村上鋼と影浦雅人は鬼を狩る   作:白澄星火

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この話から、一部で一人称視点も入ってきます。
影浦も出てきます!
それと、村上の鬼殺隊の羽織についての描写がありますが、来馬隊の隊服をイメージしています。
羽織の色は青緑一色で、丈は実弥と同じく短めです。
影浦の服装はやはり全身真っ黒・・・なので羽織無しの隊服そのままです。


蝶屋敷
第3話:見舞い


第1節:柱合会議・あらすじ

 

禰豆子の処遇をめぐり、意見が割れる柱たち。

しかし、冨岡・鱗滝両名の書状や、兄・炭治郎の叫び、そして禰豆子自身の固い意志により、柱たちを納得させることに成功。

 

その後、胡蝶しのぶの合図により、炭治郎と禰豆子は蝶屋敷へと場所を移した。

 

 

第2節:損傷

 

炭治郎

・顔面及び腕・足に切創、擦過傷多数。

・全身筋肉痛、重ねて肉離れ。

・下あご打撲。

 

善逸

・最も重症。

・右腕右足蜘蛛化による縮み・痺れ。

・左腕の痙攣。

 

伊之助

・喉頭及び声帯の圧挫傷。

 

禰豆子

・寝不足。

 

4人は蝶屋敷でそれぞれが回復するための休息に入った。

 

 

第3節:休息(炭治郎視点)

 

木箱から、禰豆子の寝息が聞こえる。

 

(お疲れ様、禰豆子。沢山寝るんだぞ)

 

そんなことを思っていると、禰豆子が起きてしまうのではと思うほど、騒がしい声が二つ隣のベッドから聞こえた。

 

「飲んだっけ!?俺昼の薬飲んだ!?飲んでるトコ見た!?誰か──────っ!」

 

(・・・毎日コレだ。でも善逸が静かな方が逆に心配か。だって・・・)

 

そう思いながら、俺はすぐ隣の、すっかり大人しくなった伊之助を見た。

 

 

第4節:見舞い(炭治郎視点)

 

次の日。

 

「ゴメンネ。弱クッテ」

 

ここのところずっと、伊之助から、とても弱気な発言が出るようになっていた。

 

・・・本当に辛かったんだな。

立ち直れるように、俺がなんとかしないと。

 

「がんばれ伊之助がんばれ!」

 

「お前は頑張ったって!すげぇよ!」

 

続けて善逸も、落ち込みまくる伊之助を俺と一緒に両側から励ましまくる。

 

そんな毎日を過ごしていると、度々お見舞いも来た。

一人目は村田さん。

そして同じ日に・・・

 

「調子はどうだ?竈門」

 

「あっ・・・あなたは確か」

 

おでこを出した短髪と、少し眠そうな目。

それと、背中にかけた盾が凄く目立つ。

羽織は青緑色で丈は短く、そしてなによりも。

 

──────この匂いを、覚えている。

 

「ありがとうございます。あの時、紐を」

 

「・・・何のことだ?」

 

彼は少し意地悪な笑みを浮かべる。

その後、軽く咳払いをして、こう切り出した。

 

「自己紹介がまだだったな。オレは村上鋼、盾柱だ。今日は竈門兄妹の様子を見にきた。まあ、声が廊下にも聞こえて位たから、大丈夫だとは思ってたけどな」

 

「・・・すみません」

 

「いや、元気で良かったよ。妹の方はどうだ?」

 

「はい、禰豆子も幸せそうに寝ています」

 

「それは良かった」

 

村上さんはそう言って、病室を後にした。

 

 

第5節:蛇屋敷(村上視点)

 

蝶屋敷で竈門兄妹の様子を見た後、蛇屋敷にて待つ仲間に落ちあう。

 

「悪い待たせたな。カゲ」

 

オレは、眼前で素振りをするボサボサ頭の男──────カゲ、もとい影浦雅人に声をかける。

 

すると、ギロリと。

爬虫類のような目が、オレを睨め付けた。

 

「・・・鋼・・・おめー遅せーんだよ。この日は週一の稽古の予定だったろ」

 

「・・・毎回思うんだが、伊黒さんじゃダメなのか?お前継子だろ?」

 

「伊黒さんは忙しいんだよ。つーか別の日はちゃんと伊黒さんと稽古してるわ」

 

「いや、オレだって暇じゃないんだけどな・・・柱だし・・・」

 

「ケッ!俺に勝ち越してから柱を名乗りやがれ!」

 

そう言って、カゲが木刀を構えると、問答無用で稽古が始まった。

 

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