わんだふるぷりきゅあ!混ざり合った獣たち   作:水甲

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84 痛みと怒りと憎しみ

成護Side

 

ガオウがアニマルタウンを森に変える少し前…

 

「「うおおおおおおお!!!」」

 

互いの拳が顔に当たり、距離を取る。

 

「どうした!もっと!痛みを与えてみろ!」

 

「言ってくれるな…」

 

こっちはペインの能力でダメージが大きい。ペイン自身は能力の使いすぎなのかそれなりにダメージを負ってるが…それでもまだ余裕そうだった

 

「もっと!もっと楽しませろ!」

 

向かってくるペイン。俺は腕を掴み、投げ飛ばすが投げ飛ばしたダメージが俺に襲う

 

「くっ!?」

 

ペインは直ぐさま起き上がり、俺を殴り続ける

 

「どうだ!この痛み!俺が受け続けてきた痛みを感じ続けろ!」

 

奴の呪い…ここまで強いものだったのか…だからこそ気になることはある

 

「そんなに痛みに対して憎しみがあるなら…何でお前はそうやって傷つける!」

 

「それは…楽しいと思ったからだ!」

 

ペインは両爪を鋭く尖らせ、俺の身体を傷つける。

楽しいか……

 

「お前は呪いの影響でそうなったと思ったけど…」

 

俺は拳をペインの腹に叩き込む。痛みが走るがそれでももう一度拳を腹に叩き込んだ

 

「お前自身がそうなってしまったなら…もう救えない」

 

俺がそう告げた瞬間、腕輪が砕けた。何が起きているのか分からなかったけど…今は考える必要はない。

 

「だからこそ!お前に救いを与える」

 

俺は目を閉じ、力を解放した瞬間、今までとは違うものが溢れ出した。これは…

 

「な、なんだ?その姿は…」

 

両腕が白い毛に覆われ、鋭い爪を伸ばし、両足は龍のような力強いものになり、背中には紅い炎を纏った翼が生え、額には金色の角が生えた姿に変わっていた。

 

「こんな方法でしかお前を救えない…」

 

ペインの身体が真っ白なオーラに包まれていく。

 

「な、なんだ!?これは…!?」

 

「痛みを与えるだけに拘っていれば…ちゃんとした救いを与えたけど、無理みたいだな…傷つけることを楽しむお前は、俺達先祖がやって来たことと変わらない。だからこそ…」

 

白いオーラは見る見るうちに形を変え、ペインを小さな宝玉へと変えた

 

「お前が傷つける痛みを理解すれば出れる……それまでここにいろ…」

 

宝玉に変わったペインからは何も聞こえない。

 

「それにしてもこの姿はなんだ?」

 

戻りたいけど戻れない…まだ何かあるからなのか?

そう思っているとアニマルタウンが木々に覆われ始めた。俺は咄嗟に空に上がるとアニマルタウンが森に変えられた。

 

「これは…ガオウの力か?」

 

とりあえずまゆ達の所に行かないと…

 

 

 

 

 

まゆ達を見つけたと同時に遠吠えが聞こえてきた。俺はまゆ達の所に降りる

 

「まゆ、みんな、無事か?」

 

「成護…くん?で良いんだよね?」

 

「何か神々しいね」

 

「何か気づいたらこんな風になったけど…今の遠吠えは…」

 

「スバルだよ…スバルは、ああやって、ガオウ様と声を交わし合っていたんだ…」

 

ザクロがそう言うけど、何でザクロがここに?

 

「ザクロもスバルを止めようとしてるの」

 

いろはがそう答えてくれたけど、今のスバルはそれだけ…

 

「スバルを助けに行こう!」

 

「きっと大丈夫だよ!」

 

「うん…」

 

俺達はスバルの場所へと向かった。

 

 

 

 

 

スバルは鏡石の場所にいたが、スバルは鏡石に触れていたが、その表情は怒りを感じるものだった

 

「なぜだ…なぜ願いが叶わない!」

 

「あなたの願いは叶わぬものなのです…」

 

「ダイヤモンドユニコーン…」

 

怒りに染まったスバルの前にニコ様が現れた

 

「なぜだ…俺の願いは、ただ1つ…ガオウを蘇らせる事…ただそれだけだ…そのためなら、どんな事でもする…ダイヤモンドユニコーン…お前は、生き物の頂点に立つ存在なのだろう?お前の力と鏡石の力が合わされば!」

 

「これまで幾度もお伝えしましたが、一度終えた命を蘇らせる事はできないのです…鏡石にも、私にも…スバル…あなたの時間にも限りがあります。そのニコダイヤの輝きが失われれば…」

 

「俺はどうなってもいい!願いが…願いが叶わないというのなら…」

 

スバルは力を込め、鏡石を破壊する。

 

「鏡石が…」

 

「ガオウが蘇らないというのなら、俺がガオウの無念を晴らすまで!人間達に報いを!」

 

スバルはニコダイヤを体内に取り込み始める。

 

「ニコダイヤを体内に!?」

 

「いけません! そんな事をしたら…」

 

スバルの身体は巨大な狼へと姿を変える。それに力もかなり大きい…

 

「人間の世界よ、滅べ!」

 

スバルは森にレーザーを放ち、辺りを破壊していく。スバルから感じるもの…怒りと憎しみだけど…本当にガオウはこれを望んでるのか?

 

「みんな、スバルを止めよう!」

 

いろはの言葉にみんなが頷き、いろは達は変身する

 

「「ワンダフルパクト!」」

 

「「シャイニーキャッツパクト!」」

 

「「プリキュア! マイエボリューション!」」

 

「スリー!」

 

「ツー!」

 

「ワン!」

 

「みんな大好き素敵な世界! キュアワンダフル!いっしょに遊ぼ!」

 

「みんなの笑顔で彩る世界! キュアフレンディ!あなたの声をきかせて!」

 

「気高くかわいくきらめく世界! キュアニャミー!仕方ない、構ってあげる!」

 

「結んで紡いでつながる世界! キュアリリアン!こわくない、こわくない!」

 

「みんな一緒に!」

 

「せーの!」

 

「「「「わんだふるぷりきゅあ!」」」」

 

俺達は全員でスバルの所へと向かうけど、姉さんたちは大丈夫なのか?それにこの近付いてくるものはなんだ?




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