お手付き強要はヤメロォ!?   作:クロアブースト

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久しぶりの投稿
時系列的にはルビーが二代目B小町に加入してAによる「理想の自分をイメージしろという」とか、さりなの亡霊や『せんせー』への訣別イベント(唐突なネタバレ)後の超新星のアイドルとして覚醒したお話。



〜とある記者が語る多くの青少年達の性癖を破壊した星野ルビー伝説の幕開けとなる事件について〜

A「まあ確かに思春期の男子にとって今のルビーさんは目に毒ですね。オタクに優しいギャルって都市伝説がありますが、それがリアルであるという事実は思春期男子達には災害とでもいうべきでしょう」
記者「分かってるんですか!?〇〇中学出身者がルビーさんを始めとした三大美少女達に性癖を破壊されて高校ではギャル・男の娘・☓☓☓(放送規制)しか勝たんと言うようになったんですよ!」
A「〇〇中学はもうおしまいですね」


超新星アイドルとA

中学3年の7月、受験シーズン故に夏休み前でも志望校の為に勉強しなきゃとピリピリする空気の中で事件は起こった。

星野ルビーが女子生徒のグループへ合流しようとした時に一人の男子生徒のスマホ画面に視線が釘付けになったからである。

 

「あ、それ〇〇!」

「!?え、知ってるの星野さん?」

 

突然声をかけられた草食系男子は困惑する。

 

「うん!私この人のファンなんだよね。最推しは別でいるんだけどこの人のアイドルとしての動きに目を引かれちゃってつい追っちゃうんだ〜」

「……じゃあこれとか知ってる?」

「知ってる!これも良いよね〜」

 

男子生徒がスマホで見せたものにルビーはうんうんと満足そうに頷く。

中学校における三大美少女、アイ譲りのルックスからかその一人として数えられるルビーがまさかアイドルオタクという光景に男女問わず騒然とする。

 

「何だか意外だね。星野さんそういうの興味ないかと思ってた」

「実はAさん………んんっ、お世話になってる人から自分の趣味なら胸を張るべきって言われてね。中学生になってアイドルオタクって知られるの恥ずかしいって思ってたんだけどこれからはそういう自分も胸を張って言おうと思うんだ」

 

ルビーは胸を張るという言葉と共に発展途上だが確かに膨らみのある胸を張る動作に、思わず周りの男子生徒達がゴクリと喉を鳴らす。

 

「憧れは止められないから」

 

その言葉は男女問わず多くの趣味を隠す者達にクリーンヒットする。

好きな気持ちは人一倍あれど中学生特有の格好つけたい学生の空気からあたかも興味ありませんと偽っていた。

だが学園の三大美少女である星野ルビー自らがアイドルオタクという趣味をひたむきに明かすことから彼等に好きを前面的に出す姿に格好良さを感じた。

 

「だからまた今度〇〇さんがライブやるときとか一緒に話してくれると嬉しいな」

 

ルビーはAの元で培った自分の好きを全面的に押し出す笑顔で言う。

Aの元で自分のアイドルとしての可愛さを理解し、武器を磨き上げた笑顔は教室にいた思春期男子の大半とBLを始めとした人にはちょっと語りづらいが故に趣味を隠していた女子生徒達に会心の一撃を叩き出す。

この日、その笑顔を直接喰らった草食系男子は他クラスや先輩後輩達に語る。

 

『オタクに優しいギャルは実在する!』

 

高校受験を前に突如として才覚を発揮して、多くの青少年や乙女達の性癖を破壊する星野ルビー伝説の幕開けだった。

 

 

 

 

 

そんな中学校での性癖破壊事件は置いておきルビーはアイドル事務所で受験勉強をしていた。

 

「まさかアイドル事務所で受験勉強することになるなんて……」

「トップアイドルを目指すなら必要な事よルビー」

「寧ろネタ的には美味しいんだけどねぇ」

 

ぼやくルビーに対して高校1年生である有馬かなと公称18だが既に学校卒業済みのMEMちょは真面目に勉強しろと言う。

因みに現在は『ゼロからトップアイドルでも分かる受験勉強生活Season3』という何処ぞで聞いたようなタイトルでの動画投稿用のネタ作りとして受験勉強の光景を撮影してたりする。

