こっちはさりなと決別したから、復讐とかしないから闇堕ち要素皆無なんですけどね。
時系列的には『さりなの亡霊を祓いましょう』直後です。
ルビーとAの二人っきりの1週間に及ぶ宮崎旅行。
かなとMEMはAから『せんせー』と呼ばれる存在の安否についてとそれに伴いルビーにとっての慰安旅行になると聞いてたから参加を辞退した。
Aは自分の計画の協力者であるかなとMEMには、知ることで不利益が生じるもので無ければ正直に話す契約をしてるので『せんせー』の事実を知ったルビーがアイドルを辞める可能性すら受け入れていた。
苦楽を共にしたメンバーが離脱するのは寂しいとは思う。
しかしトップアイドルを目指すという目的の前でやる気が無くなった者を引き止める気は無いという位にかなとMEMは既に覚悟ガンギマリなのである。
二代目B小町以外で言うならば、アクアは復讐に時間を使いたいので断り、ミヤコは当初同伴予定だったが、急な仕事が入って同伴出来なくなった。
流石に二人っきりなら延期にしようかAが提案するも、ルビーが「私一人でも絶対に行く!」とごねたので仕方なく二人での旅行になった。
ガタッ
その事実を知ってかなとMEMはルビーに宮崎旅行を自分と代わってと交渉するも失敗。
ルビーの断固拒否が無ければ、担当アイドルが夜中に部屋を間違えてプロデューサーの布団へ潜り込むというスキャンダルは避けられた。
1週間後、宮崎の旅行から帰って来たAとルビーを見て二人は驚愕する。
それは自身の殻を破ってアイドルとしての素質を開花させた事にも直感的に感じ取った二人だが、それよりも問題があった。
「……(テレッ、テレッ)」
普段通りのAとは対照的にもじもじとしながらもプロデューサーの裾を摘んで歩くルビーの姿が。
「「(ル、ルビーが雌の表情をしてるぅぅ!?)」」
かなとMEMはルビーとAの間で何かが起こるとは想定してなかった。
何せルビーは二代目B小町に入るに辺り、「『せんせー』と✕✕✕したい!」と宣言かました片想い中の少女だ。
意中の相手がいる中で目移りするのは零とは言わないが限りなく低いからこそ二人は「恋敵力…たったの5か…論外め」と余裕のスタンスだった。
「一体何があったのよクソプロデューサー」
「ただの慰安旅行でしたよかなさん」
「絶対何かやったよね!?何があったのルビー!?」
かなに詰め寄られてAは堂々と返すのを見て即座にMEMはルビーに質問相手を変える。
A相手に駆け引きが無意味な事は分かってたからこそ、腹芸の浅いルビーに仕掛けたのである。
「えへへ……内緒♪」
顔を真っ赤にしてウインクするルビー。
その割にはそわそわしている辺り、本人的には嬉しい事があったのだと丸わかりだった。
「うごごごご脳が、脳が震えるよぉぉ」
「ちょっと待ちなさい……いや、待ってよ。これ絶対アレじゃない……」
頭を抑えて呻くMEMとぶつぶつ呟くかな。
無理もない。
灰被りをシンデレラに変えたAに手を出されたかもしれないからだ。
「かなさん、どうかしましたか?」
「ちょっとクソプロデューサーは黙ってて。今私は冷静さを欠こうとしてるから、具体的にはトップアイドルを投げ出しても即手を出す位には……」
「!?」
Aからの言葉にかなは手を突き出してストップという意思表示を出していた。
かなの人生計画に支障が出ていた。
具体的にはトップアイドルになるかケリを付けたら即結婚、即引退、即新婚生活まで企ててたかなの計画に大ダメージだ。
因みに女が出来た程度なら支障はない。
ファンの脳を焼いたように好みを自分に上書きすれば良いだけのお話だ。
意中の相手が女だろうが男だろうが、略奪出来る位には自信が有馬かなにはある。
MEMの長年掛けてた計画にも支障が出ていた。
親から良い人見つけてるの?と言われたのを利用して母親巻き込んで強制婚約者計画まで仕込んでいた。
後はお見合いを断る為に協力してとAに頼み込んで外堀を埋めつつ、実家で偶然を装った同室からのベッドインで既成事実によるチェックメイトまで持っていく計画が崩れるかもしれない。
因みに女が出来た程度なら支障はない。
二代目B小町で独占保有している美容技術と磨き抜かれた女子力、ボンキュッボンの手本となる肉体を持って相手へ強烈な劣等感を与えてフェードアウトさせれる自信がMEMにはあるのだ。
大体恋人がいるから何だと言うのだ!
