曇らせれば曇らせるほど強くなれるこの能力でくそったれな世界にて一時の幸せを!   作:ヒナまつり

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うへぇー、暗ぁー!周囲10mぐらいしか見えないなぁ!?

 

って感じでこの世界、国の外って太陽無いし街灯なんておける余裕がないので真っ暗なんすよね。

 

なんで、基本的に外出際には日光石っていう妖を遠ざける効果の光る鉱石を持って外出するんだよね。ちなみに強い妖とか魔物とかにはただの光る石だから襲われやすくなるっていうデメリットがあるのと、生産法が…な?ちょっーと酷いんだよな

 

あと、陽斗人は暗闇だと髪や目が光ってる様に見えるから魔物に襲われやすいんだよね。まぁ、魔力の流れが分かるっていうメリットもあるけど、他の街に行ったりすると差別されることもあるしやってられないね!

 

あっ、てか皆に鈴渡してなかった!

 

「皆、一応これ付けといて。一人一つな」

 

「…鈴?それも鎌鼬用、ここら辺じゃ出ない筈だけど」

 

「もし居て不意打ちされたらって考えたら一応買っとこうかなって思ったんだよ。色々あって安く買えたし」

 

「ああ、なるほど。だから疲れてたのね」

 

「ええ、なにその通じあってる感じ!私達も入れてよぉ!ねぇ、万結もそう思うよね?」

 

「えぇ…そうですわね。馬車に乗っている間は暇ですから、私達もお話ししたいですわ」

 

「だってカノン、話してくれば?」

 

「ウィズ、多分あの子達は貴方をご所望よ?」

 

「いい、俺はエデス*1の調子見ときたいし職的にも俺が前にいた方がいいだろ?」

 

それに、不意打ちを知ってる俺なら最悪防御できるしな

 

「まぁ、そうね。それなら私も此処にいとくわ?ウィズを一人にしとくのは怖いもの」

 

「ええー!つれないなぁ…。まぁいいやそれなら万結と仲良くしとくー」

 

ふむ、中でこそこそ話してるみたいだ。これで二人とも緊張が解れてくれればいいけどな。

 

この世界、初めて外に出た人が生き残る確率あんまり無いしなー。前回、一番始めに攻撃されたの確かミノンだった筈だし安全な所に居てくれた方がいいしな?これで、俺は周囲の観察しやすくなったし、いいこと尽くめだな!

 

「…なんか嬉しそうね?」

 

「ん?そんな顔に出てる?」

 

「ええ。口がニッコリしてるもの。そう言う分かりやすいところ好きよ

 

「ん?最後なんて言ったの?」

 

「なんでもないわ。ごめんなさい、少し飲み物を飲んでくるわ」

 

「あいよぉー。安全管理は俺に任せてゆっくりしてきなー?」

 

「ええ、ありがとう。お願いするわ」

 

ゆっくりと馬車に向かってるカノンを見ていると、直ぐ其処の草むらで何かが光った気がした。

 

「…!カノン、伏せろぉ!」

 

「えっ?」

 

直ぐ様カノンに覆い被さり、盾を構えると盾に何かが刺さった。それと、同時に周囲から緑色の肌をした小人が何体か出てきた。

 

くそったれ!前回は鎌鼬じゃなかったか?!

 

「カノン、怪我はないな?」

 

「ええ、大丈夫よ。」

 

「良かった。それなら直ぐに二人に伝えてきてくれ!それと走り抜ける準備を!俺は怪我しない程度にアイツらの動きを抑える!」

 

「分かったわ。ウィズ、貴方に太陽のご加護がありますように*2死なないでね。ウィズ

 

「ありがと。じゃあやり合うぞ!このクソッタレゴブリン共が!」

 

そう叫びながら、エデスを守るためにアーチャーに向けて走りだした。

 

でも、他のゴブリン寄ってきてんなぁ?これじゃ間に合いそうにねぇ。…しょうがねぇ!アイツとの距離と風速を鑑定!

 

___

距離:25m。

風速:右に2m/s

 

よし、それでどのぐらいの角度で投げればいいか鑑定!

 

___

 

ほんの少し上向きに

 

___

 

「おけ、じゃあ死にさらせ!このゴミ垂れ!」

 

鑑定通りに投げた剣は相手の首に向かい真っ直ぐ飛んで行き、突き刺さった。

 

「いよっし!って、これじゃ武器拾えねぇや!まぁ予備使うか」

 

他のゴブリンはその光景に怒り狂ったのか叫びながら俺に向かって走ってきた。

 

「ギャア!ギャアー!」

 

「うるせぇよっ!」

 

一番近くのゴブリンが俺に突進しながら剣を振り下ろそうとしてる。

 

なら、盾で剣に合わせて反らしてから盾を横に振る!これでお前の体はがら空きだなぁー?

