まずは三人の出会いイベント掻かなきゃ本編始まらないので……
因みに歌とか美容の専門知識とかは無いので、チート染みた技術を駆使して育て上げる日常パートがメインとなります。
運命の出会いとは突然起こり得る。
MEMにとっての出会いはプロデューサーAにスカウトされた事だろう。
「MEMさん。私に貴女をアイドルとしてプロデュースさせて欲しい」
「ごめんなさい。お受け出来ません」
とある事務所内でスカウトの話を聞いたMEMは頭を下げて断る。
「あ!嫌ってわけじゃ無いんですよ!実は、母が倒れてしまい家計を支える為に働いてるんです」
「ええ、金銭的問題があるんですよね。その問題の解決策も用意しています」
「!?どうしてそれを……」
「実はスカウトに辺り、素行面で問題が無いか探偵を雇って事前に調べさせて頂きました」
Aが金銭的問題の解決策資料をMEMに渡す。
「今回の二代目B小町プロジェクトは長期的育成期間を設けている為に、スカウトする上で素行面などを始めとしたあらゆる問題を加味してから実行しています。そしてMEMさんの金銭的問題も解決手段を持った上でスカウトに来ております」
「アイドルインターン制度?」
「二代目B小町を育成するに辺り、育成期間中も給与を出す制度です」
「!?」
慌ててMEMはAから渡された資料に目を通す。
内容は二代目B小町プロジェクトのアイドル候補生は長期間の育成に辺り、トレーニングの検証と報告義務を負う代わりに派遣社員と同等の給与を与えるという制度である。
給与に関しても今のMEMが働いている場所の給与水準と変わらないレベルである。
「後は副業としてユーチューバーをやって頂きたい」
「ユーチューバー?」
「はい。貴女にはアイドルと一緒にウチの広告塔にもなっていただきます」
AはMEMに計画を語る。
長期間の育成期間を設けるが故に知名度や情報発信で大手事務所に出遅れるのを考慮し、ネットタレント事業も行うということを……
ネットタレント事業は苺プロにおける得意分野な為に、支援もしやすい上に、その活動で得た収入もMEMに還元されるというのである。
「こんな上手い話、絶対に裏がありますよね……」
「契約前に2点程同意して頂く必要があります」
Aは二本指を立てて説明する。
「一つ目は二代目B小町結成時に必ず参加して貰うこと。体調不良や冠婚葬祭などやむを得ない事情以外で結成時期を遅らせる事は出来ても拒否は出来ません」
「それは確かにそうですよね」
一つ目は当然とも言えるが二代目B小町の結成時に参加の強制。
そもそも育成計画なのに、参加しませんでしたでは元が取れないので参加を強制付けているのである。
「あれ、でもこれアイドルインターン内に1年単位での契約更新希望の有無を確認すると言われてますけど?」
「ええ。強制させる以上はMEMさんにも事前に辞退する手段を設けました。一年単位での契約更新と短いスパンにしたのはもしMEMさんがアイドルを辞めたいと判断した際に辞められるようにしております」
「この内容って契約更新しなければノーリスクで辞めれるから強制の意味が無い気が……」
「いえ、逆にMEMさんにとっては1年単位での契約更新の自己責任と契約期間中のユニット強制参加が課せられます。貴女自身で選択の自由を与えている代わりに失踪など責任放棄した場合はきちんと罰金なども設けてますので気をつけてください」
アイドルインターンは給与が出るし、一年単位での契約更新希望の有無を問われる事でアイドル候補生に最大限譲歩しているが、逆に言えば無責任に失踪や故意の問題を起こした場合は被害請求を出すとされている。
つまりここまで譲歩してる以上はアイドル結成にも責任を持って取り組めということである。
「もう一つは、まさかいわゆる……援助交際的な感じでしょうか?」
「MEMさん。冗談でも苺プロの評判を落としかねないので発言には気を付けてください。アイドルインターンの禁止事項に援助交際の禁止を記載してます」
「あ、本当ですね!申し訳ございませんでした!」
「いえ疑うのも想定内ですので、気にしてませんよ」
MEMの疑念も無理がなく、援助交際的なのをやらせる危惧があったのだが、契約内容自体に禁止事項として載せてる以上は出来ないと約束しているものである。
「二つ目は初代B小町のセンターであるアイを超えるアイドルになって頂きたい」
「うぇ!?私がですか!?」