日本の法律では婚姻届け、いわゆる籍を入れるまでは意中の相手にアタックしても問題ないと国が暗黙のルールで認めている。
トップアイドルを目指す者が意中の相手一人奪えずなどあり得ない。
恋とは睡眠薬を盛ってでも既成事実を作って責任取らせるものなのだから、かなもMEMも諦めたりはしない。
というかAが献身的過ぎるせいで、年上以外恋愛対象に出来ない位に性癖歪まされたんだから、責任はきっちり取らせる所存である。
「ルビー、アンタ宮崎にAと旅行に行ったわよね」
「うん。行ったよ」
「期間は1週間だったわよね」
「そうだけど、それがどうしたの?」
「初日はアンタの言ってた『せんせー』とやらに会いに言ってたのは分かるわ。じゃあ残りの六日間は何をしてたの?」
「……勘の良い先輩は嫌いだよ」
目を逸らしつつ答えるルビーにかなとMEMは確信する。
「「こいつら交尾したんだ!」」
「交尾とか言わないでください」
かなとMEMの叫びにAは突っ込んだ。
「キリキリ吐きなさい。嘘や遠回しと思われる発言したら、私も手が出るから心して答えなさいクソプロデューサー」
「そうだねぇ。幾らお姉さんの私でも鳶に油揚げを拐われるのは許容出来ないかなぁ」
目のハイライトが消えたかなとMEMに拘束される。
因みにかなが言った手が出るとは暴力ではなく人生の墓場に送るという意味なので、担当アイドルと強制的な夜戦に突入する。
女性から襲おうと既成事実は発生するのだから世は無常である。
「二日目からは観光巡りですね。幸いルビーさんはデビュー前というのもあり、変装せずとも一緒に各所を巡れたから良い気分転換になったんでしょう」
"変装なし"
盲点だった。
既に歌姫や俳優として活動してるかなやユーチューバーをやってるMEMちょと違って、MEMちょのチャンネルにゲストメンバー扱いで出演する位しかルビーの認知度はない。
だからこその変装なしでのデートを可能とする。
諸侯食べ歩きなど満喫していた。
「凄いんだよ!正直『せんせー』の件しか頭に無かったから、観光なんて全然考えて無かったんだけどAさんが私が楽しめるように予め観光名所をピックアップしてくれてたの!」
ルビーが楽しそうにスマホで撮影した写真を見せながら、かなやMEMに見せながら自慢して来るのを聞いてそうだろうなと思う二人。
Aは担当アイドルの趣味嗜好を自分達以上に知り尽くしてると言えるレベルでプライベートで楽しめるプランの組み立てが上手い。
ルビーが二代目B小町に入る前から暇つぶしや気分転換と称してAと遊びに行く事を何度も経験済みだから身を持って知ってるのである。
写真には絶景から、料理、建造物などの観光名所が収められており普通にデートかと思うくらいには充実していたようだ。
写真数の多さから、観光したのは嘘ではないのだろうと判断する。
「じゃあ何でそんな恥ずかしそうにしてるのよ?」
「!?」
かなが核心を突くように尋ねるとルビーが固まる。
やっぱり甘いわね、さて言質取ったら担当アイドルに手を出したクソプロデューサーを狩るか♡位のスタンスでかなは返答を待ったのだが……
「あのね……初めての旅行で舞い上がっちゃってね。楽し過ぎて……Aさんのほっぺにチューしたんだ」
「「子供か!」」
「え?」
かなとMEMは突っ込んだ。
JCになってまだほっぺにチューとかマジかよコイツという心境である。
発育と思春期が高まるJC時代で同室なら好感度がマイナスでも無ければ即ベッドインは当然だ。
寧ろ不能を疑われるレベルである。
「はぁ〜アホくさ。心配して損したわ」
