わんだふるぷりきゅあ!混ざり合った獣たち   作:水甲

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78 猫たちのクリスマスパーティー

ユキSide

 

昔の夢を見た。一人ぼっちで寒い思いをしていた頃の夢を……

 

目を覚まし、毛布を掛けられていることに気がつき、まゆの優しさに温かさを感じつつ、窓の外を見ると綺麗に彩られたクリスマスツリーが見えた

 

「綺麗…」

 

「ユキ! そろそろ…どうしたの?」

 

「別に」

 

「楽しみだね。ニコガーデンのクリスマスパーティー」

 

「そう? 騒がしいだけじゃない?」

 

人の姿になりながらそう言う私。

 

「そんな事言いながら、ちゃんと準備してくれて…本当は楽しみなんでしょ?クリスマスパーティー、楽しもうね!」

 

「もう…まゆったら…仕方ないわね…」

 

 

 

 

 

成護Side

 

ニコガーデンに来た俺と姉さんとノーヴ、今日はみんなでクリスマスパーティーとのことで参加していた。

 

「メェェェリィクリスマース!」

 

『メリークリスマス!』

 

俺達だけじゃなく、キラリンアニマル達も集まってのパーティーだからかなり盛り上がってるな…

 

「メリークリスマス…」

 

「年に1度のクリスマス、メェーいっぱい楽しんでいって下さいね!」

 

「ニコガーデンにもクリスマスがあるんだ…」

 

「みんなニコニコする日だもんね!」

 

「一生懸命準備したキラ!」

 

「忘れられないパーティーにしてあげるキラ!」

 

「わぁ! 楽しみ!」

 

「わあ! どれも美味しそう!」

 

こむぎは用意された料理を見て、目をきらめかせている。

みんながパーティーを楽しむ中、悟は何かを見つめていた。それを見たまゆは…

 

「いろはちゃんへのプレゼント?」

 

「わっ! 猫屋敷さん…うん…付き合ってから初めてのクリスマスだから…」

 

「だよね! 大事だよね!」

 

「後で2人きりになったら渡したいなって考えてて…」

 

「うんうん! 雰囲気重要だよね!」

 

「悟君! これ、クリスマスプレゼント!」

 

2人が雰囲気に関して考えている中、いろはは普通に渡してきた。

 

「早く渡したくて!」

 

「ありがとう!」

 

悟は早速プレゼントを開けると中にはウサギの模様が入ったマフラーが入っていた

 

「これは、大福かな?」

 

「うん。」

 

「いろはね、悟のためにとーっても頑張って編んでたんだよ!だから、こむぎも、頑張れって、とーっても応援したんだ!」

 

「応援ありがとね、こむぎ!」

 

悟は早速マフラーを巻き…

 

「とても温かいよ…いろはちゃん、ありがとう!実は、ボクからも、クリスマスプレゼント…」

 

悟はいろはに渡したプレゼント…それは犬の形をしたチャームだった

 

「わぁー! ワンちゃんだ! 可愛い!ありがとう! 着けていい?」

 

「もちろん!」

 

「あれ? えっと…」

 

付けようとするが上手く付けられないいろはだが…

 

「手伝うよ」

 

「お願いします…」

 

「いろはちゃん、こむぎちゃんの事が大好きだから、ワンちゃんのチャームを選んだんだ。どうかな?」

 

「悟君、ありがとう…宝物にするね…」

 

「うん…ボクも宝物にするよ…」

 

「いろはと悟、特別なわんだふるで、わんだふるだね!」

 

「うんうん! ワンダフル!」

 

「ニコニコだね!」

 

「悟君、お幸せに…」

 

各々がそう言う中、ノーヴはというと……

 

「尊い……」

 

何故か涙を流しつつ、白くなっていた。

 

「それじゃ俺も…」

 

「成護くん?」

 

「姉さんに女の子が喜ぶものって何か聞いて、教えてくれたものがこれなんだけど…」

 

俺はそう言って、まゆに水色の指輪を渡した

 

「あ、その///あ、ありがとう///」

 

「付けたりもして良いし、閉まっていても…」

 

「その…うん…付けるね///」

 

恥ずかしがりながらも指輪を付けるまゆ。可愛い…

 

「とうと……い……」

 

何か更にノーヴが変なことになっているのは気にしない方が良いな

 

 

 

 

 

それからパーティーは盛り上がる中、ユキは少し行くところがあると言い、抜け出し、俺とこむぎは気になって一緒について行くと…そこには猫が集まって一つの塊になっていた

 

「わぁー! 猫さん、いっぱい!」

 

「これが猫のクリスマス会…」

 

ボス猫がユキを見て、呼ぶ

 

「入れって、どこに?そっち?」

 

「わぁ、すごい!」

 

ユキも塊の中に入る。こむぎはそれを見て、羨ましそうにしていた

 

「悪くないニャ…」

 

「こむぎも!」

 

こむぎが犬の姿になり、仲間に入ろうとするが猫たちに思い切り警戒されていた

 

「ワン!? どうして?」

 

「みんな、大丈夫。その子は悪さはしないわ。私の、友達だから…」

 

「ユキー!」

 

「もう!」

 

「ユキって、友達いっぱいだね!」

 

何だかんだユキも昔と違って変わりつつあるな……

 




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