【朗報】私の呪具が五条家の家宝に! 【悲報】私が五条家の家宝に!   作:かりん2022

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クラスメイトの証

呪術世界にトリップした。

術式は浅打作成である。

0からでも作れるが、既存の物を材料にする事も可能。

そして、術式拡張により、刀形態とアクセサリー形態に変化できる。すごくない?

そうして出来た浅打は言わば器だ。

その器に寝食を共にし、呪力を注いでいくと、浅打ちは持ち主の魂を写し取り、斬魄刀となる。

そう、BLEACHである。

まあ、名前などは持ち主や倒した呪霊によって成長した斬魄刀が自分で名乗る形式なので、私は造物主であっても名前とかはわからんが。成長すれば、始解、卍解も出来るようになる。きっとなる。

 

はっきり言ってチートだけど、術師の協力が必要になるので悩ましい。

これ、バレれば絶対狙われて囲まれる奴やん。

 

呪術師腐ってるからなぁ。不安があるんだよなぁ。

でも、せっかくだから術式を存分に使いたい。

刀や宝石、欲しい素材はいくらでもある。

今のところは、シルバーアクセサリーの購入キットなどでどうにかしてるけど、それも高いし、ちゃんと刀剣で出来るか試したいし、アクセサリーの作成の勉強だってしたいし、宝石とかもつけたい。いろんな呪力を込めてみたい。

それには先立つものだけでなく、コネとかも必要だ。

 

それに何にもしなくても、日本は滅んでしまうかもしれない。

私は悩みに悩んだ末、とりあえず呪具に興味があるという事で、呪術高専に入学した。

考えれば考えるほど秘密にするのは無理なので、刀のアクセサリー限定の構築術式という事にした。

私の作った1センチほどの剣のアクセサリーを見せて、無事雑魚認定をもらった。

 

そして、ドキドキしながら教室に入る。

雑魚認定されちゃうかも。ドキドキしながら教室に入った。

 

「あ、あの。王城 悦子です。雑魚です! 呪具に興味あります。よろしくお願いします!」

「すげー名前。呪力多いけど、アクセサリー縛りの構築術式なんだってな。アクセサリー見たい!」

「呪具に興味があるんだ。私もだよ。一緒に勉強頑張ろうね」

「よろしくー。私も作って欲しいかも。てかサングラス、五条とお揃い?」

 

 私は、その笑顔を見て心を撃ち抜かれた。てっきり嘲ってくるものかと思ってたけど、私なんかに笑いかけてくれたのだ。本当にイケメン……。

 

「? おーい」

「ダメだ固まってる。お前らの顔がいいからだぞ」

「よ、よろしくお願いしましゅ……」

 

 っていうか、この美しい五条君に傷をつける奴がいるってマ? 敵? 敵なのね?

 伏黒甚爾絶対殺すマンになりましたわ。

 

「ご、五条君! あの! 今の私の精一杯のアクセ、受け取って欲しいなって。肌身離さず持ってて欲しいなって! だから、その、作らせて!!」

 

「えー? 俺、同級生と恋愛はちょっと」

 

 少し困った顔をする五条君。

 

「持っててくれるだけでいいの! お願い!!」

「傑と硝子のも作ってくれるならいいけど。お揃いにしようぜ」

「いいのかい?」

「いいこと言うじゃん、五条」

「あ、明日、材料持ってきて説明するよ!」

「構築術式じゃねーの?」

「術式の詳細は、五条君と……同級生だけの秘密がいいなって。だって共通の秘密ってすごいし!!」

「共通の秘密なら、部屋の方がいいんじゃない?」

「ええ? 女の子の部屋に行くのは……」

「全然! 全然大丈夫だから!!! 私頑張る!!!」

 

 そうして、翌日。3人は私の部屋に来てくれた。

 

「うわ。すごい材料だね」

「これ、高いんじゃないの?」

「夏油君はアメジストにピンクコーラル、硝子ちゃんはシトリンにタンザナイトね。五条君は、タンザナイトにブラックダイヤモンド。とりあえず誕生石と誕生日石で選んだけど、この石嫌いとかある? なるべくデザインでカバーするつもりだけど」

「私にピンクコーラルは合わないかな……」

「じゃあ、アメジストメインで行こうか。私は6月30日だから、パールとミスティックトパーズで」

 

 そして、デザインの希望を聞きながら、アクセサリーを制作する。

 こんな事もあろうかと、3人をイメージしたアクセサリーのスケッチをパラパラと捲り、希望を聞きながら修正を加えていく。

 守り刀を模ったブレスレットのシルバーアクセ。誕生石つき。鞘には反物の切れ端を使ってちょっと鮮やかに。なかなかいい見た目じゃなかろうか。

 

