《三次創作》トリニティの12使徒 番外編   作:ねねと

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私はカヨコ程頭が良くないのでご容赦ください


便利屋68の反応

 

 

ブラックマーケット

 

 

「ゴリアテ20機の護衛依頼、完遂したわよ、さあ、報酬の受け渡しをお願い」

「いやはや、ありがとうございます便利屋68様!無論納入が終わり次第直ぐに!少々ここでお待ちください!」

 

 

「いや~今日は楽な依頼だったね~」

「これで40万円ですね、ここ最近良さげな依頼が多かったですし家賃はまだ余裕が有りますから是非ともアル様達の弾薬代にしましょう、わ、私は弾が無くても戦えますので…」

「何言ってるのよハルカ、とっても強い人が沢山弾丸を持ってた方が良いに決まってるでしょ!」

「そーそー、私の爆弾よりハルカちゃんが撃ったり殴ったりする方が威力出るんだからさ~私の爆弾も搦め手の比率を増やそうかな?トリモチ、スモーク、スタンは取り敢えず買いだよね~」

「わ、解りました、それでは貯金以外は4等分ですね…」

「…12使徒にこの間ボロボロにされたのに、ブラックマーケットが連合を組んだとはいえ随分と羽振りが良いね…ゴリアテじゃ100機でも時間稼ぎがせいぜいなのはここの連中が一番解ってる筈だけど…」

「まあ、私たちには関係ないから別に良いんじゃない?」

「あの子達の持ってきたフィナンシェ…美味しかったわね~…また食べたいわ!」

「はい、この後トリニティに買いに行きましょうか?」

「まあ報酬を受け取ってからね」

「良いね~アルちゃん、太っ腹~」

「…」

 

…本当にそうだろうか?

鬼方カヨコは考える、連合が買ったこのゴリアテ20機の用途を。

その辺に居るスケバンやヘルメット団等の不良相手はマーケットガードで事足りる、災害じみた12使徒相手には弾除けになれば御の字だろう、企業の抗争?それこそそんなことをしているよりこの間のダメージを回復する事に集中するべきだ、ゴリアテというミッド級戦闘マシンはアヴァンギャルド君の影響で値下げの傾向は有るものの今までシェアを独占してきた実績は伊達ではない、今でもしっかり需要が有り、整備の人員からはこちらの方が喜ばれるだろう、つまりは値段は優しくない、これを20機というのは連合とはいえ被害を受けた身にしては違和感が有る。

 

良い依頼が続くのも不自然だ、便利屋68は前金こそ貰っていないもののあのカイザーからの依頼さえ無視して逆にPMCに襲い掛かる何でも屋である、カイザーの影響が強いであろう連合に伝わっていない筈も無い、この間は結果的に高利貸し相手に12使徒と共に暴れた事だってある。

そんな相手に依頼を回すか?しかも割の良いものを、まあ騙した時のリスクが高いのはわかるがそれなら最初から関わらなければ良いだけだ。

 

そして残念ながらカヨコの疑念は的中してしまう事になる。

 

ババババババババババババ…

ブロロロロロロロロロロロ…

ザッザッザッザッザッザッ…

 

「っ!社長!囲まれてる!音からしてヘリも戦闘車両も居る!」

「な、なんですって!?」

「ありゃりゃ~やられちゃったね~」

「全員倒せば良いんですね!?」

「で、どうする、社長?多分隙間なんて無いから方位を強硬突破で抜ける?多分ゴリアテ20機が正面から来るだろうからそれから逃げながらになるけど」

「………くっ…」

「社長?」

「くっふふ~…きっと『全員叩き潰す』か『逃げる』二択を考えてるんだよ、今住んでるとこ12使徒の跡地だからしっかりしてる割に家賃めっちゃ安いからね~…それで~アルちゃん、アウトローだったり12使徒なら殲滅か逃走かどっちを選ぶと思う?」

「わ…私は地獄の底までついて行きます!アル様を守るあの人達(12使徒)のようになるって決めましたから!ゴリアテ20機だってブッ殺して見せます!」

 

