【朗報】私の呪具が五条家の家宝に! 【悲報】私が五条家の家宝に! 作:かりん2022
これでひとまず、一区切りです。
細切れ更新、すみませんでした。
母を殺された僕は、真人さんから話を聞き、復讐する事に決めた。
刀のアクセサリーと黒い服を身につけ、向かう先は学校。
刀のアクセサリーを抜くと、大きくなって刀になった。
武器はあって困る事はない。
僕はあいつに刀を突きつける。
いつも僕を虐めていた、諸悪の根源。
[……平]
ノイズの混じった声が聞こえる。
そこに、虎杖くんと悦子さんが飛び込んで来た。
彼らと戦う。
刀が噛み合って音を鳴らすたび、耳障りな音がする。
いや。これは声だ。
[……ない]
ため息が聞こえる。でも、大部分の言葉は聞き取れない。
2人の説得を受けて、僕は涙を溢した。
[……ちっ 聞こえぬか]
ただ、敵意だけが正しく僕に届く。
この声は何を言いたいのか。何が気に入らないのか。
そして、そこに真人さんが現れた。
僕の光。僕に泳ぎ方を教えてくれた人。
僕は真人さんに駆け寄って、刹那、色々なことが頭を過って。
化け物にされる「僕」。引き伸ばされる時間。刀の声が聞こえた。
[ああ、情けない。順平。犯人の戯言を間に受けるなど。せめて、一矢報いて見せよ。我が名を聞け]
「歌え……歌仙雨月!」
僕の呪力が凄まじい速さで刀に引き込まれていく。
刀が僕の身代わりになってくれた。僕の魂を写した刀だから、その身を盾にしても真人さんに気づかれなかった。そして、真人さんに壊された部分に僕の魂を再度上書きしていく。真人さんの呪力の一部をも取り込んで。
僕の刀は産声を上げる。
僕は魚人となって、結界内に毒の雨を降らす。
「すごいじゃん、順平!! でもダメ。君の攻撃は僕を傷つけることはない」
結界を破壊され、ふらつく僕の体を虎杖くんが支えてくれた。
「すげーじゃん、順平! 次は俺の番だな!」
「私の刀の威力を受けてみろー!」
「そうはいかないよ。ここは撤退させてもらう」
そうして、呪霊達は逃げて行ったのだった。
「うーん、順平、呪詛師でしょ?」
「そこをなんとか、お願いしゃす! 先生! 反省してるし!!」
「だいたいさあ、悦子も呪詛師の容疑者に刀を渡すなんて何考えてんの?」
「ご、ごめんなさい……!」
「次、問題起こしたら、問答無用で秘匿死刑だからね」
「先生、ありがとう!」
「ありがとうございます! 必ず真人さんを仕留めます!」
「それ、口から出まかせじゃないよね」
真面目な五条先生の言葉に、順平も答える。
「僕の水槽(世界)は、あの人でした。泳ぎ方を教えてくれたのは真人さんですけど、それでも僕は水槽を壊されたことを忘れない」
「フゥン……君の卍解、すごくトリッキーでそもそも他者を寄せ付けないものだ。1人で強くなる覚悟もあるのかな?」
「あります!」
そうして、順平は監視付きで呪術師となったのだった。
呪霊にのみ効く毒を合成して、雨を降らせるようになれるのは割とすぐである。
「あ、それと、俺、直哉さんに謝んなきゃいけないことがあるんだ」
「ん? なんや?」
廃墟で、一派は笑う。
「あっはっは! いや、参ったね!」
「そうだね。でも、これで目標は決まったかな」
とことんやられた彼らは、一様に楽しそうに笑っていた。
そう言った真人の手には、虎杖の持っていたアクセサリーのうち片方。
「くれ!」
「だぁめ。漏瑚。これは俺が育てるんだ」
愛しげに刀を撫でて、真人。
「狙うは、とりあえず、人数分の斬魄刀かなぁ」
「色々実験したいな。王城悦子と直哉、両方攫いたい」
そうして、すっと表情を消す。
「花御も取り戻さないとね。並行世界の花御だけど!」
「◾️◾️◾️◾️◾️」
「そうだよね! 許せないよね! でも道具なんて、持つもの次第だからさ」
クスクスと笑う。
「斬魄刀、命、立場、大事なもの……奪って奪って奪い尽くしてやるよ、人間♪」
そうして、彼らは闇に消えた。
もちろん、虎杖は直哉だけでなく、五条や七海にガッチガチに怒られた。
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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