ハイスクールD×D《MASKED RIDER RYUKI》   作:ライダーマスク

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さて、始まりました新章【冥界合宿のデビルキャッツ】。

メインは小猫の過去の掘り下げと黒歌、そしてグレモリー眷属全体の強化フラグを立てる章となります。

まずは導入の日常シーンから!!


第5章:冥界合宿のデビルキャッツ
Life1:夏休みの始まり


【イッセーSIDE】

 

 

 

「よし。これで後は物が届き次第やるだけだな」

 

俺は自室である設計図を完成させた。

 

正確には改造なんだけど、以前コカビエルに破壊された愛車。

 

ちゃんと供養した後に、次の愛車を探しkawasaki製の[Ninja H2 SX SE]に決定。

最近のゴタゴタの間に両親とちゃんと話し合ってそのバイクを購入した。

 

金は自分の財布からだが、肉体的には成人しているけど現実世界じゃ俺は未成年。

高額な買い物は保護者の同意が必要だからな。

 

そんでもって購入した[Ninja H2 SX SE]が数日前に届いて、全てパーツを分解し改造計画を練って、今日で全ての計画を立て終えて、材料やら色々な手続きを済ませた頃だ。

 

ぶっちゃけ、ほとんど一から作るような感じだけで、わざわざ人間向けの[Ninja H2 SX SE]を買う必要は無いとも思われる。

 

バイクを購入した理由として、表向きに使っても大丈夫なように[Ninja H2 SX SE]を正式に買って持ってますの証明が欲しいのと、分解して色々と構造を真似させてもらう以上は製造元にちゃんとお金を落としたいからだ。

 

だから、購入する際にオプションは盛れるだけ持っておいたし、周辺機器や他のkawasaki製品も買った。

全部分解して専用のオプションユニットに改造(ほぼフルスクラッチ)するけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

バイク改造計画が本格化してから翌日。

 

駒王学園は今日で一学期が終わり明日から長期の夏休み。

 

一学期終業式が終わってから、部長の指示でオカ研メンバー全員は部室に集まっていた。

 

何やら夏休み中のオカ研とグレモリー眷属としての活動予定があるみたいだ。

 

「さて、みんなに集まって貰ったのは他でもないグレモリー眷属とオカ研としての夏休み中の活動方針なのだけれどーーー例年通り悪魔領にある私の実家で夏休みの大半を双方の活動に当てるわ」

 

木場、朱乃さん、小猫ちゃんは慣れた様子でいるが、アーシアと俺、アルトリアはよく分からなかった。

 

そんな様子を見かねた部長が俺達に説明を始めた。

 

「そう言えば3人はオカ研とグレモリー眷属の夏休み中の活動は初めてね。まあ、簡単に言えば私の帰省に眷属の皆を連れて行って私の実家でグレモリー眷属とオカ研としての活動をするの」

 

「そうなんですね。あ、俺とアルトリアはどうなるんですか?」

 

「アルトリアは私達に着いていくも行かないも自由よ。イッセーに関しては、仮眷属関係でアジュカ様から連れてきて欲しいと言われているから来て貰えると有難いのだけれど、夏休みは予定が入っているかしら?」

 

予定に関しては、バイクの改造と仮面ライダーとしての活動をする予定を組んでいた。

 

仮面ライダーの活動としては、今も各地の異形勢力圏内で暴れている禍の団を倒したり、被害を受けた場所への支援なんかだ。

 

バイクの改造はその合間にするつもりだった。

 

でも、仮眷属案件で呼ばれている以上は部長について行かないと駄目だろうな。

 

バイクは専用のガレージ空間を持ち運べるから良いとして、禍の団の対処はどうしようか...。

 

俺が悩んでいると、スマホから着信音が鳴った。

 

発信者は―――モルガンさんだった。

 

「部長ちょっと失礼します」

 

「ええ」

 

俺は部室を出て電話に出る。

 

「もしもし」

 

〘通話越しですが、久しぶりですねーーー我が夫(イッセー)

 

相変わらずの呼び方だな。

これも惚れられた身だし、向こうは変える気が無いから受け入れているけど。

 

「久しぶりですモルガンさん。急な連絡ですが、どうかしましたか?」

 

〘久しぶりに声が聞きたくなったのと、貴方の夏休みについて言っておく事があるので連絡しました。それと敬語は不要だと言ったはずですよ?〙

 

「いやぁまぁ、昔の癖で……つい。ていうか、なんで俺の夏休みの事を知ってるんですか!?」

 

〘アルトリアと貴方のお母様から連絡を貰ったので〙

 

アルトリアは良いとして、なんで母さんとモルガンさんが連絡を取りあってるんだ!?