…このパターンは恐らく徹底抗戦になるだろう、最近目覚ましい急成長を遂げているハルカが居る以上決して不利な賭けという訳でもないのだ、そしてそのハルカが成長と暴力を肯定する発言をした以上社員の意思を重んずる社長はそうするのは今まで何度も有った事だ…

 

「全員叩き潰してやりなさい!」

「その言葉を待っていました!私はもっと強くなります!」

「良いねえハルカちゃん、程よく爆破して行こ~」

「やっぱりこうなるか…ハルカ、正面のゴリアテを相手するなら同士討ちを狙った方が良い、今搬入されたばかりなんだから敵味方認証システムをダウンロードせずに手動で来る筈、気をつけて!」

「さあ、アウトローの流儀を見せてやりなさい!」

「「「了解!」」」

 

『忌々しい便利屋68め!連合の戦力全てを出せ!カイザーPMCも全てだ!そしてこのゴリアテ20機で叩き潰してくれる!』

 

 

「死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください!!」

ドオン!ドンドンドンドンドン!

 

ハルカの銃撃がゴリアテの装甲を叩き壊す、剥き出しの脚部機構を狙い自重を支えられないようにする、そしてスクラップにしたゴリアテは遮蔽物に早変わりだ。

 

ドゴオオオン!!ドドドドドド!!

ガガガガガガガガガガガガガガガ!!

 

ゴリアテの腕部ガトリングが火を吹くが、遮蔽物に入って、純粋たる身体能力で、同士討ちを避けて攻撃を緩めるが故に、反射神経で、先読みで躱される。

もっとも、当たってもロクなダメージは無いのだが…

 

『ゴリアテ2撃破されました!』

『装甲が個人のショットガンで損傷している!?ゴリアテ3現在30パーセント損傷!』

『だから言った筈だ!便利屋、特に伊草ハルカはイカれていると!』

『当てはしたが…効いて居るのか!?』

『コイツ、速いぞ!ちょこまかと…!』

『我々の間を縫うように…!互いが邪魔で目標に照準を合わせられん…!』

『こ、こちらゴリアテ12!損傷50パーセント越えました!』

『ゴリアテ4撃破されました!』

『ゴリアテ6損傷90パーセント!』

『ゴリアテ17、戦闘不能、脱出します!』

『バカ、脱出するな!一撃でやられるぞ!』

『こちらゴリアテ11、損傷40パーセント!』

『つ、強すぎます…!ゴリアテ1、指示を!』

 

「クソっ!なんて奴だっ…!」

 

フロントマン相手とはいえまるで相手になっていない、照準を合わせられない程の速さ、少し攻撃が当たっただけでは止まらない防御力、ゴリアテの装甲を相手にして凹ませる攻撃力、たった一人にこれだ、だがもう包囲してある筈なのに援護が来ない、ゴリアテ1がチラリと他隊の方向を見て─戦慄した。

 

数百メートルの距離が有った30機いた筈の攻撃ヘリが半分以上減り、現在進行形で火を吹いているヘリが多数居る、これではもう本来なら生きているヘリが再編して隊を再編するべきだが、大して時間が経っていないのに動目標相手にこの惨状を産み出したスナイパー相手である、押し返す事は難しいだろう。

 

戦闘車両隊はスタングレネードで目と耳を奪われトリモチを仕掛けられて転倒した車両が爆発炎上している、援護しに近づいた車両も地雷にやられた、これでは最早車両の意味が無い故に降りて攻撃しているが、スタングレネードの影響でマトモな連携も出来ずにやられている。

 

カイザーPMCを始めとした歩兵大隊も崩れている、何か恐怖が伝播して混乱している様が少し見ただけのこちらからもわかる、指揮官格がやられているのか統制を回復出来る気配は無い。

 

『な、なんだこれは!?ゴリアテが…いとも簡単に!?』

『そ、損傷拡大中!敵の動きが鈍りません…!』

『現在9機撃破されました!他機も損傷甚大!』

『こ、これはもうダメなんじゃ…』

『ここでネームドになってる奴らだ…仕方ない…』

『嗚呼…』

 

