第1節:柱稽古・あらすじ②
ついに"透き通る世界"に入ることができた炭治郎。
その後、風柱・不死川実弥の無限打ち込み稽古を受ける。
どうやらその稽古では、"透き通る世界"に入ることはできなかったようで、実弥にコテンパンにやられる炭治郎。
そんな中、不死川玄弥をめぐりトラブル発生。
結果、実弥との稽古は中止、さらには接近禁止となった。
次に向かった先は、岩柱・悲鳴嶼行冥。
稽古内容は、筋肉強化訓練。
主に滝行、丸太運び、岩押しであった。
それらを、なんとか一つ一つ達成していく炭治郎。
しかし最後の岩押しでつまずいてしまう。
すると、玄弥が現れ、彼は炭治郎に反復動作を教える。
早速炭治郎は、大切な人の顔、そして恩師の言葉を思い出し、反復動作で全力を絞り出す。
それを繰り返すことで、ついに炭治郎は、岩押しも達成する。
しかし、全力を出しすぎたため、体が脱水症状を起こしてしまう。
そんな、炭治郎の絶体絶命のピンチの中、悲鳴嶼行冥が現れ水を与えて救い出した。
そして炭治郎は、悲鳴嶼の壮絶な過去を耳にするのだった。
筋肉強化訓練を終え、今度は水柱・冨岡義勇との稽古のため、彼の元へ向かう炭治郎。
そこで、冨岡と実弥の戦いを目にする。
互角の戦いが繰り広げられ、ついに両者の木刀が同時に折れた。
すると実弥は、素手で戦おうとする。
そこを、炭治郎が割って入った。
が、しかし。
炭治郎の天然がさく裂。
実弥を怒らせてしまう結果となった。
◇
第2節:不滅
「・・・やあ、来たのかい。・・・初めましてだね。鬼舞辻・・・無惨・・・」
「・・・何とも、醜悪な姿だな。産屋敷」
鬼殺隊の主と鬼の主が、ついに相まみえる。
だが、片や床に臥した重病人──────産屋敷耀哉。
さらには、周りに護衛の隊士が一人も居なかった。
「ついに・・・私の・・・元へ来た・・・今・・・目の前に・・・鬼舞辻・・・無惨・・・我が一族が・・・鬼殺隊が・・・千年・・・追い続けた・・・鬼・・・あまね・・・彼は・・・どのような姿形をしている・・・?」
「二十代半ばから後半あたりの男性に見えます。ただし瞳は紅梅色。そして瞳孔は猫のよう縦長です」
産屋敷耀哉の妻、産屋敷あまねがそう答えた。
すると、産屋敷耀哉は静かに頷く。
「そうか・・・そう・・・君は来ると・・・思っていた・・・必ず・・・君は私に・・・産屋敷一族に酷く腹を立てていただろうから・・・私だけは・・・君が・・・君自身が殺しに来ると・・・思っていた・・・」
「私は心底興ざめしたよ産屋敷。身の程も弁えず千年にも渡り私の邪魔ばかりしてきた一族の長がこのようなザマで・・・醜い。何とも醜い。お前からはすでに屍のにおいがするぞ産屋敷」
鬼の主──────鬼舞辻無惨は、吐き捨てるように言った。
それに対し、産屋敷耀哉は身体を起こして見せた。
「そうだろうね・・・私は、半年前には・・・医者から・・・数日で死ぬと言われていた・・・それでもまだ・・・私は生きている・・・医者も・・・言葉を・・・失っていた・・・それもひとえに・・・君を倒したいという一心ゆえだ・・・無惨・・・」
「その儚い夢も今宵潰えたな。お前はこれから私が殺す」
「君は・・・知らないかもしれないが・・・」
◆中略◆
「最期に・・・ひとつだけいいかい?私自身はそれ程重要でないと言ったが・・・私の死が無意味なわけででない。私は幸運なことに鬼殺隊・・・特に柱の子たちから慕ってもらっている。つまり私が死ねば今まで以上に鬼殺隊の士気が上がる」
「話は終わりだな?」
「ああ・・・こんなに話を聞いてくれるとは思わなかったな・・・ありがとう、無惨」
その言葉とともに。
産屋敷邸は、爆炎に包まれた。