「そうだねぇ。キス位で大袈裟だったよ」
「え…え?」
気を取り直したかなとMEMちょに困惑するルビー。
あれだけ取り乱してたのにキスと発覚した途端に調子を取り戻したからだ。
そんな彼女達のやり取りを見て恐ろしい才能だなとAは思った。
「あ、Aさんありがとね」
「構いません。ですが良かったのですか?」
「うん。嘘じゃないからね♪」
ルビーはしてやったりの表情で言う。
確かに二人に嘘は付いていない。
何せルビーがほっぺにチュー以上の性知識が無かったのは事実だし、トップアイドル目指すに当たって純潔を守るのは必須だ。
だから本番はしてないのは当然だし、キス一つで舞い上がっていたのは本当である。
そう二日目までは……
かなとMEMちょは知らない。
ルビーはキスで舞い上がっていた当時の自分をきちんと演じてたのである。
だから本番以外ならキスより凄いことをしたという事実は誰も知らないのである。
旅行は本気で楽しんだのは事実だが、旅行と並行してルビーはさりなによって抑え込められてた性欲が3日目辺りから一気に押し寄せてたのだ。
『Aさぁん……ムズムズして辛いのぉ…助けてぇ……』
顔を真っ赤にして潤んだ瞳で懇願して来たルビーにまさかの自己発散レクチャーをさせられるとは想定外だった。
仮にも母子家庭なのだから、母であるミヤコ社長とかクラスメイト、保健体育で習わなかったのかと聞いたらまさかの性知識皆無という一悶着があったのである。
「本当に気を付けてくださいねルビーさん。異性に発散の仕方を聞くとか誘ってると勘違いされかねないですから」
「し、仕方ないじゃん!今までそんな事一度も無かったもん!そうだよ!周りだって教えてくれなかったんだもん!私は悪くない!私は悪くない!」
「それネタだと知ってるから私は受け流せますけど、知らない人には言ったら失望されるから言っては駄目ですよ」
「はい……」
ルビーが項垂れてるのを見て、彼女の想い人になるであろうアクアが干からびるんじゃ無いかと思ったが、まあ同意があるなら良いかと他人事だと割り切ったA。
彼は知らない。
さりなの亡霊を祓ったせいで、『せんせー』への恋心すら取っ払われたせいでルビーの中で異性の好感度が断トツでトップであることを……
星野ルビー
…実はキス以上の知識は全く知らなかったうぶ。
保健体育の授業とかも落書きとかで赤点取らないように話半分で聞いてたし、性欲が湧かないので友達とかが思春期特有の話題出しても関心が向かないので流してたのもあり、性知識が皆無。
つまりこいつはキス一つで男を知った振る舞いや色気を出したという天性の才能持ちである。
本編√ではファーストライブまで純潔を守る必要があるので本番はしていない。
逆に言えば本番以外なら何やってもセーフと思って旅行で色々やらかしたのをかなとMEMは知らない。
因みにかなやMEMがこの事実を知ったら間違いなくベッドファイが始まってた。
R18√なら旅行の裏でナニしてたか書いてたけど需要ないのと規制入るだろうから本編ではカットした。
二代目B小町とAのR18√興味あるか?
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トップアイドルは純潔だから興味なし
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R18で分けるならアリ
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白百合Pのアクアマリン堕ちなら…