ハイスクールD×D《MASKED RIDER RYUKI》   作:ライダーマスク

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いつもありがとうございます!!

今回はほとんどオリジナル展開と要素があります。

そして評価に0が着きましたね。

評価10と0はユーザーごと10回しかできないのですが、そんな貴重な0を使っていただけるとは光栄ですね。

ちなみに0評価したユーザーとは気が合わないのは明白なのでブロックしています。

愚痴はここまでにして、最新話をどうぞ!!


Life12:禍の団(カオス・ブリゲード)

【イッセーSIDE】

 

 

 

 

ギャスパーの神器による時間停止に似た強力な力が、波動となって駒王学園全体を包んだ。

 

範囲は会談の結界内部のみで、外で待機している悪魔、天使、堕天使達には影響は出てない。

 

部屋を見渡すと、停止している者はいない。

 

木場は禁手化(バランスブレイカー)状態で停止の波動を防いでおり、ゼノヴィアはいつの間にか出していた大剣形状の聖剣を出して防いでいた。

 

形状からアルトリアに教えてもらった有名な聖剣であるデュランダルみたいだな。

 

そして素の状態で動けているのは、俺、サーゼクスさん、グレイフィアさん、ミカエル、アザゼル。

 

それ以外のメンバーはグレイフィアさんの展開した結界内にいるお陰で停止から免れている。

 

「龍騎士の危機察知のお陰で全員停止は免れたようだな。上位の力を持った俺達以外は、サーゼクスのメイド、そしてミカエルの結界で護られている状態か」

 

「ええ。イッセー様が早急に気づいて助かりました」

 

「はい。おかげで部下を守る事が出来ました。ありがとうございます」

 

グレイフィアさんとミカエルが礼を言ってくれた。

 

ま、今はこの状況を打開しないとな。

 

さっきから校庭上空に展開された巨大な術式陣から、魔法使い―――服装からはぐれ魔法使い組織の魔女の夜(ヘクセン・ナハト)の下っ端連中が現れて、俺たちがいる校舎とアルトリア達がいる旧校舎を魔法で攻撃をしてきやがる。

 

旧校舎にはアルトリアが展開した結界が発動しているから、モルガンさんかアルトリアと同等クラスの魔法使いが襲撃側に居ない限り問題ないだろう。

 

「こちらも防御を固めねばな。アザゼル」

 

「わかってるよ」

 

サーゼクスさんの言葉にアザゼルは返事をしながら術式を展開。

 

そして、サーゼクスさんとアザゼルが同時に校舎を包むように結界を展開して防御を固めた。

 

結界の強度は魔女の夜の下っ端が数千集まっても破れない感じだな。

 

サーゼクスさんは純粋に込められた魔力の桁が違うのと、アザゼルは様々な効果を相乗させて防御能力を高めている。

 

「とりあえずこちらに被害は出ないだろう」

 

「ああ。だが、この状況で俺達はテロ攻撃を受けている。外の状況を確認したが、これと同じく魔法使い―――服装を見る限り[魔女の夜]の攻撃を受けている」

 

「そのようだ。連れてきた者たちは兵士である以上優勢だが、向こうは禁術らしき術式で限りない軍勢を召喚しているようだ」

 

「そうなると、兵士が消耗して一網打尽にされそうですね」

 

「ああ。恐らくその術式があの巨大な術式陣だろう。しかも、その中心には時間停止系の神器の反応が俺の持っている計器で確認できた。禁手に似た状態だが、ここまでの規模となると正規の方法ではなく禁術を使って強制的に禁手状態にさせた力を無理やり増幅していやがる」

 

「そうなると向こうは俺やアザゼルクラスの存在を停止させようとして、更に無理やり力を増幅させるかもしれない。見る限り術式陣にいる神器所持者達の様子もおかしいし、拘束もされている。多分、拉致してきた時間停止系の神器所持者ってことだな…ッ」

 

術式陣の中心にいる複数の神器所持者達は苦しそうに全身から血を吹き出し悶えている。

 

そして、それを嘲笑うかのように楽しんでいる魔女の夜の奴等。

 

胸糞悪いな…ッ。

 

