お手付き強要はヤメロォ!?   作:クロアブースト

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実は三連続投稿と言いつつ次弾装填してたのだよ……
大体4000文字が投稿のボーダーラインにしてるけど二代目B小町そっちのけで到達してしまったので別で二代目B小町成分は作る予定。

本編ではやらないけどR18とかでルビーちゃんのAI挿絵とか使って叡智な小説やりたいけどAI画像が購入品だからバンされないか不安で一旦非公開で保留。
本編のルビーちゃんならオタクに優しいギャルの象徴になれる器があるので間違いなくイチャラブ出来るんだけどね。



超新星アイドルとA④

陽東高校に激震走る。

普通科と芸能科で首席がトップタイで兄妹が並ぶという結果に高校側は緊急会議が行われる。

 

 

「やっぱり兄妹なら兄を首席挨拶に任命すべきだろう!」

「いやここは知名度のある芸能科首席の妹にすべきだ!何せネットの知名度含めて来年以降の受験生増加が見込めるんだから!」

「だがそんな事をしたら兄の立場はどうなる。満点だったのに妹が首席挨拶に呼ばれるとか兄としての威厳に関わるぞ」

「首席挨拶はこちら側の都合なんだから気にしなくて良いだろう。あくまで首席挨拶は我が校の優秀さアピールの面が強いのだから妹にするのが合理的だ」

「それでは我が校がアイドルを優遇したというレッテルが張られる!アイドル優遇など硬派から苦情が出かねんぞ!」

「兄を選ぼうが男尊女卑と騒ぐ奴がいるんだからどちらも変わらない。ならば我が校が首席挨拶で得られるリターンが大きい妹を選ぶべきだ」

「いやしかし……」

 

会議は難航を深めたのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

「満点じゃなきゃ嫌だ、満点じゃなきゃ嫌だ……」

「お兄ちゃんどうしたの?」

 

祈るように呟くアクアに対してルビーはあっけらかんとしながら尋ねる。

 

「いやテストの結果が気になってな」

「そう?お互い自己採点で満点だったから大きく外れて無ければ合格間違いなしだから良いんじゃない?」

 

ルビーは仮に満点じゃなかったとしても合格してれば良いやと割り切っていたが兄としては気が気でない。

中間テストの件で兄の威厳を失いたくない為に勉強にも注力した。

学校の入学試験でも満点だったのだが、安心は出来ない。

理由は二つ。

一つはルビー自身も自己採点で満点だった事。

もう一つは国語という項目の中に絶対の正解がない解答があるからである。

読解力の問題において正解が一つでないものは存在する。

その場合採点が甘くなるのが常だが逆に言えば減点というのも裁量権は採点者に委ねられる。

つまり採点者がアクアの解答に減点を付け、ルビーの解答に満点を付ける事象も起こりうるのだ。

 

「え!?アクアも自己採点満点だったの!やったぁ!兄妹一緒で満点なんて嬉しい!」

 

屈託のない笑顔で喜んでたルビーに実は自己採点で満点だったのが違いましたとなったら合わせる顔が無い。

逆の場合でルビーが満点出ないのならば、国語やケアレスミスなど仕方ないさと言って宥めるのは兄としては問題ない。

しかし自分が同じ事で満点でない場合に妹に点数で負けて開き直るのは兄としてはダサいのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

「試験どうだった!」

「自己採点は8割超えてた!」

「それなら合格基準6割だから満たしてるんじゃない?」

「かもな。でも受験生が多いと基準は増えるから安心は出来ないからな」

 

高校受験の結果待ち故に三年生の教室は比較的落ち着いていた。

しかしルビーを発端とした派閥抗争は既に〇〇中学において影響を与えすぎた。

 

オタクに優しいギャル達に、何処に出しても恥ずかしくない男の娘達。

赤薔薇や白百合の刺繍を付けた生徒達と個性豊かな連中が跋扈する魑魅魍魎の学年へと変貌していた。

特に赤薔薇と白百合の抗争に関しては大事件だったらしく、PTAから学校へ苦情すら来ていた。

そりゃあ義務教育で信じて預けた子供達がギャルや男の娘に変貌して帰ってきたら苦情も入れたくなるだろう。

どっかのガタイの良いお父さんが「教えはどうなってんだ!教えは!」とぐうの出ない言葉を入れられた事もあり、三年生の担当教師達にも行政指導が入ると噂されている。

 

そうして昼休みのお手洗いから戻っているアクアの元へとある災害が訪れた。

 

「男ノ娘ニナリナサイ」

(ビクッ!?)

