ダンジョンにゴルシがいるのは間違っているだろうか 作:red knight
豊穣の女主人にて………
「黙れやステファニー!?なんでお前と言いドチビと言い、お前達の派閥はデカい奴がいるんや!!」
「知らねぇよ。」
「ムキィィィィ!!あ~もう許さへん!!こうなったら今ここでケリつけたる!」
「静かにせんかロキ!」
「イテぇ!?」ゴチン!
ステファニーに突っかかるロキの頭上を杖で叩くロキファミリア副団長のリヴェリア。
「何すんやママ!?」
「誰がママだ!!………すまなかったなステファニー。」
「婆ちゃんが悪いわけじゃねぇだろ。別に気にしてない。」
「はぁ~私はハイエルフ年齢で20代なんだがな。」(*´Д`)
「私からしたら見た目20代でも100歳は100歳だろ?だったら婆ちゃんじゃん?」
「ぐぬぬぬ……」
「ママ………気持ちは分かるで。」
ステファニーの正論に苦虫を嚙み潰したように悔しがるリヴェリアをポンと肩を叩いて諫めるロキ。
ママと呼ばれることについてツッコまなかった辺り相当悔しいみたいだ。
「まぁ落ち着きなよ。やぁステファニー。すまないねロキが。」
「別に気にしてねぇって。それよりフィン坊。お前達もここで打ち上げ?」
「そうだよ。君達は?」
「新しい団員が入った記念さ。」
そう言ってステファニーの座ってるテーブルにいたベル、ゴルディアート姉妹を見たフィンは………
「まさかオシリスファミリア最凶の『
「お前達があの二人を御せるのかよ?」
「………いや無理だな。」
「だろ。引き留めてわりぃな。」
「こっちこそ食事中にすまなかった。さぁ皆、こっちも席について乾杯しようじゃないか。」
という訳で自分達の席に戻ったステファニーとロキファミリアの面々。
………なのだが………
「ねぇねぇステファニー。怪物祭でまた出店だすんでしょ?また焼きそば食べたいよ。」
「………りんごあめ………食べたい。」
なぜかステファニー達の席に乱入しているロキファミリアの冒険者二人。
「もちろん焼きそば出すから楽しみにしてなよティオナ。あとアイズ、りんごあめそんなに気に入ったのか?」
アイズ・ヴァレンシュタイン、【剣姫】の二つ名を持つレベル5の冒険者。
ティオナ・ヒリュテ、【
この二人、ステファニーと友人である。
「こらティオナ。祝勝会なんだから自分達の派閥の席に座りな。」
「アイズ、ステファニーと話したいのは分かるが今は自重しろ。」
ティオナの双子の姉ティオネがティオナを引っ張る。
リヴェリアがアイズを諭して自分達の席に連れていく。
「大手の冒険者とも仲いいんですねステファニーさん。」
「まぁあいつらはどっちかっていうと大手だと動きづらいタイプじゃねぇか?だからなんとなくアイツらとつるんでるというか何というかそんな関係?」
「疑問形で言われても僕はどう返して良いか分からないんですけど………」
とまぁこんな感じでお互い食事を進めてた訳だが………
「おうアイズ。あの時の話、皆に聞かせろよ。」
「………あの時?」
アイズに詰め寄るのは
「ああ。逃がしたミノタウルスを追いかけてた時に見かけた全身血まみれの二人組だよ。」
「………」
あまりに大声でしゃべってたので………
「あの~ステファニーさん………それって僕達の事?」
「気にすんな。ああいう奴は言いたいだけ言わせとけばいいんだ。」
ベルがボソッとステファニーに確認を取るも当のステファニーはそんな事どうでもいいと言わんばかりに食事を続けていた。
「しっかし、あの二人綺麗に真っ赤になって面白れぇのなんのってなぁ。遠目からだったから誰だか分かんねぇが男女ペアだぜ。とくに野郎の方はひ弱そうで女の方と釣り合ってねぇ感じだったな。」
「!?」
自分の事を言われビクッとなるベル。
「どうせ女に庇ってもらって一緒になって血まみれになったんだろ。男のくせに情けねぇよな。そんなんだったら冒険者なんかなるんじゃねぇってんだ。」
「………」
「聞き流せよ。あんな奴相手にするな。」
ベートの嘲笑にベルが拳を震わせるもそれに気づいたステファニーがベルを落ち着かせる。
「弱い奴がダンジョンなんか潜るなっていうんだ!」
「!?」
バタン!
