【完結】インターネットミームしか喋れないTS強化人間 作:むにゃ枕
量産型キュベレイの大群が、連邦軍へと襲い掛かってきていた。ハマーンの親衛隊12機が二つに分かれ、ティターンズと連邦軍軌道艦隊へ。
そして残りのアクシズMS隊がエゥーゴへと向かっていた。それを受け止めるのは、リリアン、カミーユを中心としたMS部隊である。
「ふふ、セックスだ」
「カミーユ、昨日もしたじゃない。真面目にやりなさい」
「ユイリィ、これはおまじないさ。無事に生きて帰って君とセックスする。そう。セックス!」
「バカ!」
「愛してるユイリィ」
エゥーゴカラーになっているガンダムマークⅡの胸あたり。ΖΖガンダムがそこをいやらしく揉む仕草をする。接触回線で交わされた会話は、くだらないものだった。
「カミーユ・ビダン、ΖΖガンダム出ます!」
「ファ・ユイリィ、ガンダムマークⅡ、行きます」
アーガマのリック・ディアス隊、ネモ隊が、カミーユを援護するべく追従してくる。
ノイエ・リリーからも、リリアンのガーベラ。そしてガルバルディβ隊。ネモ隊が迎撃へと向かった。
「おい、そこのアホ女。援護は必要か?」
「ククク…ひどい言われようだな。まあ事実だからしょうがないけど」
リリアンはカミーユが苦手だった。ファ・ユイリィとデキているせいか、いつも精液臭いからだ。彼女の影響でカミーユがそうなったのだが、リリアンはそんなことは知らない。
「ユイリィ、俺のそばから離れるなよ!」
アクシズの先遣MS隊がエゥーゴに襲い掛かる。カミーユをはじめとしたエースが、それを難なく撃退する。
「行くぞ! セックスだ! 童貞ども僕がセックスを奢ってやる!」
カミーユが先行し突出したことで、エゥーゴのMS部隊は宙域防御ではなく、アクシズMS部隊との同航戦に突入することとなった。
アクシズMS部隊はエゥーゴ隊が楔となり突破したことで、崩壊する。結果、エゥーゴMS部隊がアクシズ艦隊へ雪崩込む形となった。普通であれば勝利への道だ。
「いけーっ淫売の息子!! 俺もうね……逃げる」
「リリアン、艦隊防空なら直掩機がいる。俺達の防空は必要ない。アクシズの艦艇を削るべきだ」
「キターン」
「北か? いや、何かが来たということか?」
ガーベラが、機首を転換し艦隊方向へ向かう。
「有力な敵部隊か? そうか、あの羽付きがいなかった」
レクトは、エゥーゴ艦隊を攻撃した部隊にオールレンジ攻撃を行う強化人間がいなかったことに気付いた。
「艦隊にアラートを出せ。カミーユと味方MS部隊を呼び戻すんだ。敵の強化人間が来るぞ!」
エゥーゴ艦隊の直掩機が、敵を発見した時にはもう遅かった。ファンネルのビームが直掩機を貫いていた。エゥーゴ艦隊は一方的に狩られることとなる。
「意外と早く堕ちたな〜」
リリアン隊を襲ってきた四機の量産型キュベレイが、排除される。だが、この四機の量産型キュベレイは、リリアンの足止めを果たしたのだ。
「ハマーン様! ハマーン様! ハマーン様!ハマーン様!ぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!あぁクンカクンカ! クンカクンカ! スーハースーハー! スーハースーハー! いい匂いだなぁ…くんくん! んはぁっ! ハマーン・カーン様の桃色ブロンドの髪をクンカクンカしたいお! クンカクンカ! あぁあ!!」
「黙れ。ソーラ・レイのコントロール艦の破壊は完了した。撤退するぞ。敵中に孤立することとなる」
マシュマー・セロ。プルシリーズを除いた強化人間の中で最も強力な個体だ。過剰な強化によりマシュマーはおかしくなっていた。元々バラを持ち歩くなどの奇行が目立つ人物では有ったが。
「はぁはぁ、ハマーン様、パンツ何色かなあ??」
「マシュマー、敵だ。エゥーゴの強化人間が来ッ、ォ゙ァ」
キャラ・スーンは量産型キュベレイもろともスペースデブリへと変わった。
「えーマジ童貞!? キモーイ。童貞が許されるのは小学生までだよねー。キャハハハハ」
「黙れ! 私はハマーン様に仕えるジオンの騎士だ! 純潔はハマーン様へ捧げた」
「かくいう私も童貞でね」
「そうか。哀れだな。恋も愛も知らずに死ぬのだから。せめて華々しく殺してやる」
マシュマーは、ファンネルを突撃させる。リリアンは、機体性能を活かし、それを落とし続けた。
「変態だー!!!!」
「私は変態ではない。ハマーン様。嗚呼ハマーン様」
「結婚したのか、俺以外の奴と」
「なにッ!?」
リリアンは、シャア狂いとなったハマーンの現在を、マシュマーへと流し込む。高速でガーベラへ迫る量産型キュベレイの動きに乱れが生じた。
「ハマーン様、万歳!」
ビームが命中した。機体が爆破し、マシュマーがハマーンへの忠誠を誓いながら粒子へと還る。
エゥーゴ艦隊をはじめとする連邦軍は強化人間によって壊滅的な打撃を被ったが、カミーユらが帰還することにより、艦隊の保全に成功する。
ソーラ・レイは破壊された。ブライト・ノアの立てていたアクシズの爆破計画も、強化人間の捨て身の攻勢の前に頓挫することとなった。揚陸艇や人員、設備を積んでいたアイリッシュが、アーガマを庇い沈んだのだ。
「リリアン、大丈夫か? あの敵の強化人間は、かなり強力だったはずだ……」
「チカレタ」
「そうか。補給が必要だな。ノイエ・リリーに戻ろう」
ノイエ・リリーは健在だった。だが、エゥーゴ艦艇の数がかなり少なくなっていた。アーガマとノイエ・リリーのみが、出航時と同様の姿を保っていた。