成護Side
トラメと遊ぶためにまゆ達はプリキュアへと変身する
「「ワンダフルパクト!」」
「「シャイニーキャッツパクト!」」
「「プリキュア! マイエボリューション!」」
「スリー!」
「ツー!」
「ワン!」
「みんな大好き素敵な世界! キュアワンダフル!いっしょに遊ぼ!」
「みんなの笑顔で彩る世界! キュアフレンディ!あなたの声をきかせて!」
「気高くかわいくきらめく世界! キュアニャミー!仕方ない、構ってあげる!」
「結んで紡いでつながる世界! キュアリリアン!こわくない、こわくない!」
「みんな一緒に!」
「せーの!」
「「「「わんだふるぷりきゅあ!」」」」
鬼ごっこをするという事で俺も両腕を猿に、両足を狼へと変えた
「にっげろー!」
「待ちやがれ!」
逃げる俺達をトラメは追い掛けてくる。
トラメはフレンディを捕まえようとするが、フレンディはジャンプし、木に掴まりながら回転して距離を離す
「やるじゃねーか!」
最初は戸惑っていたトラメだったが、段々と乗り気になり、全力で走り出した
「ぜってー捕まえてやる!」
俺達は走り続けると坂道に出た。フレンディたちはキラリンペンギンの力を使い、坂道を凍らせて滑っていく。トラメも狼の姿になり楽しそうに滑っていくが、スピードが出たため、フレンディが慌ててトラメを受け止めると…
「次、お前、鬼な!」
楽しそうに言うトラメを見て、戸惑うフレンディ。その間にトラメとワンダフルたちは一緒になって逃げ出す
「トラメ! あっちに逃げよ!」
「おうよ!」
「待てー!」
フレンディが追い掛けていく中…
「やっぱ、オイラは、あっちに逃げるぜ! お前らといると捕まっちまうからな…」
そう言ってトラメが崖沿いに行くが、足場が崩れ下に落ちてしまう。俺は咄嗟に翼を生やし、助けに行くが、フレンディがキラリンスワンを使い、先にトラメを助けていた。
「ああ、ビックリした…ねえ、追いかけっこ、まだ続ける?」
「もちろん!」
「うん!」
「…楽しそうだな」
「うん!」
「おう!」
俺達はリリアン達の所に行くとリリアンが心配そうに声をかけた
「大丈夫?」
その瞬間、トラメは笑みを浮かべ、リリアンにタッチをする
「さーわった! にっげろー!」
「ねえ、なになに?」
「あなたが鬼だって事みたいよ。じゃ!」
「頑張れ!リリアン!」
「え、ええ?」
俺とニャミーはリリアンから逃げるとリリアンも追い掛けてきた。
「楽しい!」
「風が気持ちいい!」
「こういうのも、たまには悪くない」
「私、こむぎと一緒に走りたくて、プリキュアになったんだ!」
「困ってる動物を助けてあげるためじゃなかったの?」
「もちろん、それもあったけど、こむぎが心配で…だけど、いくら頑張っても、全然追いつけなかったから…だから、プリキュアになって、同じ速さで、同じ景色を見ながら走れて、嬉しかったんだ…」
「私も! フレンディと一緒に走れて嬉しかったよ! すっごく楽しかった!」
楽しいか…確かにこんな風に遊ぶために獣の力を使うのは初めてだな……だからこそ俺も楽しいって思える
「オイラもだ…オイラ、いつも山を走ってたんだ…仲間と一緒に走るのが、すっげー楽しかった!だから、こんな風に、走って遊びたかったんだ…もう一度…仲間と、一緒に!」
まぼろSide
私、悟くん、ニコ様、ノーヴはフレンディ達が遊んでいる姿を見ていた。
「トラメが…狼が、ニコニコしてる…」
「きっと、フレンディに会えたから…いつも誰かのために頑張ってる…自分が元気なくても、みんなの笑顔のために…それが、キュアフレンディだから…」
「そうだね!」
成護も楽しそうにしている……そうよね。獣の力を遊びのために使うのは…初めてだもんね
「本当に私達の一族は馬鹿ね」
「どういう事?」
「動物達の命を弄ぶんじゃなく、ただ動物達と一緒に遊ぶために研究をしていれば……呪いなんてなかったし、ノーヴたちも生まれなかったわ」
「そうね…そうかもね」
成護Side
俺達は少し休憩のために地面に寝ていると…
「なあ、お前…」
「うん? 何?」
「オイラ、前に言ったよな…お前が友達になろうって言って、なれるわけないって…今でも本当に、なりたいと思ってんのか?」
「もう友達になってるでしょ?一緒に遊んで楽しかったら、もう友達だよ!」
「そうかもな!」
トラメが満面な笑顔を見せた瞬間、トラメの髪飾りが割れ、トラメの身体が光り出しながら空へと上がっていく
「トラメ浮いてる! どうしたの?」
「ニコダイヤを染め上げていた狼の怒りが完全に消え去ったのです」
「ニコ様…」
「どういう事?」
「本来の彼は、はるか昔に絶滅した身。つまり…」
「お別れの時間が来たって事だ」
「そんな!」
「なあ。お前達がいつもガオガオーンにやってる、シュワシュワーってやつ…」
「エターナルキズナシャワーの事?」
「あれを浴びたら、どうなるんだ?」
「ガルガルした気持ちがなくなって、ニコニコになるんだよ!」
「いいな、それ! オイラにもやってくれよ! こう寒くちゃガルガルしちまいそうだ!」
「え…でも…」
悩むフレンディ。そんなフレンディにトラメはある言葉を告げる
「あなたの声を聞かせて…オイラはさ、沢山遊んで、大嫌いだった人間とも友達になっちまって、もう思い残す事なんてねーんだ…フレンディ。ガオウ様の事、頼むな…」
トラメの想いを、願いを聞き、フレンディは涙を拭う
「私の夢は、世界中の動物と友達になる事だから! だから、任せて!」
「ニコの力をみんなに!」
『開け! ニコエボリューション!』
『ダイヤモンドリボンスタイル!もーっと友達!プリキュア! エターナルキズナシャワー!』
エターナルキズナシャワーでトラメを浄化するとそこには一つの石像だけが残された
「これは、遠吠神社の狛犬かもしれない…遠吠神社には、狼の狛犬があったみたいなんだよ…」
「これが、あの子の正体…」
「いろは、良かったね! トラメと友達になれたね!」
「そうだね…」
無理して笑ういろは。それを見たこむぎはいろはに抱き付いた
「くっついて、ぎゅーっとしてたら、元気になるから! だから、いっぱいぎゅー!」
「こむぎ…」
「私も! ぎゅー!」
まゆとユキが抱き付く。するとまゆは悟に対して指で誘う
「え!? ぼ、ボクは…」
顔を赤らめる悟だが、結局抱き付くことに…
「あったかい…これ、ガオウやザクロともしたいな…友達って、悲しいや苦しいもあるけど、でも、嬉しいや楽しいは、その何倍もあるから…狼達とも友達になって、いっぱい楽しい事して、友達の輪を作りたい…力いっぱい、ぎゅーってしたい!」
こうしてトラメは満足そうに浄化され、いろはも抱えていた気持ちが晴れるのであった。
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