「シリタインダロウ?ナリナサイ」

「うわぁ!?」

「やぁ、アクア久しいね」

 

突如背後から囁くように声を掛けられアクアが飛びのくと学園三大美少女の一人が気さくな笑顔で手を振っていた。

白百合 友利花。

黒髪ロングで白のリボンを付けた清楚系お嬢様である。

 

「白百合か……びっくりさせるなよ」

「つれないな……君と私の仲じゃないか……」

 

アクアの棘のある言葉に友利花は心外そうに答える。

だが彼女を侮ってはいけない。

彼女は『男の娘でおしまい同盟』の象徴にして、数々の男子生徒を男の娘に変貌させ、女子生徒達を男の娘趣味に嵌まらせた元凶である。

 

「確か『薔薇紳士の会』との抗争で停学になったんじゃなかったのか?」

「フフッ、心配してくれるのかい?優しいなぁ君は……」

「いや心配はしてないんだけど」

「安心したまえ。あのブラコン野郎から受けた傷は確かに私を一時的に停学したが受験勉強に抜かりはなく試験も無事に終えたよ。あのブラコン野郎も受験は問題ないというのは業腹だけどね」

「おまっ、見せなくて良いから!」

「そうかい。残念だ」

 

胸元の傷を見せようと友利花が制服のボタンを外そうとしたのをアクアは慌てて止める。

表向きは清楚系お嬢様である友利花を往来のある廊下で脱がしたなど騒がれては停学になる恐れと妹からの軽蔑が避けられないからである。

 

「私の情報網だと陽東高校では君とルビーちゃんが満点で首席合格してるからどちらを首席挨拶にしてるか揉めてるそうだよ。だから兄の威厳は失われないから安心して欲しい」

「何で言ってないのに分かるんだよ……」

「それ君が言う?君ルビーちゃんがいない時にどっかの魔法使いのクラス分けみたいにブツブツ呟いてたんだよ。そんな分かりやすいなら察するさ」

「相変わらず察しが良過ぎて気味が悪い」

「ふふっ、応援ありがとう」

 

アクアの罵倒にも友利花は穏やかに笑顔で答える。

 

「私は秀知院学園に入学予定だけど君も来れば良かったのに」

「妹が陽東高校に行くからそっちへ行くと決めている。後はお前が行った学校は絶対に男の娘だらけになるだろうから絶対行きたくねぇ」

「よく分かってるじゃないか。一年もあれば全校生徒も教師達も男の娘の素晴らしさを布教するのには充分だよ」

 

アクアは心底友利花と別の高校に行けたと安堵する。

友利花は間違いなく地頭と言葉巧みに説得させるのがとてつもなく上手い。

相手の目的を瞬時に察して理論立てて男の娘になれば解決するように誘導するのだ。

しかも彼女のメイク技術も凄まじくノンケだろうが、友利花プロデュースの男の娘に変身させれば有りだと思うレベルで魅了させられる。

ルビーの存在と『薔薇紳士の会』の会長がいなかったら〇〇中学は男の娘一色に変貌させられたと断言出来るレベルで災害というべき存在だろう。

 

「本当は君の妹であるルビーちゃんにも布教したかったんだけど、彼女のバックに着いてる存在が恐ろしくて手を出せなかったんだ」

「バック?何の事だ」

「二代目B小町」

 

ピクン!?

