ハイスクールD×D《MASKED RIDER RYUKI》   作:ライダーマスク

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Life2:新たな生活

【イッセーSIDE】

 

 

 

化け物を倒した翌日。

 

今日は俺の高校生活の始まり。

 

俺は親友と同じ第一志望であり俺が住んでいる町にある学び舎―――[駒王学園]

入学することが出来た。

 

まあ、実質20代での高校入学で罪悪感があるが、そこは現実の時間に合わせてやるって決めた事だから問題ない。

 

酒も飲める年だし就職も出来るが、まずは現実の学生としての責務を全うしてから目標に向かわないとな。

 

そんなこんなで、入学式を終えて今は事前に配られたクラス分けの指示に従ってその教室にいる。

 

周りを見れば女子生徒の方が多く比率で言えば男女比3:7。

 

なんでこうなっているのかは、この駒王学園は数年前までは女子高だったからだ。

 

「おー!イッセーも同じクラスか!」

 

「これは楽しい学校生活になりそうだな!」

 

俺に声をかけてきたのは、中学時代からの悪友であり親友の二人。

 

スポーツ刈りで運動神経が良さそうな奴が“松田”

眼鏡をかけて頭がよそうなオタクっぽい奴が“元浜”だ。

 

中学一年の頃は俺を含めた三人でスケベなことをしまくってよく先生に怒られていたな。

 

2人は高校生になっても色々とスケベなことをするみたいだが、俺はライダーバトルやそれ以降の仮面ライダーとしての活動の影響でそこんところが消えて常識人になっている。

 

まあ、ライダーバトルに巻き込まれる前は相当最悪な事をしていた…ていうか倫理的に考えて最低の事をしていた。

 

女子の着替えを覗いたりとかスカート捲りとか最低なことをやって平然としていた過去の自分をファイナルベントで叩きのめしたい気分だ。

 

「楽しい学園生活とはいえ、中学の時の覗きとかはやめろよな? ガキとはいえもう善悪が着いている」

 

「何!? 紳士の嗜みである女子更衣室の覗きを否定するだと!?」

 

「中学二年後期からお前のスケベ魂が薄れて居たことは知っていたが、覗きを否定するとはどういうことだ!」

 

「人は色々と経験して成長するんだよ。ていうか、倫理的に異性の更衣室覗きって普通に犯罪行為だ。中学の時に見逃してもらったのは、覗きの報復行為で集団リンチを受けていた事で相殺されていただけだからな?」

 

「「イッセーがまともなことを言っているだと!?」」

 

「真っ当な事を言って悪いかよ!」

 

「「悪くないけど、モテない同盟から抜けだされた感じでムカつく!」」

 

はぁ…ホント昔の自分やこの二人にファイナルベントを食らわせて更生させたい気分だ。

 

なんで、昔の俺はあそこまで煩悩で何とか出来たのかが不思議なくらいだ。

 

まあ、こうして成長できたのはライダーバトル関係を経験してきたって所だしな。

 

どっちかって言うと仮面ライダーのミラーワールド移動能力で覗き行為したときに、蓮さんにボコボコにされたり、手塚さんに長時間説教されたりとかで更生したっていう感じだ。

 

あの2人には感謝しかないな!

 

「ともかく、学園生活じゃそういった事はやめておけよな? この学園は私立だから公立や市立とは違って覗き一発で退学とかあり得るぞ?」

 

「それは無理だ!」

 

「健全なスケベ男子は覗きをしないと発作が出る!」

 

「ハァ…」

 

とりあえず、こいつらの覗き対策を考えておくことが俺の学園生活の第一目標になりそうだ…。

 

本当は彼女―――「(おい、イッセー。オレが居るのに他の雌を番にするのは許さねぇぞ?)」

 

そうだ、レダが居るから彼女作れないじゃん。

出来ればハーレム王とか目指したかったんだけどなぁ……。

 

ていうか、レダ!?

なんで透明に駒王学園に……って透明になって俺の傍に来ているのか!?

 

「(ああ。もちろんイッセーにしか聞こえないように話しかけているぜ?)」

 

そうかって!? なんで俺の心の声が聞こえるんだよ!?

 

「(何年お前と戦って来ているんだ? イッセーの心を読むくらい楽勝なんだよ)」

 

俺の契約獣というか相棒はなんか凄いなぁ…。

 

「(あ、ハーレムに関しちゃオレが正妻であれば良いぜ? もちろん生殖行為もな?)」

 

生々しい表現で言うんじゃねぇよ!

