影浦も出てきます!
それと、村上の鬼殺隊の羽織についての描写がありますが、来馬隊の隊服をイメージしています。
羽織の色は青緑一色で、丈は実弥と同じく短めです。
影浦の服装はやはり全身真っ黒・・・なので羽織無しの隊服そのままです。
第3話:見舞い
第1節:柱合会議・あらすじ
禰豆子の処遇をめぐり、意見が割れる柱たち。
しかし、冨岡・鱗滝両名の書状や、兄・炭治郎の叫び、そして禰豆子自身の固い意志により、柱たちを納得させることに成功。
その後、胡蝶しのぶの合図により、炭治郎と禰豆子は蝶屋敷へと場所を移した。
◇
第2節:損傷
炭治郎
・顔面及び腕・足に切創、擦過傷多数。
・全身筋肉痛、重ねて肉離れ。
・下あご打撲。
善逸
・最も重症。
・右腕右足蜘蛛化による縮み・痺れ。
・左腕の痙攣。
伊之助
・喉頭及び声帯の圧挫傷。
禰豆子
・寝不足。
4人は蝶屋敷でそれぞれが回復するための休息に入った。
◇
第3節:休息(炭治郎視点)
木箱から、禰豆子の寝息が聞こえる。
(お疲れ様、禰豆子。沢山寝るんだぞ)
そんなことを思っていると、禰豆子が起きてしまうのではと思うほど、騒がしい声が二つ隣のベッドから聞こえた。
「飲んだっけ!?俺昼の薬飲んだ!?飲んでるトコ見た!?誰か──────っ!」
(・・・毎日コレだ。でも善逸が静かな方が逆に心配か。だって・・・)
そう思いながら、俺はすぐ隣の、すっかり大人しくなった伊之助を見た。
◇
第4節:見舞い(炭治郎視点)
次の日。
「ゴメンネ。弱クッテ」
ここのところずっと、伊之助から、とても弱気な発言が出るようになっていた。
・・・本当に辛かったんだな。
立ち直れるように、俺がなんとかしないと。
「がんばれ伊之助がんばれ!」
「お前は頑張ったって!すげぇよ!」
続けて善逸も、落ち込みまくる伊之助を俺と一緒に両側から励ましまくる。
そんな毎日を過ごしていると、度々お見舞いも来た。
一人目は村田さん。
そして同じ日に・・・
「調子はどうだ?竈門」
「あっ・・・あなたは確か」
おでこを出した短髪と、少し眠そうな目。
それと、背中にかけた盾が凄く目立つ。
羽織は青緑色で丈は短く、そしてなによりも。
──────この匂いを、覚えている。
「ありがとうございます。あの時、紐を」
「・・・何のことだ?」
彼は少し意地悪な笑みを浮かべる。
その後、軽く咳払いをして、こう切り出した。
「自己紹介がまだだったな。オレは村上鋼、盾柱だ。今日は竈門兄妹の様子を見にきた。まあ、声が廊下にも聞こえて位たから、大丈夫だとは思ってたけどな」
「・・・すみません」
「いや、元気で良かったよ。妹の方はどうだ?」
「はい、禰豆子も幸せそうに寝ています」
「それは良かった」
村上さんはそう言って、病室を後にした。
◇
第5節:蛇屋敷(村上視点)
蝶屋敷で竈門兄妹の様子を見た後、蛇屋敷にて待つ仲間に落ちあう。
「悪い待たせたな。カゲ」
オレは、眼前で素振りをするボサボサ頭の男──────カゲ、もとい影浦雅人に声をかける。
すると、ギロリと。
爬虫類のような目が、オレを睨め付けた。
「・・・鋼・・・おめー遅せーんだよ。この日は週一の稽古の予定だったろ」
「・・・毎回思うんだが、伊黒さんじゃダメなのか?お前継子だろ?」
「伊黒さんは忙しいんだよ。つーか別の日はちゃんと伊黒さんと稽古してるわ」
「いや、オレだって暇じゃないんだけどな・・・柱だし・・・」
「ケッ!俺に勝ち越してから柱を名乗りやがれ!」
そう言って、カゲが木刀を構えると、問答無用で稽古が始まった。