耐え切れなくなったベルが黙って店を出ていった。
「あ?誰か出ていったな?ションベンでもしたくなったか?」
ベートは悪びれず悪態をついていた。
「おいベート。言葉が過ぎるぞ。」
「うるせぇババア!弱い奴を弱いと言って何が」
「………黙れ駄犬。」
「「「「「「!?」」」」」」」
ベートの背後にステファニーが立っていた。
「あ?なんだ?【
「食事の不味くなる会話すんじゃねよ駄犬。」
「ああ?駄犬だと?てめぇ喧嘩売ってんのか?」
ベートがステファニーにメンチを斬ろうとした次の瞬間。
「!?」
ベートの首に錨の穂先が突き刺さる………そんなイメージがベートの頭をよぎった。
実際はステファニーの左腕がベートの首に叩きつける寸前でステファニーが寸止めしていた。
「………」
「次私のいる酒の席で他人馬鹿にする話しやがったらそのイメージ………
そう言ってカウンターまで行って
「ミアさんわりぃ。胸糞悪い事しちまって。これベルの分も含めた食事代と今いる客に一杯おごる分の金。ごちそうさん。」
ミアに一言謝罪して金を置いてそのまま店を出た。
「オル。そろそろ私達も帰ろうか。」
「だな。」
ゴルディアート姉妹も店を出た。
その頃ベルは………
「はぁ………はぁ………」
ダンジョンでナイフ片手にただ一人、モンスターに立ち向かっていた。
「………(僕は………弱い………強く………ない)」
今ベルの心の中を締めているのは焦燥感、敗北感、虚無感………そう言った負の感情だった。
「はぁ………(僕は)………(僕は!?)」
そんな思考で挑むほどダンジョンは甘くない………
ガァァァァァァ!!
「!?(しまっ!?)」
ベルの思考の隙を突いてコボルトが一体、ベルの首筋を嚙みつこうと………
「大事な舎弟に何しやがるんだ犬っころ!!」
バチコォォォォォォン!!
コボルトの横顔に強烈な一撃をぶち込むのは、銀髪をなびかせる綺麗な顔に凶悪な笑みを浮かべる女性………
「………あっ?………あぁぁぁ………すっ………」
「おいベル………」
いきなり駆けだしたベルを心配してステファニーがベルを追いかけてきた。
そのステファニーがベルの傍に来て
「歯ぁ喰いしばれや!!」バチン!
「ブハッ!!………なんでぇ!?」
ベルの頬に一発きついのをおみまいした。
ベルはいきなりの事で何が何だかわからなかった。
「ベルテメェ!夜中にダンジョンなんて自殺行為もいいとこだぞ!深夜のダンジョンじゃ私もふざけるのを辞める!それぐれぇ危険な時間帯なんだぞ!それなのにひよっこが一人で殴り込むとかどういう度胸してやがるんだ!それだったら先の駄犬に一発殴れってんだ!お陰で殺気を大出血サービスしちまったじゃねぇか!」
「怒るとこそこっ!?」(;゚Д゚)
多分加減してもらっているからレベル1のベルでも頬を軽く腫らすぐらいで済んでいるのだろうが本来レベル7の怒りのビンタを喰らえば確実に即死である。
「ったく。お前はまだレベル1だ。弱くて当たり前だ。そんな当たり前の事言われて悔しいのは分かるがよ。もうちょっと冷静になれや。」
「………ステファニーさん………」
「まだスタートラインに立ったばかりのお前が弱いからって下を向く必要はねぇ。だって時が経てばお前だって強くなるんだ。悔しいって気持ちがあるならお前は絶対強くなる。このステファニー様が保証してやる。」
「………」
ベルの瞳に一粒の涙………
「だから無茶すんじゃねぇよ。お前が冒険するのは今じゃねぇだろ。それこそもっと先………お前の冒険者としての矜持を示す時が冒険する時なんだよ。だから今は………」ギロッ!
