厄介だな……

 

「鹿……それに額に宝石がありましたから、もしかしたらキラリンコジカかもしれません!なんとか助けないと!」

 

そう言ってメエメエはガルガルが向かった屋上を目指して走っていった

 

「あの羊は……まぁいいや」

 

多分自分はミスしてない。正しいと思ってるんだろうな……

 

 

 

 

 

 

全員で屋上に行くと先に来ていたメエメエは毛の中からクッキーを……

 

「キラリンコジカさんが大好きな特製せんべいです!」

 

せんべいを見せるとガルガルはメエメエに向かって突進してきたが、メエメエは息を大きく吸い込み、身体を膨らませ、ガルガルの突進で吹き飛ばされるが、上手いことガルガルの背中に乗り、煎餅でガルガルの注意を引いた

 

「面白そう!」

 

「大丈夫?」

 

「私はいいから早く! 今がチャンスです!」

 

「そうだな。メエメエの覚悟に答えよう」

 

「いや、巻き込むけど……」

 

フレンディはツッコミを入れつつ、ワンダフルと一緒にタクトを出した

 

「「フレンドリータクト」」

 

ワンダフルは左手に、フレンディは右手に持ち、タクトの最下部のボタンを押し

 

「「ワンダフルをきみに!」」

 

フレンディにパピヨン犬の耳、ワンダフルに犬の尻尾が装着されると

 

「「ワン!ワン!わーん!」」

 

タクトのボタンを下から上にスライドさせるように押し

 

「「ガルガルなこころ、とんでけー!プリキュア・フレンドリベラーレ」」

 

眩い光でガルガルは元のキラリンアニマルに戻ったけど、うん、メエメエのあの目は見ないことにしよう

 

 

 

 

 

 

無事にキラリンコジカを助け出し、俺たちはニコガーデンに戻るとキラリンペンギンとキラリンベアーが出迎えてくれた

 

「ところで、キラリンベアーさん? 何かご用があったのでは?」

 

「そうだったキラ! みんな、ちょっと来てほしいキ……ラ……」

 

「さあさあ、皆様! 行きましょう! お早く!」

 

メエメエだけは何故か凄い乗り気だった……

 

 

 

 

 

 

案内された場所は幻想的に飾り付けられたパーティー会場だった

 

「綺麗!」

 

「素敵!」

 

「幻想的だね……」

 

「これは凄いわね……」

 

「そうだな」

 

「あぁ」

 

パーティーよりも後ろにいるめかしこんだメエメエが気になるんだが……

 

「それじゃあ……」

 

『せーの!ありがとう! プリキュア!』

 

色とりどりの光る花弁が舞った。プリキュアのためのお礼パーティーだったんだな

 

「いやー、そんなそんな……私は執事として当たり前の事を……へ? プリキュア?」

 

「オレ達を助けてくれたプリキュアのために!」

 

「感謝を込めて用意したキラ!」

 

「嬉しい! とっても素敵!」

 

「驚いたキラ?」

 

「すっごくビックリした! ありがとう!」

 

「ニコガーデンの食材を使った料理もあるキラ!」

 

「美味しそう!」

 

「お茶も美味しいキラ!」

 

「わあ……」

 

みんながパーティーに喜ぶ中、自分のために開かれたパーティーと勘違いしたメエメエは落ち込んでいた

 

「プリキュアの……ため? 絶対に私のためのパーティーだと思ったのに……」

 

「メエメエ。ボクはメエメエもすごいと思うよ。働き者だし、何より、いつもみんなのためを思っている。メエメエは、すごく良い執事だよ。きっと、みんなもそう思ってる。」

 

「悟君……」

 

「そうよ。それにわざわざパーティーなんか開かなくても、ブチッ、貴方が頑張ってるの、ブチッ、みんな知ってるわよ。ブチッブチッブチッブチッブチッブチッブチッブチッブチッ」

 

「まぼろさん……あの、どさくさに私の毛を抜かないでください……」

 

「少し、ブチッ、くらい、ブチッ、いいじゃないブチッブチッブチッブチッブチッブチッブチッ」

 

「遠慮なしですか!?」

 

まぁ姉さんは放っておいて……これから先協力するとしても……

 

「住野くん、どうしたの?」

 

「いや、今後の事を考えないとな」

 

「今後?」

 

「傷つけずにガルガルを止める……俺の力の大半じゃ無理だからな」

 

「そっか……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パーティーが終わり、それぞれが帰宅する中……

 

「九郎、姉さん」

 

「分かった」

 

「夕飯までには終わらせなさい」

 

俺は二人と別れ、人気のない所に行くと……

 

「出てこいよ」

 

そう呼び掛けると、木の上から白い衣装を纏ったプリキュアが現れた

 

「お前がキュアニャミーか。特徴は聞いてる」

 

「そう……悪いけど貴方にこれ以上まゆには関わらせない」

 

「猫屋敷にか?まるで自分は猫屋敷の保護者みたいな口振りだな」

 

「似たようなものよ……まゆは私が守る」

 

「面倒な奴だな……少し遊んでやるよ」

 

 

 

 

   




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