「龍騎士、お前までそんなことがわかるのかよ? もしかして神器に関して詳しいクチか?」

 

「今はその話をするべきじゃないだろ。ともかくこの状況の改善だろ」

 

「ま、その通りだな」

 

俺とアザゼルがそんなやり取りをしていると、部長がサーゼクスさんに話しかけた。

 

「お兄―――ルシファー様。旧校舎で待機させているギャスパー達が心配です。至急合流させてください」

 

「それは許可できないなリアス。君達がこの状況で動けているのはグレイフィアの結界内にいるお陰だ。そこから一歩でも出れば忽ち停止して我々が動きづらくなる。今は我慢してくれ」

 

「ですが…!」

 

「お嬢様、ご心配は無用です。あそこには()()()()()()()()()()()()()()()()。旧校舎にも彼女の結界が張られています。彼女と同じ実力者か、サーゼクス様クラスが襲撃してこない限りは安全です」

 

「…わかりました」

 

「部長。最低でもアザゼルと同等の実力が来ない限りはアルトリアが守っている二人は問題ないです。今は耐えてください」

 

「ええ…」

 

念のため、俺も忠告しておこう。

 

この場においてアーシア、部長、朱乃さん、イリナは完全に足手まといだ。

 

木場とゼノヴィアに関しても動けるだけで、今後来るであろう脅威を考えたら部長達同様危うい。

 

その理由は、今襲撃してきている[魔女の夜]の下っ端達の攻撃は座興にすぎない。

 

三大勢力のトップ同士を襲撃する以上は、少なくとも複数の魔王クラスの襲撃が来ると、俺や他のトップやアルトリアとグレイフィアさんも想定している。

 

だからこそ、部長達に下手に動かれるとマズイ。

 

「さて、停止世界の邪眼持ちのヴァンパイアとここに居ないリアス・グレモリーの眷属は、あのわんぱく聖剣魔法使い(アルトリア)が守っているから良いとしてだ。今のうちに時間停止と無尽蔵に湧いてきやがる[魔女の夜]の雑兵どもを何とかするか―――ヴァーリ、お前は外に出て魔女の夜共を蹴散らしてこい。それに白龍皇が出れば、向こうの動揺を誘えるはずだ」

 

「…ふ。了解だ」

 

「てなわけだ。サーゼクス、ウチのヴァーリが牽制しに行く。奴が飛び立つと同時にこいつが通れる穴を一瞬だけ作ってくれ」

 

「わかった」

 

2人のやり取りを聞いたヴァーリは、神器である[白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)]を顕現すると同時に飛び立つ。

 

そして、サーゼクスさんとアザゼルが一瞬だけ開けた穴を通り抜けて上空に飛び立ちそのまま滞空した。

 

「はぐれた愚かな魔法使い共。我が白龍皇の威光にひれ伏せ―――禁手化(バランスブレイク)!!」

 

そう言い放ちながら独自の変身ポーズをするヴァーリ。

 

Vanishing(バニシング) Dragon(ドラゴン) Balance(バランス) Breaker(ブレイカー)!!!》

 

白龍皇の光翼からアルビオンのシステム音声が鳴り響くと同時に、神器本体から膨大な力を放出、その余波だけで近くにいたはぐれ魔法使いが消滅。

 

そして、白龍皇の光翼から放出された光が次々と鎧の各部へと物質化しヴァーリの身体にまとっていき、白い龍をイメージした全身鎧を纏ったヴァーリが顕現した。

 

はぐれ魔法使いたちがヴァーリの脅威を感じ取り、攻撃するが奴の禁手には傷1つついていない。

 

『俺の前に立つ資格も無い雑魚共。消えるが良い』

 

ヴァーリが軽く魔力の波動を放つと、駒王学園に転移してきたはぐれ魔法使いの半分が一瞬にして消滅するかのように殺された。

 

確かに強いっちゃ強いな。

 

禁手化状態で既に初代魔王クラスを超えていやがる。

 

ただ、ヴァーリが戦う姿に妙に既視感がある。

 

―――『この程度か…つまらねぇなァ。これじゃあ祭りにもならねぇなァ』

 