Aの言葉にMEMは驚きを隠せない。何せB小町のセンターであるアイはアイドルを目指す者ならば誰もが憧れる存在だからである。
「私が貴女をスカウトする一番の要因は貴女にはアイを超えるだけの潜在能力を秘めていると確信しているからです」
「えぇ!?流石にそれは無いですよぉ……」
MEMは慌てて否定するのだが……
「いえ、私は本気です」
「!?」
Aは真面目な表情かつ熱意を宿した瞳でMEMへ向けて口にする。
その返事に一瞬ドギマギさせられる。
「私は二代目B小町結成に辺り、アイを超える才能の原石を厳選しています。なので貴女には入る前に、こう言って欲しい『私の方がアイよりも可愛い!』と」
「うぇ!?それ絶対B小町ファン達を敵に回しますよぉ!?」
「ですが二代目B小町を名乗るならそれだけの実力と自信があって欲しい。今のファン達はそう思っているのでは?」
「うぅ…確かに一理ある……」
B小町のファンの視点としてはアイを超えるアイドルは存在しないという気持ちと、アイを超えるだけのアイドル達が来て欲しいという渇望がある。
だが今のMEMにその自信が無いのである。
「アイを超えるには強い意志が必要です。その為には自信の源となる技術が必須です。その為のプランは既にアイドルインターンでの研修で身に着けられる。だから貴女にはアイドル課に入る前に宣誓して欲しい」
「宣誓?」
「『私がアイを超えるアイドルになる!』という誓いです」
「!?」
それはアイドルの誰もが憧れ想像もしなかった事である。
それ程までにアイは多くのファンを魅了し、脳を焼いたからこそアイドルを目指す者達の誰もが超えれる筈がないと無意識に刷り込まれていた。
「これは嘘でも冗談でもなく本心で言って欲しい。ここで一步踏み出せなければ一生追い付けないでしょう」
「それは……」
「私も本心ではっきり言います。貴女はアイを超えるトップアイドルになれる」
「!?」
「だからこそ貴女をスカウトしたい。トップアイドルになる為のあらゆる障害は私が全て取り除きます」
「ハハ……」
その言葉にMEMは思わず、乾いた声とドクンドクンと高鳴る胸を抑えながら堪える。
きっとどこかで諦めていた。
母が倒れて家計を支える為に働かないといけなくなった時に、先の見えない暗闇に進む感覚に呑まれてトップアイドルどころか、アイドルになれないんじゃないかと心の何処かで諦めていたのだ。
「だから貴女が本気でトップアイドルになるのを望むならこのスカウトを受けて頂きたい」
こんな事があって良いのだろうか?
夢を諦めていた自分に手を差し伸べて、アイドルになれない理由を全て解決してでもスカウトしてくれるプロデューサーが存在しても良いのだろうか……
ボロボロと零れ落ちる涙が出ながら涙声になりながらも精一杯虚勢を張る。
「良いんですが……ぞんなこと、言われたら……本気にしちゃいますよ……」
「本気になってください。夢を魅せる為に本気で頑張るのがアイドルでしょう?」
「っぐす……本当に酷いプロデューサーだぁ……」
MEMはアイドルに相応しくない泣いた表情になりながらも目の前のプロデューサーの期待に答える為に宣言する。
「なります!……アイを超えるトップアイドルになって見せますから……だから私を、アイドルになる為にプロデュースしてください!」
他の誰もが今のMEMを見ればそんなものは虚勢だと言うのだろう。
泣きながらの宣誓、多くのファンを魅了する表情とは程遠い泣き顔であるが故に……
「ええ。任せてくださいMEMさん。その涙は貴女を美しくする」
途切れた夢を追いかけられる宣誓と嬉し泣き。
それを見てプロデューサーAは微笑みながら口にするのであった。
MEMがスカウトを受けてアイドル課の門を開いて数日。
先にスカウトを受けていたとされる有馬かな、口が悪いが面倒見が良く年下でありながらも姉御肌という少女である。
初めて出会った時の全てを照らす太陽の如き魅力を見せつけられた時は推し変の危機に陥った。
プロデューサーからMEMより先にスカウトした同じくアイに届きうる才能の持ち主と言われて無ければ推し変不可避だった。
因みに後に入るルビーにも同様の事をやらかすのは余談である。
だがそんな中でも気になる事があった。
軽い口調で気安いやり取りを口にしながらもクソプロデューサーと呼んでいるのである。
「このクソプロデューサーが女性が喉から手が出るレベルの技術を独占保有しているからよ!」
かなの言葉にAは答える。
