まぼろSide
ある日の夕方…私は遠くでいろはちゃんとこむぎちゃんを見つめていた。
こむぎちゃんはいつも通りだけどいろはちゃんだけは元気が無かった。そんないろはちゃんをこむぎちゃんは元気づけようとしている
「フクちゃんの事…気にしてるのね…」
様子を見に来た悟くんもどうにかしたい感じみたいね……
成護Side
プリティホリックにて、まゆと悟の間に挟まる感じで椅子に座る俺だが…
「いろはちゃん、元気がない気がするんだ…」
「うん、私も気になってた…でも、大丈夫?って聞くと…『大丈夫! 元気だよ!』って言われちゃって…」
「そうなんだよ…彼氏として、こういう時こそ、力になりたい…そう思って、色々調べたり、計算したりしたけど、どう言葉をかけたものか、皆目分からない…」
「私も、友達として、何とか励ましたい…でも、いくら考えても、検索しても、良い方法が見つからない…」
2人して本気で悩んでるな……
「そっとしておくのがいいんじゃない? 私だったら、ほっといてほしいニャ」
「俺もユキの意見に賛成だな。一旦様子を見て…」
「何かしたいんだよ!」
「ほっとけないんだよ!」
「え?」
「何かしたいんだよ!」
「ほっとけないんだよ!」
「え?」
「何か…」
「ほっとけ…」
「何かしたいんだよ!」
「じゃあ、元気がない時、自分だったらどうする?」
「私は、ユキをスリスリすれば、癒されるよ…」
「ボクは、大福をなでれば元気出るかな」
「ユキは?」
「私は、まゆがいれば」
「成護くんは?」
「放って置いて欲しいけど…まぁまゆ達の場合は放っておけないだろうし、話を聞いてくれればそれだけで…」
恥ずかしそうにそう言う俺。するとニコ様が突然現れた
「みんな、ニコニコだね!」
「はっ! ユキに癒されてる場合じゃなかった…」
「大福モフモフしてちゃダメだろ、ボク…」
「いろはは大丈夫だと思うよ。あなた達がついてるから」
とりあえず様子を見るべきだな。
まぼろSide
「あ、まぼろさん…」
散歩をしているといろはちゃんとこむぎちゃんと出会した。いろはちゃんは少し考え込み…
「あ、あの…この間は…」
何かを言い掛けた瞬間、狼の遠吠えが聞こえ、声の方を見るとそこにはトラメの姿があった。トラメは何処か寂しそうにしている。
ソレを見たいろはちゃんたちはトラメに声をかけた
「トーラメ!」
「何だよ! 何しに来たんだよ!」
「あなたの声が聞こえたから」
「あれ? 今日は、ガオガオーンいないの?」
「これから出すんだ! 黒い卵を見つけたらな!」
「黒い卵は…」
確かニコアニマル達は全員ニコガーデンに戻った。だからもう黒い卵は……
「黒い卵は、もうないよ…」
「え?」
「黒い卵になった子達は、みんなニコガーデンに戻ったから…」
「そう、なのか?」
「うん…」
「なら、しょうがねぇ…今日は、オイラが直々に、お前らと遊んでやる!」
トラメが殺気を出そうとした瞬間…こむぎちゃんが物凄くはしゃいでいた
「本当!? やったー!」
「ああ? おい! 何で喜んでんだ!」
「だって遊んでくれるんでしょ? 何して遊ぶ? ボール投げ? かくれんぼ?」
「そういうんじゃねーよ! 本当に遊んでどうすんだ!」
「一緒に遊ぶと楽しいよ! ね! いろは!お天気悪くても、ケンカしても、悲しい事あっても、一緒に遊べば、わんだふるー! だよね!」
こむぎちゃんの言葉を聞き、いろはちゃんは何かに気がつき、優しく微笑んだ
「そうだね!トラメ。私達と一緒に遊ぼうよ!」
「はぁ!?」
「何して遊ぶ?」
「追いかけっこがいい!」
「トラメ! 一緒に遊んでワンダフルになろう!」
「ちょ、ちょっと待て! 勝手に決めんな!」
気がつくと成護達がやって来た。成護達も戦う雰囲気ではないことに気がつき
「いろはちゃん、私達も一緒にいい?」
「もちろん! 大歓迎だよ!」
「仕方ないわね」
「いっくよー!」
こうしてトラメと一緒に遊ぶことになった
感想待ってます!