さんさんと暑い日差しを浴びせる太陽、夏の始まりを告げる蝉の声、そんなある日。俺、
おそらく衝撃。ほぼ直感的と言うべきか「だよな。」程度の当たり前のようなトラックと当たった感覚と痛み。100%どころか1000%確実なこれから訪れるであろう【死】。それを実感しつつ(あ、今日のお昼どうしよう)という現実逃避を考え、意識が遠ざかっていく。
そして俺は、
「おお、人の子よ死んでしまうとは情けない。」
どこかで聞き覚えのあるフレーズを目覚まし代わりに意識を取り戻した。
「やあ、人の子よ。調子はどうだい?」
眼の前に現れたのは神々しいまでに眩しい金髪に白く透き通るような肌、全てを見通すような銀の瞳、全てを平伏させるような美貌。恐らく神様というのはこういう方だと理解させるような人がそこに立っている。
「あなたは、」
声が出る。
「ん?」
「あなたは神を信じますか?」
「…ぷ、く、はっはははっははははははははははっっ!!!」
沈黙の後にあったのは姿からは想像できないほどの豪快な笑いであった。しばらく笑い、ご丁寧に目元の涙まで拭き取りつつ彼は喋り始めた。
「いやー、いいねいいねいい〜ね。いやはや初めてじゃないかな【あなたは神を信じますか】なーんて言葉は。」
「大体は【あなたが神か】や挙句の果てには告白なんてする人類も…おおっといけない。また自己紹介を忘れるところだった。」
「僕は人類の識別で言うところの【神】さ、君がたった今信じますかなんてと言った神。その張本人さ、以後よろしく。」
拝啓お父様お母様。 どうやら俺は神と出会ったようです。
「大体
「まあ、そこは置いといて。」
「それでは本題に入ろうか。」
「今の君には2つの選択肢がある。」
「1つ。」
「今まで生きてきた記憶を消し大体同じ生活を送るか。」
「1つ。」
「記憶を持ったまま完全な
声を発するだけでも威圧感が襲い、頭が痛くなる感覚がやってくるが、胸が、心が踊るような感覚に陥っている。だが悪くない。悪くないんだ。
恐らく、いや間違いなく
「さあ、どっちを選ぶ?人間。」
「OK!いいねいいね。さあサイコロを握れ人間よ、君の運命はそれなのだから。」
いつの間にやら握られてた何角形かは判断できないものが繋がりできている「ほぼ」球体の物体。これに人生を賭けると考えると冷や汗が流れるが、知らない。俺は運命を掴むのみなのだから。
そして投げたサイコロはしばらく転がり、とある部分を上にして止まった。
「決まったね、ズバリ君のこれからはーーーーーー