わんだふるぷりきゅあ!混ざり合った獣たち   作:水甲

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悟いろラブストーリー!第2章開幕!


57 メエメエ死す!

「もう、驚かさないで下さいよ! いろは様に好きって告白するかと思ったじゃありませんか!」

 

メエメエの爆弾発言により、その場にいた全員が固まる中、こむぎは悟の顔を覗き込み……

 

「悟、いろはの事好きなの?」

 

「え!? え、えっと、それは……」

 

「こむぎもね、いろはの事、だーい好き! 一緒だね!」

 

こむぎの言う好きとは違う好きなんだよな……

それを聞いてまゆが訂正する。

 

「えっと…こむぎちゃんの『好き』とは、ちょっと違うというか…」

 

「違うって?」

 

「好きにも色々あるの」

 

「色々って?」

 

「まぁこむぎにはそう言うのはまだ早いんじゃ……」

 

俺はそう言いながら、静かにキレている姉さんとノーヴが暴れないか心配していた。

 

「い、今のは冗談です! 悟君がいろは様に告白するなんて、ある訳ないじゃないですか!」

 

「あ……ハハッ…ビックリした…そうだよね…そんな事ある訳ないよね…」

 

まぁ今ならまだ冗談で済むけど……だけど悟は……

 

「冗談じゃないよ…」

 

「え?」

 

「犬飼さん…ボクは…君が好きだ!」

 

悟の告白を聞き、まゆは目を煌めかせている中、姉さんとノーヴはガッツポーズをしていた。これならメエメエの命は大丈夫だろうな…

そして告白を受けたいろはは、今まで見せたことのないくらい顔を真っ赤にさせていた。

 

「いろは、どうしたの?」

 

「え? えーっと…バイバイ!」

 

「あ……」

 

「いろはちゃん!」

 

あまりの恥ずかしさからかその場から逃げ出すいろは。まゆとユキとこむぎははそんないろはを追い掛けていくのだった。

 

 

 

 

 

 

いろはSide

 

突然の告白で私はその場から逃げるように走っていた。

 

『今の、何? 悟君が、私に……』

 

悟くんの告白が頭の中にずっと流れてくる。

 

「うわあああああん!」

 

このドキドキ……今まで感じたこと無く、思わず叫びながら走っているとこむぎが追いついてきた

 

「いろはー! 待ってー!いろは、何で走ってるの?」

 

「分かんない!」

 

「どこに行くの?」

 

「分かんない!こむぎ、私、どうすればいい!?」

 

「何が?」

 

「何が何だか分かんないよ!」

 

「じゃあ、お散歩しよ!」

 

「え…ええ…わぁー!」

 

こむぎに腕を掴まれ、そのまま強制的に散歩することに……

 

 

 

 

まゆSide

 

いろはちゃんを追い掛けてきたけど、いろはちゃん、足が速すぎるし、こむぎちゃんもいろはちゃんに追いついては強制的にお散歩しに行くなんて……

 

「どうしようか?ユキ」

 

「いろはの家で待ってれば良いんじゃないの?」

 

「そうだね…そういえば成護くんは?」

 

「さぁ?もしかしたら悟の所にいるんじゃないの?」

 

「うーん、そうかも」

 

もしかしたら兎山君のことを心配して付いているのかもしれない

 

 

 

 

 

 

 

成護Side

 

いろはのことはまゆに任せて、俺は悟の所に残ったけど……いろはのあの行動に物凄く落ち込んでいた。

 

「バイバイ…英語で、さようなら…別れのあいさつ…つまり、これは断られた…」

 

「違うと思うよ。突然告白されて、ビックリしちゃったんだよ」

 

ニコ様がフォローするなんて……まぁこんな悟を見たらな

 

「ビックリ…分かってたけど、やっぱり、全然意識されてなかったんだな…」

 

「そもそもいろははそういうことに疎いかもしれないからな。そういう感情が急に湧き上がったから…」

 

「住野くん…」

 

「げ、元気を出して下さい! 何か話しかったら、悟君の親友・メエメエが相談に乗りますから!」

 

「ありがとう…今日は帰るよ…じゃあ…」

 

