ダンジョンにゴルシがいるのは間違っているだろうか 作:red knight
ソーマファミリアの本拠地
「おらぁぁぁぁぁぁ!!」
「やぁぁぁぁぁぁぁ!!」
雄叫びをあげるステファニーとライス。
二人は極限状態の中、互いに全力でぶつかる。
………文字通り………
「はぁ………はぁ………やるな。このステファニー様相手に互角とはな。」
「はぁ………はぁ………そっちこそ、そのデカい胸が邪魔ですね。リリお姉さまくらいのサイズになるまでライスが絞ってあげます。」
一体何の勝負かというと………
「あの~神様?ステファニーさんとライスさんは一体何を?」
牢屋番のチャンドラと意気投合し楽々牢から出してもらったベル。
「ライス!頑張りなさい!」
リリがライスの応援に回っている。
「………いや~何………ソーマが途中でうるさいとか何とかで戦うなら戦闘以外の方法で戦えっていうからさ………」
ヘスティアが言葉を濁しながら説明する。
そう、戦いは
「おらぁぁぁぁぁぁ!!」
「やぁぁぁぁぁぁぁ!!」
バチン!!
ステファニーとライスがぶつかって弾かれる。
その中央には一つの椅子が置かれていた。
「椅子取り合戦で決着をつけようって事になって………」
「椅子取り合戦!?」(;゚Д゚)
そう一対一の椅子取り合戦で戦って今の所100戦して100回引き分けているのである。
「なんで100回やって100回引き分けてんの!?」
簡単に説明すると………
音楽スタート
二人が互いに中央でぶつかる
そのまま弾き飛ばされて引き分け
それを100回繰り返していた
という訳である。
「いや馬鹿でしょ!?それだったら普通にさっと椅子に座った方が速いじゃん!?」
「ベル様、分かっていませんね。これは女の戦いなんです。」
「そんなばからしい女の戦いなんて聞いた事無いよ!?」
「これはそう………
「胸囲格差対決!?」(;゚Д゚)
「私はある方ですが妹を応援させていただきます。」
「さらっと自慢したよこの子!?」(;゚Д゚)
今この状況をツッコめるのはベルだけだった。
「さぁ頑張るんやライス!うちはアンタを応援するでぇ!」
「頑張れライスっち!」
「ライスさん、ファイトです!」
「なんでロキ様達やナデシコさんがいるの!?」
仲間は仲間の危機に駆け付けるというモノ………
「意味わからん!?」
とまぁ………外野のごたごたはさておき、当事者二人はというと………
「はぁ………はぁ………」
「息荒いな。まぁレベル1で私についていけるだけでもスゲーけどな。………じゃ次で決着だ。」
「………らっ………ライスは………」
ライスの瞳に青い炎が宿る。
「ライスは負けない!」
「その意気や良し!かかってこいやー!!」
いよいよ始まるファイナルターン!!
「おらぁぁぁぁぁぁ!!」
「やぁぁぁぁぁぁぁ!!」
イスに向かって走り出すステファニーとライス。
そこに………
ボォォォォォォォォォ!!
イスに放たれた炎。
燃え上がる炎を見て立ち止まるステファニーとライス。
「「なっ!?」」
「お前ら!!これにて戦いはお開きだぜ!」
そこに現れたのはザニスとガラの悪いソーマファミリアの冒険者達。
「ザニス団長………これは何のマネ?」
「ライス………GDSAとしての貴様の存在はいずれ我々の仕事にも影響を及ぼす可能性がある。まぁ姉を人質に取った所でいずれ牙を向かないとも限らんのでな。この機に乗じて始末しようと思ってな。」
「………」
ザニスの狙い………それはステファニーとライスを戦わせて弱った所を叩き潰す。つまり小悪党の所業………
「さぁカヌゥよ、奴らにとどめを刺して上げなさい!」
「へい!悪く思うなよ!」
ザニスの命に従ってカヌゥが持っていた魔剣をライスに向けて放つが
「ふんっ!!」
「「「なっ!?」」」
「………どうして………」
割って入ったステファニーが魔剣の炎をはじき返した。
「てめぇらよ………さっきから聞いてたら何仲間裏切ってんだ?仲間裏切るヤツはクズだ………」
「てめぇらの血は何色だぁ!!」*1
「それ世紀末の男のセリフですよステファニーさん!!」(;゚Д゚)
「いやなんかシリアスっぽい雰囲気になってたしここらで世紀末路線に」
「悪ふざけで言っていいセリフじゃないですよ!?」(;゚Д゚)
「まじめにやりなよステファニーくん!?」(# ゚Д゚)
ベルとヘスティアのダブルツッコミ。
そんな茶番をやっている内に………
「ふざけてんじゃねぇ!!やれお前ら!!」
「「「「おぉぉぉぉ!!」」」」
カヌゥらがステファニー達に襲いかかるが
「全く………教会に行ったら誰もいないから探すのに苦労したよ。」
「余と姉上に労働を強いるとは………弁明はあるのかステファニーとヘスティア。」
「「「「わぁぁぁぁぁ!!」」」」
いきなり現れたゴルディアート姉妹によって吹き飛ばされ頭から地面に叩きつけられる*2カヌゥら。
「なっ!?」
「おぉぉジャニスにオル。丁度いい所に来たぜ。そこのメガネ野郎が黒幕だぜ。」
「へっ?」
「ほう。余だけでなく姉上にも労働を強いるとはな………覚悟はできているか?」
「コバエが集ってたのか。いいよ。害虫駆除は得意だ。」
「ヒィィィィィ!?」
完全に包囲されたザニス………だが彼にまだ運は残っていたのか、手元にカヌゥが持っていた魔剣があった。
「喰らえ!!」
ザニス、渾身の一撃………は無情にもゴルディアート姉妹の間を抜け、ステファニーとライスにも当らず………
「姉様!?」
運悪く射線上にリリが居て
「リリ危ない!!」
ベルが咄嗟に前へ出て盾を構える。
さてここでベルの盾について簡単に説明。
ヘファイストスが作ったこの盾………
と言う事は?
キィィィィィィン!!
盾で魔剣の炎が反射してそのままザニスの方へ………
「ギャァァァァァァ!?」
一気に燃え広がるザニス。
そこへ………
「もううるさいね。神酒作り終えて寝る所だったのに寝れないじゃないか?騒がしいよザニス。これでも被ってなさい。」
とバルコニーにやってきたソーマが神酒の材料に使った新鮮な水100ガロン*3をザニスにぶっかけた。
普通は圧死するぐらいの水圧がかかるのだがそれはこのシリーズがコメディ路線なのでザニスはかろうじて生きていることをここに記しておく。
「ともあれ一件落着やな。」
「「「なんでお前(君)(ロキ)が締める!?」」」
てなわけで一件落着………
「ライス………大丈夫?」
リリがライスを気遣うが………
「姉様………ライスの事………気づいちゃったの?」
リリがライスの裏家業の事を知っていることに驚愕するライス………
「ライス………もう姉様の傍にいられない………さよなら。」
ライスがすっと消えるようにリリの目の前から姿を消した。
「ライス!?ライス!!」
消えたライスを探すリリ。
まだまだ章の終わりではなかった………
どうもしっくりこない決着でゴメンね。
次章では何が起こる?
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原作通りベルvsミノタウルス
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原作崩壊ベルvsラスボス【静寂】
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オリジナル章『竜宮城へ行こう』