 

「(物事はストレートに言った方が伝わるんだよ。んじゃ、オレはランチの食べ放題に行ってくる)」

 

行ってらっしゃい、出禁にならない程度にな。

 

そして、レダは周りにバレないように駒王学園を出た。

 

ホント、ミラーモンスターから現実世界の存在になってからフリーダムになったよなぁ。

 

それから、学園生活初日のHRが始まりそれぞれ自己紹介が始まった。

 

クラスメイトに関しては割と個性的な奴が何人かいるけど、其れなりに楽しめそうな感じがする。

 

そしてHRが終わり今日は早めの放課後となり、一年生の下駄箱付近には早速部活の勧誘が始まっていた。

 

元浜と松田はというと―――

 

「イッセー、早速素敵な裸体を拝めるポイントを探しに行くぞ!」

 

「ビバ! 俺たちの桃源郷を探しに!」

 

さっそくやらかしそうだったので、物理的にシメた。

 

勿論、法に触れない程度にな。

 

 

 

 

 

 

バカ二人組をシメて下校させた後、俺は駒王学園内を散策していた。

 

出来れば初日の内にどこにどの教室とか、施設があるとか把握しておけば困らないしな。

 

「キャァァァ!」

 

突然女子達の黄色い悲鳴が聞こえた。

 

興味本位で声の方に振り替えると、そこには声援の主である女子生徒達に一人の男子生徒が居た。

 

金髪の男子生徒で泣きほくろが特徴のTHEイケメンで王子様って感じだな。

 

「木場きゅんよ!」

 

「今日もカッコいいわ!」

 

「高等部の入学の成績も学年一位の文武両道の王子様!」

 

「イケメンで強いのね! 嫌いじゃないわ! 」

 

一部オカマみたいな奴も混じっているが、入学そうそう滅茶苦茶人気だな。

既に名前が知られているとなると内部進学だな。

 

駒王学園は小学校、中学校、高校、大学の四つの学校の機能を持ったエスカレータ式のマンモス学園でもある。

 

あの木場って生徒はおそらく中学部からの内部進学生なのだろう。

 

昔はイケメンでモテている奴には無茶苦茶嫉妬心が芽生えたモンだけど、ライダーバトルの経験やレダに押し倒されたことでそういった事にゆとりが持てている。

 

ん?あの木場ってやつはどうやら俺がいる方に用があるらしいかこちらに向かって来ている。

 

周りの女子生徒たちが面倒だからさっさと移動するか。

 

俺はその場から移動する為に、移動し木場という男子生徒と一瞬だけすれ違う。

 

「ん?」

 

すると、木場から普通の人とは違う何かを感じた。

 

とりあえず悟られないようにある程度移動し、遠くから木場を伺う。

 

「なんだ…木場から感じる気配」

 

実はライダーバトルの終結から化け物対峙をしてから感覚が変に鋭くなっている。

 

なんていうか、この駒王町で普通の人となんか違うっていうか妙な気配を感じる人達がちらほら感じるようになっている。

 

俺もよくわからないけど、なんか普通の人間とは違うっていうか……俺自身なんで違うてそれがどういった正体なのかは分からない。

 

まあ、悪い奴じゃないみたいだから基本的にスルーしている。

 

「さて、帰るか」

 

俺は駒王学園をある程度散策し学園の学食で軽く昼飯を済ませて帰った。

 

 

 

 

 

 

「ただいまー」

 

俺は自宅に帰り適当にあいさつをする。

 

「お帰り―イッセー。ちょっといいかしら?」

 

リビングから母さんの声が聞こえ、そのままリビングへと行く。

 

ちなみに俺が仮面ライダーでライダーバトルに参加して戦った事は両親に話して居る。

 

ていうか、崩壊するミラーワールドから現実世界に逃げようとするミラーモンスターとの戦いで五年経過し、肉体が見事な大人だから速攻でバレた。

 

最初は驚いていたけど、話していく内に「なんで早めに相談してくれなかったんだ!」って怒られたよ。

 

まあ、すぐに泣いて抱き着かれて久しぶりに父さんと母さんに頭をなでられた。

 

ちなみにレダの事も知っている。

 

ある日俺の童貞がレダに奪われたことも知っていて、その時の夕ご飯は赤飯だったなぁ…。

 