「あなたのメエメエに、お任せを!」

 

悟の奴……大丈夫か?ニコ様も心配してるし……

 

「メエメエ、少し話し合いましょうか」

 

「へ?まぼろ様?」

 

「大丈夫…軽く話し合うだけだから……」

 

姉さんとノーヴはメエメエの毛を掴みながら、引っぱっていく

 

「あの!?ニコ様!?成護様!?お助けを……」

 

「あ、ニコ様。安心して。メエメエはちゃんと帰すから」

 

「少し形が変わるけど……まぁ大丈夫」

 

「「人の恋愛感情をバラした罪はしっかり償わないと!!」」

 

メエメエはそのまま何処かへ連れて行かれるのであった。

 

 

 

 

 

 

まゆSide

 

お母さんに帰るのが遅くなることを電話で連絡し終えると散歩から帰ってきたいろはちゃんたちの姿が見えた

 

「いっぱいお散歩して楽しかったワン!」

 

「つ、疲れた…」

 

「いろはちゃん!」

 

「え…まゆちゃん! 話聞いて…」

 

「うんうん。そのために来たんだよ!」

 

こういうとき、話を聞いてあげないと!いろはちゃんもきっとどうしたらいいのか困ってるし

 

「こむぎもお話するワン!」

 

「え!? えーっと…」

 

物凄く真面目な話になっちゃうから……こむぎちゃんは…私は後ろにいるユキに視線を送ると、ユキはため息をつき…

 

「仕方ない・・・。こむぎ、私が遊んであげる」

 

「え、ホント!?」

 

ありがとう。ユキ。このお礼はちゃんとするから!

 

 

 

 

 

 

ユキとこむぎちゃんがベランダで遊んでいる間、私はいろはちゃんの部屋で改めて話をする

 

「兎山君は、いろはちゃんの事、ずっと好きだったんだよ…」

 

「ウソ…」

 

いろはちゃんは顔真っ赤にさせている。

 

「いろはちゃんは、どう思ってるの?」

 

「ど、どうって…悟君は、良い友達で…すっごく良い友達で…まゆちゃん! 友達の『好き』と、恋愛の『好き』って、どう違うの?」

 

「恋愛の『好き』は…ドキドキする感じ?」

 

「友達といる時、嬉しくてワクワクするけど、ドキドキとどう違うの?」

 

「えっと……言葉には出来ないというか…その…私も成護くんと一緒にいるときのドキドキは…恋愛としてのドキドキだって分かってる感じだし…」

 

「まゆちゃん…成護くんのこと好きなの?」

 

しまった!?そういえばまだいろはちゃんに成護くんのこと好きで、付き合ってること言ってなかった!?

 

「その///付き合ってます///」

 

「そうだったの!?」

 

このままだと色々と聞かれて、いろはちゃんの悩みが流れそうに……するといろはちゃんのお父さんがお菓子を持って入ってきた。何の話か興味津々だったけど、いろはちゃんのお母さんがお客さんを待たせてるからと言っていろはちゃんのお父さんを部屋から出し…

 

「いろは、もしかして、悟君に告白でもされた?」

 

「な、何で分かるの!?」

 

「なんとなくね。ほら、悟君っていつも、いろはへの好きがあふれてたから」

 

「ですよね!」

 

悟くんの気持ち、いろんな人達に溢れ出てるんだね…

とりあえずさっきまで話していたことを話すと…

 

「友情と恋愛の違いか…言葉で説明するのは難しいな…」

 

「陽子先生は、告白された事あるんですか?」

 

「まあ、何度かね!」

 

「「何度も!?」」

 

「でも、自分から告白したのは、剛君が初めてだよ。剛君がいると楽しくて、これからもずっと一緒にいたいなって思ったから……」

 

「友達とも一緒にいたいって思うけど、それとは違うの?」

 

「うーん、違うかな。上手く言えないけど、特別だから…剛君は…」

 

「特別……」

 

陽子先生の言うこと…何故だか凄く分かる。私も成護くんに対しての好きって気持ちは本当に大切なものだから……

 

 




この時のために成まゆの関係をいろはには明かさない感じにしてました
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