 

「あのプロデューサーAは相当のやり手だ。あれの存在を軽視してルビーちゃんに接触してたら……今頃私は行方不明になってただろうね」

「プロデューサーAはそんなにヤバいのか……」

「少なくとも星野アイ……君達の母親が死ぬ事を前提に動いて初代B小町を動かし、二代目B小町メンバーをスカウトしていた。控えめに言ってあれは化け物だよ」

「アイが襲われる事を知ってたのか……」

「正確な日付とかじゃなくていつかストーカーに刺されるんじゃないかという未来予想レベルだろうけどね。そうじゃなきゃマネージャーにも関わらず送迎まで斎藤夫妻が行って、Aが意図的にアイとの仕事外での接触を断ってたのに説明が付かない」

「そのAがアイ殺害に関与していた可能性は?」

「ナイナイ。Aはアイの恨みを買うどころか関心すら向かれないように徹底的に己を偽っていた。あの生粋の嘘付きであるアイすらも欺くレベルでだよ。間違いなくアイよりヤバい癖に臆病とも言えるレベルで慎重だった」

「何故アイからの関心すら向けられないようにしてたんだ」

「アイは人の手に負えない化け物だったからだね」

「!?」

 

友利花の言葉にガタンッと立ち上がり胸倉を掴むアクア。

 

「おや冷静な君らしくない。それに気をつけたまえ。私は寛容だけど、暴力で直接手を出されたら二度と男の娘以外を愛せなくするレベルで壊すよ」

 

ゾッ!?

 

友利花の言葉と共に放たれた威圧感に思わず青褪めアクアは手を話す。

 

「っく、済まない。アイを貶され頭に血が登っていた」

「大丈夫だよアクア。君がアイの事実を話して頭に血が登っても私が脅せば矛を収める位は知っていたからね」

「今のアイに関する事実は嘘じゃないのか?」

「寧ろ君はアイドルのファンとしてアイを美化し過ぎなんだよ。マネージャーに黙って子供を身籠り、産んでもアイドルを続けると躊躇なく選択出来る胆力は常人からかけ離れている。今の君でもそれくらいは分かるだろう」

「ああ……お前のお陰でよく分からされたよ……」

 

アクアは一時期、友利花と黒幕の父親を探す上でプロファイリングを依頼したことがある。

目の前の友利花はアクアが復讐として父親を探しているのを初見で看破し、向こうから取引を持ちかけられて了承する形で情報提供されたのだ。

 

その事実はこうである。

 

・アイは母親に捨てられたが故に愛を自覚出来ず、斎藤壱護からの嘘もいつか本当になるという言葉を信じてアイドルになる

・アイは真実の愛を知りたいが為に父親になるであろう仮想Xと知り合い、双子を身籠る。

身籠っておきながら父親と縁を切ったのは、アイなりに庇護対象に感じる相手……未成年か妻子持ちのどちらかで父親を子供やマネージャーに知られた場合に相手に不利益になると思って身を引いたのである。

独身の成人だったなら恐らく認知させてたと思われる。

・アイが双子を認知出来るようになったのはヲタ芸による愛情表現を感じたからである。

アイが名前を覚えない理由としては愛されてるかでフィルターが掛けられているからだと思われる。

逆にこの時期にヲタ芸をしていなければ覚醒せず、アイドル事業も進まず追い込まれてた場合に双子への関心が薄れていく危惧もあった

・アイが殺される要因になったのは父親に住所をリークしたから。理由としては父親がいない発言を子供達がしたことで成長阻害に繋がるのではと危機感を抱いた為。縁を戻す気はアイには無い

 

 

プロファイリングに所々穴や不鮮明は勿論あるのだが、調査に難航していたアクア以上に友利花はアイを理解して理論立てて仮説をアクアに説明して納得させた。

アクアとしても自分以上に捜査へのプロファイリングという点で友利花が優れてたが故にギブアンドテイクで取引したのである。

アクアが中途半端な段階で取引を止めた理由は一つ。

これ以上友利花と取引をすると自分が自分で無くなる確信の自覚を自身と友利花自身から告げられたのである。

復讐の為なら何でもする覚悟ではあったが、アクアも男の子であり、アイデンティティを失うのは躊躇われたからである。

 