「どうした?」

 

「丁度よかたわイッセー。実は味醂(みりん)を切らしちゃってお使いに行って欲しいのよ」

 

「わかったよ。他には何かある?」

 

「そうねぇ~。あ、そしたら父さんの洗顔材とおつまみ、切れそうな調味料もお願いしても良いかしら?」

 

「あいよ。そんじゃ行ってきまーす」

 

 

 

 

 

 

母さんにお使いを頼まれ近所のスーパーでお願いされたものを買い終えた俺は、自分のポケットマネーで買ったたい焼きを頬張りながら帰っていると―――

 

「なぁ、おチビちゃんよ。お前がぶつかってきたおかげで俺の骨が折れたんだよ? 治療費10万円、弁償してもらおうか?」

 

「……」

 

ガラの悪い大人に駒王学園の制服を着た白髪の少女が絡まれていた。

 

多分、あの子とあのガラの悪い大人が軽くぶつかって因縁を吹っ掛けられた感じか。

 

「黙ってちゃ何も始まらねぇんだよ? さっさと保護者呼んで治療費用意させろよなぁ!」

 

「…折れてもないのに言いがかりはやめてください」

 

「あぁん! 口答えするとは生意気なガキだなぁ!? ちょっと痛い目を見ないとダメかぁ?」

 

ガラの悪い大人が少女のに拳を振り上げる。

 

脅しのつもりかもしれないけど、これ以上は見てられないな。

 

俺はガラの悪い大人の背後に回り振り上げた拳を掴む。

 

「あ? なんだテメェ!」

 

「それはこちらの台詞だ。良い年した大人が学生相手に因縁吹っ掛けて現金を巻き上げるなんてみっともないぜ?」

 

「青臭いガキが説教たれてんじゃねぇよ! って腕が動かないッ!?」

 

ガラの悪い大人が掴まれた拳を動かそうにも俺が拘束しているので動かせないでいた。

 

実は素の身体能力も何故か人間離れしているんだよな…。

 

多分、三年間ぶっ通しで戦い続けたせいかもしれないけど、力加減を習得するまでは家のものをよく壊して父さんとかに迷惑かけたっけ。

 

そう考えながら、ガラ悪い大人の掴んでいる拳を背中に動かす。

 

「イデデデデデッ!? 何すんだよ、本当に骨が折れるじゃねぇか!」

 

「ほら、やっぱり折れてないじゃんか。いくら金が欲しいからって学生相手に嘘は情けないにもほどがあるぜ?」

 

「わ、わかったから!! もうこいつに何もしないから…は、放してくれ!!」

 

「はいはい」

 

俺は少女とは反対方向にガラの悪い音のを突き出す。

 

だけど―――

 

「バカか!! これでも食らいやがれ!!」

 

ガラの悪い大人は拘束が解けたと同時に、俺に殴りかかって来た。

 

少女が心配してこちらに来ようとするが、俺は構わす一歩踏み出し向ってくるガラの悪い大人の顔面目掛けて張り手を繰り出す。

 

「グヘェア!?」

 

情けない声を挙げながら仰向けになって倒れるガラの悪い大人。

 

「ったく。学生相手にマジになるってダメダメすぎるだろ…」

 

それからこの光景を見た周りの人の通報で警察が来た。

 

俺がガラの悪い大人に手を挙げたことに関しては、絡まれていた少女を助ける為と正当防衛で特にお咎め無しだ。

 

そして、ガラの悪い大人は警察に連行され周りの人達も解散。

 

俺と絡まれていた少女だけとなった。

 

「大丈夫だったか?」

 

「…はい。助けてくれてありがとうございます」

 

「礼には及ばないよ。同じ学園に通う学生同士助け合いってな」

 

「…変わってますね」

 

「助けた人にいう台詞かよ…。まあ、君に怪我がないならそれで良いな。んじゃ、今度は絡まれないようにな!」

 

「…ありがとうございます」

 

俺はそう少女に言いながら家に向って歩いた。

 

そういえば、あの少女も木場と同じような気配を感じたな。

 

もしかしたら、あのガラの悪い大人もあの少女一人で何とか出来たのかも―――いや、気のせいか。

 

因みに俺がその時助けた少女は、女子に人気な木場と同じレベルで人気な中等部三年女子生徒の塔城小猫だったのは後の話だ。

 

なんか、入学早々学園の人気者と遭遇するなぁ…。

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