お手付き強要はヤメロォ!?   作:クロアブースト

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本当は順番的に【オギャバブモンスターと見損なったぞ『せんせー』】を上げたかったけど先に書き上がったので押しの子165話を見て先に投稿。

オリジナルで書いてた腹黒系女子より怖い漂白系女子のクラリスお嬢様がダンジョンでビジネスホテルやってる【執事は生殺与奪の権をお嬢様に握られているんだ】というお話書いて投稿(唐突な宣伝)とか、R18でプロット練ってる二代目B小町所属のアイドルが肉食系過ぎて高校生編入る前に喰われちゃうAのお話を練ってて時間かかりました。

本当は二代目B小町の関係とかじっくりやるべきなんだけど、ルビーさんに原作でテコ入れ入って矛盾が増える前に先に投稿しとかないと何だコイツはと思ったので後に過程話入れたりと順番滅茶苦茶なのはご了承ください。


ルビーのブリーディング?(爆弾解体処理とルビーオリジン)

アイドルを担当する者として星野ルビーを知る者は『不発弾』と言わざるを得ない。

 

不発弾と言わざるを得ない理由は、アイドルへのモチベーションが『せんせー』と呼ばれる人物と結ばれる為に目指しており、白骨死体となった『せんせー』を見つけた途端に自暴自棄になるのが確定しているからだ。

原作ではツクヨミの助言で復讐という体裁でアイドルを継続していたが、Aはもし仮にアクアが正体を明かさなければアイドルを止めていたと思っている。

 

『嘘吐き嘘吐き嘘吐き、みーんな嘘吐き』

 

闇堕ちしたルビーはアイの秘密を暴露したアクアと決別し自暴自棄になっていた。

Aから言わせればルビーには『せんせー』と『アイ』を除いて心から信頼出来る存在がいなかった。

もしアクアを信じてたなら、スキャンダルに巻き込まれたかなと同じくB小町に所属するルビーの為に行ったという気持ちが勝ってた筈だ。

もしミヤコを信じてたならば、復讐よりも先に自分を庇護してた筈のミヤコにすら黙って復讐に走ることはしなかったかもしれない。

そもそも何でも自分で背負って来たアクアもルビーを庇護下の対象であっても、頼れる存在とは信じていなかった。

秘密主義で通して来たせいで、アイの秘密を暴露する前にルビーに話すという選択肢を取らなかった。

わざわざ守る為なら何でもするかと抽象的な事を言ってた辺り、かなを守る為にアイの秘密を暴露するという行為を受け入れて貰えないと諦観していたのである。

 

 

 

 

 

「ああぁぁぁ……アアアアアアアア」

 

白骨死体の前で泣き叫ぶルビーを見ながらもAは冷静に警察を呼ぶ。

 

本来ならば高校生になり、アイドルデビューをした後のMV撮影で出会う筈の運命はAというイレギュラーによって中学2年生の夏に早められたのである。

 

 

 

 

 

「ルビーさん、夏休みは予定がありますか?」

「え?友達と遊んだり、いっぱい満喫する予定だけど……」

 

Aからの質問に答えるルビー。

 

「『せんせー』と呼ばれる人物を特定しました。次の休みに会いに行きます」

「嘘!?『せんせー』見つかったの!?」

 

ルビーは驚愕する。

何せ行方不明になってた『せんせー』が見つかってたというのだ。

 

「いえ、私はまだ会ってません。『せんせー』と呼ばれる人物のいるであろう情報を得ただけですよ」

「それでもだよ!?絶対行く!」

 

ルビーは期待に胸を輝かせる。

しかしこのままでは不義理と思ったAは忠告する。

 

「ルビーさん。初めに言っておきますが、過度な期待はしてはいけません」

「え、どういうこと?」

「行方不明者になってたにも関わらず居場所を特定出来た時点で状況が良くなったか、悪くなったかの二択です。情報提供者からも会いに行かない方が良いと言われた程です」

 

Aの不穏な言葉にルビーはゴクリと緊張を持つ。

『せんせー』と呼ばれる人物に不測の事態が起こっているからだろうである。

 

「まだ直接会ってませんから不確定ですが、『せんせー』が無事ではない可能性が高い。もしかしたらルビーさんのアイドルを続ける意思が揺らぐかもしれない。それでも行くかきちんと考えて結論を出してください」

 