「じゃあ、おおまかな所はできたし、4ヶ月くらいで雛形完成かな。頑張って3ヶ月で終わらせるよ。完成したら五条君チェック入れていいよ」

「ながっ」

「めっちゃお金掛かってそうだから材料費は払うね」

「ありがと。これはお試し&友情価格だから、いいよ。でも、次回からがっつりもらうね!」

 

 あとはせっせと夜に残った呪力を詰め込むお仕事である。

 一年生は無茶な任務を振られないので、今のうちだけの芸当。

 あと、3ヶ月だけ、貸与された呪具で頑張った。驚かせたかったので。

 

「皆聞いて。今日は私の誕生日なので、お揃いのアクセ完成日だよ!」

 

 私の部屋に皆を呼び、笑顔で嬉しそうに告げる私。

 一応、手を叩いてくれるけど微妙な空気。

 そうね。3ヶ月忙しいって疎遠にしてたからね。

 

「ジャーン!! じゃあ、まず私のから行くね!」

 

 私はブレスレットに呪力を込める。

 シルバーアクセは、銀の守り刀となった。

 

「はぁ!?」

「ええ!!」

「凄いっ」

「これは、皆が寝食を共にして、呪力を込めて、呪霊を退治して、少しずつ育てていくんだよ」

「呪力込めていい?」

「そっとね。そーっと。悟君、呪力強いから」

 

 まず悟が手に取った。

 守り刀のアクセサリーは呪力を吸って大きくなり、若干デザインを変えていった。

 何度も悟はアクセサリーと守り刀を往復させる。

 

「ん、呪力はこれで満タンか」

「ええ!? はやっ」

「こいつの名前、空流(そらる)っていうの? お、刀の大きさ変わった」

「もう聞こえるの!? 刀の声が!?」

「何それ! 私もやっていいかい?」

「私も!」

 

 そして、2人もアクセサリーを取って呪力を込めていく。

 

「斧になった! 黒封だって」

「ウケる、大鎌なんだけど。死神かよ。名前は縛霊」

「あちゃあ。すぐ大人になるなんて、まだ容量ないんだね。精進するよ」

「悦子! お前、マジで凄いんだな」

「凄いよ、斬魄刀みたい!」

「!!」

 

 五条君に笑みを向けられて、私は達成感で昇天するかと思った。

 あと夏油君、それは斬魄刀なんだ。

 

「ま、まあざっとこんなもんよ。次回からは材料費と制作手間賃がっつり貰うからね! 一個100万!」

「マジかよ。じゃとりあえず、10個買うわ」

「ヒャ!?」

「4級呪具でも数百万だっけ。相場の数分の1じゃそうなるだろうね」

「そ。これ、2級はあるわ。物が物だから脆いだけで、それさえなければ文句なく特級。術式ついてるし、意思あるし。数億が百万は安いでしょ」

「おおー」

「その辺にしてやれ、悟」

「そ、卒業までは秘密だから!」

「勉強する事いっぱいあるだろ? この術式はオープンにして協力してもらった方がいいぜ、上を行くつもりなら」

「じゃあ、1年半だけ秘密って事にして。五条家の蔵から出した的な。お願い! まだ決心ついてないの。五条君の顔にくらっとくるまでは秘匿する気満々だったの!」

「あー。まあいいけどさ。勉強手伝ってやるよ」

 

 そう言った五条君はやっぱりとっても格好良くて、私は五条君を守り刀でガッチガチに固める決意をした。ついでに夏油君もね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「悟。なんだその呪具は。攻撃を防ぐようだが」

「空流。五条家の家宝でーす」

「家宝を手軽に持ってくるな……」

 

 頭が痛そうにする夜蛾先生。ごめんね。でも冗談でも家宝って言ってもらえて嬉しい。ただ1000万円と超高級素材ガチで秘密裏に持ってくるのはやめてもろて。材料費掛かるから、助かるけどさぁ! まだ技術ないんだよ、私!

 

 さらに1ヶ月後。五条君と夏油君は空流と黒封を試合の間だけとチェンジ。

 本刀から名前を聞くまでは名前を呼べないと、夏油くんが刀に対して「私の悟」呼びした瞬間から、五条君は空流君に拒否られて触れられなくなった。

 夏油君ガチ勢の爆誕である。

 しかも「私の悟」呼びでも、ちゃんと刀に変わる。え。これ、刀、改名してない……? どうなのかな、空流君。




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