 

〘以前貴方が私達を家に招いたときに連絡先を交換したのですよ。今では通話とメールの友達です〙

 

「そ、そうですか…」

 

母さん凄いな。

いくら俺の知り合いでも、相手は魔女の頂点に君臨している神すら凌駕する存在だぞ…。

 

全盛期の二天龍すら相手にならないくらいの実力だし。

 

〘それはさておき、夏休み中は部活とアジュカが行っている仮眷属のプログラムをこなしなさい。貴方がやっていた活動は私達でやっておきます〙

 

「良いんですか? モルガンやシーちゃん、メリュ子、バーゲストさんも忙しいはずですが…」

 

〘それくらいお安い御用です。それに私やアルトリアでも滅ぼし切れなかった妖精國の首魁であるマーリンを滅ぼしてくれた功績の一つとして受け取っておきなさい〙

 

「あれは俺が自ら首を突っ込んだことなんですが…」

 

〘それでもです。それにこの最強たる魔女と、その義娘である吸血妖精、それに原初のアルビオンに凶兆の妖犬全員を虜にした唯一の男です。そんな相手の活動を支えるのは至極当然です〙

 

「そ、そうですか…」

 

モルガンさんは相変わらず直球で自分の思いを伝えてくれるよなぁ。

 

なんか聞いているこっちが恥ずかしくなるよ。

 

〘という事で、イッセーは今の生活を大切にしなさい。義母様と義父様が貴方が異形世界に入る為に付けた条件である[高校生までは一般人として出来る限り過ごす]それを然りと守るのですよ〙

 

「わかってますよ」

 

〘本当ですか? ついこの前に黒い姿になった貴方の気配を私や義娘、バーゲストにメリュジーヌも感じ取りましたが。アルトリアから報告が無いのを見ると、彼女は貴方の為に隠しているようですね〙

 

うっ…やっぱり気づいているのか。

 

まあ、皆リュウガの時の俺の印象が凄まじかったみたいだから仕方がないか。

 

〘まあ、おそらく貴方を本気で怒らせた者が悪いですし、その声の様子であれば相棒とアルトリアに止めてもらったのでしょう。相棒もそうですが、アルトリアにちゃんと礼を尽くすように〙

 

「わかりました。取り敢えず俺がやりたかったことに関しては任せます。シーちゃん、メリュ子、バーゲストさんによろしく伝えておいてください」

 

〘はい、貴方の伝言は然りと伝えておきます。それと、近々騎士の一人をそちらに回します。[禍の団]の件もありますが、アルトリア一人だけだとできる範囲も限られるので〙

 

「良いんですか?」

 

〘ええ。これも功績に対する礼の一つです。ちなみに()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「わかりました。色々とありがとうございます」

 

〘礼には及びません。さて、そろそろ[禍の団]の支部に到着するころです。さっさと殲滅してきましょう〙

 

そう呟いて通話を切るモルガンさん。

 

既に[禍の団]を何とかしようと動いているとは、流石はモルガンさんだな。

 

おっと、電話が終わったから戻らないとな。

 

俺は急いで部室に戻った。

 

「イッセー、なにかあったの?」

 

「いや、知り合いから夏休みはちゃんと過ごすようにみたいな事と、色々な報告とかです」

 

「そうなのね? それで夏休み中は何か予定があるのかしら?」

 

「ああー、それなら特に用事はありません。夏休みの宿題も出されてから全部終わらせましたし」

 

「そう。だったら、私達と一緒に冥界に来てくれるかしら?」

 

「はい。俺は大丈夫ですよ」

 

「あ、私も行くよ。こうやって平和に冥界に行くなんて初めてだし」

 

「わかったわ。イッセーは仮眷属と客人、アルトリアさんは客人扱いで迎えるわ。若手悪魔の会合に関してアルトリアは参加できず、イッセーが参加できるかどうか怪しいけど」

 

「「「若手悪魔の会合?」」」

 