ルビーを諭すようにAから言われてルビーは再会出来る喜びを一旦抜きにして冷静に考えるべく目を瞑り考える。

もし仮に無事だったなら喜ぶべきだろう。

だがAの言うとおり、無事では無かったらどうだろう。

女関係で行方不明(※事実無根の仮説である)になってた人だ。

既に結婚までしていて子供までいたら、強制的な失恋で脳を破壊される可能性すらある。

他にも怪我をしていて、五体満足ではないので医者を辞めざるを得なかったパターンもあり得るだろう。

もしくは意識不明の重体で意思疎通すら交わせない可能性すらあり得る。

そして死んでいる可能性も過ぎったのだが、それは想像を無意識に拒否した。

それを受け入れるにはルビーがまだ割り切れていなかったから。

 

「ねぇクソプロデューサー、私達を連れて行かない理由は何?私達には嘘を付かない約束でしょう?」

「そうでしたね。ここでは話せませんが、後程二人には来ない方が良い理由をきちんとお話します」

「分かったわ」

「分かったよ」

 

かなとMEMは引き下がる。

このプロデューサーAはかなとMEMを全面的に信頼と信用を持って嘘を付かないと約束している。

話す事で不都合な場合は知る事で生じるリスクをきちんと説明した上で確認してから話す。

Aの誠実さからかなとMEMは信頼関係を築いているからこそである。

ではルビーはと言えば、アイドル見習いというのと前述した『不発弾』のリスクから全面的な信用はまだ出来ない。

何せ爆発一つでルビーは間違いなくアイドルを止める状態の相手に何を信頼して任せよというのかと思っている。

その最後の確認が宮崎への旅行である。

この結果如何次第ではルビーがアイドルを止めたり、自暴自棄になった時点で二代目B小町からクビにせざるを得ないからである。

 

「分かった。行くよプロデューサー。私を宮崎に連れて行って!」

「分かりました」

 

そうしてルビーは宮崎にやって来る。

しかしルビーは知らない。

既に待ち人は命を落として死んでいるのだと……

 

 

 

 

「ああ……アアアアアアアア!?」

 

ルビーはとある洞窟にあった白骨死体を見て絶叫してしまう。

白骨死体は顔の皮膚が無くなっており、誰かは分からない。

だが白衣と胸元にある『アイ無限恒久永遠推し!』のバッジは間違いなくさりなが『せんせー』と呼ばれる人物に与えたものである。

悲鳴が止んで涙を流しながらもルビーはAへ尋ねる。

 

「ねぇ……Aさん……これは『せんせー』じゃないよね……」

 

縋るように泣き晴らしたルビーはAの服を掴んで弱々しく懇願する。

 

「きっと同じ白衣にバッジを付けた別人なんだよね……うん、きっとそうだよ……」

「ルビーさん」

 

肩を掴んで目線を合わせてルビーに告げる。

 

「彼は雨宮吾郎……君にアイのバッジを受け取った行方不明になってたお医者さんです」

「嘘!嘘だよ!?そんなわけがないし信じない!」

「嘘を嫌う君が否定するのか」

「!?」

 

Aの言葉にビクッと震えるルビー。

 

「ここで私が……本当は雨宮吾郎はとある相手に命を狙われて死体偽装の為に白衣やバッジを借りて偽装させてもらいました。本当は海外で生きてるんです」

「!?……そうなの?」

「そんな嘘を付かれて満足ですか……」

「っ!?最低!」

 

バシン!

 

ルビーはAの頬を叩く。

だがAの頬が傷付くどころかルビーの手が逆に腫れるだけである。

 

「貴方は慰めの嘘なんていらない。貴方は仮に嘘を付いたところで信じない」

「だからって言って良いことと悪い事があるでしょう!?『せんせー』が生きてるなんて嘘をつくなんて酷いよ!?」

「それは貴方自身も分かってるということです。貴方も『せんせー』が生きてるなんて信じられないと……」

「うあ……」

 

ルビーは自分が咄嗟に付いて口にした言葉を思い出す。

『せんせー』が生きてるなんて嘘をつくなんて酷いよと……

怒りに任せて言ってしまったが理性では受け入れてしまったのだ。

 

「『せんせー』死んじゃったの……」

 

ぽつんと力が抜けるように地面に膝を付く。

アイドルになって感じてた今を生きる活力が湧かない。

一体何の為に生きてるのか目標を失ったからである。

だがここからだとAは覚悟する。

Aはルビーを二代目B小町に入れるに辺り、星野ルビーが『せんせー』の死を乗り越えられるだけの材料を用意した。

そうでなければこんな現実を見せて自暴自棄にさせたりはしない。

彼はルビーが立ち上がれると信じてるからこそ、宮崎に連れて来たのだ。

 

「今の貴方には何が残っている。『せんせー』を拠り所にしていた貴女にはそれ以外に頼れる者は本当にいないのですか?」

「それは……」

 

