村上鋼と影浦雅人は鬼を狩る   作:白澄星火

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第18話:炭治郎、影浦と初遭遇

第1節:柱稽古免除

 

炭治郎、全快!

念願の柱稽古大参加!

 

と思いきや。

 

「竈門、退院おめでとう。さっそく柱稽古のことだが、宇随さんの基礎体力向上、時透の高速移動、甘露寺の柔軟、伊黒さんの太刀筋矯正・・・これらは全部免除だ」

 

「えっ・・・えぇ!?」

 

「その代わり、オレの屋敷で一緒に影浦と稽古だ」

 

涼しい顔をしながら、そう言葉にする村上。

対照的に炭治郎は、顔に?が浮かんでいた。

 

 

第2節:炭治郎、村上の屋敷へ(炭治郎視点)

 

村上さんに言われるがまま、俺は村上さんの屋敷、盾屋敷に向かう。

その道中で、村上さんが理由を話してくれた。

 

「この前、"透き通る世界"について話してくれただろ?」

 

「はい、俺の父が言っていた、体が透き通って見えるっていう・・・」

 

「そうだ。オレはその、"透き通る世界"こそが、猗窩座を倒すことができる唯一の方法だと考えてる」

 

「・・・す・・・すみません、もう少し詳しくお願いします」

 

「もちろんだ。まず、猗窩座の鬼血術についてだが、あれはおそらく敵意や殺意みたいなものを感じ取るものだと思う」

 

「あ、もしかして足元にあった雪の結晶みたいな・・・」

 

「そう。だから、オレはあれからずっと、敵意や殺意を抱かずに戦う方法を鍛錬してきた。でも今のところ出来た試しがない。そんな時、竈門から"透き通る世界"、そしてその使い手だった竈門の父親の熊を退治した話を聞いて、これだ、って思ったよ」

 

「そうなんですね・・・でも、どうして影浦さんと?」

 

「それは会えば分かる」

 

 

第3節:炭治郎、影浦と初遭遇(炭治郎視点)

 

話している内に、盾屋敷に到着。

そのまま稽古場まで案内される。

 

すると先客が。

ボサボサ頭に、少し猫背な姿勢。

 

おそらくあの人が、影浦さんだ。

 

「はじめまして!竈門炭治郎です!よろしくお願いします!」

 

「・・・あ?」

 

ヒイイ!

ただ挨拶しただけなのに・・・

 

思わず萎縮してしてしまう。

そんな俺に、村上さんが助け舟を出してくれた。

 

「あんまりいじめてやるな。コイツが今日から稽古相手になってくれる竈門だ」

 

「あー竈門か。鬼を連れてるって噂の隊士だな。確かに、伊黒さんが苦手としそうだわ」

 

影浦さんの言葉が、俺の心を刺していく。

 

(だけどこの人、言葉とは裏腹に、敵意の匂いは感じ取れないんだよな・・・)

 

そんなことを思っていると、影浦さんの瞳が、数秒の間、俺をまっすぐ捉えていた。

まるで、隅々を観察するように。

 

「・・・ま、俺はお前みたいな馬鹿正直な奴好きだけどな。じゃ早速遊ぼうぜ、竈門。俺に一太刀入れたら鋼と交代だ」

 

影浦さんはそう言って、俺に木刀を放り投げてくる。

それを慌てて受け取る俺。

 

そしてお互い、木刀を構えた。

 

(この人に一太刀を入れるのか・・・村上さん曰く、影浦さんは柱に並ぶ実力者・・・簡単にはいかないぞ)

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