 

「おりゃー!」

 

斜めに切り、蹴飛ばしてから首を落とそうと剣を振り上げると魔力の流れを感じ、横に転がった。

 

「くそっ。なんかゴブリンの癖に頭いいと思ったらよぉ?ゴブリンシャーマンいんのかよ!」

 

魔法が飛んできた方向には骨の杖を持ち、少しガタイのデカイゴブリンが立っていた。そして、もう一方の手には籠とその中にいる鎌鼬の姿があった。

 

「こりゃ、運が悪いなぁ」

 

今さっき殺し損ねたゴブリンはシャーマンに回復されてるしなぁ。

 

「っち!また魔法かよ!」

 

横に飛び、回避を試みようとすると奴は馬車の方に魔法を向けた。

 

「うんにゃろ!」

 

急いでその間に入り、盾を構える。

 

魔法用の盾じゃねぇから完全には防げねぇけどな!

 

飛んできた氷のツララを受け止める様に踏ん張るが…。

 

徐々に盾ごと凍り始めた。魔法が切れるまでその状態で耐えていたからか、左手が動かねぇ。

 

「はぁ、はぁ。イッタいなぁ!カノン!逃げる準備出来たか!?」

 

「ええ!後はウィズが乗れば直ぐに走り出せるわ!」

 

「了解!」

 

また、魔法を唱えようとしてるシャーマンに適当に石を投げつつ、急いで馬車へ飛び込んだ

 

「よし!行けぇ!カノン」

 

「ええ!皆、衝撃に備えてね!」

 


 

「街が見えてきたわ。ウィズ、大丈夫?」

 

「へ、平気ー。回復剤使ったし」

 

「どこも平気じゃございませんよ!凍傷に回復剤は効果が薄いので直ぐに病院に運ばなければ一生物の傷になりますわよ!」

 

「ご、ごめん。ウィズちゃん、私じゃ治せない傷みたい…。」

 

「大丈夫だって戦士ならこのぐらいの傷、いつも貰ってるし」

 

てか、前回死んだし!他の奴、怪我してないならこのぐらいで済んでよかったよ!

 

「…ウィズ、後で話したいことがあるわ。とりあえず急いで病院へ向かいましょう」

 

「うげっ!これ、怒ってそぉー。ミノンさん、俺が病院行ってる間にカノンの機嫌取っといて!」 

 

ごめん、この状態のカノンの機嫌取るのは難しいかな。それに私もウィズちゃんに謝りたいことあるから

 

「そ、そんなぁ。じゃあ万結!」

 

「私、無茶しないでくださいって言いましたわよね?」

 

「あっ。」

 

これ、絶対二人ともに怒られるやつだぁー!と、とりあえずステータス確認して心を落ち着かせよ!

 

___

 

 

 

名:ウィズベル

 

 

 

職:剣士

 

 

 

技:剣術、反射神経強化、肉体強化、盾術、鑑定、<仮>投擲術

 

 

 

特:撥雲見日

 

 

 

能:筋肉C+、魔力F-、陽力B-

 

 

 

___

 

んぁ?なにこの仮ってやつ?初めて見た!もしかしてあの投げた時に手に入ったんかな?いいねぇ!スキルがこんなに簡単に取れるの初めてだーー…?なんか、前から圧が…?

 

「…ねぇ、なんでニコニコしてるの?」

 

ひぇ!カノン怖い顔してる?!

 

「あっ、カノンさん…そのもう街に着いたんですか?」

 

「ええ、貴方の怪我が怖かったからね?飛ばしたのよ。それなのに貴方はステータスを見てニコニコしてるのね」

 

「すぅー。ミノン、万結!助けて!!」

 

「「ごめんなさい」」

 

「とりあえず…意識を落とすだけよ。大丈夫、痛くはしないわ」

 

わっ!わぁー!スッゴい顔で妖術唱えてるー!…皆、俺先逝くわ!

 

あぁ、ぃ、意識が薄れてゆくぅー。

 

*1
馬の名前

*2
妖術の保護術。矢の1、2擊は守れる




スゥーーーー戦闘シーンムズすぎ!!誰か書き方教えてくれる先輩小説家さんいないっすかー!!?

ふぅ。気持ちが落ち着きました。皆さんお読み頂きありがとうございます!あと、5人の方!お気に入りありがとうございます!

登場人物の死亡描写平気?

  • 平気!
  • いやだ!
  • 曇らせのためなら致し方ない
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