「独占保有とは人聞きが悪いですね。自分で独自に編み出した理論ですし、担当アイドルである有馬さんには実践させてるから独占なんてしてませんよ」
「ん〜、かなちゃんも受けてるなら独占は違うんじゃないかなぁ」
プロデューサーAの言葉にMEMは同意する。
かなは独占保有と言ってたが担当アイドルには実践させてると言うならば遅かれ早かれ知れるからである。
「10代の様な肌のハリを取り戻して維持する方法」
「……!?」
かなの言葉にMEMは固まる。
何せ実年齢を考えれば喉から手が出る程欲しいものだからである。
「毎日おやつありでもアイドルの体型を維持するレッスンとダイエット方法、特定の部位に脂肪を集める技術を応用した豊胸技術、短時間で睡眠8時間に匹敵する疲労回復効果を得るマッサージ。私が軽く聞き出せただけでこれだけあるわ」
「プロデューサー、洗いざらい吐いてくれるかな?」
かなの言葉を聞いてMEMはプロデューサーAの肩を掴んで自白を促す。
確かにかなの言う通りあらゆる女性が欲する技術を持っていた。遅かれ早かれとか言ってる場合じゃねー!早く教えろオラァと言う位の心境である。
「社長から守秘義務を言われているので、全ては話せませんよ。担当アイドルのプロデュースに必要な技術なら答えますが……」
「悲しそうに言ってるけど女性にとっては一大事なんだよぉ!?」
プロデューサーAにMEMは肩を揺らして抗議する。
既に技術を体験済みのミヤコ社長から混乱を避ける為に美容に関わるプロデューサーAの独自技術に関して守秘義務を徹底されているのである。
因みに表向きはであり、実際は周りと差のつく美容技術を独占保有したいという裏事情があったりするのは余談である。
「社長も言ってましたが、こういう美容技術は周りと差があって初めて価値があるのでしょう?」
「確かにそうだけど……」
「私も社長と同じく自分が担当するアイドルに使うだけで良いと思ってますがかなさんやMEMさんは違いますか?」
「そうね」
「そうだね」
即答する二人。
良い情報は周りに広めるべき?
否、周りと差の付く有益な情報を公開すれば間違いなく周りも真似して差を埋められてしまう。
だったら独占保有するという判断は正しいと女性として判断したのである。
後にMEMはユーチューバーで美容の秘訣はと視聴者から聞かれた際にこう答える。
『いやぁ~実はプロデューサーが苺プロで試してる美容技術があるんだよねぇ。特に私と社長がお世話になってて頭上がらないんだよぉ』
その言葉に視聴者達は激震が走る。
何せ苺プロ七不思議とも言える事情に異様な若作りが存在しており、社長である斎藤ミヤコとMEMは周りから羨まれるレベルで若々しい姿を維持していたからだ。
『あ、残念ながら社外秘だから私からは言えないんだぁ。そういう検証もお仕事だからねぇ』
後に苺プロに若作りの秘訣を求めて多くの女性から問い合わせが殺到するのは余談である。
後に独占保有してた美容技術を体験したルビー
ルビー「どおじてぇ!どおじてぇ……こんなのズルい!もっと早く知ってたらあんなダイエットとかしなかったのに、こんなのあんまりだぁ……」
かな「うるさいわね。今は受けれるんだから良いじゃない」
ルビー「そういう問題じゃないよぉ……」
MEM「アハハ。二代目苺プロの特権だとでも思ってよルビー」
かな「一応聞いておくけどアンタこの技術を周りに教える気あるの?」
ルビー「ううん。流石に検証中の技術を安易に広めて失敗したら可哀想だから言わないかな」→スンと真顔になる
かな「アンタも同じ穴の狢よ」
因みにプロデューサーAは同レベルのスカウトをかなにやってるのは余談である。
ツクヨミ「信じられない……こんな事して恋愛感情無しでやるとか人の心はないの?」
A「アイドルスカウトするのに下心あり気でやったら駄目でしょうに」
ツクヨミ「でも彼女達でアイを超えるトップアイドル目指すのに利用してるんでしょう?」
A「ええ。私はアイを超えるトップアイドルを作り出す為に、彼女達は夢を叶える為の踏み台にトップアイドルを目指す利用し合う関係です。お互いにWin-Winの関係でしょう?」
ツクヨミ「本気で言ってるから立ちが悪いね。そんなんだから拉致られて喰われるんだよ(未来形)」
二代目B小町とAのR18√興味あるか?
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白百合Pのアクアマリン堕ちなら…