 

「先輩達は受験時期じゃないのに勉強するの?」

「そうよ。幸い今回は座学の日だから学校の勉強以外に身に付けたい知識の勉強ね」

「寧ろ私達としてはこうしてアイドル活動の小休止なのに勉強時間とお給料出るのはAさんに頭上がらないよねぇ」

 

かなとMEMは二代目B小町結成前からAにスカウトされて苺プロにアイドル研修生という建前で所属している。

しかし天才子役の座を追われた直後のスカウトで引き抜かれたかなや動画投稿者として売れ出す前のMEMは受験勉強シーズンの際は自学自習以外にも最低週一で受験勉強デーをAから設けられてたのである。

 

「ていうか先輩、陽東高校の芸能科でしょ!?勉強なんてしなくても受かるんじゃないの!」

「確かにうちの学校はまともに勉強出来なくても面接と芸能実績があれば入れるけど、当時の私も偏差値60位はあったわよ」

「なん…だと……」

 

かなの言葉にルビーは恐れ慄く。

何せルビーの受けようとしている陽東学園の偏差値は40であり、偏差値60となると全体の中で上位15.87%に当たるので優秀である。

 

「Aさん教員免許も持ってたことあるらしいから、私もかなちゃんも教わってたんだよねぇ」

「それってAさんが凄いってこと!?」

「まあクソプロデューサーが凄いのは事実ね。赤点取ると芸能活動に支障が出るからって教わってたんだけど、過去問探してた時に実はかなり高いレベルの指導されてたって発覚したのよ」

「いやぁかなちゃんが羨ましい。私がスカウトされた時は既に高校生だったから恩恵に預かれたのは大学位だしねぇ」

「それで国立大行ったんだから充分じゃない」

「学力満たしてれば奨学金も優遇されるし、本当助かったよ」

 

母親が倒れて、弟達を養わなければならない状況だったMEMとしては大学は諦めていたのだが、Aがその問題も解決した。

大学で無利子の奨学金借りれるレベルまで学力上げるのと受験シーズンでのアイドル活動中による生活費は出すので大学行ってくださいとまたもや母親交えたプロデュース計画プランで説得させられた。

MEMの一家としては大学諦めてた娘にアイドル活動という夢だけでなく大学まで行かせるレベルでの支援まで持ちかけられるという配慮までされて好感度がうなぎ上りである。

母親からそのプロデューサー捕まえときなさいと言われたのは余談である。

 

「それにルビー、シンプルにトップアイドルを目指すのに学力が必要な理由があるわ」

「それって何です、かな先輩?」

「可愛いだけじゃなくて頭も良い方が格好良いからよ!」

「は?」

 

かなの突然の言葉に固まるルビー。

 

「Aさんの受け売りだけど自信は成功と努力の積み重ねで出来るからトップアイドルとして理想の自分を作るのに簡単な実績を積めるのが勉強なんだよ」

「そうよ!アンタだって自分の理想の中に可愛くて頭が良い自分を思い浮かべるでしょ?」

「うぐっ……それはそうだけど……」

 

勉強は苦手だと公言してながらも自分のキャラクターを『可愛くて頭が良くて気遣いが出来る』と思ってる位には自信があるのである。

 

「トップアイドルとして競い合うなら武器は一つでも多く手に入れときなさい」

「!?」

「今は価値を感じなくても、アンタの理想としたトップアイドルを描く時に学力が要素になり得るなら持っておくにこしたことは無いでしょう?」

「うん。分かったよ先輩」

 

ルビーは決意を新たにする。

そうしてルビー達の前に新たな人影が現れる。

 

『では早速第一回を始めましょうか?』

「ブフォ!?」

「っく、不意打ちは卑怯よ……」

「!?……これは、一種のテロだよねぇ……」

 