弱いミラーモンスターの集団と戦う仮面ライダー王蛇こと浅倉。

 

アイツとヴァーリの姿がどうにも重なって見える。

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

そう直感が告げている。

 

これはヴァーリに対しても警戒した方が良さそうだ。

 

そう考えていると、この部屋に転移魔方陣の気配を察知した。

 

出現した術式は、アルトリアが俺に異形を教える過程で見たことがある。

 

これは―――

 

「初代レヴィアタンの術式…。まさか……」

 

「この術式の構築は…彼女ですね……」

 

サーゼクスさんとグレイフィアさんが術式を見て驚くと納得の様子を見せた。

 

そう、初代魔王の一角であるレヴィアタンが使っていた紋章だ。

 

そして、転移魔方陣から出現したのは胸を大きく開けた西洋風の深いスリットが入ったドレスに蛇を模した杖を携えた眼鏡をかけた褐色の女性。

 

気配は悪魔だけど、彼女からはドラゴンの様な気配も感じる。

 

どういう事だ?

 

俺が疑問に思っていると、現れた女性はサーゼクスさんとグレイフィアさん。

 

そして部長を見下す様子をみせて口を開いた。

 

「ごきげんよう。偽りと欺瞞に満ちた魔王サーゼクス()()()()()()()()()()()()()()()()()()。真なる魔王が一角―――“カテレア・レヴィアタン”です」

 

「やはりカテレアか。あの内戦で遺体が確認できなかったから生き残っている可能性があったが…」

 

「ええ。あの場では勝つことができないと判断した我々真なる魔王の血族は力を蓄える為に死を偽装してこの時まで待ちました」

 

「待ったと……つまり私達現魔王を滅ぼす為に動き始めたという訳か?」

 

「ええ。でも現魔王だけではありません―――この会談に参加している全てを滅ぼす為に」

 

そうカテレアが言い放つと同時に、奴は杖から莫大な魔力を爆発に変えて俺達に放った。

 

「六式体刻魔法伍式―――覇城(はじょう)!!」

 

俺はサーゼクスさん達が部長達を護ることに専念するために覇城で全員を爆発から護る。

 

流石は初代魔王の血を引く悪魔。

覇城が久々に揺らぎやがった。

 

「三大勢力のトップが人間に守られるとは―――人間よりも上位の存在たる異形の誇りも無く見苦しいですね」

 

俺達を見下すカテレア。

 

毎回テロリストと相対する事があるけど、必ず見下されるよな。

 

最初の頃はイラッときていたけどもう慣れた。

 

「カテレア、なぜ会談を襲撃した? 君達旧魔王派の目的は魔王の座ではなかったのか?」

 

「偽りの魔王共が我々を旧魔王などと呼ばないでもらいましょうか。そして先ほども理由は申しました―――この場にいる全てを滅ぼす為と」

 

「なぜそのように考える?」

 

「我々真なる魔王の血族は、この会談で偽りの魔王共は天使と堕天使と和平を結ぶであろうと予測していました。そしてそれが実行された。我々としては天使や堕天使共と共に歩むなど戦争で命を散らした兵士達や死んでいった真の魔王様達に不敬と裏切りであると同時に、そして聖書の神が居ない世界は変革すべきだと立ち上がりました」

 

まあ、初代魔王の血族なら魔王の死や聖書の神の死くらいは知っていてもおかしくはない。

 

それに和平の反対理由も一理はある。

 

攻撃し長年滅ぼし合い恨みつらみを積み重ねてきた種族といきなり和平は、戦争に参加して生き残ってきた者たちにとっては納得ができない。

 

戦友や大切な者たちを天使と堕天使に殺され恨みを持ち続ける悪魔が居てもおかしくは無いからな。

 

カテレアの行動は愛国心と初代魔王への畏敬と尊敬からくるものだな。

 

「ったく…。コカビエルと似たような行動原理で動きやがって。お前の狙いは聖書の異形自体を手中に収める事かよ」

 

「ええ、神器にすがるばかりの愚かなアザゼル。神と魔王の死を情けなく取り繕う惨めな聖書に記された世界を私たちの手で再構築し、真の勢力として台頭するのです」

 

「なるほど。それで結成したのが英雄の末裔や神器所持者で構成された英雄派と組んだ禍の団(カオス・ブリゲード)ってか?」

 

なるほど、襲撃直前に言っていたテロ組織の名前が[禍の団]って事か。

 

恐らく、過去に俺を勧誘してきたのはアザゼルが言っていた英雄の末裔や神器所持者で構成された禍の団の一派閥だろうな。

 

そうなると、カテレア達は旧時代の魔王の派閥だから[旧魔王派]ってことになるのか?