ゴリアテ隊も士気が崩壊している、無理も無い、彼らが想定していたのは『個人としては強い』程度の存在だ、このような光景を想像出来ていなかったのだろう。

 

『こんなの、災害だ…』

『何なんだよクソっ…この理不尽…』

『悪夢か何かかよ…』

『強すぎる…ふざけた強さだ…』

『12使徒じゃ無いけど…まるで…』

 

「…目標脅威度、12使徒クラス(災害級)に変更する、仕掛けたのは此方だ、投降しても無事とは限らないが…何もしないよりはマシだろう…」

 

 

そうしてゴリアテ護衛の報酬40万円と弾薬代金を受け取った便利屋68は拠点に帰って来た。

 

「ふう…流石にちょっと疲れたわね…」

「ねーねーアルちゃん、あの状況ならもっとふんだくれたんじゃない?」

「真面目にやると後処理面倒臭くなるからさっさと帰ってきたんでしょ」

「ち、違うわよ!でも一流で誇り高いアウトローは戦う意思の無い弱者に銃を向ける事なんてしないわ!」

「襲ってきたのにも関わらず頭を下げれば赦すその寛容さ…!流石はアル様です!」

「はあ…」

「まあ弾薬もストックが増えたから良いんじゃない?少し休んだら美味しい物でも食べに行くー?フィナンシェとか!」

「まあ、休憩がてら依頼が来てるか見てみましょう」

「前までの割の良い依頼は私達をここに留める為の物だったから来てないと思うけど…」

「まあ確認するだけならタダじゃない…あ、一件来てる」

 

 

便利屋68への依頼

 

此はトリニティ特別保安警務隊からの依頼である

 

 

「珍しいねー」

「えーと依頼者は…トリニティ特別保安警務隊?聞いたこと無いわね?」

「正義実現委員会の別部署とかー?」

「でも何でわざわざ私達に?戦力が必要なら12使徒にでも頼めば良いのでは…というかそもそも偽者だったり…?」

「………は?トリニティの特別保安警務隊?…待って、ちょっと見せて」

「わ、わかったわカヨコ……トリニティの小さな派閥かしら…?」

「えーと三大派閥はフィリウス、パテル、サンクトゥスだったっけー?」

「救護騎士団とかシスターフッドとかは聞いた事有りますけど…あと放課後スイーツ部くらいしか…」

「トリニティの派閥の名前なんて殆ど知らないわね…あの子達以外とはあんまり関わらないし…」

「…まあ、隊員12人だから規模的には小さいよ…」

「へえー…カヨコが人数まで知ってるならヘビメタでもやってるのかしら?」

「12使徒」

「…へ?」

「だから、12使徒だよ、この特別保安警務隊ってのは12使徒の正式名称、トリニティのホームページにも載ってる」

 

「なっななな、なんですってーー!?」

いつもの(白目剥きノルマ達成)

「ど、どういう事!?どうして『あの12使徒』が!?」

「ん~…イタズラ?」

「や、やっぱり偽者ですか?」

「…まず最初の所見て」

 

 

前金…貴社の理念によって無し

成功報酬…100万円

 

エデン条約当日の警備依頼、位置は当所北1キロメートルの指定箇所

何事も無ければ上記の報酬を受け取った後に解散、しかし下記の不測の事態が発生する可能性有り、その際成果報酬有り。

 

 

「1日の警備依頼に100万…さ、流石はトリニティね…そして私の前金を受け取らないスタイルにも合わせてくれている、良いじゃない」

「な、なるほど、その時全員桐藤生徒会長の側に居るから私達に依頼が来たんですね…」

「でもこの不測の事態の成果報酬って何だろー?」

「…」

 

 

エデン条約の会場への襲撃者の捕縛

 

ガスマスクの着用や無加工の銃器を所持した生徒を付近に配置してあるトリニティ総合学園の校章が付いたトラックに捕縛して運ぶ、一人につき10万円。

推測戦力…100人単位

 

 

「…これって…」

「へえ…なかなか面白そー」

「襲撃者が100人単位で来るってトリニティは判ってる、でも『襲撃させる』から表だって正実に警戒させる訳にもいかないから…ってとこみたいだね」

「今のうちに縄とか買い込んでおきましょうか?」

「良いけど、程々にした方が良い…多分だけど…」

 