ルビーは『せんせー』を抜きにした上で自分に何が残っているのかを考える。

 

アイが死亡し天涯孤独になりかねなかった自分を義理の子供として引き取ってくれた斎藤ミヤコ。

同じくルビーと同じくアイを目の前で殺されたにも関わらず自分をたしなめながらも兄妹として自分を大切に思ってくれていたお兄ちゃんである星野アクア。

同じ二代目B小町メンバーであり、仲間でありながらもストイックに自分こそがトップアイドルになるのだと断言しながらも困ってたらアドバイスをしてくれる面倒見が良い有馬かな。

トップアイドルは譲らないと言いながらも新参者のルビーと同じくアイドル好きで世話焼きなMEMちょ。

そしてアイみたいなアイドルになりたいと曖昧な気持ちで目指していた自分に「アイを超えるアイドルになりたいから来なさい」と自分の理想を理解して実現しようと協力してくれるプロデューサーA 。

 

「いるよ……ミヤコママも、お兄ちゃんも、同じメンバーでライバルの先輩やMEMちょ。それにトップアイドルになる為にプロデュースしてくれるAさんがいるよ……」

「ならば立ちなさいルビーさん。今の貴方に必要なのは『せんせー』に縋ってた自分を壊して、本当に大切な人が何なのかと向き合うことです」

「……うん」

 

虚ろな瞳に光が宿り、涙を拭いルビーは立ち上がる。

"さりな"だったなら立ち上がれなかったかもしれない。

けれど星野ルビーは家族にライバル、プロデューサーと自分に親愛を向けて大事にしてくれる存在がいるからこそ前を向けるのだと分かったからだ。

 

「MEMちょの言った通り、担当アイドルを泣かせるなんて最低だね……」

「今は思いっきり泣いて構いません。ですが、どうか立ち止まらずに歩みなさい。私を始めとして今の貴方の夢を応援してくれる存在はいるのですから」

「せっかく泣き止んだのにそういう事言うんだ……本当に泣いちゃうからね……」

 

 

 

 

 

 

ルビーはここが夢なのだと理解する。

確かに自分はAの元で思いっきり泣いて泣きつかれて寝落ちしてた筈。

何せ三途の川と呼ばれる川の向こう側にルビーが待ち望んだ白衣と右ポケットにアイ恒久永久推しのバッジを付けた人がいたからだ。

 

「『せんせー』!」

 

ルビーは待ち望んでいたからか声を張り上げて叫ぶが、『せんせー』は返事をしない。

その理由は分かっていた。

だってルビーは『せんせー』との約束を果たしていないのだから。

 

「ごめん『せんせー』!私誤魔化してた!あの病室で自分の意思でアイドルになりたいと思ってたのに、『せんせー』に応援されたのが嬉しくて、『せんせー』に褒めてもらう為にアイドルを目指してた。けど違うの!あの時、アイを見て抱いた気持ちは嘘じゃない!自分の意思でアイドルになりたいって本当に思ってたの!」

 

ボロボロと涙を流しながら三途の川にいる筈の『せんせー』に向かって謝るルビー。

だが『せんせー』の姿は朧げであり、ルビーの言葉を受けても反応がない。

 

「『せんせー』に認められなきゃアイドルになる意味が無いなんて……」

 

 

私は自分を肯定するために、都合の良い解釈をしてアイドルを目指してた。

アイドルになれば行方不明になってる『せんせー』が見つけてくれると現実逃避していたのだ。

行方不明になってる人がアイドルを見る余裕などあるわけないのに……

 

アイドルに本気で向き合ってなかった。

 

ママがストーカーに殺されちゃった時に、アクアやミヤコママからアイドルになるのを反対されてた時。

口では反対を押し切ってアイドルやりたいと言ってたけど、ファン達の中にそんな人達がいる事実が怖くて尻込みしていた。

本当にトップアイドルを目指したいのなら、ママが抜けた時にも初代B小町のプロデューサーをしていたAさんに直談判してでもアイドルとして育てて欲しいと自己推薦すべきだったがしなかった。

 

『アイみたいなアイドルじゃなくてアイを超えるアイドルになる覚悟が出来たらおいで』

 

Aさんはそんな私を見て、本心を見抜いていたのだろう。

家族が芸能事務所関係者でかつアイドル部署まである環境に恵まれながらも、家族に反対されただけで今は仕方ないとミヤコママから推薦されるまで行動に移さなかった優柔不断さを……

 

いつからか真面目にアイドルをやってなかったんだ。

自分が傷つきたくなかったから…

 