「念の為に確認しておくけど、お前は俺達の父親を知らないんだな」

「うん。知らないし、予測も出来ない。そもそも芸能界の伝手があるわけじゃないから候補に上がる人物の名すら挙げられない時点で推理すら出来てないのが現状だ」

「Aは犯人じゃないんだな」

「うん。アイの事件には完璧なアリバイを作るレベルで関与はしてないよ。非情とも言えるけどね」

「ルビーが危険に晒される心配は無いんだな」

「それに関しては君よりもAの方が安全管理は出来ている。寧ろ君の父親がルビーへ接触して来たら間違いなくルビーが知覚するよりも先に処理するレベルではセコムしてくれるよ」

「ルビーへの悪影響は無いのか?」

「今更言う?あの娘の精神的支柱はアイドルだよ。今あの娘からアイドルを自分の努力以外の要因で取り上げたら死を選ぶよ」

「そうか……」

 

アクアは友利花の言葉を理解して受け入れる。

友利花は私利私欲で好き勝手している奴だが、同時に取引には誠実だと今までの付き合いで分かっていた。

そしてルビーにとって今の二代目B小町は彼女が幸せになるのに必要不可欠なのも理解出来ている。

 

「だったら俺は……アイの復讐の為だけに動ける」

「一度だけしか言わないが警告だよ。君は復讐に向いてない。だから君は仮に父親を見つけても完全犯罪みたいな一方的に殺すだなんて出来ないし、せいぜい心中するのが手一杯だ」

「それでも……俺の意思でアイを殺した父親を野放しに出来ない」

 

アクアの瞳には、黒い星が宿っていた。

 

「それなら好きにすると良い。まあ私としては復讐が未遂で終わる方が穏便で良いと思うけどね。Aと衝突するか、全く関係ない事故で死ぬ事だってゼロじゃないしね」

「その時はその時で考えれば良い」

「そうかい。じゃあさよならだよアクアマリンちゃん。君と取引してた日々は私にとって楽しかったよ」

 

そう言って友利花はアクアに背を向けて立ち去るのであった。




白百合 友利花(CV:レディ・アヴァロン)
…黒髪ロングの白いリボン付けた清楚系お嬢様。その実態は『男の娘でおしまい同盟』の象徴にして、数々の男子生徒を男の娘に変貌させ、女子生徒達を男の娘趣味に嵌まらせた元凶である。
ブラコン野郎とは怨敵レベルで合わず、友利花が薔薇に白百合を添えようと男の娘にしようとしたせいで逆鱗に触れて抗争発生して停学したが無事に大学は合格している。
黒川あかねに並ぶレベルでプロファイリング出来るレベルで優れており、もし仮にあのまま関係を続けていたら黒川あかねの手を借りずとも父親を見つけ出し………男の娘にする事で命の重みを感じれない変態に壊して復讐を成し遂げられたと思われる。
因みにそうなった場合、アクアもアクアマリンちゃんになるので親子揃って男の娘というルビーちゃんが白目を剥く現象が起こってた。
押しの子時空と繋がってても白銀会長とかは卒業済みらしいので、彼女を止められる存在はいないと思われる学園は確実に汚染される模様。

アクアマリン
…幻の六人目。復讐の情報提供を手伝う名目で純情なアクア君をアクアマリンちゃんにしていた。
アクアがこれ以上はヤバいと感じる位に男の娘の良さを布教と洗脳を施してたので次取り引きしてたら「お兄ちゃんはおしまい」していたと思われる。


ブラコン野郎(仮想薔薇の紳士の会会長)
…〇〇中学の三大美少女による派閥抗争で『男の娘でおしまい』派閥一強を喰い止めた英雄。
実の兄や親友との薔薇計画やレボリューションを楽しんでいたのだが、友利花が「華が必要だろう」と兄や親友を男の娘にすべく干渉して来たので抗争が勃発した。
友利花とは別の大学に進学したので親友のウスラトンカチと薔薇の日常が繰り広げられると思われる。

二代目B小町とAのR18√興味あるか?

  • トップアイドルは純潔だから興味なし
  • R18で分けるならアリ
  • 白百合Pのアクアマリン堕ちなら…
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