俺とアルトリア、そして初耳のアーシアが言葉をそろえて疑問を口にした。

 

「実は今回の帰省は只の帰省じゃないの。現四大魔王様―――主導はお兄様なのだけれど、未来を担う若手の上級悪魔の中でも、才能や実力のある6人の上級悪魔の会合と会見があるの。その中の6人の内の一人が私、そしてもう一人がソーナよ」

 

へぇ~会長もそこの括りにはいているのか。

 

部長は純粋な実力で、会長は知力や戦術みたいな評価を受けてそうだよな。

 

だって、駒王学園で突発的に開かれるレクリエーション大会のボドゲを総なめしているくらいだし。

 

というか―――

 

「何サラッと気配消して部室に入ってきているんだ―――アザゼル」

 

「「「「「「え!?」」」」」

 

俺の言葉にアルトリア以外の全員が驚いた。

 

「ちぇ、そこまでバラすんじゃねぇよ―――イッセー」

 

そして、近くの椅子で座りながら缶コーヒーを飲んでいるアザゼル。

 

部長達がアザゼルがいる方向を向いて、更に驚いていた。

 

「い、いつの間に…」

 

「普通に入って来た……って言いたいところだが、イッセーが速攻でバラしやがったから意地悪で気配を消して来たんだよ」

 

「部室に入った気配すら感じませんでした」

 

「…私の嗅覚にも反応しませんでした」

 

「悪趣味な悪戯ですね…」

 

それぞれの反応を示す木場、小猫ちゃん、朱乃さん。

 

アーシアとギャスパーは驚きで言葉が出ていない様子だ。

 

まあ、今の皆じゃアザゼルの気配隠蔽に気づくのは不可能だろうな。

 

「まあ、無理もないよ。私とイッセーを除いて一番強い木場君とリアス先輩は上級クラス。対してアザゼルは勢力長クラスはあるんだから、戦力の次元が違うしね」

 

「そうだとしても俺くらいの[禍の団]の実力者がいれば危なかったぜ? この二人が修業をつけてても、未だに修業不足って所だな」

 

修業不足って言っても、俺とアルトリアが修業を付けているのはつい最近だから仕方がない。

 

それにいきなり強くなるのは、相当なイレギュラー中のイレギュラーでも起こらない限り無理だ。

 

俺がイレギュラー中のイレギュラーだからな。

 

「ま、そんなことは置いておいてお前たちは冥界に行くんだろう? せっかくの夏休み期間だ、顧問としてお前たちの修業指南役として同行するぜ。まあ、その前にサーゼクスや悪魔の上層部との会合があるんだけどな…あーめんどくせぇ。普通に悪魔のカジノやキャバクラで遊びたいぜ」

 

普通に遊びに行きたいんかい!!っとこの場の全員が心の中でアザゼルにツッコミを入れた。

 

こう見ると遊び惚けているオタク堕天使にしか見えないよなぁ。

 

まあ、遊びの前に部長達の修業の事を考えているから大丈夫だろう。

 

若干不安だけど。

 

「まあ、そういう事ならアザゼル―――先生も行きと帰りは私達と同行するの?」

 

「そうしてくれると助かるぜ。なにせ、悪魔ルートで正規の冥界りは初めで楽しみだからな」

 

「わかったわ。部員と貴方の分も確保しておくわ。でも―――()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「はぁ!? 隙間時間とかで楽しんじゃダメなのか?」

 

「だって、先生兼顧問として同行するのでしょう? ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「うぐっ…気配を消して入って来た腹いせかよ…」

 

「そんなことは無いわ。()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

そういう部長の表情は、若干Sっぽさがあった。

 

多分気配を消して入ってきたことを、根に持っているな。

 

「とりあえずオカルト研究部総員の冥界行きは決定ね。出発は明後日だから、それまで皆は旅支度の準備をするように」

 

「「「「「はい、部長」」」」」

 

そんなこんなで、オカルト研究部全メンバーの冥界行が決定した。

 

夏休み中、松田と元浜が色んな意味で心配だが、三大勢力の存在達が色々としてくれるから任せよう。

 

まあ、夏休み中はナンパしまくるだろうけど、今回は何回敗北してくるのやら。

 

ちなみに、高一の夏休み中は753連敗したみたいだけど。




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