「私があの病室で勇気を与えられたように、私が誰かの勇気を与えられるようになりたい!例えママや『せんせー』がいなくても私にも大切な人が出来たの!だから前に進むよ!何時か向こうに行った時に本気で頑張ったって言って見せる!だから……」

 

声の小さくなるルビーへ『せんせー』は

 

「君になら……出来るよ。だって君は僕の……推しだから……」

「うん、うん!」

 

途切れ途切れではあるが『せんせー』の声が聞こえて涙を流しながらルビーは頷くのであった。

 

 

 

 

 

 

「これも君の筋書き通りかな」

「そうですね」

 

ツクヨミとAは河川敷にいた。

ルビーを宮崎で予約を取ったホテルに寝かしてAはツクヨミと顔合わせをしたのである。

しかしその河川敷には無数の鴉が降り立っており、人の気配が全く無かった。

まるで黄泉の国のように外界から領域が隔絶したかのように人気が無いのである。

 

「ルビーさんは『せんせー』を失って心の箱に穴が空いたまま埋まらないのだと思っていた。けれど本当は違う。天童寺さりなとは違って星野ルビーの心の箱を埋めてくれる存在は既に存在している」

「つまり天童寺さりなの記憶は星野ルビーにとって枷だったと?」

「枷どころか呪いですね。自分の潜在能力に蓋をし、行動理念も前世の記憶に左右される。挙げ句の果てに復讐とか不幸になる為に呪われたと思える不運ですよ」

「愛ほど歪んだ呪いはないからね」

「誰が上手いこと言えと」

 

ツクヨミの言葉に突っ込むA。

 

「そうなるとアクアに宿る雨宮吾郎の記憶も呪いなのかな?」

「さあ、私には関係ない事ですから」

「君担当アイドル以外の問題はどうでも良いと思ってるよね……」

「私には担当アイドルの人生に責任を取る事だけで精一杯なだけです」

「ふぅん」

 

ツクヨミは意味深に答える。

 

「まあ良いや。でもルビーは他の二人に勝てるの?既に歌手と俳優で知名度において支持率集めている有馬かな。古参B小町やインフルエンサーでの視聴者達の脳を焼いてファンにしていたMEMちょ。どちらも既に固定ファンを作ってる状態だから周回遅れも良いところだけど……」

「勝てるかはまだ分かりませんが、ルビーの本当の潜在能力はこれから発揮されますよ」




ルビーの爆発フラグ

・アイドルになる前に『せんせー』死亡発覚
→自暴自棄ルート
・アイドルになった後に『せんせー』死亡発覚
→復讐者ルート
・アイドルになる前にアクアが『せんせー』発覚
→兄妹インモラルルート
・アイドルになった後にアクアが『せんせー』と発覚
→兄妹インモラルルート
・『せんせー』死亡後にアクアが『せんせー』だと伝えない
→復讐者ルート

自暴自棄も復習者も兄妹インモラル√もプロデューサーとしては絶対に困るのでまともなプロデューサーなら絶対に入れないと思われる。
因みにまだルビーさんは『せんせー』と訣別しただけなので九尾より厄介な"さりな"の亡霊イベントが残っています。
転生先の自我を上書きする怨霊とか普通に悪夢ですわ。


星野ルビー
…『せんせー』に縋ってた自分を壊して、自分を愛してくれる存在を再定義してトップアイドルを目指す本当の超新星。
原作と比べて切磋琢磨しあえるライバルと前世で得られなかった家族がいるのだと再定義したので闇堕ちせずとも覚醒する。
因みに今の彼女に『せんせー』とアイを殺した黒幕がいると話しても「確かに許せない。けど二人は復讐なんて望まないし、私もそんな事に時間を割くよりトップアイドルを目指す方が大事」と言い切る超新星になる。
間違いなく闇堕ちアクアと相性が悪いのは言うまでもない。
闇堕ちルビー相手に『せんせー』カード切らなきゃまともに話を聞いてもらえない時点でお兄ちゃん力が足りていない。
アクアの敗因は炭次郎みたいにSSRの鱗滝プロデューサーに「判断が遅い」と叩かれなかったり、復讐ばかりで
脹相みたいに全力でお兄ちゃんを遂行する覚悟が無かったからだと思われる。
因みにネタバレだが「推しだった娘が見知らぬ男に染められてトップアイドルになるなんて……」とか言う疑似NTRがあるかもしれない。

二代目B小町とAのR18√興味あるか?

  • トップアイドルは純潔だから興味なし
  • R18で分けるならアリ
  • 白百合Pのアクアマリン堕ちなら…
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