ダンジョンにゴルシがいるのは間違っているだろうか   作:red knight

14 / 19
長いサブタイトルでごめんね。


拝啓お義母さん、僕は元気です。ところでお義母さんはお変わりなくお過ごしでしょうか?僕の方は………何故か誘拐されて牢屋の中です

某日丑の刻………

 

 

アンドロメダ工場内に怪しい人影が四つ………

 

「「「「抜き足差し足忍び足………」」」」

 

闇夜に隠れ工場内に潜入する四つの影の正体は………

 

「本当に大丈夫なんだろうねステファニーくん。」

「ああ。計画は完璧さ。」

 

神ヘスティアを連れてステファニーが工場内にある黄金のジャスタウェイ像を盗みに来た。

 

「わぁお。こういうのぞくぞくするデース。」

「エル。静かにね。」

 

ステファニー達と一緒に忍び込んだのはアリーゼと覆面をしたポニーテールの少女。

アストレアファミリア期待の新星エル・ククルカン。【コンドル】の二つ名を持つ元気な馬人族(エレウス)の少女だ。

 

「すまねぇなアリーゼ。」

「いいのよ。例の黄金のジャスタウェイ見て見たかったし。」

「エルも見たいので渡り船(・・・)なのです。」

「それを言うなら渡りに船(・・・・)だよエルくん。」

 

という訳で黄金のジャスタウェイ像を失敬しに来た4人だったが………

 

 

ジリりりりりりりりりり!!

 

 

うっかりセキュリティに引っかかってしまい

 

「賊潜入!!」

「皆のモノでらえぇでらえぇ!!」

「コードレッド!!コードレッド!!」

「「「「にげろ!!」」」」

 

回れ右して逃げていった………

 

 

そして翌日………

 

 

「ベル様。すみません。今日は………」

「えーとたしか下宿先のノームの看病だっけ?いいよ。それは仕方ないから。」

 

リリとまたダンジョンに潜る予定だったが………

リリに急用ができてしまった。

 

「その~代わりと言っては何ですが妹がベル様がどんな人か気になってるとかで………」

 

そのリリの隣に片目を髪で隠したリリと同じくらい小柄な小人族(パルゥム)………

 

「あっあの~らっライス・アーデです。よっよろしくお願いします。」(__)

 

リリの双子の妹ライス・アーデが挨拶する。

 

「はじめまして。ベル・クラネルです。よろしくお願いしますライスさん。」

「あっライスでいいですベルさん。」

 

という訳で………早速ダンジョンへ。

 

「やぁぁぁぁ!!」

 

ライスが短刀で一閃。

モンスターは一瞬で灰に変わる。

 

「ライスはリリと違って前線で戦うんだ。」

「ええ。元々お姉ちゃん体が弱くて両親が亡くなった後ライスが頑張ってお姉ちゃんの医療費稼いでたの。」

 

ちなみにその頃のリリは仕事帰りに血まみれになって帰ってくるライスに驚いていたとか………

あっちなみに血はすべて返り血です。byライス

 

「お姉ちゃんが元気になってサポーターとしてソーマファミリアで一緒に探索してここまで来たの。」

「そうなんだ。」

「ところでベルさん。」

「なんだいライスってうわっ!?」

「………お姉さんとはどういう関係?

 

目に蒼い炎を灯してライスがベルの胸倉をつかんで質問してきた。

その目は狂気を纏っていた。

 

「え?サポーターとして立派な人で大事な仲間ですけど?」

「………」

 

目から蒼い炎が消える。

 

「そっか。いや~てっきりお姉ちゃんと付き合ってるのかと思ったよ。」

「いや僕には不釣り合いだよ。」

「そうですか?でもお姉ちゃんと付き合ってたらおかしくなりますね。」

「あははは。おかしくなるってリリが?それは………」

 

するとライスの背後に黒い影がどんよりと

 

いえ………ライスがおかしくなりそうだなって。

「………」((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

その目に再び蒼い炎が宿る。

そしてベルは理解した。

このライスという少女………ヤバい部類のシスコンだという事に………

 

その後のダンジョン探索、ベルは地雷を踏まないよう細心の注意を払って行動するよう心掛けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、ベルの姿を見た者は誰もいなかった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜、廃教会では………

 

 

「………」プルプル………

 

ヘスティアの握る手が小刻みに震えている。

その手には手紙が………

 

「どうしたヘスティア?」

「すっステファニーくん………こっこれ………」

 

ヘスティアが恐る恐る手紙をステファニーに手渡す。

ステファニーが手紙の内容を見る。

 

 

ヘスティアファミリアに告ぐ。

お前の眷属ベル・クラネルは預かった。

返してほしくばリヴィラの街の【静寂】を連れて………

 

ふん!!

「ステファニーくん!?」(;゚Д゚)

 

いきなりステファニーが手紙を破り捨てた。

それをみて驚くヘスティア。

 

「よし!ベル救出すんぞ!」

「ちょっと待てステファニーくん!?ここは要求を呑むべきでは?」

「仮によ。要求吞んで【静寂】のオバはん連れてきたとするだろ?」

「うん。」

「大人しくしてるオバはんじゃねぇよな?だとしたらその後起きる事って何だと思う?」

「………はっ!?」

 

ヘスティアは気付いてしまった。

もし要求通りにしたら起こるであろう未来を………

 

「間違いなくオラリオ崩壊ルートだ!?」

「だろ?だったら私らだけで解決するべきだ。幸い敵の正体は見当がつく。【静寂】のオバはんを戦力に組み込みたい奴らでベルを直接誘拐するしか接点がなく、おまけにオバはんの行動パターンを予測できない頭の悪い所が。」

「………そんなところって………」

「あとこの手紙、ほんのりだが酒の匂いがする。こいつは神酒だな。それでいてベルを誘拐しようと考える馬鹿どもがいる処って言ったら………ソーマんとこの連中しかいねぇだろ?」

「ソーマ………」

「まぁいいさ。丁度神酒飲みたいと思ってたんだ。さくっと暴れてくるか。」コキッコキッ。

 

拳を鳴らしながらステファニーが戦闘準備に取り掛かった。

 

誘拐された(らしい)ベル………どうなる?

 

 

 




キャラクター紹介

ライス・アーデ
リリの双子の妹(二卵性双生児)。幼少期両親が死んで以降幼少期虚弱体質だったリリに変わってソーマファミリア内で秘密の仕事(返り血を浴びるような)に携わっていた。
普段はリリの背中に隠れるほど臆病で弱気。
当人には気づかれてないがかなりのシスコン。
裏の顔がある。
リリに恋人ができたらおかしくなる(ヤバい方に)らしい。
元ネタはライスシャワー(ウマ娘)

本家のライスシャワーと違いかなりシスコン強めのヤバさ強めにしました。



想像してみてください………
自分を理由に可愛い甥っ子(義息)を誘拐した連中の言いなりになるような【静寂】さんか?
否!確実に血の雨が降る可能性100%です。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル


なのでステファニー氏は賢明な判断をしました。
まぁ結果的にシリアス展開がシリアル展開に変わる可能性が大になったが………
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。