周りに集まったモンスター達を目で威圧するステファニー。
「今私は機嫌が悪いんだ雑魚共………さっさと失せろ!」
強烈なステファニーの視線にモンスター達は自分達の死を予感したのか一斉に下の階層に逃げ出した。
視線だけでモンスターが逃走するとは………もしかしたらステファニーは某海賊漫画ばりの覇気を持っているのかもしれない………
と静かになったところで
「さてと帰るぞってどうした?」
「いっいや~ちょっと腰が抜けて………」
さっきのステファニーの覇気に当てられて腰を抜かしたベル。
「ったく、よいしょっと。」
ステファニーがベルをおんぶする。
「すっステファニーさん!?」
「さぁ帰るぞ。」
「ちょっとおんぶされるの恥ずかしいんですけど………」
「別に深夜だしなんなら超高速で帰るから見られる心配はねぇぞ。」
「いやそういう事じゃ」
「んじゃさくっと帰るぜ。」
ベルをおんぶしたままダッシュでダンジョンを駆け上がるステファニー。
「わぁぁぁぁぁぁ!?」
あまりのスピードにベルは驚いてしまったが………
僕は………僕を背負って走るこの人を見て思った………
僕は強くなりたい………
それこそ………この人の隣で一緒に戦えるくらいに………
それぐらいこの人の魂というか………
この人の心の強さに………
僕は………
翌日………
「なんじゃこりゃ!!」
昼の教会に響くヘスティアの絶叫。
「うるせぇなヘスティア。こちとら朝帰りだってのによ………ってそう言えばベルは?」
「あっステファニーくん。ベルくんなら1時間前に起きて恩恵の更新をした後、ダンジョンに行ったよ。」
「そうか………あぁぁ。良く寝たぜ。んで?ヘスティア、何だったんださっきの叫び。」
「そうだステファニーくん!これを見てくれ!」
ヘスティアから手渡されたベルのステータスを写した羊皮紙。
そこには………
『ベル・クラネル』
レベル1
≪スキル≫
【
・早熟する
・懸想が続く限り効果持続
・懸想の丈により効果上昇
【
・それは黄金の旅路
・その道の先に己が目指すモノがある
・目指すモノに近づくたびランクアップ時にギフト贈呈
「これは一体どんなスキルなんだ?とくに二つ目?」
「なんだっていいんじゃねぇか?それはベルにとっていい事ならば。」
それはベルが突き進む黄金の旅路………
その道の先にいる憧憬に追いつくために………
ベルは今日もダンジョンへ………
「そう言えばわりぃヘスティア。昨日散財して今貯金空だ。」(∀`*ゞ)テヘッ
「ぶふぅっ!?」
ステファニーの
第一章終わり
原作通りベルはスキル【
二つ目のスキル【
それが一体どんなスキルか………追々明らかになっていくかと………
ところで他の………ベルに注目している派閥は今。↓
「ねぇオッタル………困ったことになったわね?」
「………」
「あんなに純粋で無垢な魂の傍に何者も寄せ付けぬ強大な黄金色………厄介だわ。」
「そんなに心配する事無いじゃないかしらフレイヤ。」
「相変わらずね。まぁ【
「分かってるじゃない。そう私が貴方に付き従っているのは『強さこそ全て』という方針が私に合っているからよ。それと………」
【
「私の伴侶であるこのオッタルが居なきゃ私………貴方に従っていなくてよ。」
「オッタル………貴方私を差し置いて伴侶を作るとはどういう事かしら?」
「………」(-_-;)ダラダラダラ
オッタルの冷や汗が止まらない………
とまぁこんな状況に………
こっちはこっちでちょっとした修羅場に。(笑)
という訳で次回………ステファニーのステータスを紹介した後第二章に突入したいと思います。
ダンまちにどのウマ娘を登場させたい?
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