わんだふるぷりきゅあ!混ざり合った獣たち   作:水甲

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82 食らうものとガオウの素顔

成護Side

 

ガオウが現れると同時にペインが立ちはだかる。

 

「来た」

 

「ガオウさま…」

 

「またオオカミのガオガオーンが、あんなに!」

 

「ガオウさま申し訳ございません。ご命令を果たせず!」

 

「ザクロ、すまない」

 

「えっ?」

 

「つらい思いをさせた…あとはオレがやる!時はみちた。仲間たちよ、人間にむくいを!」

 

「アニマルタウンが!」

 

「みんなはガオガオーンを。ここは、わたくしにまかせて」

 

ガオガオーンが動き出し、街の人達を襲い始める。リリアン達はガオガオーンたちを止めに行き、ニコ様はガオウと対峙する。

 

「俺達も始めようぜ!」

 

襲い掛かってくるペインの攻撃を防ぐ俺。こうなったら…

 

「出し惜しみしてる場合じゃないな!」

 

俺はキメラ化して、ペインと戦い始めるのであった

 

 

 

 

 

 

ニコSide

 

ガオウと対峙する私。プリキュアはガオガオーンの群れに苦戦しながらも何とか抑えようとしている

 

「ダイヤモンドユニコーン…もはや貴様と語ることは何もない」

 

「ええ、わたくしが何を言ったところで、あなたは止まらない…狼が絶滅した過去をかえることはできません。怒りをわすれることなどできないでしょう。それでも…見てください。この街の人々を…そして、プリキュアたちを…あなたが知っている人間たちとはちがうと分かるはずです」

 

「フン…何を見たところで、かわらない…われらは人間の世界を破壊する…人間たちが、狼にしたように!」

 

ガオウが闇のエネルギーを放つ、私は光の盾でそれを防いだ。

 

 

 

 

 

 

 

九郎Side

 

グラトの猛攻から逃げる俺。木の裏に隠れてグラトの動きを見ていた

 

「強くなっている…」

 

奴に掴まれた肩が抉られた。今の奴はもしかしたら…そう考えているとグラトの気配を感じ、直ぐさまその場から離れるとさっきまで隠れていた木がグラトに食われた

 

「チガッタ…食わせろ…クワセローーーーーーー!!!!」

 

咆哮を上げるグラト。俺は烏の羽でグラトを攻撃するが、羽はグラトに触れた瞬間消えた。いや、消えたと言うよりも…食われたか…

 

「これだけでミタサレルカ!!!」

 

グラトの両腕が大きくなり、殴りかかってくる。俺は避けながら攻撃手段を考える。

今の奴はどんな攻撃も通じない。奴の身体に触れた瞬間、直ぐさま食われる。

 

「本当に面倒な奴だよ!」

 

気がつくと広い場所に出た。グラトは身体中に口を浮かび上がらせた姿に変わっている。

 

「隠れることもデキナクナッタナ……このままクワレロ!」

 

「そうだな…もう逃げも隠れも出来そうにない」

 

俺は烏の羽を仕舞い、全身を狼へと変えた。

 

「お前が食う前にこの爪で八つ裂きにする!」

 

俺は構えると同時に何体もの影で出来た狼を生み出した。

 

「いけ!群狼!!」

 

狼たちがグラトを翻弄していき、一瞬の隙をつきグラトの身体に爪で引っ掻く

 

「ちっ!」

 

「今のスピードでは無理か…」

 

引っ掻いた爪が食われた。もっと早く…動けば…

 

「無駄だ!」

 

グラトが地面を殴った瞬間、グラトの周辺の大地が抉られ、群狼が一瞬で消えると…

 

「捕まえた!」

 

巨大な手で掴まれ、掴まれた箇所がじわじわと食われていく

 

「があああああ!!!?」

 

「お前はこのまま丸呑みだ!」

 

グラトが俺を上に放り投げ、大きく口を広げていた。本気で丸呑みか……だけど…

 

「それを待っていた……」

 

俺は笑みを浮かべながら、グラトの口の中に入った

 

「満たされた…うぐっ!?なんだ?腹が…痛い!」

 

『身体の中はどうやら…お前の口はないみたいだな!』

 

俺は身体の中から狼の爪で腹を突き破る。

 

「ぐぎゃああああああ!?」

 

身体の中から引き裂かれたグラトは血を吹き出しながら苦しんでいた。

 

「終わりだ…」

 

俺は傷だらけになりながらも、グラトの身体を引き裂いた。

 

「おれ…は…ただ…たくさん…食べたかった……それだけ…なのに…なのに…」

 

グラトはそれだけを言い残して塵になって消えていった。俺は全身から血を流しながら、何とかみんなのところに行こうとするが……

 

「ヤバいな…血を流しすぎた…」

 

そのまま倒れる俺だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

成護Side

 

ペインに与えたダメージが返ってくる。それに耐えながらも俺は構えている中、メエメエが木の上にいた猫を助けようとしていたが、乗っていた枝が折れて落ちそうになったところをニコ様が助けるが、その隙を突かれて、張っていたシールドが破壊され、倒れてしまった。

 

「ダイヤモンドユニコーン…お前の力、もらい受ける!」

 

「クッ…おやめなさい!」

 

ガオウはそう言ってニコ様の力を奪い取る。ニコ様は最後の力を振り絞りながら抵抗するとガオウの顔が崩れ始めた。あれは仮面だったのか?

 

「ガオウの顔が…」

 

「狼じゃ…」

 

「狼じゃ…」

 

「ない…人間?」

 

ガオウの素顔…人間だった…やっぱりか…だとしたらその正体は…

 

「あなたは…スバル…」

 

ニコ様がそう告げると同時にその場にいた全員が驚きを隠せなかった。




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