わんだふるぷりきゅあ!混ざり合った獣たち   作:水甲

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今回で映画の話も終わり!


54 友達!

成護Side

 

ムジナがビルを登っていく中、屋上でムジナを呼ぶ声がした

 

「ここにおいで!」

 

「あれはナツキさん!」

 

「急がないと!」

 

「俺が先行する!」

 

俺は翼を広げ、ナツキさんの所に着くと…

 

「ここまで来てくれたんだね!」

 

ムジナがうなり声を上げながらナツキさんに近付いていく。リリアン達も俺とは遅れて合流した

 

「ナツキさん、ゲームの中に連れて行かれちゃうかもしれない!」

 

悟がそう言うと援軍に来てくれたプリキュアたちも屋上に合流し、姉さん達もやって来た。そんな中ムジナは悲しそうな咆哮を上げた

 

「あっ……タヌちゃん…私の友達!」

 

ムジナは身体から電気を放ち、限界も近そうだった。

 

「ト…モ…ダ…チ…」

 

ムジナはゲートを開き、ナツキさんをゲームの世界に連れて行こうとする中、俺たちはその前に立ちはだかった瞬間、リリアン達のフレンドリングが光り出した。

 

「フレンドリング!」

 

「タヌちゃんもずっと一緒にいたいだけなんだよね!」

 

「どうすればいいか分からないと、苦しいよね」

 

「元のタヌちゃんに戻してあげなきゃ!」

 

気が付くとみんなのフレンドリングも光り出した。

 

「あいつらに力を貸してやろうぜ」

 

「うん!」

 

「お前は悪くねぇ!」

 

「寂しいだけなんだよね!」

 

「分かり合えば必ず前に進めます!」

 

「あの子の想いをみんなで照らしてあげよう!」

 

「モフルンもみんなのこと大好きモフ!」

 

「どんな所にいても…」

 

「心をつなぐことは出来る!」

 

プリキュアたちがフレンドリングを掲げる。そして…

 

「その暗い気持ち……僕の力で!聖元の器……聖氷竜!」

 

桜空の身体が眩い光に包まれ、氷の竜へと姿を変えた

 

「フェリーチェ、力を借りるぞ!リゼルファ!エメラルド!」

 

陽斗も翡翠色の騎士甲冑の姿になり、ムジナの苦しみを浄化していくが……

 

「あれだけじゃ…ムジナは…」

 

俺にも…あいつらみたいな力があれば……そう願った瞬間、俺のフレンドリングが眩い光を放ち、俺の姿は真っ白な竜の身体。狼のような真っ白な両手両足。真っ白な翼も持つ姿に変わり、ムジナの苦しみを取り除いていく

 

「あれは……成護がまさか…」

 

「姉さん?」

 

そしてワンダフルたちのフレンドリングにみんなの想いの光が集まり、ワンダフルたちがフレンドリングを掲げると見たことのないダイヤハートキーが現れた

 

「これは…」

 

「凄いパワー!特別なダイヤハートキーだ!」

 

「これならきっとタヌちゃんを!」

 

「「「うん!」」」

 

「みんなの力を1つに!」

 

『ひらけ!ニコエボリューション!ダイヤモンドリボンスタイル!ずっ~と友達!プリキュア!プレミアムキズナシャワー!』

 

プレミアムキズナシャワー!により、ムジナは浄化されるのであった

 

 

 

 

 

 

浄化されたムジナは小さなプログラムで作られたタヌキに戻ったが、その姿は消えかけていた

 

「タヌちゃん…」

 

消えかけるタヌちゃんをナツキさんは手で包み込んでいた

 

「このゲームで最初に作ったのがこの子…あの時のタヌちゃんに似せて想いを込めてね」

 

「この子、消えちゃうの?」

 

「このタヌちゃんはプログラムだからね」

 

「タヌちゃん……思い出すなぁ…話を聞いてもらってた時のこと…何でも聞いてくれたね…っていっても私が言ってることは分からなかったと思うけど…」

 

「そんな事ないワン!」

 

「タヌちゃんには伝わってる。貴方の気持ちの全てが…」

 

「全て?」

 

「こむぎもそうだったワン!プリキュアになるまではいろはとお話しできなかったけど…全部わかってたワン。いろはの気持ち!嬉しいときは一緒に嬉しいワン!楽しいときは一緒に楽しいワン!」

 

「悲しいときには一緒に悲しんでる。自信が持てないのはわかるわ。言葉がないとね。でも私達を繋ぐのは言葉だけじゃない。大事なのは気持ち。通じるって信じて想うこと」

 

「昔タヌちゃんと話したとき、ナツキさんの胸が温かくなったのは気持ちが通じてたから!タヌちゃんがナツキさんを好きだったからだよ!」

 

「ありがとう…」

 

消えかけていたタヌちゃんが目を開ける。ナツキさんはそんなタヌちゃんに想いを伝えた

 

「ありがとうね」

 

「……初めましてタヌちゃん」

 

姉さんはナツキさんの隣に立つとタヌちゃんを見つめた

 

「ナツキの…2番目の友達のまぼろよ」

 

「2番目って…うん…そうだね」

 

「ナツキの一番の友達はタヌちゃん。貴方なんだから…」

 

タヌちゃんは姉さんの言葉を聞き、頷くと天へと昇りながら消えていった。

 

「また会おうね!タヌちゃん!」

 

 

 

 

 

 

 

タヌちゃんを見送った後、ナツキさんからあることを聞かれた

 

「みんな普通に喋れるんだね」

 

「まぁ僕も…」

 

ツバサは人の姿から鳥の姿になった

 

「鳥ですけどね!」

 

「えぇ!?」

 

うん、普通に人から鳥になるのは驚きだよ…いや、俺が言えたことじゃないけど…

 

「まぼろもあの姿には驚いたけど…」

 

「出来ればひみつね」

 

「うん!」

 

「一応聞くけど……怖がったりは…」

 

「私は友達を怖がったりしないよ。ましてやまぼろは私の二番の友達だもん」

 

「ナツキ///」

 

姉さんが照れるなんて…珍しい…

 

 

 

 

 

それからいろははナツキさんにアニマルタウンに遊びに来ないかと誘い、次の休みにみんなでハイキングに行き、楽しむのであった。

 

 

 

 

 

 

だけどそんな中

 

「成護のあの姿……まさか神獣……」

 

姉さんは一人、誰にも聞かれないように呟くのであった。




次回!本編に戻り…悟いろラブストーリー開幕!
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