 

「ええ。そして我々のトップには“オーフィス”がいます。彼―――今は彼女でしたか。彼女がトップの組織であれば我々の脅威を知らしめることができます」

 

「「「「「!?」」」」」

 

禍の団のトップが世界に二柱しか居ない龍神の一角の無限の龍神(ウロボロスドラゴン)と称されたオーフィスかよ!?

 

妖精國の連中やクトゥルフ神話の奴等でも手を出すのを禁じている程の強さを持つ龍神。

 

ぶっちゃけどの神話や伝承、あらゆる異形の神クラスや主神級の奴等でも勝つことが不可能とされている。

 

方法が無くも無いが、それには冥府から厳重封印されているあの存在を使う必要がある。

 

まあ、流石のハーデスも龍神に対しては因縁も無いから解き放つことはしないだろう。

 

ていうか、アレを解き放った時点でハーデスや奴が率いている冥府自体が世界の敵に回る。

 

「なるほど。オーフィスを変革した聖書の異形の新たな象徴に祭り上げる気かよ。だが、奴はそんな事は興味が無かったはずだぜ?」

 

「ええ。だからこそ彼女が飛びつく対価を用意しました。天使・教会、堕天使、現魔王政権と深く結びつている全てを滅ぼした後、我々と英雄派でオーフィスを祭り新たな勢力として台頭します」

 

「ハンッ! さっきから聞いてみていれば、結局は他者の力を利用しなきゃ俺達に立ち向かう事すらできない戯言ばかりじゃねぇか。腐敗? 変革? 陳腐だな、おい。そういうセリフは一番最初に死ぬ敵役の言うことだぜ?」

 

「神器に囚われた大人になれない堕天使の戯言など私には響きません。さて、覚悟してもらいましょうか?」

 

カテレアから膨大な魔力を放出、それに対抗するようにアザゼルも全身から莫大な光のオーラを出した。

 

奴の戦闘を見たわけじゃ無いけど、感じる力の総量はアザゼルが少しばかり勝っている。

 

だが、この会談を襲撃しているという事は、サーゼクスさんやグレイフィアさん、ミカエル。

 

そして、俺とアルトリアを全員倒して部長達を殲滅できる算段があっての事。

 

警戒を強くしておこう。

 

「サーゼクス、ミカエル、龍騎士。こいつは俺が相手をする。()()()()()()()()()()()()()()()

 

「わかった」

 

「任せます」

 

「ああ」

 

俺達の返事を聞いたアザゼルはニヤリと笑いながらも、カテレアを明確な脅威として対峙する。

 

「そんじゃ、初代レヴィアタン―――[終末の水魔王]*1と称されし血を引く存在。相手としては悪くはない―――会談と和平前、()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「ええ。堕天使総督の最期を私が真なる魔王として与えましょう!」

 

そして、アザゼルの光の槍とカテレアの魔力を帯びた水の槍が衝突した。

*1
オリジナル設定。初代レヴィアタンの二つ名




さて、今回ギャスパーの頑張りフラグは無くなりました。

原作通りでも良いですが、ここはリアス達を下手に動かさない為の展開として大人しくしてもらい、自分たちの実力不足や今後の脅威に対して強くなる必要を原作以上に高めて強くなってもらいます。

ちなみに、拙作の龍騎イッセーは今度の展開で戦闘や戦い的な成長はしません。
レベルに関してはカンストを超えて測定不能状態なので。

あくまでも、龍騎イッセーが持っている力を段階的に開放したり、変わった力の使い方を披露していく感じになります。

では!

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