成護Side
「こむぎが起きないから、帰るのが遅くなったじゃない!」
「ユキだって寝てたじゃん!」
猫たちと一緒に寝ていたこむぎがとユキを起こして、俺達はまゆ達と合流しにいくが、まゆの家の前に飾られたツリーを見つめるザクロの姿があった。
「あれは…」
身構える俺達だが、ザクロからは敵意を感じずにただ本当にツリーを見てキレイだと思っている様子だった。
「ユキ?」
「綺麗よね、それ…」
「プリキュア!」
「私も好きなの…このクリスマスツリー…」
「クリスマスツリー?」
「家にも飾ってあるよ! 私も大好き!」
「ガオウに見せたいんじゃない?」
「はぁ!?」
「好きな人には、自分が素敵だと思うものを見せたくなるでしょ?」
敵意を見せていたザクロもいつの間にか敵意を感じられなくなった。
「お前には関係ない事だよ…」
「こむぎー!」
「ユキー!」
ザクロが俯き、迷う中上から声が聞こえ見上げると空飛ぶトナカイが引くソリに乗ったまゆ達がこっちに降りてきた。
「まゆ! どうしたの、それ?」
「サンタさんみたい!」
「こむぎ、大正解!」
「え?」
「メエメエが、今夜はこの子とサンタさんのお手伝いをするんだって!」
「それでね、私達にも手伝ってほしいって!」
楽しそうに話すまゆ達。するとザクロは笑みを浮かべ…
「ガオガオーンにするには丁度良い!」
ザクロは闇の力を注ぎ込み、トナカイをガオガオーンに変えた。
「ザクロ!」
「結局こうなるのさ!」
「みんな、プリキュアに変身しろ!」
みんなが頷き、プリキュア変身する
「「ワンダフルパクト!」」
「「シャイニーキャッツパクト!」」
「「プリキュア! マイエボリューション!」」
「スリー!」
「ツー!」
「ワン!」
「みんな大好き素敵な世界! キュアワンダフル!いっしょに遊ぼ!」
「みんなの笑顔で彩る世界! キュアフレンディ!あなたの声をきかせて!」
「気高くかわいくきらめく世界! キュアニャミー!仕方ない、構ってあげる!」
「結んで紡いでつながる世界! キュアリリアン!こわくない、こわくない!」
「みんな一緒に!」
「せーの!」
「「「「わんだふるぷりきゅあ!」」」」
「やれ!ガオガオーン!」
ガオガオーンはこっちに向かって突進してくる。俺はみんなの前に出て、カバのパワーで突進を抑え込もうとするが、ガオガオーンはぶつかる寸前で空を飛び、空からリリアン達を急襲する
「普通のトナカイじゃないから、空も飛べるのか!」
だとしたら厄介すぎる。ガオガオーンは街の方へと向かい、俺達はそれを追うのであった。
街の方へ行くとガオガオーンは建物を破壊していき、近くにあったツリーへと突進をする。それを見たザクロは止めに入ろうとするが、止められないでいると…
「ニャミーシールド!」
ニャミーがガオガオーンの突進を食い止めた
「ザクロ。あなた、センス良いのね」
「はぁ!? 何言ってんだい、さっきから!」
「褒めてるの。クリスマスツリーを綺麗だと思ったり、誰よりも守りたい人がいたり…その気持ち、よく分かる…私も同じだったから…まゆを守るためなら他はどうでもいいと思ってた…でも、この世界は、私とまゆだけが生きている訳じゃない…この世界は、色んな生き物が互いに関わり合いながら生きている…色んな思いと笑顔が集まってるから、世界は、かわいく、きらめいている…ザクロも…そんな世界が似合うと思う…」
ガオガオーンを吹き飛ばすニャミー。ニャミーはキラリンスワンの力を使うと…
「ワンダフル! フレンディ! 私を飛ばして!」
「「分かった!」」
「みんな、お願い!」
「リボンバリア!」
「プニプニバリアー!」
ニャミーは二人のバリアを使い、物凄い速さで飛び、ガオガオーンに近寄り、優しく抱きしめた
「もう大丈夫…」
「ニコの力をみんなに!」
『開け! ニコエボリューション!』
『ダイヤモンドリボンスタイル!もーっと友達!プリキュア! エターナルキズナシャワー!』
エターナルキズナシャワーにより、ガオガオーンは浄化された
戦いが終わり、ザクロは撤退しようとするがニャミーが呼び止めた
「ねえ、クリスマスパーティーに来ない?」
「うんうん! 大歓迎!」
「何言って…」
「そうだね! 大勢の方が賑やかで楽しいもん!」
「それって、すっごくわんだふる!」
「みんなでニコニコしちゃおう!」
「みんな…アタシがいなきゃ、ガオウ様が1人に…」
「仕方ない…でも、構い続けるから…」
ザクロは撤退し、俺達はというとサンタの仕事をすることになった。
だけど知らなかった。この時、動き始めようとしていたことが……
「そろそろだな。ペイン、グラト」
「あぁ…貯めに貯めた痛みを解放する」
「全て…クラウ…」
「住野の人間…終わりにしよう」
どことも言えない場所
「よくここが分かったな。観測者」
「ようやく見つけましたよ。住野の人間が呪われる切っ掛けを与え、更には奴らを生み出した……全ての元凶である貴方を」
そこには一人の老人が笑みを浮かべていた
「くくく、私を殺すかね?」
「あぁ…地獄に送ろう。解放!ケルベロス!」
終わりの始まりが…
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