 

高性能ミッド級戦闘マシンの撃破

 

襲撃してくる銃弾を無効化する電磁装甲二枚と大型武装四門、脚部にローラーを装備した機動性に優れる戦闘マシンを撃破する、一機撃破するごとに1000万円。

尚この電磁装甲は瞬間的な衝撃に対しては12使途の銃撃を防ぐ程極めて堅牢ながらビルを破壊出来る格闘等持続的な衝撃に対しては防御性能が低くなる事が確認されている。

 

推測戦力…最大44機

 

その他上記以外の撃破対象…ミレニアムのドローン等信頼できる機材で撮影出来た映像記録の元審議する。

 

 

「どうやらウチらをこっちの方にぶつけたいらしい、多分ミレニアムのアバンギャルド君の強化版か何かだろうけど…なんだってわざわざエデン条約の会場に襲撃してくるんだろうね…」

「なんだか見てるだけでヤバイ気配しか感じ無いわね…」

「あの子達が居ない所に出たらヤバそうなスペックしてるねー」

「ど、どんな相手でも叩き潰して来ます!」

 

 

便利屋68へ…正義実現委員会でさえも苦戦するであろうこの戦力相手に大暴れするアウトローの姿を是非とも見せてもらいたい、特にミッド級戦闘マシンに対抗できる戦力はいくら有っても良い、色よい返事を待っている。

 

PS この依頼の受諾が確認でき次第こちらから追加の依頼を行う、追加の依頼は我々と共に地獄の底で戦う覚悟が出来た後に受ける事を強く薦める。

 

 

「よし!受けるわよこの依頼!あの子達が助けを求めているんでしょう?ならばそれに応えてこそのアウトローよ!」

「ど、どうせなら10機くらい壊しちゃいましょう!」

「捕縛用トリモチ爆弾が火を吹く事にもなりそうだね~」

 

「私は絶対に反対」

 

「…へ?」「ありゃ…」「あう…」

「社長もみんなも、一度冷静に考えて、あの12使徒が居るトリニティに戦争を吹っ掛けるって意味を」

「い、意味って…」

「戦いって言うのは準備が一番大事な事、私はそう思ってる、そしてこれに書かれてるトリニティの敵勢力はもう準備が終わってるに決まってる、勿論あの12使徒も正義実現委員会も敵勢力は対策済み…会場に居る空崎ヒナへの対処も当然考えてる相手…」

「…対策なんて出来る存在なのアレ?」

「出来てるから仕掛けて来る、あの13人が居る限り暴力に訴えても意味がない、強すぎるから、つまり敵勢力のエデン条約対策っていうのは暴力じゃどうしようも無い物以外あり得ない…そこに私達が加わっても提供出来るのはどう頑張って多く見積もっても12使徒一人分ぐらいの暴力くらい…最悪の場合あの13人に加えて正実と風紀をどうにか出来るだけの暴力をぶつけられる可能性だってゼロじゃないんだ、前者なら行っても無意味、後者なら…私達の『ヘイローが壊れる』可能性すら考えなきゃならない…」

「っ……」

「社長、今のトリニティが崩れたらキヴォトス全体はどうなると思う?」

「ま…まあかなり悪い方向に行きそうね…きっとトリニティどころかキヴォトスの人達からも恨みを買いそう…」

「そういう事、そもそも今のトリニティに喧嘩を売るって事はキヴォトスと戦えるって宣言してるみたいな物…この襲撃者の首謀者が自分の行動の影響をわからない訳無い…つまりは『全てから恨まれても構わない』か『全てから恨まれても問題無い』…この襲撃者はそういう相手…わかった?社長、皆」