彼女達の側にやって来た教師の言葉にルビーは吹き出し、かなとMEMは顔を背けてプルプル震える。

この動画における『ゼロからトップアイドルでも分かる受験勉強生活Season3』と銘打つように二代目B小町であるかなとMEM以外にも動画には主要人物がある。

この動画はアイドル候補生達の雑談がメインでは無い。

シーズン毎に動物の被り物をした講師役が現れる。

今年はリアリティを追求した馬のフルフェイスマスクにボイスチェンジャーらしき音声変換で耳に残るイケメンボイスを備えた馬男PことAが受験生が躓く勉強ポイントを初心者でも分かりやすくアイドル候補生越しに教えるコンテンツである。

普段のAを知る彼女達からすれば馬のフルフェイスマスクとイケボでスーツ着る色物キャラがツボったのは余談である。

 

『始めましてルビーさん。かなさんとMEMさんは顔見知りですが改めて自己紹介を。馬田大学から受験勉強の講師役として来ました馬男Pです。よろしくお願いします』

「ちょ…何ですかこれ!?え、先輩達こんな色物に教わったんですか!?」

『去年のかなさんは鮫田大学の鮫島Pに受験勉強を教わってたそうですよ』

「ルビー、人は見た目じゃないのよ。きちんと指導を受けなさい」

「人じゃ無いんですけど!?」

『特技は100m走で10秒58で走る事です』

「サラッと超人染みたスペック情報ぶち込まないで!?後、勉強に関係無いから!」

「気になるならバックログあるから勉強終わったら見返してみなよ」

 

ルビーが突っ込む中で遠い目をしたかなとMEMはサラッと流す。

 

『では第一回は自分の学力レベルを知りましょうということで過去問を用意して来ました』

「え、ちょっと待って!いきなり過去問!?普通一般的な授業みたいに教わるんじゃないの!?」

『今は中学3年の夏ですからそんな悠長にはやりませんよルビーさん。それに理想の自分に近付くには自分の現実レベルを自覚する必要があるのですから過去問解いたら採点までやりますよ』

「え?待って!これ動画投稿する予定だから全国に私の学力レベル知られちゃうじゃん!そんなの駄目に決まってる!」

『いえ貴方がこの企画に参加するに辺り、お母様に説明したところ人参のお土産と共に許可を貰ってます』

「ちょっとぉぉ!大事な娘のプライバシーが白日の元に晒されるのにどうして許可が出てるのぉ!?」

「諦めなさいルビー。これは貴方がトップアイドルになる為に始めた物語よ」

「全然違うけどぉ!?」

 

そうしてルビーの抗議は受け入れられずルビーは高校受験の過去問。

受験生では無いかなは大学受験を想定したセンター試験の過去問、大学卒業済みのMEMはアイドル卒業後の管理職に向けてのビジネスマネジャー検定の資格試験の過去問である。

勿論過去問解く途中は茶々を入れずに黙々と解くので動画投稿的にはカット予定である。

こうして過去問を解き終わった後に、ルビーの学力レベルはMEMのチャンネル経由で白日の元に晒されたのであった。




三大美少女
…ルビーやアクア達のいた中学校で最も可愛いや美しいと数えられる三大美少女の総称。
受験シーズンのタイミングで突如覚醒したルビーが発端になり、多くの青少年や乙女達の性癖を破壊される戦乱時代が幕を開けたとされる。
もう一人はおにまいみたいな男の娘なのは確定だが、もう一つは読者の想像にお任せする。
アクアマリンちゃんが一角?
知らない子ですね。

『ゼロからトップアイドルでも分かる受験勉強生活Season3』
…MEMが二代目B小町の受験シーズンに合わせてやってた企画。
実際にMEMの大学受験やかなの高校受験の際に長期企画動画としてアイドル研修生が週一で受験勉強やる光景を撮影して投稿していた。
かなが偏差値60と公言してたようにそこそこレベルが高いけど、動物の被り物とボイスチェンジャーを装備したAが初心者でも分かりやすいレベルに噛み砕いた講師役もやってた事もあり息抜きと勉強目的に受験生の視聴者が集まった程の人気コンテンツとなる。
去年の鮫島Pの影響でとある作家に鮫顔の講師が知り合いにいませんかとか言われたとか……

二代目B小町とAのR18√興味あるか?

  • トップアイドルは純潔だから興味なし
  • R18で分けるならアリ
  • 白百合Pのアクアマリン堕ちなら…
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