【朗報】私の呪具が五条家の家宝に! 【悲報】私が五条家の家宝に! 作:かりん2022
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「おかしい。ぜってーおかしい! 何が私の悟、だよ!」
「ごめんよ、悟。私が人間的魅力に溢れているばっかりに……」
それはもはや勝利宣言にしか聞こえなかった。
機嫌良く、優しく空流君を撫でる手がエッチである。
「お前の悟はそこの鉄屑じゃなくて俺だろ! 俺!!」
「ウケる」
「怒る所そこ?」
「愛する五条君が前髪に持ってかれた件について」
しかし、2人の絆はやはり強い。間に挟まる隙がないくらい。ぐぬぬ。
「でもまあ、私だけもらうのもアレだし、黒封は悟にあげるよ。私と思って大事にしてね」
「俺の傑かぁ……」
五条は黒封を受け取った。
そして、何を思ったかチュッチュし始めた。
「大好き。俺の傑。大好き。大好き。大好き」
「破廉恥な真似はやめようか!」
「私の入る隙がないぃぃっ」
「いいじゃんか。男は男同士、女は女同士くっつこうぜ」
「悦子は嘆いてないで腕あげろよな」
「はい」
今まで作った呪具は五条家に売っぱらってある。
更に新しく作った物も、今の所は五条家行き。
下手にストックして持ってて強盗に遭うの怖いもん。
五条君と夏油君が誘拐にはそれとなく気をつけてくれている。
更に、五条君と夏油君が刀に言い含める事により、私と硝子ちゃんも「私たちの悟」を手に入れた。
さて、二年生となる日。私はバレバレだったかもしれないが、猫の皮を脱ぐことにした。
「入学祝いに、先輩からアクセサリーをプレゼントしちゃいまーす! 喜べー!」
「わーい! えっ これ呪具ですか!? 高いんですよね、いいんですか!?」
「ふっふっふ。大事にするのよ? 浅打っていうの。貴方達の呪力を吸って成長する呪具よ」
「凄い!」
「成長、とは」
「そこでショータイム!! 五条君!」
「任せろ! 俺の傑、行け!」
そうして、アクセサリーから変じた刀から呪霊が出て驚かせる。
「「わぁっ」」
「素材が悪くて2級が一体か3級を10体ストックするのがせいぜいなんだけどな。その辺はいずれ最高のものを作ってくれるよな、悦子」
「もちろん!」
そうして、五条君は優しく黒封を撫でる。
「心配すんなって。お前の事はずっと大事にするからさ。な、俺の傑」
「刀と喋ってるんですか?」「灰原!」
「刀と喋るのは色々条件満たさないとなんだよね」
「喋るんですか?」
「喋るよー。私の作る呪具は意思を持つから、大事にしてよね。しっかり術式を馴染ませた後、仲の良い子と交換するのが私の学年で流行ってること!」
「なるほど。セカンド武器として期待しても?」
「とっさの予備武器としては十分だよ! 更に! 今なら、私達の作ったお守りプレゼント! 術式一回行使分の石だよ!」
「もしかしてお高いのでは」
「あはは。悟の術式がお金で買えるとでも?」
「バレたらやばいから誰にも言うなよー」
「一回だけの大サービスだからな!」
という事で、2年生になりました。
和気藹々とした雰囲気で、私は言う。
「私たちが2年生になったので作戦会議です!」
「なんだよ?」
「なんかするの? 悦子の作戦ってなんかワクワクしちゃうね」
「なんの作戦会議?」
「天元様の護衛について! 五条君と夏油君が護衛依頼受けた場合なんだけど、これ、罠だからいくつか気をつけてほしいことがあって」
「は?」
「罠1! 天元様が同化出来ないと、10年後に呪霊操術の対象になります! なので理子ちゃんへの殺意はガチです! 護衛は急がないと間に合わないくらい!」
「は?」
「そもそも天元様イズ何」
「は? 悟がそれはダメだろ」
「罠2! 術式ごと体を乗っ取れる奴が、天元様を乗っ取れる夏油君を乗っ取る機会を狙ってます! 同化失敗したら夏油君が生き残れる確率はほぼほぼ0です。狙われるし、そもそも天元様操れることバレたら秘匿死刑だろうし。天元様操れちゃったら、日本人を一つの呪霊にもできちゃうし」
「「は?」」
うおお。夏油君は困惑、五条君は殺気の籠った「は?」である。
お分かりだろうか、この違い。
「罠3! 五条君の暗殺依頼を請け負った術式を無効化する武器を持ったフィジカルギフテッドのガチ暗殺者が理子ちゃんと五条君を狙ってきます!」
「「は?」」
今度は五条君が困惑。夏油くんが殺気。
「罠4! 単純に呪術界に従うかの踏み絵でもあります! もちろん、理子ちゃん助けようとしたり守れなかったらアウト! 五条派閥がことどとく攻撃対象になります! これは後輩であるだけの七海や灰原も含まれます!」
「僕たちもですか?」「とばっちりじゃないですか」
「後輩君! 君らも私たちと一蓮托生なんだよ!」
「罠5! 夏油君を呪詛師に堕として五条君と殺し合わせる、もしくは乗っ取った夏油君の死体を利用して五条君を獄門疆に封印する計画もあるようです!」
「よし悦子。詳しく話せ」
「なーんてね。ジョークジョーク。そんな夢を見ちゃってさぁ」
「なんだよ、夢かよ」
「そう、夢」
「心配させないでよ。びっくりしたじゃないか。悦子も冗談言うんだね」
「あはは、ごめんね。恥ずかしいから死にたくなければ誰にも話すなよ」
それから、1ヶ月後。
「夢って言ったじゃん!! 夢じゃねーじゃん!!」
「なんか悪い予感はしてたんだよね!!!」
夏油は走って落ちる天内を保護せんと呪霊を使う。
ひとまず天内を確保して、ほっと一息ついた五条は言った。
「天内は同化させる。傑がなんて言っても、絶対」
「悟……。ごめんね。私も同化させたい。流石に、理子ちゃんがどうかできなかった場合のリスクが滅茶苦茶高すぎる。日本人を一個の呪霊には出来ないよ」
「全部本当なのかな……」
「悦子の言うことだよ?」
「マジっぽいよな。マジだよな。マジか……」
「君への暗殺依頼もあるんだっけ。術式無効化の武器持った暗殺者」
「……」
「悟。私、同化失敗したら、死なないとなのかな」
「それは俺が許さない。させない。同化させれば良いだろ」
そこで、天内理子が起きる。
「私を殺すと言うのなら、まず貴様が死んでみせよー!」
そう喚く幼気な少女に、2人はため息をつくのだった。
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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一話読切腐ってますがpixivにおいてあります。
腐ってます。
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