「うう…」

「…まあ12使徒の子達でも対処しきれないかもしれないから依頼してくるんだもんね~…」

「ええ…わかったわ、カヨコ」

「なら良か「なら尚更この依頼、受けるわよ」っ!?社長、どうして…」

「どうしてもこうしても、トリニティが崩れる、つまりはキヴォトスも崩れてしまう…それを放っておく訳にもいかない、そうでしょう?」

「っ…」

「12使徒の子達が地獄の底に往くと言うのなら普通の人達はついていけないけど、アウトローたる私達なら共に往ける…アビドス…覆面水着団のあのモットー、覚えてる?」

「…ゴメン社長、1億のインパクト強すぎて覚えてないや…」

「『目には目を、歯には歯を。無慈悲に、孤高に、我が道の如く魔境を行く』…まさにアウトローで…格好良くて憧れちゃって、約束しちゃったのよ、『私も頑張る』って…」

「アレは多分出任せなんじゃ…」

「三年もあの砂漠で頑張ってた…事実そうしてきたであろう人の言葉よ、出任せでも…いえ、それが染み付いてるから即座にその発言が出たって思ってるわ…」

「…」

「そして、もしその『暴力ではどうしようも無い対策』を解決出来るとしたら?」

「社長は何か考え付いてるの?」

「全然、でも『あの13人』なら本来なら暴力で解決出来ない物でも無理矢理叩き潰せるかもしれないわ」

「…敵勢力がそれを放っておく馬鹿とは思えないんだけど…」

「それでも、その対策でギリギリだったって可能性はゼロじゃないわ、それに一人分加われば崩れるかもしれない…それに、友達を助けるのに理由なんて要るかしら?」

「…」

 

鬼形カヨコにとって12使徒というのはシャーレやCDショップで会う生徒の一人だ、食事を奢られそうになる事が多いが、此方はゲヘナ、彼方はトリニティの生徒会、必要以上の接触は避けてきた。

…落ち着いて考えてみる、私とあの子の関係は…何だろうか?名前を知っている、音楽の趣味が合う、食事に誘われる…友達と言っても良いだろう、今回のトリニティからの依頼を断れば何もせずに、何も出来ずにこれが失われる、便利屋の仲間と天秤には掛けられないが…それでもこれは一つの青春の一ページなのは間違いない。

 

「……」

 

友達、か…

 

「ごめんなさいムツキ、話に入らせないで」

「真剣に考えてる二人を邪魔するのもダメでしょー?ま、決まったら私はそれに従うよ」

「わ、私は12使徒の皆さんに『また爆破しよう』って言われました!で、ですので…私としては依頼を受けて敵の策ごと爆破したいと思ってます!」

 

 

何度でも断言できるが今のトリニティを襲撃するということは頭も戦力もマトモではない所業だ、100人単位の襲撃者とミッド級戦闘マシンが捨て駒だとすれば本命がマトモな筈も無い、12使徒でも『自分たちだけでは危うい』レベル、危険以外の何者でも無いが…

社員は社長含む3人が依頼の受諾に肯定的、そして私も友達が居る日常を失いたく無いと思ってる。

改めて自分たちの戦力を分析する、さっきのゴリアテ護衛依頼の際ぐらいの戦力ならば十分に相手が出来るのは確実である、そして空崎ヒナが来た時の逃げ足の速さも有る。

 

 

「ふう…ごめん社長、私もちょっと意固地だった…危険だと思ったらすぐに退く、それだけは徹底しよう」

「わかったわ、ごめんなさい、私の我が儘みたいなもので…」

「まあ、危険でも12使徒との繋がりを強化出来るからリターンは大きい、改めて頭がイカれてる勢力相手、準備は出来るだけしておこう」

「よーし、じゃあ張り切って準備しよ~!」

「そ、それでは鍛練をしてきます!」

 

さて、大口の依頼だ、前金は無い、これを意味するのは依頼遂行のやり方は自由と言うこと、状況が悪ければ襲撃者を何人か捕まえて離脱しても問題無い筈だ。

 

便利屋68は各々調印式(決戦の日)に備えて準備を始めた。

 

 

 

 

 




12使徒が居るトリニティに戦いを挑むのは端から見れば狂人の所業意外の何物でも無いのが共通認識、まさか戦うのに情報を精査せずに敵の対策をしないバカだなんて…この世に居る筈が無いに決まってる、当たり前だよなあ?
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